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4788小説(一日一章更新していく予定です。)カンタ3/26 13:10:286121cf/L.SU0pYx7k
〜〜〜〜〜第一章:『老人との出会い』〜〜〜〜〜
村に一人の少年がいました。
その少年の名前は「ビバ」です。
ビバにはお母さんもお父さんもいません。
なぜなら母は病気で、父は交通事故で死んでしまったからです。
ビバは自給自足で生活をしていました。
ある日ビバが公園でドングリの歌を歌いながら食べれるドングリを拾っていました。
その時背後から一人の今にも朽ちりそうな老人に会いました。
「少年よ、そこで何をしている?」
「ドングリを探しているんです。」
「なぜだ?」
「今日を生き抜いていくためです」
老人はそういわれても意味が分かりませんでした。

カンタ3/26 13:10:506121cf/L.SU0pYx7k||456
「今日を生き抜いていく?それはどういう意味なんだ?」
「僕にはお母ちゃんも、お父ちゃんもいません。」
「だから時給時速でやっていくしかないんです。」
それを聞いた老人はとても感動しました。
「君は偉い子だねえ。いつもどこで寝てるんだい?」
「いつもは・・・・・この公園で野宿しています。」
ビバは答えにくそうに老人に答えました。
「そりゃかわいそうに。今夜はわしの所にとまりにくるかね?」
「いいんですか?でも悪いからいいです。」
「いいんじゃよ。わしも一人暮らしで寂しい思いじゃから。」
「ありがとうございます。」
そうしてビバは老人の家に泊まらせてもらうことにしたのであった。

カンタ3/26 13:17:226121cf/L.SU0pYx7k||939
「今日は記念日として鍋を食べさせてあげよう。」
「え・・・鍋を食べるんですか?」
「鍋なんて普通の家庭でもめったに食べれない高級品だぞ?」
「鍋なんて食べてる人見たことないですよ。」
「何か勘違いしてるんじゃないのか?」
「鍋とは、調理とかに使うお鍋のことじゃないぞ?」
「そうだったんですか。僕はてっきりそっちのことだと思っていました。」
「それじゃあおじいさんがいった鍋とはどういう意味なんでしょうか?」
「なかに肉などをいれて焼くんだ。」
「ドングリとかもいれるんですか?」
「入れてもいいぞ。」

カンタ3/26 13:19:306121cf/L.SU0pYx7k||192
「ヤッター。それじゃあ入れてみよう。」
〜〜10分後〜〜〜
「肉も野菜もよくできたなあ。」
「ドングリもですよ。」
「あ、そうだった。ドングリもよくできたなあ。」
「それじゃあ食べましょう。」
「う〜ん。やっぱりドングリはうまいなあ。」
「ドングリは秋の旬だからおいしいなあ。」
おじいさんは言った。
「ドングリなんてまずいぞ・・・・。」
「肉とか食え。」
「肉なんてまずいじゃないですか。」
「肉はおいしいぞ。」
「まずいですよ。」

カンタ3/26 13:22:386121cf/L.SU0pYx7k||901
「食ってから言え。」
「もう食べましたよ。」
「食べてないじゃないか!」
「昔、親が生きていたころ食べたんですよ。」
「肉を食べたことが原因で親はしんじゃったんですよ・・・。」
おじいちゃんは罪悪感を感じた。
「ごめん。つらい過去を思い出させちゃったようで・・・。」
「親は肉を食べて死んだってどういう意味?」
「肉を食べてるときにお母さんは食中毒を起こし、その場で死んだ。」
「肉を食べてるときに、お父さんは車にひかれて死んだ。」
「僕だけは肉を少ししか食べてなかったから助かったんだ。」
おじいさんはあきれたような感じでいった。

カンタ3/26 13:26:386121cf/L.SU0pYx7k||957
「それってあんまり肉関係ないよね?」
「関係あるんです!!肉は不幸を呼ぶ食べ物です!!」
ビバはかなり怒ったらしくおじいさんの頭を蹴っ飛ばした。
「何するんだ!」
「人が親切に家に泊めてあげたのに!!」
「もうお前なんて出てけ!!」
おじいさんにそう言われ、ビバはしぶしぶ家を出ていきました。
ビバはいつも通りに公園に野宿をしようとしました。
が、しかし。そこにはチーマーなどの集会が行われていました。

カンタ3/26 13:27:546121cf/L.SU0pYx7k||894
ビバはおそるおそるヤンキーたちに話しかけました。
「あのー。ここに泊まりたいんですが、どいてくれませんか?」
「んぁ?てめえ誰にむかって話しかけてるか分かってんのかよ?」
「あなたたちです。」
ビバはヤンキーを威嚇したようにいった。
するというまでもなくヤンキー達はおこりました。
「ボス!こいつ生意気ですよ。やっちゃって下さい。」
そうってヤンキー軍 vs ビバ の戦いがきっておとされた!!

〜第一章終了〜

カンタ3/26 15:56:66121cf/L.SU0pYx7k||453
〜〜〜〜〜第二章:『赤に染まったビバの体』〜〜〜〜〜〜
「お前生意気なこといってんじゃねーぞ」
「ふんっ!君たちには関係ないでしょ」
ビバは強がらないと生きていけないという親の教えをいつまでも信じていた。
「へらずぐち叩いてんじゃねーよ!」
「バコーーン!!!」
すごい音がした、ビバが殴られたのだ。
それに続いて何人ものヤンキーが。。。
もうビバが死ぬ一歩手前だったのだ。
「お母さん、お父さん、やっぱり僕はダメな子だよ・・・。」
とあたかも近くに親がいるように話しかけた。
すると奇跡かどうか知らないけど、親の声が聞こえてきたのであった。

カンタ3/26 15:59:336121cf/L.SU0pYx7k||768
「ビバ、いつまでも教えを信じていてくれてありがとう。」
「お母さん・お父さんはね、ビバが大人になってくれればそれでいいの。」
「お母さん!お父さん!どこにいるの?」
ビバはびっくりした様子で周りを見渡した。
・・・・でも誰もいなかった
「今はね。どこにいるか言えないの。」
「ビバ。乱暴な子にならないでね。優しい子になってね。」
「うん。」
「それじゃあもういかないと・・・じゃあねビバ」
「まって!」
「もうお母さんとお父さんにはあえないの?」

カンタ3/26 16:1:06121cf/L.SU0pYx7k||858
「会えるさ。いつでも。ビバが心の中で思い出してくれればいつでも見守っててあげるからね。」
「バイバイ・・・ビバ。」
ビバは大泣きしていた。
そうして人間のひとまわりもふたまわりも大きくなっていくのであった

By 人間の心理を読みとるカンタより 心あたたまるお話です^^


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