4869 | 彼女は見つめていたのではなく、描いていたのだった。 | 博多ダンディ(兄 | 4/2 3:59:39 | 6122cfoMAVqdadA4U |
博多ダンディ(兄 | 4/2 4:11:21 | 6122cfoMAVqdadA4U||719 | ||
凛と鈴鳴る、針葉樹林 静かにリンドウの花が咲き、舞い散る鱗粉に染まる我が鼻が先 見渡す限りの黒いタイガ、どこまでも続く縷々たる大河 古代が息吹、取り戻すサーベルタイガー ―― 本当は 見つけたものは全部 言葉になどしてはいけないのだった。 彼女は思う 否、思ったとか 考えたとかと 違ったかも 彼女は見つめていたのだった 己の心の動きすらも 否、こころとか 感情とか そんな曖昧なものじゃない 彼女は見つめていたのだった |
博多ダンディ(兄 | 4/2 4:23:33 | 6122cfoMAVqdadA4U||523 | ||
ところであれは人間だろうか? 白き雪上に足跡残す、大きい小さいふたつの影 この世に生を受けた、意識する現象たち ―― おとうさん、涙も凍つてしまつたよ。 ―― おまえは、昔から、泣き虫だつたからな。 早晩、ふたりのほのおも凍りつくでしょう だけど彼女が見つめる限り、ふたりはいつまでも燃え続けるのです そしてまた、いつの日か、人間の親子として出会うのかもしれません そんな時、きっと彼女は笑うのでしょう あの静かな胸の奥で、くるると動く感触を覚えるでしょう |
博多ダンディ(兄 | 4/2 4:38:29 | 6122cfoMAVqdadA4U||946 | ||
青き水面に、にわかに波紋 嗚呼、君 何も言わずにC'mon イルカいるかと問う人いるか いるなら今すぐ into the sea いんじゃないかと居直ってれば、いい加減にもすぐ慣れた ―― だけど私は、あなたも描いているのです。 夏の陽射しは彼女のストロボ 高き蒼穹は彼女のキャンバス もくもくと立ち上る入道雲に、またひとコマのラフ・スケッチ そんな時、彼女はどんな顔をしてるんだろう 私はつらくてしかたないので、小石を投げて彼女を忘れます |
博多ダンディ(兄 | 4/2 4:45:2 | 6122cfoMAVqdadA4U||468 | ||
裏切ってしまえよ 嘘なんだよ 幻なんだよ 信じたいだけなんだろう かっこ悪いだけだよ 変に真面目くさって おまえには似合わないんだよ 壊してしまえよ 美しいもの |
博多ダンディ(兄 | 4/2 4:46:31 | 6122cfoMAVqdadA4U||860 | ||
だけど、今も私は 彼女の描いた素描を 手放せずにいるのです |
博多ダンディ(兄 | 4/2 4:47:17 | 6122cfoMAVqdadA4U||706 | ||
見つめていたいのです |
博多ダンディ(兄 | 4/2 4:47:37 | 6122cfoMAVqdadA4U||674 | ||
描きたいのです |
博多ダンディ(兄 | 4/2 4:50:10 | 6122cfoMAVqdadA4U||161 | ||
そしたら、この夜空に満ち満ちる彼女の歌が 星の瞬きのように、かすかに聞こえた気がしました |
博多ダンディ(兄 | 4/2 4:58:31 | 6122cfoMAVqdadA4U||508 | ||
++---------------------------------------------------------------------------++ 久しぶりの芸板 初めてこの板に直接書き込んだような アドリブちゃ苦手なんで、いつもは一回別でタイプしてコピペするのですが やっぱりアドリブが苦手だということの再確認にしかなってないですね 映像ばかりが高速で通り過ぎていくので、その断片をキャッチしては翻訳しなければならない おまけに私の捕虫網は破れだらけ そんな私の綴る言葉など、他の方にはさして意味などないかもしれませんが 時々はふっと、こんなことをしてみたくもなるのです ++---------------------------------------------------------------------------++ |
marinoe | 4/2 11:1:41 | 2181cfA0UWNhzAAgQ||759 | ||
おはようございます これ、全部アドリブなのですか・・・本当に貴方の血脈に 滔々と流れる息吹の色、捉え方が大好きかも >星の瞬きのように、かすかに聞こえた気がしました 一瞬の輝きを私にも分け与えてもらったようなそんなリッチな気分です ずん様の捕虫網の破れはとてもいい味を出していて そこから、描かれる様々な現象はどこまでもいつまでも暖かい これが、50分弱で綴られた事実、羨望のまなざしに本少しの嫉妬が 混じってしまった涙はやっぱり、しょっぱい味がした |
博多ダンディ(兄 | 4/3 0:16:58 | 6122cfoMAVqdadA4U||686 | ||
marinoeさん、とんとご無沙汰いたしておりました 毎度お褒めの言葉を頂いて、本当に光栄なことだと思っております 普段は刺々しい物言いや、不羈と放埓に憧れを抱くファッション不良青年の私ではありますが、 まだまだ古くに受けた純粋さの美の呪縛からは逃れきっていないようで、 その両方の板ばさみになりつつも、どうにか絞るように言葉の断片を細い糸で綴ってみました まだまだあなたの魔法にはかなわないな、と己の未熟さに傍ら痛い気もしますが、 今後ともよろしくお願いいたします |
クロノ | 4/3 19:26:44 | 2207cfC7AFee/6l9M||878 | ||
いつも面白い事を書いてるあなたが真面目に。見直しました |
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