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4890―サザンライド大冒険日記―?第十四章sIs4/3 16:3:116121cflzb7lBRvDM.
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十二章     http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-4698.html

で、〜作者の独り言〜をUPするまでレスはダメです。非常に困ります。

第十四章 『気がつけばそこはパラダイス?違うね、地獄さ』

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題名失敗。気にしないで下さい。

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十字暦1000年4月28日午前11時頃、グラスラッグ城3階―――――

 サンガルドで眠らされてから三日。

「・・・」

キドーはまだ目を覚まさない。あれからずっと寝ている。
リディもずっと横たわったまま、死んだように寝ている。三日も寝られるほど疲れていたのであろうか。

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そして、二人の寝ている部屋に響く、一つの声。

「・・・まだ、起きてないのか・・・」

声はそう呟く。

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 そして、声の主は濡れたタオルを絞り、リディの額に乗せた。実は、リディは熱を出していたのだ。かなり高熱だったが、今は声の主の看病のおかげで、平熱まで下がった。

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「・・・王女だから殺されるのか・・・何だか、可哀相だな」

声の主はそう呟いて、また流し台の方に歩く。

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 そこへ、静か過ぎる部屋の静寂を破るようにして、ドアが激しい音を出して開いた。
靴で床を叩く音が響き渡る。

「シノ、こいつらの様子は?」

足音の主、レイトは、さっきの声の主に向かって言う。
シノ、と呼ばれた少女が、レイトを見て答える。

「全然起きないわよ。クルグー草使いすぎたんじゃないの?

シノはどこか喧嘩を売るような口調だ。

sIs4/3 16:5:166121cflzb7lBRvDM.||290

「クルグー草に使いすぎがあるとでも思うのか、この馬鹿が」
黙って頂戴

レイトは喧嘩を買うが、シノはそれを軽く受け流す。

「取りあえず、まだ起きていないなら、俺は下に戻る。しっかり見張ってろよ」
「言われなくたってやりますよ」

シノは投げやりに答える。レイトは舌打ちをして、部屋を出て行った。

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「全く、嫌な奴ね、あいつは。・・・あれ、あいつって誰だっけ?

シノは首をかしげた。グラスラッグ一天然少女、シノ参上

sIs4/3 16:5:556121cflzb7lBRvDM.||30

カツッ、カツッ、カツッ。
一階の廊下を音を立ててレイトが歩く。口で何やらぶつぶつ言っているが、周りには聞こえない。
そして、ホールの奥にある、一際大きくて目立つ扉を開けた。

「メリス様・・・」

レイトは静かに言う。

sIs4/3 16:6:106121cflzb7lBRvDM.||921

「おお、レイトか。ところで、二人の様子はどうだったね?」

メリス――グラスラッグ女王――は、レイトの姿を見るなり、キドーとリディのことについて聞いてきた。

sIs4/3 16:6:286121cflzb7lBRvDM.||381

「まだ起きていませんでした。今日の夕方までには目を覚ますかと思われます」
「よろしい。ところで、第七軍隊は準備できてるね?あれがいないと、計画が進まないからね」
「大丈夫です。しっかり例の場所に配置させました」
「レイト、お前は本当に頭の切れるやつよ。この計画が成功した暁には、是非とも賞金を用意せねばね」
「お気遣いありがとうございます」

レイトは深くお辞儀する。メリスは満足そうに頷いた。

sIs4/3 16:6:506121cflzb7lBRvDM.||809

「今日は二人が起きるまで休んでていいよ、レイト。サンガルドに篭りっ放しで疲れたろう」
「では、お言葉に甘えてそうさせて頂きます」

レイトはまたお辞儀をし、王座の間を後にした。
レイトがいなくなってから、メリスが呟いた。

「そうだ、このまま私の思い通りに進むがいい・・・。サザンライドなど恐るるに足らん。ウェドナさえ陥落させれば、ベウェート大陸南東は私のものだ・・・。計画の為には、是非ともリディとエドガーを殺さねば・・・

そして、リディよりも悪に染まった笑みを浮かべて、大声で笑った。

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三階―――


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「・・・・・・?・・・んっ・・・」

キドーが目を覚ました。
そこに、シノの明るい声。

「あっ、起きたの。体は大丈夫?」
「・・・ん、まぁ、大丈夫だ。・・・ところで、あんた誰?
「あ、ごめんね。私はシノって言うの。あなたは?」
「・・・キドーだ」
「キドー君か。よろしくね」
「ん、あぁ」

お互いに自己紹介をする。

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「・・・んっ・・・?ふわ・・・あわぁぁ・・・」

続いてリディも起きた。

「お、リディ、大丈夫だったか」
「何だかすっきりしたわ」

寝起きなのか、声に元気がない。

sIs4/3 16:8:446121cflzb7lBRvDM.||576
そこへシノが安心したように声をかける。

「リディ王女も起きられましたか。大丈夫みたいですね」
「大丈夫って何が・・・?」
「熱があったんですよ。三十八度の高熱が」
「あ、そうなの・・・?疲れていたのね・・・」

リディは額に手を当てる。しかし、熱は下がったらしい。

sIs4/3 16:9:136121cflzb7lBRvDM.||53

「しかし、お二人とも、三日・・・あれ?三日だったっけ?二日かもしんない・・・?取りあえず、三日も寝るなんて、余程疲れていらしたんですね」
「三日?今日何日だ?で、ここ何処だ?」
「今日は四月二十八日ですよ。ここはグラスラッグ城三階です」
えーーーっ!

キドーとリディが同時に驚く。シノもびっくりしている。

sIs4/3 16:9:446121cflzb7lBRvDM.||397

「ど、どうしました・・・?そんな大声出して」
「ここ、グラスラッグ?マジで?しかも二十八日?」
「ええ・・・」

キドーもリディも驚きが隠せない。だって、一つ前の記憶はサンガルドだったのだから。

sIs4/3 16:10:26121cflzb7lBRvDM.||815

「信じられない・・・」
「いや、でもこの女が嘘ついてるかもしれねぇな」
「何でそう言うのよ。私は・・・あれ、私、何を言いたかったんだっけ?」
「・・・大声が続くと思ったら、二人とも起きたのか」

再び部屋のドアが開く。キドー、リディ、シノの三人はドアの方を振り向いた。
またレイトの登場だ。

sIs4/3 16:10:256121cflzb7lBRvDM.||697

「今度は何よ」

シノが強がる。

「黙れ。お前には関係ない。ところで、キドー、リディ、二人ともついてこい」

レイトはシノの喧嘩を買わず、二人に命令する。
キドーは従う気にならなかった。リディもベッドから降りようとしない。
レイトは少し待ってみたが、動こうとしない二人にとうとう切れたのか、剣を抜く。

sIs4/3 16:10:426121cflzb7lBRvDM.||111

「あー、ハイハイ、分かったよ。行くから剣はしまってくれ」
「もう、まだ起きたばっかりなのに、何ですぐに動かなきゃなんないのよ」

二人は不満をぶつぶつ言う。
レイトはため息をついたが、剣をしまった。

sIs4/3 16:11:26121cflzb7lBRvDM.||502
そして、キドーが部屋を出ようとすると、シノが耳打ちしてきた。

「気をつけてよ。あいつに何されるか分からないから」
「何って・・・」
「最悪の場合殺されるかもね。ま、気楽に行ってきて」

シノの天然は凄い。殺されるかも分からないのに、気楽に、はないだろう。
レイトはまた喧嘩を売る。

「・・・シノ?何かキドーに言ったか?」
「いーえ!なーんにも!

そっぽを向いて、シノはアイロンをかけ始めた。

sIs4/3 16:11:206121cflzb7lBRvDM.||8

「取りあえず来い。メリス様がお待ちだ」
「えー!あのケバケバしいおばは・・・」

おばはん、と言いたかったリディであろうが、レイトに睨まれたためにそれ以上言えなかった。

sIs4/3 16:11:416121cflzb7lBRvDM.||806
〜作者の独り言〜
サンガルド抜けてグラスラッグに来ちゃったよ(´Д`;)
アレです、グラスラッグ編は長いからです。意外と長いです。

で、前章のレイトに続き、理紅殿のシノも登場。天然ってこれでOKなんですか?
天然ときたらボケが入っちゃうんで、忘れっぽい性格に仕上がりました。
アバルトさんはどうなることやらorz

sIs4/3 16:12:556121cflzb7lBRvDM.||28
ちなみにアレです、エドガーってのはリディの父親です。ほら、エアロビクスが趣味の王様(ぁ

sIs4/3 16:14:166121cflzb7lBRvDM.||709
第十三章のURL

http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-4866.html

ピート4/3 16:21:392182cf.sCDklt5FPo||178
こんにちは、sIsさん。
前章に引き続き出していただきありがとうございます。
スレ立てたら下にこのスレがあったので速攻で中身&あとがきを書いて読みに来ましたw
この調子で行くと全員グラスラッグの人間なんですかね?
そしてサザンライドはどうなることやら。
次章が待ち遠しいです。
あとまた激辛(違)評価お願いします。(だからここで頼むな)1000G払いますから(イラネ

sIs4/3 16:48:136121cflzb7lBRvDM.||554
ピート殿>
感想どーもーです(爆
4人ともグラスラッグ人だったらヤヴァイです(ぁ
大丈夫、純粋なグラスラッグ人はたった1人です。他は国籍不明とか、そんなんです(オイ
で、サザンライドはかなり危険っすね。王様寝てるし。

あ、千年祭の途中だったんだった(ぁ

理紅4/3 21:8:62201cfTVVNWoGA9qo||902
(*^ー^)ノどぅも♪
天然ゼンゼンOKですよ!
良く言えば天然ですが、悪く言えばアホなんで☆(笑
もぅ、sIs様の思うままに使って下さい(_ _*)
話も奥が深くて面白いです!
続きも楽しみにしてます!

sIs4/3 22:50:426121cflzb7lBRvDM.||92
理紅殿>
感想どうもです(ぁ
これで天然OKですか。いや、よかったよかった(笑
必要以上に忘れっぽくしちゃって、やり過ぎかな、とか思ったりしたのですが(^^;  思うままに動かしてもらわせますね(ぁ

奥が深いなんてとんでもない(゚ロ゚;)
話が途切れまくる浅い話です(何
続きは・・・しっかり考えてます。大丈夫っす。


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