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4954「天と地の彼方〜繋がりをもつ者」ミラル4/8 14:7:432182cf.VHXsXWFwmc
http://yaplog.jp/fantasy-land/ 前回までのお話はこちら。

今回の舞台は第四話の続きになります。


※ 破壊の賢者、癒しの賢者、幻惑の賢者、守りの賢者の名前を募集中。
  (登場しない可能性もあり)

ミラル4/8 14:8:552182cf.VHXsXWFwmc||248
「さあ、どうなのです!獣が襲い掛かってきているのでは?」アルルは大きな声で言った。
「分からない……。でも、母さんはこんなに長く戦が続くことは無かったって、
これは小さな諍い(いさかい)なんかではない、何か大きなことの始まりだって言ってた」
「……やっぱりそうだったのね。あなたが移って来た時にそうではないかと思ってはいたけど」

アルルはそう言うと、しばらく思案していた。そして指をぱちんと鳴らした。
「一緒に来てちょうだい」そういうと、ルーイをぐいっと自分の側に引き寄せた。

ミラル4/8 14:10:02182cf.VHXsXWFwmc||675
「えっ、なに?」驚いてアルルの手を振り払おうとしたが、あっというまに
「トランスファー」とアルルは唱え、光に包まれた。

光が消えるとそこは草原ではなく、石の床に石の壁。床にも壁にも何か記号が刻み込まれている。
ルーイが驚いて見回していると「ようこそ、魔法使いの館へ」と微笑みながらアルルは言った。
「さあ、行きましょう」そう言うと、壁の一方を手で示した。

ミラル4/8 14:10:422182cf.VHXsXWFwmc||119
そこには上へと上る石の階段があった。ルーイは頷くとアルルの後について行った。

「まっていましたよ、エヤイの炎の使い手殿!」二人が上って行くとそこには三人の人が居た。
「ああ、エヤズからいらっしゃったのですね」
「僕はオルタ。彼女はベリィ。そして彼はマノンです」オルタがそう紹介すると二人は軽く会釈した。
「彼らは、二人の乙女を獣から守る者なのです。そしてわたくしも」アルルは言った。

ミラル4/8 14:12:422182cf.VHXsXWFwmc||779
「私たちは地上国の<繋がりをもつ者>、守り手なのです。アルルさんもね。
<繋がりをもつ者>は獣から乙女を守るもの、争いが激しい時に二つの<繋がりをもつ者>は
集まり共に戦うのです。そのため、<繋がりをもつ者>は二つの地を移動できる力を持ちます」
ベリィが言うと、アルルも言った。
「そう、<繋がりをもつ者>と闇の者だけが二つの地を行き来できるのです」

ルーイは皆を見回した。「でも、私だって移動できたじゃ……」

ミラル4/8 14:13:192182cf.VHXsXWFwmc||743
「天と地の彼方」
    第六話       終

                        つづく

グー者4/8 17:10:242184cfZu1OF44G19o||615
オルタ・・・ついに出ましたねw会話文の繋ぎとかがかなりうまいっすねw
これからもがんばってください^^


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