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5043「ジェットコースター」1巻shaku4/16 20:25:352101cfvJ57Taeg7Lg
うちの兄ちゃんの友達が書いた小説です
作者は山田悠介です

shaku4/16 20:25:552101cfvJ57Taeg7Lg||276
プロローグ

shaku4/16 20:29:162101cfvJ57Taeg7Lg||532
11月15日
また同じ夢を見た。
この日だけは必ず同じ夢を見る。そして、魘されて起きるのだ。
あの日の事は決して忘れてはいけない。何人もの人間が犠牲になり自分だけが
生き残った。

shaku4/16 20:35:282101cfvJ57Taeg7Lg||285
だからこうして生活している。元気に仕事だって通ってるのだ。
机の中にしまってある大切な箱を取り出し、そっと開いた。
そこには、光沢を失った十字架のネックレス・・・・・。
これだけは一生大切にしなくてはならない。
自分がずっとこれを持っていてもいいのかと思う時があるが、約束したのだ。
ネックレスのある右手を閉じた。
すると、あの時の映像が蘇ってきた。

shaku4/16 20:36:172101cfvJ57Taeg7Lg||451



1

shaku4/16 20:46:272101cfvJ57Taeg7Lg||679
11月15日月曜日
風の強いこの日の空を見上げると、雲の流れが以上に早かった。
時も同じように早く進んでいるのではないかと思うくらいだった。
ずっと雲に隠れていた太陽が顔を覗かせた時、金子達也の表情は晴れやかになった。
良かった。雨が降るのではないかと心配していたのだ。
特別なこの日を雨で潰されたくはない。一ヶ月前から今日を楽しみにしていたのだから。
でも、もう大丈夫そうだ。空一面を占領していた雲は風で流され、太陽と
入れ替わってくれた。

shaku4/16 20:52:162101cfvJ57Taeg7Lg||751
今日は想い出に残る楽しい一日になりそうだ。
穏やかな光を浴びながら、南大野の駅前で辺りを確認していた達也は、しきりに
腕時計をチェックしていた。
九時五分。
待ち合わせの時刻より五分遅れている。
全く、児島美沙は何をしているのだ。今日の計画は彼女が立てたものなのに。

shaku4/16 21:0:512101cfvJ57Taeg7Lg||815
「もう・・・・・・遅いなぁ・・・・」
とブツブツと文句を垂れながら、達也はあっちへ行ったりこっちへ来たりを繰り返していた。金子達也は都内の大学に通う二年生。小学生の頃からずっと
バスケットボール部に所属していた彼は185センチと背が高く体格もがっちり
していて、身体能力は高い。髪の毛は短く、スプレーで立たせている。
顔はどのパーツもハッキリとしていて、眉も太い。初対面の人には必ず沖縄出身
ですか?  と訊かれるくらいだ。

shaku4/16 21:2:582101cfvJ57Taeg7Lg||951
第1話終わり

shaku4/16 21:5:522101cfvJ57Taeg7Lg||644
もう落ちる時間なので強制的に親にやめさせられます。
第二話は明日か明後日夜の8時から9時の間にたぶんやります。
感想よければどうぞ(完全には本題に入ってませんが


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