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5047―サザンライド大冒険日記―第二十章sIs4/16 22:12:185807cfeYHjSHeqWMY
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二十章 『レイトって意外と弱かった・・・のか?』

sIs4/16 22:12:345807cfeYHjSHeqWMY||700
十字暦1000年5月3日午前1時頃、グラスラッグ秘密の抜け道―――――

―――何でこんな事になったんだっけ?

キドーはふと考える。
今の状況を見て、キドーは半月前を遡ってみた。

sIs4/16 22:12:495807cfeYHjSHeqWMY||270

「どうした?何をボーっとしている、キドー・ベルマグス!」

急に立ち止まったキドーを見て、レイトが叫ぶ。

―――何でこいつは俺のフルネームを知っているんだ?

キドーの頭がこんがらがった糸のように混乱する。そして混乱は混乱を呼び、さらに混乱は混乱を呼び・・・。

sIs4/16 22:13:45807cfeYHjSHeqWMY||638

「ちょっとキドー!何してるの、戦うのよ!?」

リディがキドーの横で叫ぶが、キドーの耳にはほとんど届かない。

―――俺の横で必死に叫んでいる女は誰だ?

sIs4/16 22:13:135807cfeYHjSHeqWMY||544

しかし、キドーの思考もそこまでだった。
「しゅっ」と鋭い音がしたかと思うと、キドーの頬が見事に斬れていた。

sIs4/16 22:13:265807cfeYHjSHeqWMY||505

「・・・?」
「何だ、張り合いのない奴らめ。俺を楽しませてくれることさえ出来ないのか」

レイトは嘲笑ともとれる文句を言う。
ここでキドーの混乱が解けた。

sIs4/16 22:13:385807cfeYHjSHeqWMY||121

「・・・あ、戦うのか・・・」
そうよ!何を言ってるの!」
「キドー君、大丈夫?疲れてるの?」

リディの更に横からシノが心配そうに声をかける。
その右手にはしっかりと杖と魔札が握られていて・・・。

「取りあえず、あいつを倒さなきゃ・・・。キドー君、剣を持って。リディちゃんは・・・そうね、風の魔札を」

シノが冷静に言う。リディに「ちゃん」を付けて呼ぶ人をキドーは初めて見た。

sIs4/16 22:13:565807cfeYHjSHeqWMY||234
命令されるが、命が懸かっているからか、リディは反撃せずに大人しく魔札を取り出す。
キドーも剣を取り出した。右手が震えている。

「じゃ、いいわね?・・・融合せよ、『ユニシング』!

シノが叫んだ。そして、シノの魔札が光始めて・・・。

「う、うわぁ!?」

キドーとリディが引き付け合い始めた。正確には、キドーの剣と風の魔札が引き付け合い始めた。

sIs4/16 22:14:95807cfeYHjSHeqWMY||852

「な、何だぁ!?」
「キドー君、リディちゃん、手を放して!融合に巻き込まれるから!」

シノが大声で叫ぶと、キドーもリディも持ち物を手放した。
剣と魔札はどんどん引き付け合い、そして、二つが重なると、眩しいほどに光り始めた。
そして、光が収まり、キドーが剣を見てみる。・・・何かおかしい。

sIs4/16 22:14:205807cfeYHjSHeqWMY||750

「融合完了!キドー君、それで戦うの!」
「戦うって、これ、何だ?」
「剣と魔札を『融合』したのよ!その剣は、風の力を持っている剣よ!レイトのは、水と融合させたものなの!」

シノが必死で説明するが、今はそんな暇はない。とりあえず、キドーは剣を持ってみて、試しにレイトに突進してみた。

「フン、融合がどうかしたか?風など、この水の剣で打ち砕い・・・」

レイトが嘲笑する。が、その嘲笑も途中で途切れた。

sIs4/16 22:14:345807cfeYHjSHeqWMY||363
キドーは、まさに風の如きスピードで、レイトに向かって直進していた。
物凄いスピード、そして、キドーの周りの風のオーラ・・・。

「っええぃ!」

キドーはそう言ってレイトの左肩を斬りつけた。
レイトの肩が鈍い音を立てて斬れた。そして後から、風が傷口を思い切り掠め、傷を苦痛にかえる。

sIs4/16 22:14:485807cfeYHjSHeqWMY||958

「っ・・・う、うぐっ・・・」

レイトが苦しそうに唸る。その後ろから、

『サンドラスト』!

と、威勢のいい声。
多量の電磁波がレイトに降り注いで、レイトに更なるダメージを与える。

sIs4/16 22:14:585807cfeYHjSHeqWMY||651

「・・・ちっ」

レイトが舌打ちをした。どうやら負けを悟ったらしい。
キドーも、リディも、シノも、勝負があっけなく終わって呆然とした。

「まだ完全体でない体で動きすぎたか・・・。仕方ない、神殿に戻らねば」

レイトがぶつぶつ言う。

sIs4/16 22:15:125807cfeYHjSHeqWMY||4

「・・・神殿?」
「お前らには関係ない。くそっ、ザベルの奴め、後で沢山拷問をしなければ

レイトはそう言うと、「ヒュッ」と言う音だけを残して、その場から消えた。

sIs4/16 22:15:285807cfeYHjSHeqWMY||820

「・・・?」

シノはレイトの言葉が分かっていないらしい。
キドーとリディは、互いに目配せをする。

「・・・今、『ザベル』って言ったわよね・・・」
「あぁ、あのリノルダムの塔で会った奴の名前・・・」
「それから神殿・・・」
「多分、間違いないな」
「えぇ、多ぶ「ちょっとちょっと、二人で何話してるの?」・・・」

シノが割り込んできた。

sIs4/16 22:15:405807cfeYHjSHeqWMY||64

「あぁ、シノは知らないんだったな」

そう言ってキドーは話し始めた。

数分後、話し終えた三人は、再び抜け道を走っていた。

sIs4/16 22:15:525807cfeYHjSHeqWMY||787

「・・・成る程ね。じゃ、レイトがあんた達の『本当の敵』なわけ?」
「そういう可能性もなくはない、ってことだな」

キドーは疲れきった顔で返答した。

「やっぱ疲れてんでしょ。仕方ないわね・・・『ヒーリスト』」

シノが呪文らしきものを唱える。
すると、キドーの全身の疲れが何故か吹っ飛んだ。

sIs4/16 22:16:25807cfeYHjSHeqWMY||933

「こっからラグラストとかカナカンは遠いから、体力はいつも万全に整えておかなきゃね。今日中にはライグライへ行かなきゃ」
「今の、ヒーリストって・・・?」
「あ、あれはね、回復の魔札。これから大変だろうと思って、沢山持ってきたわ」

シノはウインクすると、懐から魔札の束を取り出した。
どれも同じ絵が描かれている。

「ありがとな・・・」

キドーはそう言った。
シノの援助に感謝しながら、三人はライグライへの道を辿っていった。

sIs4/16 22:16:125807cfeYHjSHeqWMY||276
〜作者の独り言〜
一方的な戦闘しか書けない自分は一体何なんでしょう。敵の攻撃少なくてつまらないですね。ごめんなさい。
今回、魔札の種類が三つ増えました。どれかは探してみてください。
もう急いで書いていたので、素晴らしいほど文章がギクシャクしております。
取りあえず新事実も抱えながら、次の二十一章に取り組んでいきたいと思います。

ピート4/16 22:52:402182cfzVJtCuwlpKQ||111
レイトさんがものすごーく謎〜、な人物に・・・・
そしてキドー君もなにやら最初ボケー、として・・・
うむむ・・・(ナニ
とにかく今は無事キドー軍(マテ)がラグラストに到着するのを祈りましょう。

話は変わりますが今日ふとレイトさんでもゲストとして登場させようかなぁ、と思ったわけですよ。
重要人物になるかは不明。許可お願いします。
あとルースさんは剣は多分グラス隊長やレイトさんに負けますが魔力ならリディに負けません。剣士のくせに魔力重視。変な奴ですね(オイ

sIs4/16 22:56:45807cfeYHjSHeqWMY||574
ピート殿>
謎、謎、謎で最初から最後までな二十章、読むの疲れたでしょ(ぁ
本当ならもうちっといろいろ書きたかったんですが、それを書いてしまうと一章分増えるから断念しました。

レイトさんはピート殿案なわけですから、好きに登場させちゃってOKっすよ。
あ、でも全く同じ人物ってのはやめて下さい。出来れば髪形とか(ナヌ


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