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5093「天と地の彼方〜魔法の獣」ミラル4/21 15:38:06121cfxIabIvFx1K6
いやー、他のゲームをやり始めたらなかなか書く時間がなくなって、すみません。
http://yaplog.jp/fantasy-land/ 前回までのお話はこちら。

それでは、スタート!

ミラル4/21 15:40:336121cfxIabIvFx1K6||513
アルルと一人の男の家にいた。

「ランス!私たちと一緒に来てください」アルルが叫んだ。
「どうして知っているんです?」男は言った。
アルルは下唇をかんで一瞬考えると「デルサ・レ・ウルレ!」と言った。
「魔法の言葉を……。分かりました」
「お手伝い願います」家の外に居たオルタはランスが飛び出してくるのを見て言った。

ランスは頷くとパンッと手を叩いた。「ミラス」すると宙に大きな鎌が現れた。

「やはりあなたの予想どおりです!影の奴隷を送ってよこしてます」オルタが少し離れた所から叫んだ。

ミラル4/21 15:42:226121cfxIabIvFx1K6||200
「影の奴隷!……あなたたち獣は持ってる?」アルルは二人に聞いた。

「はい」二人は頷いた。そして、オルタは赤、ランスは無色透明のガラス玉を取り出した。
アルルも赤のガラス玉を取り出す。

「リベレイト!」三人は同じように唱えた。玉を宙に投げる。
アルルの腕の黒曜石が輝き黒い鞭が玉を砕く。
オルタは長剣を抜く。――記号が光を放っていた。――そしてそのまま玉を斬った。
ランスは長剣と同じように刃の記号が輝く鎌でガラス玉を割った。

すると、三つの割られたガラス玉は光を放った。

ミラル4/21 15:44:16121cfxIabIvFx1K6||746
そこに現れたのは、真っ赤な炎に包まれた鳥、炎の鬣を持つ獅子、そして風を身に纏う虎だった。

「喜寿(キジュ)!様子を見てて」アルルは炎の鳥に言うと、鳥は答えた。「オーケー」
「鬼狸斗(キリト)、風虎と影の奴隷を抑えてくれないか」オルタは炎の獅子に言う。
「了解」風の虎も言う。「それじゃ」
「たのむよ、疾風(ハヤテ)」ランスもそう言った。

喜寿がケーンと鳴いた。「二人来るわ!」

ミラル4/21 15:44:516121cfxIabIvFx1K6||304
オルタが宙に何かを書くように小さく手を動かした。「ミラス」すると弓が手に握られていた。
悲鳴が聞こえた。人々が家から飛び出してきた。あっという間に道は人でいっぱいになる。
「まずい!喜寿、人々を落ちつかせて。家に戻らせて、守りの記号を刻ませて!」
喜寿は頷くと空に舞い上がった。

「家に戻って!守りの記号を扉に刻んで開けないで!そうすれば危害を与えることはないわ!」

人々はパニックになっていたが、その鳥の声は心に響いた。「早く!」
皆は、一瞬ためらったが、不思議な取りの言うとおりにした。

ミラル4/21 15:45:426121cfxIabIvFx1K6||455
「ありがと」下りてきた喜寿にアルルは声をかけた。

鬼狸斗がうなり声を上げた。「来た」
道の向こうから影のように黒く暗い人影が二つ、こちらに向かって歩いて来る。

ミラル4/21 15:45:586121cfxIabIvFx1K6||811
「天と地の彼方」
    第十話       終

                        つづく


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