5130 | 運命の道 | 川島清志郎 | 4/25 19:2:34 | 6042cfK2TQZNOcvSk |
プロローグ 一人の少年と一人の少女、二人がこの世界に生まれたときから運命の旋律は奏でられていた。 世界を支配する大国、グランエステラード。 そして、その下で動く世界最大の科学技術を誇る小国アシアン。 グランエステラードには国王の息子「エラン=ナジス」 そしてアシアンにはエランより一つ下の王女「サラ=クロット」がそれぞれの運命の道を今歩き出す。 |
川島清志郎 | 4/25 19:5:57 | 6042cfK2TQZNOcvSk||772 | ||
書き始めようと思うんでよろしくです。 |
川島清志郎 | 4/25 19:14:29 | 6042cfK2TQZNOcvSk||901 | ||
王の暗殺 |
川島清志郎 | 4/25 19:14:52 | 6042cfK2TQZNOcvSk||977 | ||
「我等、蒼黒騎士団 漆黒の翼!そなたの首を貰い受ける!!」 突然と窓の外から現れた黒ずくめの男たちは懐から剣を取り出しそう叫んだ。 「そなた達、一体何様でそのような事!!」 アシアンの国王は飛び起き近くにあった護衛用の短剣を手に、黒ずくめの男たちに飛び掛った。 「グウッ ゥアァァァァッ・・・・。」 しかし、1対複数では敵いようも無く無残にも切り刻まれてしまった。 ・・・・部屋中響き渡る悲鳴と大量の血を残して・・・・。 |
川島清志郎 | 4/25 19:15:33 | 6042cfK2TQZNOcvSk||488 | ||
そんな声に遅くも起きてきた王妃。 「あなた、何事です?!一体何時だと思って・・・。」 「・・・・ヒィ!!!だっだれかぁーーーだれかぁーーー!!」 王妃は寝台の下に転がっている国王に驚き悲鳴を上げた。 「ん、これはこれは。王妃様じゃないですか。」 「・・っ・・はぁ・・・こっこっちにこないで・・・。」 王妃はジリジリと攻め寄る男に困惑状態になりながらもとにかく部屋の外へと、扉の方へ走り出しす。 「あぁ、敵に背中を向けちゃァね・・・駄目でしょ・・・。」 |
川島清志郎 | 4/25 19:16:15 | 6042cfK2TQZNOcvSk||313 | ||
男はそう呟きながら、手に持っている国王の血で赤く染まった剣を王妃の胸につきたてた。 「・・・はぁ・・・はっ・・グァ・・フッ・・・・。」 王妃の胸は一突き貫通し、男は剣ごと国王の上へと放り投げた。 まるで、ゴミを捨てるかのように・・・。 「脆いな。これが科学だけで頂点を上り詰めた王の力かっ・・・。」 ニヤと微笑しながら男は王妃から剣を引き抜き、国王の首に「漆黒の翼」と呼ばれる印を己の剣で刻む。 「王!!何事か!!」 |
川島清志郎 | 4/25 19:16:41 | 6042cfK2TQZNOcvSk||144 | ||
王の叫び声によって何事かと執事が重々しい装飾された扉を勢いよく開き飛び出してきた。 しかし、執事は王に危害を加えた者より変わり果てた部屋の中の光景に目を奪われてしまった。 部屋中血の匂いで倒れそうになり、ましたや白い純白のシーツは見るも無残に血で汚れ、どす黒く染まり、部屋の中にある豪華で煌びやかな装飾品にも無数の赤い斑点が飛び散っていた。 そして何より、無残な死体がまるでゴミの様にキングサイズの寝台から転げ落ちているのである。 |
川島清志郎 | 4/25 19:17:9 | 6042cfK2TQZNOcvSk||138 | ||
王妃の美しい黄金色の髪は赤く染まり、王の顔は切り刻まれ誰なのか判断もつきそうにないものへと変化していた。 そう、それはまるで罪人が拷問、それも最大級のものを受けた様に変わり果てていたのだった。 「おのれ!!この慈悲の無い仕打ちはどこの反乱軍だ!!!」 執事は辺りを見回し、その犯人とも思われる数人に眼を向けた。 しかし、執事の目に映ったのは・・・・。 「・・・・なっなんとっ!!」 「そなた等はグランエステラードの親衛隊!!」 |
川島清志郎 | 4/25 19:17:24 | 6042cfK2TQZNOcvSk||511 | ||
突然の事で執事は怒りよりも悲しみが込み上げてくるのであった。 グランエステラードとは間に戦争などは無く友好的な国なのである。 そう、友好的な国のはずであった。 執事の言葉に一人の隊長と思われし男が前に出て、人を殺した後かとも驚くような平常心で言い放った。 「国王の名の下に、アセアン王抹殺に致した。」 そして素早い手つきでその男は胸元に隠してあった短剣でその執事の胸を刺したのだった。 |
川島清志郎 | 4/25 19:19:8 | 6042cfK2TQZNOcvSk||824 | ||
「・・・グフッ・・・・なんと、グランエステラードの裏切り・・・かっ・・・。」 「悪く思うなよ。我等は親衛隊であるように暗殺特殊部隊でもあるのだからな。」 その男はそう、もう息の無い執事に向かってそう言い放ち、部屋を後にした。 |
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