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518SF小説っぽい小説、第三段!「たった一つ」いおり♪5/29 20:7:452184cfLLIShuLI3Y6
題名つけました。「たった一つ」特に意味はありません。もしかしたら後で意味あるものにするかも知れませんけど・・・
初めての人にも読めるようにあらすじを書いておきますね。

あらすじ
昔々・・・じゃなくて今から遠い未来、人工民、つまり人型ロボットの技術は最盛期を向かえ、
もはや、人とほとんど変わりなく生活をしている。
そして、人間と人工民の間に生まれる「半人工民」と呼ばれる者がいる。
人間でもあり、人工民でもある存在、そしてアキラもまた、その半人工民の一人であった。
しかし、アキラは軍が開発していた時空間転移装置の電源を入れてしまい・・・?

いおり♪5/29 20:12:482184cfLLIShuLI3Y6||534
「どう言う事か説明してもらおうか?アキラは今どこにいるんだ!」
沖田はリサと共に軍本部に駆け込んでいた。
「それは・・・なんとも言えません」
軍の幹部らしい人が沖田の問いに受け答えているが、なんだかしどろもどろしている。それが沖田の勘にさわる。
「なんとも言えないだと!?日本軍が総勢で探しても見つからないのか!」
「あなた少し落ち着いて」
リサが沖田をなだめる。
「落ち着いていられるか!アキラが・・アキラが行方不明なんだぞ!」
「・・・今の所はなんとも言えません。もう少し待ってください、そうすれば何とかできますから・・・」

いおり♪5/29 20:16:482184cfLLIShuLI3Y6||392
アキラが失踪して一時間、軍はアキラの消息について全く分かっていないわけではなかった。しかし、ただそれを沖田夫妻に言えないのだ。それはつまり・・・
「何とかできる?いったい何ができるって言うんだ!アキラを探す機能がついた機械でもできるっていうのか!?」
沖田の声が部屋全体に響きわたる。幹部は思わず耳を塞ぐほどだ。リサが再び沖田をなだめる。
「まあまあ、落ち着いて、あなた。ところで幹部さん?」
「はい?」
軍幹部はリサの急に呼ばれて少々驚いて返事をした。

いおり♪5/29 20:18:382184cfLLIShuLI3Y6||104
「あなた、さっきから何かを隠しておいでではなくって?」
「え?そそんなこと、あ、ありませんよ・・・」
幹部は口で言ってるほど何もないと風には見えなかった・
「本当にそうかしら?さっきから血圧、心拍数、さらにはアドレナリンの分泌量までが異常なまでに上がってらしてよ」
「くっ・・・」
幹部はリサの言葉に明らかに動揺した。
「どう言う事だ!何を隠しているんだ?」
沖田が幹部に問い詰める。
「そ、それは・・・・・・・軍機密です」

いおり♪5/29 20:19:282184cfLLIShuLI3Y6||517
「なんだと!?アキラの失踪に関わってるんじゃないのか?」
「とにかく、今は待ってください。アキラ君は必ず見つけ出します。それまで・・・」
その時、沖田達がいた部屋に若い軍官らしき人が慌しく部屋に入ってきた。
「艦長!検査中の半人工民が例の・・・時空間転移装置の研究室に紛れ込んだって本当ですか!!?」
「バカモン!喋るんじゃない!」
幹部は若い軍官に怒鳴り散らした。、が時すでに遅し・・・
「アキラは時空間転移装置の研究室にいるんですね?」
「あ・・・」
リサは決して今の言葉を聞き逃さなかった。

いおり♪5/29 20:20:82184cfLLIShuLI3Y6||718
「分かってるならどうして連れ戻してこないんだ!」
沖田が怒鳴る。
「それが・・・その・・・今はそこにアキラ君はいないんです・・・」
「いない?」
幹部が発した言葉に沖田は問い返す。

いおり♪5/29 20:20:552184cfLLIShuLI3Y6||13


「うん・・・・」
アキラは気絶していたみたいだ。アキラが目を開けると自分は白いベットに寝かされている事に気がついた。
「あ、きがついたぁ」
アキラの隣に誰かいるようだ。
「き、君は?」
アキラは隣にいた男の子に聞いた。
「ぼくはぁ、太郎っていうんだよぉ。ここはビョウインって言うところだから、あんしんしてっておねぇちゃんいってたよ!」
男の子はちょっと舌ったらずな口調で答えた。
「・・・オネエチャン?」
「ぼくのおねぇちゃん!りんっていうんだよぉ。皆はかわいいっていってるけど、ぼくはコワイだけだとおもうよ!」
太郎が元気に答えると同時に病室のドアが開く。

いおり♪5/29 20:22:142184cfLLIShuLI3Y6||803
「ひぃ!」
太郎はすぐにアキラの後ろに隠れる。ドアから現れたのは外見がアキラと同じぐらいの年の女の子だった。
「あれ?目が覚めたんだ!ここは病院だから安心してね。ねえ、君の名前はなんて言うの?」
「・・・アキラ」
アキラはこの女の子を見たときなぜかドキッとした。それが何なのかアキラは分からない。
「ふーん、私はりん!りんって呼んでね。で?太郎は何隠れてんのよ」
「ぼ、ぼくはなにもいってないよぉ!」

いおり♪5/29 20:22:502184cfLLIShuLI3Y6||699
「へ〜そうなんだ」
りんは何かを察したのか、太郎を無理やり連れて行って病室から出てってしまった。そして・・・
              ドゴォ!!!
・・・とにかくものすごい音がした。りんだけがアキラがいる病室に戻ってくる。
「とにかくよかったよ!何にもなくて、頭を強く打ったみたいだからちょっと心配してたんだ」
りんはこれ以上ないくらいのスマイルを浮かべた。
「私びっくりしちゃったよ。太郎と散歩してたら君が空から落っこちて来たんだよ」
「空から・・・?」
「うん、なんでだろ?」
「・・・アキラにはわからない」
アキラはなぜここにいるのか分からなかった。気がついたらこの病室にいたからだ。

いおり♪5/29 20:23:192184cfLLIShuLI3Y6||156
「アキラにその事に関して答えられるデータはない」
「ふーん、そっか・・・アキラってちょっと変わってるね」
「変わってる?」
「うん、なんか人間って感じがしないもん」
りんは思った事はズバッと言う性格であった。
「・・アキラは半人工民なんだ」
アキラは答えた。
「ハンジンコウミン?」
アキラからりんの聞き覚えのない言葉が発せられたので、りんは頭を傾げた。

いおり♪5/29 20:23:482184cfLLIShuLI3Y6||199


「過去に飛ばされたぁ?」
沖田は幹部に聞き返した。
「はい・・・アキラ君はどうやら、開発中の時空間転移装置に巻き込まれたみたいなんです」
「時空間転移装置なんて聞いた事がありませんわね〜」
「時空間転移装置の開発は軍機密の事なので、しかし、こうなった以上黙っておくわけにもいきません」
リサの言葉に幹部が答えた。
「それなら、そのジクウカンなんとかって奴で探しに行けばいいんじゃないか?」
「時空間転移装置はまだ開発中の段階で、まだ使えるような状態じゃないんです。アキラ君の場合は運が良かっただけです」
沖田はそういわれても納得できない。今すぐにでもアキラを探しに行きたかった。

いおり♪5/29 20:24:72184cfLLIShuLI3Y6||948
「じゃあ、運が悪ければどうなるんです?」
リサは幹部に聞いた。
「運が悪ければ・・・そうですね、命を落としかねません」
「そんな危ない物をアキラに・・」
「ですから、事故なんです。幸いアキラ君は無事に2004年に着いているようですし、今急いで時空間転移装置の開発を進めています。それまで待っていただかないと探しようがありませんよ」
「そうか・・・わかった。必ずアキラを助けてくれ、頼む」
「もちろんです。私たちも最善を尽くします」
沖田の言葉に幹部は心強く答えた。

いおり♪5/29 20:25:372184cfLLIShuLI3Y6||316


「半人公民って何?」
りんの頭に?マークが浮かんでいる。
「知らない?だれでも知ってるようなことのはずだけど・・・」
アキラは時代を超えた事には気づいていない。よってここの人達が半人公民はおろか人工民が現れるよりはるかに前の人だという事が分かってないのだ。
「そうなの?私ってバカなのかなぁ?」
りんはちょっとしょんぼりした。アキラはりんのその姿をみてまたドキッっとする。

いおり♪5/29 20:25:572184cfLLIShuLI3Y6||795
(この気持ちはなんだろう?データにもないし、よく分からないけど胸がいたい・・・)
「そ、そんな事ないよ。アキラが間違ってたんだ。アキラもデータで知ってるだけで確かめた事ないから・・・」
アキラは急にりんを元気づけたくなった。
「うん、ありがと!さっきは人間みたいじゃないなんて言ってごめんね」
りんはにっこりと笑う。アキラはそんなりんをみてさらにドキッとしたのだった。

いおり♪5/29 20:27:252184cfLLIShuLI3Y6||712
今日はここまでです。あまり、ちゃんと書けてませんが許してくださいね。

ピゅナ5/29 21:43:62221cfP0xKbvClZBY||768
文章が大人っぽくてカッコイイです(*´ω`*
新たな登場人物が現れ、この先どうなっていくのか気になります♪
アキラくんの初恋物語っぽくてドキドキしますww

いおり♪5/29 21:52:582184cfLLIShuLI3Y6||72
ありがとうございます!アキラはまだ人間の心が発達してません、だから、これから成長していくんです。
ピゅナさんの小説も楽しく読ませていただいでます!

マジュニア5/29 22:59:212031cf3bsMkaB7C7.||957
面白いよ〜。展開がいいな〜。
2004年に来たのがいいね。頑張れ

いおり♪5/30 10:46:352184cfLLIShuLI3Y6||464
ありがとうございます!二人共いつも読んでくださって嬉しいです


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