5212 | 堕チタコトノハ | ナイト | 5/3 12:19:31 | 6144cfqJtWZEtCUck |
重なる月 重なる夜 切り取られた空 切り抜いた人 朧げな闇 朧げな光 見捨てられた街 見捨てていった心 繋いだ手 繋いだ魂 抜け出した話 抜け出された檻 |
ナイト | 5/3 12:23:44 | 6144cfqJtWZEtCUck||551 | ||
ささくれた心のささくれ男 ささくれ町に住んでいた ささくれ男はささくれ町の片隅でいつも ささくれ心抱えてる ささくれ心を抱えたまま ささくれ男は旅に出た ささくれ小道を歩きながら ささくれ男は歩いてく ささくれたリュックを背負って ささくれ道を歩いてく |
ナイト | 5/3 12:27:10 | 6144cfqJtWZEtCUck||534 | ||
泡立つ波間から 一匹の魚が顔を出す こほりと泡を吐きながら 大きな空を見上げてた 「ナンテ大キナ水ガ上ニ溜マッテイルノダロウ」 頭上に広がる大きな水溜り 魚はまた一つ、こほりと大きな泡を吐く |
ナイト | 5/3 12:34:41 | 6144cfqJtWZEtCUck||699 | ||
きりり・・・・ 噛み締める唇 広がる苦味 血は鉄錆の味がするとよく言われるけれど それはきっと間違ってる だってほら 私の口に広がるのは、嫉妬と憎しみの味なのだから |
ナイト | 5/3 12:39:32 | 6144cfqJtWZEtCUck||300 | ||
貴女に向かって私は笑う にっこりと私が一番綺麗に見える笑顔で笑う 貴女はそれを見て「可愛い」と言うけれど そんな言葉なんか欲しくない 私は飾りなんかじゃないのに 貴女はそれに気づかない 私は今日もこの陶器の身体で 貴女に向けてツクリモノの笑顔を浮かべる |
ナイト | 5/3 12:44:33 | 6144cfqJtWZEtCUck||139 | ||
月光の欠片から生まれた月光蝶 ひらりひらりと夜空を舞う 黒猫そんな蝶を見上げ 叶わぬ恋をその胸に宿した 想いを告げることなどできなくて 鋭い爪を持つこの手では触れることさえ許されない 黒猫の思いを知った他の者たちは 口々に黒猫を罵った 不吉な闇を背負うお前には あれほどまでに美しい蝶に恋を抱くことなど許されない |
ナイト | 5/3 12:49:20 | 6144cfqJtWZEtCUck||128 | ||
鋭く尖った言葉の刃に心から血を流しながら それでも黒猫は蝶に恋するのを止めなかった この思いは私だけのものだ 誰であろうともこの想いを消すことなどできはしない それは私自身でも同じこと 凛とした言葉を放ち 黒猫は夜空を見上げた 美しい月光と戯れる蝶の姿を眺めるために 他のもの達は囁きあう 何と愚かな猫だろう 触れるだけで傷つけるあいつの想い等、永遠に届きはしないというのに |
ナイト | 5/3 13:0:20 | 6144cfqJtWZEtCUck||619 | ||
そんな事など知っている この獣の肉体は、あの蝶にとっては脅威でしかないことを そうと知ってでもこの思いを失えぬ 夜毎に現れる蝶の姿を求め 黒猫は夜毎屋根に上った ほんの僅かでも構わない ただ少しでも蝶との距離を縮めたかった ずっと蝶を見上げるうちに 黒猫には一つの疑問が生まれた たった一頭だけで存在するのは、一体どんな気持ちなのだろう? |
ナイト | 5/3 13:6:12 | 6144cfqJtWZEtCUck||668 | ||
触れようとするでもなく かといって触れたくないと思っているわけでもない そんな黒猫の様子に月光蝶は気付いていた ある日ふとした気紛れで ひらりひらりと風に乗りながら 蝶は黒猫の鼻先にとまってみた 驚いた様に大きく見開かれた黒い瞳 けれど慌てて動くわけでもなく 前足で蝶に触れようとするわけでもなく ただ黙ってじっと止まっていた 何と不思議な猫だろう その晩から、蝶と猫の奇妙なやり取りが始まった 何をするでもなく 何を語るでもなく 蝶が黒猫の鼻先にとまり 猫はそんな蝶を驚かせない様にただひたすらじっとしていた |
ナイト | 5/3 15:35:7 | 6144cfqJtWZEtCUck||721 | ||
奇妙なやりとりは突然に終わりを告げる 夜になり蝶が屋根へと姿を見せたが黒猫は居なかった ひらひらと舞いながらその場に留まろうとも いくら待てども猫は来ない 風に乗り空に舞い上がる 高い場所からならば猫も自分の姿を見つけ易かろう ひらりひらりひらり・・・・・ 月の光を翻し 蝶は夜空で舞い続ける たった一匹の黒猫が自分の元へ来てくれることを信じて |
ナイト | 5/3 15:52:19 | 6144cfqJtWZEtCUck||183 | ||
ふと耳にした野良猫たちの会話に蝶は震えた 「黒猫のやつが、ついに人間に捕らわれたらしい」 「おやおや。一体何処に捕らわれてるんだい?」 「たしか・・・・・」 黒猫の身に何も起こっていません様に 願いを抱いて蝶は羽ばたく 初めて出来た特別な存在を探すために |
ナイト | 5/3 16:34:13 | 6144cfQw1Q9cJKCU.||427 | ||
吹き抜ける風に煽られながら 蝶は家々の窓から黒猫の姿を探していた 月光を弾きながら 何処までも何処までも飛んでいく 探せども探せども黒猫の姿はない 同じ黒猫であったとしても その猫は蝶の探し求める黒猫ではなかった 一体何処へ行ってしまったのか・・・・・? 強い風向かい風にも逆らって月光蝶は黒猫の姿を求めた |
ナイト | 5/3 16:38:51 | 6144cfQw1Q9cJKCU.||425 | ||
哀れな蝶に月が囁く ちっぽけな黒猫の事など忘れておしまい 愛しい子よ 猫は気紛れなものだからきっとお前に飽きて行ってしまったのだろうよ 月の言葉を振り切って蝶は夜空を舞う 黒猫が自分を見つけてくれるとただ信じて 街中の何処を探しても黒猫は居なかった ひらりひらりと屋根にとまる いつも黒猫が夜を待っていたあの屋根へと 其処に居れば猫が来るのではないか そんな一縷の望みに賭けて |
ナイト | 5/3 17:14:34 | 6144cfQw1Q9cJKCU.||385 | ||
か細い鳴き声が聞こえた気がした 蝶は其処へと羽ばたいた 街頭の明かりも 月の光さえ差さぬ細い路地 暗闇に包まれた其処に黒猫はいた ぐったりとした身体は固まった血と泥で汚れ だらりと伸ばされたその肢体にもはや命の息吹は感じられない 石を投げられたのだろう 木々で打たれたのだろう 凛と光を弾いていた漆黒の毛皮は輝きを失っていた ひらり・・・・・ そっと黒猫の上に舞い降りる 固く閉ざされたその瞼がもう一度開かれるのではないかと そんなありもしない奇跡を願って けれど奇跡は起こらない 黒猫の瞼は開かない |
ナイト | 5/3 17:19:25 | 6144cfQw1Q9cJKCU.||908 | ||
何故黒猫はこの様な物言わぬ姿になったのか 何故こんなにも美しかった獣が不吉の象徴とされてしまったのか 涙を流せぬ月光蝶は 涙の代わりに月光の破片をはらはらと零した 光も差さぬ闇の中 たった一匹では悲しかろう 蝶は羽ばたくことを止めた 死んでしまった黒猫のためだけの光であることを選んだ 夜空を見上げても もはや月光蝶が舞うことはない 一匹の黒猫が屋根に上り 愛しい蝶を見上げることはない |
ナイト | 5/3 17:27:28 | 6144cfQw1Q9cJKCU.||334 | ||
あとがき 何故かオチがつかずに一つだけだらだらと書き続け・・・10レス分。・・・・・うん、長いね; 今回最初の以外それぞれにタイトル入れ忘れました。なのでこんな所でコッソリと・・・ 2つ目は「ひねくれ男」:まぁ、そのままのタイトルです 3つ目は「空」で、4つ目は「血の味は?」。5つ目は「月光蝶と黒猫」でした 腹黒人魚姫、クルミの割れないクルミ割り人形、飛べないピーターパンetc.色々と募集中ですたいw |
marinoe | 5/3 21:9:30 | 2191cfw/YHAbsl/HM||628 | ||
タンゴしゃん、こんばんは☆ 物語を紡げる人っていつもうらやましいと思うのですが、 どれもこれもわかりやすくってすばらしいです。 『ひねくれおとこ』はまるでマザーグーズの a crooked-manそのもの、 名訳として立ち向かえるのではないだろうか。 『空』のおさかなはブルーナの懐かしい情景が浮かんできました。 『・・・黒猫』は哀しい話のはずなのになぜかほんわかした気持ちになる私は 実は悲恋好きなのでしょうかねぇ。 おとぎ話は地に落ちてもそこから新しい芽が出てきそうですが、私は残念ながら、 そのたねは未だに手に入れられないみたいです。 |
Cherry | 5/4 0:30:8 | 2191cfftAPGk0ALak||377 | ||
U・ω・)ノ{ナイトさん、こんばんは♪ “こほり”というフレーズにとても惹かれました・・・ 魚が水から顔を出して・・・“こほり”・・・すっごくすっごく 素敵な表現・・・何度も何度も読み直しながら、どうしたら こういう言葉が生まれるのかと、感嘆してました^^ 水色の情景の中に居る魚・・・スイミー(違 “月光蝶と黒猫”はテンポのいい、短編小説みたいですね^^ 月光の欠片から生まれ、感情を持たぬかと思われた蝶に、情が芽生え、 黒猫を探す・・・ファンタジーな世界、大好きです♪ 黒猫の瞳は、エメラルドグリーンでしょうかw 目を覚まさない白雪・・・(ヤメ 明るい童話がいいなぁ・・・^^; |
ベベル | 5/4 0:35:2 | 6023cfO/w.ljKd8So||875 | ||
(pωq)コンバン ヽ(・д・)ノ ワア〜♪ 色をふんだんに使った言葉の群れに惹かれ、その言葉の意味にほんわかしました(*´ェ`*)ポッ ナイトしゃんのイメージにこの言葉の群れはピッタシですわ♪ ポップにディープな世界観☆その思いゆえに切なくもまた、強く感じる物語。 この板には素敵な言葉が溢れてて、アタシの大好きな世界の一つにアナタの名前も当たり前のように入ります♪ ってか入れさせてw |
ナイト | 5/4 16:54:32 | 6144cfJq.Atr3DXtI||72 | ||
マリーさんこんばんわ☆ ひねくれ男はそれを考えながら書いてましたw はっ!これって盗作にならないよね??(((゚□゚;ノノ)))ハワワワ・・・ 御伽噺は、それを元に新しい話を作り上げる方をみてるとすごいなぁとしみじみ思ってしまいます あれってどうやったら思いつくのでしょうね 私も種を手に入れてみたいものです |
ナイト | 5/4 17:2:51 | 6144cfJq.Atr3DXtI||69 | ||
≦-w-)ノ{チェリさん、こんばんにゃ♪ スイミー・・・・・小学校4年生の頃、学芸会にて強制的に歌わされた記憶がw(ぁ 最後には話に習ってハンケチーフを振ったのですが、俺はやはり赤い色でした ちょっと唯一の黒をやってみたかったなぁ 黒猫と月光蝶、元は書きかけの小説を短く詩にしてみようと思ったのですが・・・原型を全く留めなかった上に、小説よりも長くなりましたw(コレ本当w 瞳は残念ながら真っ黒ですたい 闇に紛れてしまう様な感じにしたかったので 明るい童話も悲しい童話も結構好きです でも、本当は恐いグリム童話はまだ読んだことないため、いつか見てみたいなぁ、なんて思ってますw |
ナイト | 5/4 17:10:22 | 6144cfJq.Atr3DXtI||18 | ||
(pωq)コンバン ヽ< ・Θ・)>ノ ブヒッ♪ 何だか最近自分が作るのは、同じ様な表現が多すぎてなかなかスレ建てる気になれませんw(ぁ ほんわかしてもらえて嬉しいっすw ポップでディープ!?Σ(`▽´; な、なんだか本人よりも読んでいる方々の中にある世界観の方が深くて広そうな気が・・・・・; 入れていただけるなんて光栄です☆ ってか、俺の名前を入れても本気でよいのですか? ≦゚w゚;ノ|壁コソ〜リ |
イズナ | 5/4 19:49:5 | 2227cfccnbCG9BQdU||21 | ||
壁|エV)コソっとカキコw 「月光蝶と黒猫」がお気に入り(音符 ソコに、ちょっとした世界があって素敵ですたw 数分間、浸らせて頂きましたm(__)mペコ 文足らずで申し訳ないスが、400字詰め原稿用紙×3 ぐらいの勢いで感動したって事です(謎 |
ナイト | 5/4 20:58:3 | 4324cfABFtKvm003s||559 | ||
壁|w-≧コソッとイズナさん発見w 原稿用紙3枚分!? ・・・・そ、そげん感動されちゃってどしたらよいのか・・・ハワワ(((゚Д゚;ノ|壁 数分間、浸っていただけて幸いですw |
ナイト | 5/6 19:50:0 | 6144cfX3AgaVj74R.||533 | ||
冒険譚第二十二章 其処は傍らに存在す 旅人も冒険者も入り混じり 其の地を越えていく 誰もが其処を知るが 誰も其処を知る者はいない 吹き抜ける風は草花を揺らし 蒼天と白き雲の下 ただ穏やかに時を重ねる |
ナイト | 5/7 10:41:39 | 6144cfkZos7keSkOA||482 | ||
彼の者は深緑の乙女 深き森の奥で 黒き獣を導かん 口元に浮かぶは慈愛の微笑み 漆黒の髪を靡かせて 今宵も乙女は森の中 獣達と共に 森の妖精と戯れる |
ナイト | 5/7 10:47:30 | 6144cfkZos7keSkOA||365 | ||
えへっw 何だか急に書きたくなって勝手に書かせていただきましたw ご本人様には申し訳ないと思っております; ご本人様からのツッコミやクレームも受付ます・・・・・m(_ _;m |
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