522 | 弱点 | ネグレクト | 5/29 23:34:32 | 2191cfAd/ESZTy5wI |
前回の続きです^^ 「そんなのんきなことではあるまい。その毒ガスを吸えば、まあ、 死ぬことだけはまちがいないだろうな」 漁夫たちは、爆発にしろ毒ガスにしろ、 早いところ引きあげたほうがよさそうだと思った。 「では、われわれは、帰ります。こっちは魚をとるのが商売だし、 先生は奇妙なものを研究なさるのが商売だ。よろしく頼みます。 あとで、正体がわかったら、教えてください」 彼らが帰ったあと、博士は助手を使って、いっしょに問題の玉を調べ始めた。 その白い玉は、厳重に密閉された地下室の中央に、そっと置かれた。 |
ネグレクト | 5/29 23:34:48 | 2191cfAd/ESZTy5wI||107 | ||
「先生、どこから手をつけましょうか」 「そうだな。まあ爆発することはなさそうだが、本当に毒ガスでも出てくるかもしれぬ まず、宇宙服をつけよう」 二人は宇宙服に身をかため、拡大鏡を近づけた。 「これは、ぜんぜん見たことのない物質だ。もう少し倍率を高めてみろ」 しかし、いくら倍率を高めても、いっこうに解決のいとぐちはつかめなかった。 「X線を当ててみましょうか」 「よし、注意してやってみろ」 それがなされたが、その物質はX線をとおさず、内部の透視はできなかった。 「先生、こうなったら、砕いてみる以外にありません」 助手はノミを当て、ハンマーを振り上げた |
ネグレクト | 5/29 23:35:2 | 2191cfAd/ESZTy5wI||519 | ||
「待て、そんなことをしたら、なにが起こるかわからぬ。ここで玉を割るのは危険だ」 博士は役所に予算の支出を求め、広い土地の中央に、 遠隔操作でなんでもできる装置を作りあげた。出張してきた役人が聞いた。 「問題の白い玉の正体は、なんだね」 「どうにも、えたいのしれないものです。まず、このボタンを押して、 穴をあけてみることにします。そのありさまは、このモニター画面でごらんください」 広い土地の中央穴が掘られ、そこに建てられた硬質ガラス製の小屋。 作業はそこでなされ、その光景は安全な場所で見ることができる。 「三・二・一・ゼロ」 |
ネグレクト | 5/29 23:35:17 | 2191cfAd/ESZTy5wI||983 | ||
と博士はもっともらしく秒読みを終えて、ボタンを押した。みつめる画面のなかでは ドリルが白い玉に迫っていった。だが、玉はビクともせず、 穴はいっこうにあかなかった。 「おかしいぞ。よく機会を調べてみろ」 博士は助手に点検させ、今度はドリルの力を倍にした。だが、いくら力を強くしても 玉はドリルを受けつけなかった。 「では、こんどは熱だ」 「はい」 助手は博士の指示に従って、白い玉にバーナーをむけ、強烈な炎を吹き付けた。 しかし、ガスの種類を変えてどんな高熱を与えても、白い玉は、 なんの変化も示さなかった。博士は役人に頭を下げた。 |
ネグレクト | 5/29 23:37:14 | 2191cfAd/ESZTy5wI||716 | ||
では今日はここまでで^−^ 知ってる人いるかもですが、、、;; でわでわ おやすみグランの王子、そして王女様m−−m |
ぷっち | 5/29 23:38:38 | 2223cfr96NMizTPFg||988 | ||
ネグちぃ☆☆(何 王子・王女様かぁ・・・・ 私はただの住人かなww(何 楽しく読ませていただいてますww |
銀月 | 5/30 0:11:56 | 2182cfLMvpixotkc6||71 | ||
何か描写がかっこいいですね^^ 続きが楽しみっすw おやすみなさい〜^^ (自分は一兵士?) |
アーヤ | 5/30 6:48:56 | 2202cfmCaaHbuVzzg||969 | ||
続きが気になりますね^^楽しみにしてますww (一魔法使いより) |
とめ | 5/30 7:52:44 | 2191cfte7ivKSj9E.||497 | ||
話しが気になるわんw 私はペットの犬ですかね(何 |
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