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5326にゃーんイプシロン5/13 22:17:372194cfL3BypG61Wrc
どこからかそんな声が聞こえた 
俺は窓を開けて下に視界を向けた 
すると我が家のネコがハムスターを咥えてこちらを見つめているではないか 
「ほあーーほぎゃー」
ジタバタとハムスターは動いてたのでどうやら元気らしい 
体にも傷らしい傷は見当たらない 
どうやら狩りというよりもオモチャ感覚で持ってきたようだ 
しかし、コイツはどこでハムスターなんか、、、 
そう思いながらも俺はそのハムスターを保護した 

イプシロン5/13 22:23:582194cfL3BypG61Wrc||527
その時家には誰もいなかった
俺はとりあえず部屋の奥に眠ってた使ってない水槽(水は入ってない)にハムスターを入れた 
チョロチョロ水槽の中を縦横無尽に駆け回る 
俺は飼う許可ももらってないのに俺はこの時点で名前を決めていた 
「チョロスケ。チョロチョロのチョロと俺の名前の一部を入れてチョロスケだ」
後々帰宅してきた家族に事情を話し我が家で飼う許可を得た 
その日からチョロスケは我が家の 
そして俺の部屋の住人になった

イプシロン5/13 22:30:52194cfL3BypG61Wrc||511
翌日俺はデパートに行き必要な物を探し買い揃えた 
ケージ、餌、水のみのアレ、、、 
水槽は外の物置に片付けその代わりにケージを置いた 
チョロスケはケージの中に放たれると同時にもの凄い勢いで水ノズルにむしゃぶりついた 
よほど喉が渇いてたのだろう 
俺はその様子を見てニヤニヤしながら新しい住人との同居にワクワク心を躍らせていた 
 
 
しかしそれも長くは続かなかった

イプシロン5/13 22:37:542194cfL3BypG61Wrc||152
チョロスケが我が家に来てから一週間ほど経過したある日の事
学校から帰ってきた俺を待ち受けてたのは凄惨な光景だった
横転したケージに散らばる敷材 
そしてケージは鍵が外れて入り口が開いてた
中に居るはずのチョロスケは居ない 
俺は動揺しつつもチョロスケを探した 
隣の部屋、その隣の部屋、またその隣の部屋 
キッチン、浴室、トイレまでくまなく探した 


イプシロン5/13 22:43:572194cfL3BypG61Wrc||79
そのトイレで俺は猫を見た 
猫の視線の先にはあのチョロスケがいた
遂に俺はチョロスケを発見した 
しかしそこにいたチョロスケは
あまりにも変わり果てていた 
体のあちこちが赤く滲み 
目は見開かれたままピクリとも動かない 
体も横に倒れたまま微動だにしなかった 
そして俺は理解した 
俺は把握した 
 
 
猫が殺したのだと

イプシロン5/13 22:49:222194cfL3BypG61Wrc||665
ケージは猫が倒しその衝撃で鍵が外れて逃げ出し 
猫に追いかけられ幾度と無く攻撃され 
そしてここで絶命したのだと
猫は何事もなかったかのように毛づくろいをし 
時たまチョロスケの匂いを嗅いだりチョロスケを前足でつついたりする 
俺は猫をすぐさまトイレから放り出し
動かないチョロスケを手で掴み上げ手のひらに乗せた 
やはり既に命はなくなっていた 
 

イプシロン5/13 22:53:332194cfL3BypG61Wrc||215
俺は放心状態でチョロスケを手にしたまま庭に出た 
1週間ほどしか付き合いがなかったが 
俺はすっかりチョロスケを気に入ってた
庭の一角に穴を掘り
その中にチョロスケを置き
土を被せた
 
その時俺の頭の中に色々な考えが並べられた

イプシロン5/14 0:10:122194cfL3BypG61Wrc||926
何故ケージがひっくり返せないよう固定しなかったのか
何故鍵をもっとしっかりしたものにしなかったのか 
それ以前に何故猫を隔離しなかったのか 
なんにせよ俺がチョロスケを死なせてしまったのだ
 
くやしさと悲しさで涙が出てきた
俺はなんてマヌケなんだと 
もうチョロスケには会えないんだと 
当時15になるにも関わらず俺はみっともなく泣き続けた 


イプシロン5/14 0:19:582194cfL3BypG61Wrc||591
今でも家族の間でチョロスケの話が出る
あんな悲惨な事件だというのに未だに話題になんか出てくるのは
真相を話してないからだ
家族に今回の事件を話したら猫がどうされるかわからないからだ
あんな事件が置きながらも俺は猫が嫌いになれなかった 
俺は猫にも十分愛着があった
それにチョロスケに続いて猫にまで消えられたら責任で押し潰されてしまいそうだからだ…

イプシロン5/14 0:28:222194cfL3BypG61Wrc||599
家族には「急にピクリとも動かなくなった」と言ってある 
家族は皆信じ
そして疑わなかった 
ただ虚言を幾つも並べても
俺がチョロスケを殺してしまったという事実は消えないのだ
今でも時々思い出してはものすごく鬱になる
ただ…チョロスケと過ごしたあの1週間だけでも
チョロスケは幸せを感じてくれてたかな?と考えると 
少しだけ心が楽になる

イプシロン5/14 0:32:12194cfL3BypG61Wrc||291
それから3年たった今
俺は新しくジャンガリアンハムスターを飼おうかと考えてる
あの時ろくに愛せなかったチョロスケの分まで 
愛を注ぐことができたら…と考えて 
 

そしてそれがチョロスケへの罪滅ぼしになれば、と 
 
 
終わり 

イプシロン5/14 0:35:462194cfL3BypG61Wrc||896
ふへー、、、疲れた 
一応ノンフィクションな、うへへ  
変に重く書きすぎた感じがあるけど 
上に書いてあること、上に書いてある気持ちに偽りはねーぜ 
というわけ、、、だ
読んでくれて有難う 

Mr・X5/14 8:22:282204cfL8g61BjsECE||242
本当は元ロリーー・−タチャンが食べたとさ

銀月5/14 9:19:362182cfLMvpixotkc6||809
私もハムスター飼ってたなぁ…
学校でも部活で飼ってて、死んじゃった時はきつかった;
イプさんが、チョロスケとの時間が幸せだったなら、チョロスケもそうだと思う♪

いやはや、朝からいい物読ませてもらいましたさヽ(*´▽`*)ノ

shaku5/14 18:23:422101cfWuoxzlFWpK6||859
読みました良かったです

アマグリ5/14 18:28:592220cfp2NKIFzL5ZM||638
うう・・・(T∀T)私も有るんですよ・・・・ハムスター殺しの経験・・・(ぇ
イプシロンさんと同じ(?)ようなケースです。
私がゲームをしながらハムスターをひざに乗っけていたんです。あぐらかきながら。そしたらいつの間にかハムはひざとひざの間に。私は気づかずゲームに集中。
少し経ってから気づきました。ハムがいない。探すと私のひざの間にいました。既に息絶えて。何もかもが私のせいです。今でも悔いています。なぜゲームとハムを中途半端にしたのか、そしてどうして気づかなかったのか。

アマグリ5/14 18:32:422220cfp2NKIFzL5ZM||112
それが一匹目だったんです。償いとして、ハムの兄弟(一匹目は元々幼稚園でもらった)をもらい、大事に大事に育てました。そのおかげか、それとも一匹目のお陰か、四年も生きましたwそして死んだときは、トイレで死んでました。トイレは唯一透けている場所で、私と家族に死を知らせてくれたのだと思いました。(そうだと信じてます)
そして一匹目の隣に埋めました。

と言う感じですねw明らかに私が悪人。イプシロンさんの場合は第三者(猫)が原因ですが、明らかに私のみです。うわあぁぁぁん。゜(ノД`)。


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