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5354彼の恋は純情あいね5/15 14:26:362195cfC6fUNt5yNr2
 別に、特別に美人なワケじゃない、と思う。
 でも、その笑顔とか、声とか、さりげない気遣いとかが、どうしようもなく、素敵で。
 素敵、なんて言葉でしか表せない自分が、ちょっと情けないくらい。
 この感情は、かけがえがない。
「どうしたんですか?」
 聞く声。彼女の、声。
「え、あ、ううん。何でもない」
 何でもなく、ないよ。君の事を考えてたのに、その君に声をかけられて。
 正直、ドキドキしてます。一応年上なんで、恥ずかしくて言えないけど。
「そうですか?でも…無理は、しないでくださいね」
 ほら、だから。こんな気持が湧いてくるんだ。

あいね5/15 14:29:402195cfC6fUNt5yNr2||120
「大丈夫。心配させてごめんね」
 うん、本当に、心配なんてさせたくないよ。ちょっとこそばゆいけれど。
 大きな目がこちらの顔をのぞきこんできて、次の瞬間には、柔らかな笑みに変る。
「はい」
 すこし、みとれてしまう。
「…あ、伝票整理、終った?」
「はい、確認お願いします」
 もう少し、先輩と後輩から抜け出せる勇気が足りないけれど。

コンビニのレジの奥。
こっそりと幸せをかみしめる。
彼の恋は、純情。


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