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5691*或る絵描きの憂鬱*marinoe6/13 8:39:112101cfiYKbBX/gqkY
じっとりと纏わりつく梅雨到来
全てを洗い流していくのか
どんよりとした濃度で塗り込めていく

marinoe6/13 8:41:492101cfiYKbBX/gqkY||109
ささくれていく こころ
   蟻地獄にあしをとられ
     ことばの鎧は重すぎる
      立ち尽くし 膝を抱えた毎日に
   日常の垢がつく
ギラギラのあかに焼き尽くされる前に
 ほほをなでる風
  空を見上げる
ちっぽけな自分
     ゆりかごを揺らす
           透明な眠りの裾を翻し
                   夜がため息をひとつ

marinoe6/13 8:43:232101cfiYKbBX/gqkY||427
パラパラとガラスをたたく あまおと

大地から沸き上がるあつさと

ねつの滴りに
味サイが帽子を揺らす

アスファルトは硝煙のかおり

かさのはながさく

しばし 追憶にまどろむ

marinoe6/13 8:46:112101cfiYKbBX/gqkY||601

あなたのうみにとびこんで
   わたしをひろいにきたの
     これはぶかぶか
       あれはきつきつ
         それはこそばゆい
どれならぴったりくるのやら
   やわらかい驟雨につつまれ
     おぼれるようにねむりこむ

marinoe6/13 8:48:572101cfiYKbBX/gqkY||166
************
わたしのすんでいる街には みどりの浮き島がありました

車は街の血液で 年がら年中休みなく
金魚鉢のその街の
朝一番の挨拶は
やっぱり ことりのさえずりで
猫が眠そうなあくび目を傾ける

marinoe6/13 8:49:502101cfiYKbBX/gqkY||272
薄紅色のともしびが みどりのわたぼうしを点火する
名も知らぬ とりどりのいろも
絨毯に織り込まれ
いっせいにいのちがわきあがる

アツクルシイ声を閉じ込め
こみちも うっそうと濃くなっていく
振り仰ぐと もくもくの白さをくっきりと碧に映し出し
いずれ 街を飲み干すと
ドラムロールとともにガギグゲゴの煌めき

みどり色に抱かれたおもいが鈍色に発酵し
つめたく 澄んでいく毎にほほを染める
黄金を落としながら チリチリと紅く燃え上がる

冬将軍をも孕んだあおは
やがて 屋台骨ばかりになった丸裸の木々に
女王の忘れ形見を落とす

marinoe6/13 8:50:562101cfiYKbBX/gqkY||821
暮れなずむ街にもぽっかり茜雲
夜がしっとりと帳をおろしても
人は滅多に眠らずに灯りを求めてうろつき回る

そんな ときの狭間
みどりの風に吹かれに
今日もわたしは浮き島まで
************

marinoe6/13 8:54:242101cfiYKbBX/gqkY||220
朝 一番早いのは♪
チュンチュン 小鳥の声を目覚ましに

キラキラ日ざしを吸い込んで

タッタッタッタと駆けていく

ツンツンとんがり帽子のあおい草

     影はびろうどのぬくもりを
テンテンテンテンと転がって

とろんとろんと溶けていく

marinoe6/13 8:57:212101cfiYKbBX/gqkY||490
とてちてとんとんとん
ジットリと纏わりつく雨のヴェールは
西からさし込むその日最後の煌めきを二重の架け橋に変容し

ジャン・フランソワ・ミレーが1863年の春に見かけた虹のように
夕ご飯の買い物客でごった返す街並を自然のことわりとともに
一幅の瞬間として巻き取り

ゆっくり 夜に飲み込まれていった

marinoe6/13 9:0:92101cfiYKbBX/gqkY||36
             そして

marinoe6/13 9:1:302101cfiYKbBX/gqkY||725
しらじらとまた今日があけていく
  結構 命の鼓動は 姦しい

チュン チュン チュンと ことりは さえずり
カラスも 朝から 呼んでいる
車だって起きだして 
  もう 右往左往と動き出す

私は大きく 伸びをして
 眠れなかった昨日を 追い出すの
  さわやかな 朝を たっぷり 吸い込んで
タッタッタッタっと 駆けていく

ツンツンとんがり帽子のあおい草

影はびろうどのぬくもりを
テンテンテンテンと転がって

とろんとろんと溶けていく

そんな一日の始まりはいつも たちつてと
************

marinoe6/13 9:3:462101cfiYKbBX/gqkY||514
を抱いて*
きれいにいきること
ゆめをひきつけること
赤い靴とおどりつづけること

ことことこと・・・・・

花を抱いている人

みずをあたえましょう

ふしぎなように
とまどうように
とろけるように

ふわふわふわり ゆらゆらゆらり

わたしをよんでいる

えがいてと

てとてとてとてと・・・・

かき寄せる手と
散らしている手と
抱きしめる手と

満開に 咲き誇ってと

marinoe6/13 9:6:432101cfiYKbBX/gqkY||346
幻影
堀端をそぞろ歩く昼下がり

みなもに跳ねる煌めきの渦

キラキラキラと乱舞する

照り返しは石垣にまでめり込ませ

ユラユラ踊る水玉模様

ぷくりとコイが顔を出し

ぽかりと波紋をひろげてく

鮮やかな色も溶かしこみ

今 あでやかな蝶となる

marinoe6/13 9:8:552101cfiYKbBX/gqkY||819
メタファーとシメリの微妙なさじ加減に惑乱したいけれど
感情と描写の間でたたらを踏み
どうしても定型で落ち着いてしまう


*お*し*ま*い*

博多ダンディ(兄6/13 9:47:246122cfoMAVqdadA4U||683
marinoeさん、おはようございます
宵っ張りの朝カラ元気、不眠は意外なラッキーをもたらしてくれたようです
こんなことを言うのはオコガマシイかもしれませんが…すごく円熟したなぁ、と
一つ前の回転☆木馬から少し変ったかなぁと思ってはいましたが、ココに来て
その良さが最大限の自由度を得、大きな振幅を描いて舞い上がったかのようです

博多ダンディ(兄6/13 9:47:306122cfoMAVqdadA4U||201
古楽雅楽の旋律の中、時折現代詩的ディストーションをかまされたギターの金属音、
そして背後にエスノビートが轟き、それでいて残るのは爽やかなブルーのリヴァーブ
一連目の行の揺らぎのように、まさにレトリックと感情の双曲線が紡ぎ上げたタペストリィ
唯一無二、marinoe言語ワールドをそう呼んでいいと、いま心から思います

keiyuuki6/13 15:3:582201cfKRifEHGO9Ks||926
marinoeさま、こんにちは。
marinoeさまの詩の感想をダンディさまの後に書くのは非常に緊張するのですが、勇気を出しまして…。

何度読みましても、音の響きが心地よくて、またもしかしてこういう意味でも読めるのかな、思うほど不思議な読み心地の詩です。
また、私は「*朝 一番早いのは♪*」のようなリズム感のある詩がとても好きで、読んでいてうきうきしてしまいました。

つたない感想で申し訳ないのですが、読後感の素晴らしさにお礼を言いたく書かせていただきました。
また、こっそり読ませていただきます。

marinoe6/13 19:21:312101cfiYKbBX/gqkY||906
ずん様、こんばんは☆
ちょっとすばらしい美辞麗句の酔いつつ、円熟という言葉にやっと、
少しは成長が見られるようだって、良かったねと思っています。
物語的空間をこよなく愛していて、時々お伽噺的感じに嵌って抜け出せなくなっていますが、
目の前に広がる瞬間を斬新に切り抜いて表すことができたら、
いいなぁとやっと、気づいたのかな。
亀のような歩みで、その上、時々ウサギになって、昼寝までする馬鹿者ですが、
この感想に恥じないよう、これからも頑張っていきたいですね。
ありがとうございます☆

marinoe6/13 19:27:162101cfiYKbBX/gqkY||114
keiyuuki様、こんばんは☆
貴女の勇気の感謝です。
どれが一番好きだったとか、どんな所が好きだったかと言われるのが一番嬉しいです。
日本語の言葉の持つ、やわらかさ、ひとつの文字だけでも意味を成す凄さ、
同じ音で、意味が違ってきたりもするし、
そういう摩訶不思議の世界に魅せられている私には、
音の響きに注目していただけて、それだけで、よかったなと思っています。
*朝、一番早いのは♪*は元気の気分そのまんまをお届けしたつもりです。
ありがとうございます☆

銀月6/14 9:56:112182cfLMvpixotkc6||362
マリ姫、おはようございます(*´▽`*)
すっかり日付が変わってからの拝見、失礼しました(汗
感想を書こうと思いつつ、今チャットの方でも同時進行ゆえ、
此方では遠慮させて頂きますね(o_ _)o))
オレンジの魔法は、梅雨の憂鬱さも関係なく輝くようで安心しております。

marinoe6/14 17:33:552101cfiYKbBX/gqkY||274
銀月様、こんばんは☆
“朝一番早いのは♪”と“とてちてとんとんとん”のどちらが好きかという質問に
答えていただいてありがとうございます。
1連目を最初に紡いだのは、実は春の頃だったのですが、
色々と付け加えて、今回、ヴァージョンアップしての再登場でした.
これは、その頃より、こっちの方がいいかなとはっきり、思えたのですが、
この2つは、どうしようかなの段階です。
ブレンドしてもいい味がでたけど、後半を全く変えて
違うつかみ方をするべきだな.感想、ありがとう☆

Cherry6/14 20:10:222191cfeVaWwYTAauw||934
まりーさん、こんばんは^^
昨日のうちに気が付いていれば…と悔やまれてならない遅い出発です…

まりーさんの世界観がたっぷりとつまった、詩の数々…
私に的確な感想を述べることが出来るのか心配ですけど、思ったままに
書いてみますね^^

“やわらかい驟雨につつまれ おぼれるようにねむりこむ”
まりーさんの言葉のヴェールにくるんとくるまれているみたいに…
つつまれたいと思うような素敵な表現です…
ゆっくりでいいんだよ…そんなまりーさんの声が聞こえてきそうです…^^
後でお手紙書きに参りますね…どこかは内緒♪

marinoe6/14 21:6:72101cfiYKbBX/gqkY||463
Cherry様、こんばんは☆
今の気分は*瞳*ですね.
人から、与えられた役割でふらふらな感じがしなくもない今日この頃。
どうしても人の目が気になるけれど、でも自分は自分でいいと
そういう風に伝わったとしたら、凄くうれしい。
ちょっと自分的には、ふて寝気味かなと思っていたのですが、
コクーンのイメージが驟雨にあるような気がするかな。
寝る子は育つが持論でもあるし、ゆっくりを合い言葉で乗り切っていきましょうね。
ありがとうございます☆

sIs6/14 23:9:542182cf9tXTCvemDjk||9
marinoeさん、こんばんわ。
感想が下手な上、書くのが遅くなりましてすみません。

梅雨の鬱陶しい雨音がにわかに聞こえてきそうな、どこか頷けるところがある詩に触れられて、とても嬉しいです。
中でも冒頭の「或る絵描きの憂鬱」(なのかな?)が一番好きです。
ただ、自分が未熟な為にしっかり理解できているのかどうかが心配ですが・・・(笑
しかししっかりと伝わる雰囲気が、心の中を綺麗にしてくれたような気がします。

marinoe6/15 8:44:492101cfiYKbBX/gqkY||351
sls様、おはようございます☆
もう、ここに書いた時点で、物語は紡ぎ手から、読み手に移っていくと思っています.
だから、下手な感想なんて、絶対あるはずがないし、
どういう風に感じてもらっただろうかを伺う事ができる感想はそれだけで、宝物です.
タイトルと掴みは一番気を使う所なので、そこが気に入っていただけたようで
頑張ったかいがありました.投げかけたものがいつか受け取ってもらえれば、
小品全部で、タイトルが香り立つ空間を描ければと思っているのですが、
まだ、歩き始めたばかりです.ありがとうございます☆

きょう2/2 10:58:332211cfPC6sP6QoYIE||705
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