5715 | ―サザンライド大冒険日記―第二十六章 | sIs | 6/15 22:23:38 | 2182cf9tXTCvemDjk |
二十章 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-5047.html 二十一章 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-5133.html 二十二章 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-5162.html 二十三章 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-5209.html 二十四章 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-5448.html 二十五章 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-5578.html 一章〜十九章までは、二十章にURLが載っています。 尚、十一章までは過去スレではございませんのでご了承を(見られない可能性もあります) 第二十六章 「敵の思惑通り」 |
sIs | 6/15 22:23:59 | 2182cf9tXTCvemDjk||766 | ||
十字暦1000年5月15日(時間不明)、サザンライド同盟国内のどこか――――― 「思いの他上手くいったな」 満足そうな男の声が広間中に響く。 「偶然とは言え、トリス達に尾行させたのは正解でしたね」 さっきの満足そうな声とは反対に、どこか無気力な男の声が響く。 |
sIs | 6/15 22:24:21 | 2182cf9tXTCvemDjk||629 | ||
「全く、トリスは便利な人材だな。そのときの状況によって性格を変えられるとは」 「彼女の能力は賞賛するに値しますね」 二つの声が次々に響くと、非常に不気味な雰囲気が漂う。 同じ戦果を上げてここまで感情が違う二人の方が賞賛するに値しそうだ。 |
sIs | 6/15 22:24:38 | 2182cf9tXTCvemDjk||106 | ||
「お役に立てて光栄ですわ、レイト様」 二人の後ろから女の声がする。 弟をスケコマシと連発したあのトリスだ。 キドー達といた時の服装とは違い、今は紫色の豪華なドレスを着ている。 「中々の名演技だった、トリス。あのとろそうなガキ共でなくても騙されるほどにな」 髪の毛の短い方の男――レイトと呼ばれた男――が満足そうに頷く。 それを見て、トリスは一層微笑んだ。 ライグライにいた時の彼女とはまるで人が違う。 |
sIs | 6/15 22:24:59 | 2182cf9tXTCvemDjk||323 | ||
「この鏡一枚であの薬の大量生産も簡単にでき、この大陸を支配するのも簡単に出来る」 「使い方一つで正反対の効果を得られる鏡か・・・」 「これを使えば貴方の思うままの世界が作れるのね」 三人は順々に話して、そして順々に笑う。 その後ろでまた男の声。 「レイト様、王族一行共がキゼミに向かっているようですが・・・」 そう言ってレイバーに向かって歩いてきたのは小柄な青年。 |
sIs | 6/15 22:25:15 | 2182cf9tXTCvemDjk||332 | ||
「何だザベル、もう予言が終わったのか」 「レイバー兄さんにも協力して貰いましたから」 レイトは一瞬だけレイバーを見る。 しかしすぐに視線をザベルに戻す。 「キャストはどこへ?」 「葬礼の間へ行きましたが。多分いつもの礼拝でしょう」 トリスがため息をつく。 「まったく、アイツったらいつまでも両親から離れようとしないんだから・・・」 レイトはトリスの愚痴を無視し、独り言を呟く。 |
sIs | 6/15 22:25:27 | 2182cf9tXTCvemDjk||253 | ||
「とうとうキゼミまで来たか・・・。これは面白い戦いが出来そうだな・・・」 |
sIs | 6/15 22:25:46 | 2182cf9tXTCvemDjk||335 | ||
それから五日後の昼――― 真上から照りつける太陽の下、キドーはうなだれながら歩いていた。 キゼミの廃墟までもう少しなのに、全然海が見えないからだ。 「・・・こんなに遠かったか・・・?」 彼は呟きながらも歩く。 |
sIs | 6/15 22:26:8 | 2182cf9tXTCvemDjk||359 | ||
サザンライド城内にある図書館には、雨が沢山降る国、ジャパンについて書かれている本があった。 リディはその内容を全て暗記している。意外と読書が好きなのだ。 その本によると、ジャパンではこの時期に沢山雨が降るらしい。 「ここがジャパンだったらなぁ・・・。こんな暑い思いはしないで済むのに」 ―――勘違いしているようだが、日本の雨はとても憂鬱だ。 |
sIs | 6/15 22:26:22 | 2182cf9tXTCvemDjk||971 | ||
「木陰で休まない?暑くてヘトヘト」 シノが弱弱しく言う。 常夏の島生まれなのに、暑くてヘトヘトとはどういうことだ。 「・・・いや、その必要はないぞ」 キドーが言う。 そして、目の前を指差した。 |
sIs | 6/15 22:26:35 | 2182cf9tXTCvemDjk||502 | ||
「・・・あ。アレが『キゼミ』ね?」 リディがはしゃぐ。 さっきまでは疲れているような顔をしていたくせに、もう元気そうに飛び跳ねている。 「ま、敵が襲ってきても大丈夫なように、武器はしっかり用意しておけよ」 キドーは意味ありげに口元を歪めた。 リディ、シノ、アバルトは、そのキドーの表情にどこか不安げなものを見た。 |
sIs | 6/15 22:26:51 | 2182cf9tXTCvemDjk||32 | ||
―――キゼミの町は、ジョモネシャンが言っていたように、八年前に滅んだ町だ。 原因は未だ謎に包まれているらしい。最近は誰も訪れなくなったのか、その存在さえ忘れられている。 四人が町の中に入ると、町はやけに静まり返っていた。 ここが町だったなんて信じられないくらい静けさが広がっている。 「し、静が過ぎて不気味ね・・・」 シノが震える。 確かに、昼間からこんな陰気な場所は不気味だ。 |
sIs | 6/15 22:27:40 | 2182cf9tXTCvemDjk||307 | ||
「・・・八年前から何も変わってねぇなぁ・・・」 キドーが呟く。 そこへリディがキツイ口調でキドーに言う。 「ずっと感づいてたんだけどさ、あんた、何か知ってんでしょ?知ってること話なさいよ」 |
sIs | 6/15 22:27:51 | 2182cf9tXTCvemDjk||554 | ||
シノ、アバルトが驚いてキドーとリディを交互に見る。 キドーは「やれやれ」と呟いて、少し間を空けてからこう言った。 「・・・あまり話したくないんだけどな・・・この話は・・・」 そう言ってキドーは話し始めた。 |
sIs | 6/15 22:28:2 | 2182cf9tXTCvemDjk||444 | ||
〜作者の独り言〜 いつも長過ぎてスクロールバーが小さくなるので今回は短めに。 最近、芸術掲示板のログの流れが速くて焦っているsIsですこんばんは。 すぐに前章が流れるから休む暇がありませんよ。 冒頭部分にて、トリスさんとキャストさんは敵だと言うことが発覚。 この設定を考え付いたのはつい2、3時間前で、それまではもうお役なしのサヨナラキャラ(?)だったんですね。 それにしても、偶然にしては出来すぎな設定ですね。 |
ピート | 6/15 23:12:24 | 2182cfMsAhBDZZF9I||766 | ||
トリスさんとキャストさんは敵だったんですか・・・ うーむ、キャストさんは改心してくれそうですがトリスむさんには無理な話でしょうな。 キゼミの町・・・キドー君の故郷でしょ。(ぁ キゼミの町が滅んだのは8年前、キドー君は近衛兵を8年やってますね。 うん、絶対キドー君の故郷だ(キメツケ |
sIs | 6/15 23:44:5 | 2182cf9tXTCvemDjk||426 | ||
意外なストーリーが思い浮かんじゃって自分でもびっくりなくらいなんです(ぁ キャストさんは改心してくれるでしょうかねぇ。自分の意見が正しいと信じ込んでますから。寧ろトリスさんの方が改心しそうな(ぉ キゼミ・・・って、どうしてそんな名前の町にしたのか自分でも謎。 半年前の自分のセンスを笑ってあげたいです。 ボソボソ|)<実はキドー君はk(ネタバレなので以下略 |
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