戻る
587小説『悪魔の囁き(続)』読んでみますか?クリード6/1 15:2:592191cffKVsfVBmSmg
前回は下のスレ(No.542)にあります。
そちらを読んでからじゃないと、話が分からないかも・・・?

てことで、しつこいようですが再度注意事項を・・・

多分、ダークな話です。
人が死ぬのは当たり前。いなくなるのも日常茶飯事。

主人公・藍川時雨(あいかわしぐれ)が中心です。
まぁ、血塗れ・虐殺?・痛い系が苦手な方は止めて置いた方が・・・

とにかく、人が大量に死ぬかも。嫌な人は戻ってください(汗

クリード6/1 15:3:412191cffKVsfVBmSmg||271
〜あらすじ〜
孤児院で生活する主人公・藍川時雨と、数多くの友人であり同志である子供達。

だが、孤児院とは仮の姿。実際は、「不正薬物の研究所」だった・・・

時雨は、その研究所の権力者・鴻月刹那(こうづきせつな)を異常だと思っていた。

刹那を倒して、このちっぽけな場所から逃げ出そう・・・

そして集まった同志達と共に鴻月刹那を倒すべく、今宵、彼等の計画が発動する・・・

計画は成功するのだろうか?

クリード6/1 15:9:102191cffKVsfVBmSmg||225
時雨は今、変電室の前にいる。最終チェックをしてきたのだ。

時刻は11時29分。行動開始の合図を入れる時間だ。

「みんな・・・聞こえるか?」

持っている無線に小声でそう言う。

すると、1番隊から順に返事が返ってくる。

「いいか、そろそろだ。構えてくれ。・・・3、2、1・・・ゲームスタートだ。」

時計の針が11時30分を指した瞬間、仲間達が一斉に動いた。

クリード6/1 15:12:252191cffKVsfVBmSmg||722
できるだけ足音は立てずに、避難用の通路へと向かう。

とは言っても、彼等の目的は逃げるだけではない。

ここを、再起不能にするのが目的なのだ。

一直線に向かう計画ではない。

そもそもその通路は、逃げやすいだけであって、決して簡単に抜け出せる場所ではない。

特に夜中は、4人の警備員が隣の部屋で見張っているのだ。

クリード6/1 15:14:502191cffKVsfVBmSmg||677
なぜ、そんな所を逃げ道として選んだのか・・・

もちろん、ちゃんとした理由はある。

隣の部屋から出てくるには、最低でも1分はかかる。

だから、その1分の間に、扉に細工するのが目的なのだ。

失敗しても、その役目を受けた隊は、全速力で走れば逃げ切れる。

避難経路はなにも一つだけではないから・・・

クリード6/1 15:26:382191cffKVsfVBmSmg||525
『時雨さん。1番隊、目的地点に到着。作戦を実行します。』

時雨の元に、1番隊からの合図が来た。

それに向かって「気をつけてやれよ。」と言うと、逃げ道とは逆の方向・・・

院長室を目指して歩き出す。

たった1つのチョーカー・・・時雨が持っていた、唯一の宝物。

それを奪い返すために・・・

クリード6/1 15:46:372191cffKVsfVBmSmg||630
ビィーッ・・・

セキュリティのサイレンが響く。

「始まったな。俺も急がないと・・・」

少し歩く速度を早くする。そして、院長室のすぐ手前の通路の角に身を隠す。

ガチャッ・・・キイィー・・・バタンッ!

扉の開く音がして、すぐに閉まる音がする。

クリード6/1 16:4:92191cffKVsfVBmSmg||401
「何の音よ・・・まったく。人を夜中に起こして・・・迷惑なんだから。」

刹那のイライラした声が聞こえる。

その後に、ドタドタと慌ただしい足音が響いて、数人の男が来る。警備員だ。

「今度は何よ・・・迷惑ね・・・」

「すっ・・・すみませんっ!報告します、数名が第3通路のセキュリティを突破。

現在追跡していますが、捕まえるのは無理かと・・・」

「・・・!!まさか、時雨が・・・?っ・・・行くわよ!!」

「はいっ!」

クリード6/1 16:14:42191cffKVsfVBmSmg||731
刹那は警備員を引き連れて、足早に去っていった。

「俺ってついてるな。これであれを取り返せる・・・」

刹那達の姿が見えなくなると、時雨はそう呟いてから部屋に侵入した。

「どこだ・・・どこにあるんだ?確か・・・白い箱に入れてたはず・・・」

時雨は、その部屋の棚と言う棚に机のひきだしも調べた。

「ない・・・何で?この部屋にあったはず・・・」

クリード6/1 16:33:242191cffKVsfVBmSmg||838
時雨は焦った。

つい先日忍び込んだときには、確かにあったのだ。

真っ白で、蓋が透明な箱。その中にある、銀色のチョーカー。

箱には鍵がかかっていて、開けられなかった。だから、諦めたのだ。

「まさかっ・・・刹那が持って行った?」

「正解よ、時雨。」

「!!」

クリード6/1 16:50:342191cffKVsfVBmSmg||522
呟いた時雨の後ろから、刹那は嬉しそうに言った。

「せつ・・・な・・・」

「残念ねぇ?あなた程の頭脳を持つ子が、こんな馬鹿なことをするなんてね。」

バカにした笑みを浮かべながら、時雨に近付いてくる。

「来るな・・・俺に近付くな!!」

時雨は、目の前に来た刹那を鋭く睨みつけた。

「あら?これを返して欲しいんじゃないの?」

花枕6/1 17:0:452202cfmYl2V.hyRTQ||569
おもしろいです・・・!

和泉直人6/1 17:2:492194cfzVhRnedxmnk||4
刹那を殺せ・・・・・・

クリード6/1 17:12:402191cffKVsfVBmSmg||646
そう言いながら、時雨の目の前であのチョーカーを揺らす。

「あっ・・・っ返せ!!」

慌てて手を伸ばす時雨。でも、その手はチョーカーに届かなかった。

「返せ?アナタの所為で、セキュリティシステムが壊れてるのよ。

アナタは、私達にとって邪魔な存在なのよ。分かる?

だから・・・これと一緒に葬ってあげるわ。」

刹那はそう言いながら、徐に内ポケットから銃を取り出した。

ケットシー6/1 17:21:382182cfk4GD1T3GS3g||239
ど・・・どうなるんだぁ!?

和泉直人6/1 17:22:452194cfzVhRnedxmnk||473
「バキュン」刹那は撃たれたとをもったら自分で撃ってた全員で一言「自作自演・・・・」
無駄レス失礼

あかねこ☆6/1 17:23:236119cfEmAtZkTh2I2||924
どうなるの〜?

ぷっち6/1 17:24:392223cfwxLddk2WTec||354
例えこれからそうなるとしても小説のイメージ壊すようなレスはやめていただけます?
>和泉直人s

まぁ偉そうにこんな事いえる立場じゃありませんが・・・無駄レス失礼しました><;

クリード6/1 17:53:92191cffKVsfVBmSmg||805
銃口は、時雨の心臓に突きつけられる。

「殺すつもり?別にいいけど。・・・アンタさ、俺が誰だと思ってんの?

銃突きつけられた位で、俺が降参するとでも思ってるわけ?冗談じゃない。」

「なに・・・?」

刹那は、時雨の言葉に訝しげな表情をした。

「バカじゃないの?俺がどれだけ色んな事を学んできたか、忘れたわけじゃないだろ?

俺は銃の扱い方だって習った。アンタの命令でね。だから・・・」

クリード6/1 17:57:412191cffKVsfVBmSmg||2
そう言いながら、刹那の銃に手を伸ばして・・・

「こんなこともできる。」

「・・・?一体何をしたって言うの?!」

刹那には、何が変わったのか分からなかった。

「もういいわ!さっさと死になさい!!」

そう怒鳴りながら、銃の引き金を引いた。

カチッ・・・

「え・・・?」

引き金は、確かに引かれていた。だが、銃口からは弾丸は飛び出さなかった・・・

「ははっ、残念でした〜。安全装置っていうんだよ。知らなかったわけ?」

クリード6/1 18:4:112191cffKVsfVBmSmg||742
「そんなっ・・・なによコレ!」

刹那は必死になって銃をいじっている。

「バカだなぁ・・・そんなんで解除できるわけないじゃん。」

時雨は・・・そんな刹那をバカにした目で見るだけだった。

そして・・・

「返してもらうよ。」

「あっ・・・」

時雨は刹那の手から下がっていたチョーカーに手を伸ばして、それを取った。

「くっ・・・返しなさい、時雨!」

クリード6/1 18:12:552191cffKVsfVBmSmg||191
刹那の手が時雨に伸びる。

でも、時雨がそれに捕まるわけがなく、袖の中に隠していたナイフを手に衝き立てた。

「あぁぁぁっ・・・・!!」

悲鳴を上げながら、傷口を強く掴んで蹲る。

「時雨っ・・・なんて事を!!」

呻きながら、時雨を睨みつける。

クリード6/1 18:46:52191cffKVsfVBmSmg||233
「なんて事を、だと?考えても見ろよ。お前が今までやってきた事は、

こんなもんじゃないハズだぞ?今まで、どれだけの子供がそうやって悲鳴を上げた?

どれだけの子供が泣いていた?どれだけの子供の未来を摘み取っていった?

言えないだろ?お前はその償いをしなくちゃならない。わかるだろ?」

時雨は、ナイフの刺さった手を、思い切り踏みつけた。

「っ・・・!!」

クリード6/1 18:58:472191cffKVsfVBmSmg||348
「ほら、お前も痛いだろ?苦しいんだろ?違うか?でも、まだ足りない。

今まで死んでった子供はもっと痛かった。もっと苦しかったはずだ。

分かるだろ?お前は、何人もの子供を殺してるんだ。足りない・・・

こんなんじゃ、お前には全然足りない。・・・もっと苦しめ。」

時雨は笑っていた。

いつもの笑みではない。

心から、悪魔になってしまったかのような、冷たい笑み・・・

クリード6/1 19:4:102191cffKVsfVBmSmg||874
「時雨・・・アナタ、本当に時雨・・・なの?」

刹那は、怯えた目で時雨を見つめていた。

「時雨?何言ってんだよ。バカじゃねぇの?オレは時雨じゃない。

オレは黒斗。もう一人の時雨だよ。お前が見てきたのは時雨だよ。

オレは、時雨に無い感情を持ってる。だから、時雨に無い感情がオレにはある。」

それから黒斗は、刹那に顔を近づけて・・・

「復讐心とか・・・な。」

と、そう言った。

クリード6/1 20:29:592191cffKVsfVBmSmg||89
中途半端ですが、ここで一回切ります^^;
明日、続きを書こうと思います★
見つけたら読んでやってくださいな☆

感想受付中です〜♪

ぷっち6/1 20:31:42223cfwxLddk2WTec||6
うぉ〜・・・
さっきからずっと監視してたのに(ぁ
終わってたとは・・・(汗
次もよろしくお願いします><(?

ベベル6/2 15:6:292201cfirMoRalOBVI||986
すごい面白い(*'▽'*)わぁ♪
普通に本屋さんとかに置いてある物みたいだ^^

あかねこ☆6/2 16:12:392191cfNTyqJqvSa8Y||921
がんばれ〜時雨!!クリードさんものすごくおもしろーい♪

くらら6/2 17:9:472201cfmehbyJAp7CI||377
わぁ、どきどきする〜!続が楽しみ!がんば>栗ちゃん

梨恵6/2 19:7:552192cfLD0fwPo7xmU||351
続き見たいです!!!


本文(<>," shift+7使用不可)
 ※メルアドや電話番号を公表してはいけません、荒らしを批判するのは「俺が神掲示板」以外は禁止!
 
特殊文字 by.チビファンタジー