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5872―サザンライド大冒険日記―第二十八章sIs6/29 23:34:02182cf9tXTCvemDjk
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一章〜十九章のURLは、二十章に載っています。

二十八章  キゼミの町は潮風が絶えず吹く

sIs6/29 23:34:122182cf9tXTCvemDjk||910
十字暦1000年5月20日午後2時頃、キゼミの町跡―――――

「・・・とまぁ、そんな感じだったんだ」

ゆっくりと歩きながら、語り終えたキドーは一息ついた。

sIs6/29 23:34:252182cf9tXTCvemDjk||753

「なーんだ、ただのアンタの思い出話じゃない

―――それは言いすぎですぜ、リディ嬢。
いや、今に始まったことではないが。

sIs6/29 23:35:82182cf9tXTCvemDjk||794
―――町の東から吹いてくる潮風が、四人の頬をくすぐる。
その感触は、何だかいつもよりも少し悲しい。

「・・・しかし、改めて見るとホントに何もないわね、ここ」

シノがキョロキョロしながら言う。
どんなところへ行っても田舎者丸出しはやめてください、ホントに。

sIs6/29 23:35:212182cf9tXTCvemDjk||13

「奇襲で全部やられたからなぁ。まぁ、港は大丈夫だと思う」

港の安否などどうでも良かったが、船を手に入れる以上は行っておかなければならない。
その前に、船は無事な物があるかどうか分からない。

sIs6/29 23:35:302182cf9tXTCvemDjk||604

「・・・ったく」

八年間も一緒にいるリディには分かった。
キドーが強がっていることを。
本当は思い切り泣きたいのだ。多分、思い出に浸っていたいのだ。
しかし、リディは分かっていても何も言わなかった。

sIs6/29 23:35:522182cf9tXTCvemDjk||395
中心街(の跡地)を通り抜け、今や誰も訪れることのない港へと歩く。
昔は大きな町だったらしいが、今ではそんな面影など一欠けらもない。
海水面の見える場所まで来ると、キドーは後ろを向き三人に向かって言った。

「・・・さーて、ある程度大きめの船がいいかな。
キゼミの埠頭は全部で七つあるんだ。一緒に探してくれ」
「七つも?」
「すぐ見つかるだろ。鉄製の漁船とか、その辺がいいかな」

そうやって指示をしながら、キドーは探し始めた。
他の三人も手分けして探し始める。

sIs6/29 23:36:62182cf9tXTCvemDjk||520
二時間は経っただろうか。
突然、アバルトが声を張り上げた。

「ぉーい、手ごろな船見つけたぞーぉ」

一番遠くにいるキドーも辛うじて声を聞き取って、アバルトの元へ走る。

sIs6/29 23:36:182182cf9tXTCvemDjk||729
アバルトが見つけたのは、日本にも沢山ある何の変哲もない漁船。

「・・・うん、まぁこれで大丈夫だろう。それじゃ、これに乗って行くか」

キドーはそう言うと漁船に乗り込んだ。
続いて、リディ、アバルト、シノの順に次々と乗り込んでいく。

sIs6/29 23:36:352182cf9tXTCvemDjk||244
中はかなり荒れていた。
漁に使うであろう網が無造作に置かれ、木製の釣竿も全部折れていた。
しかし、ハンドルやエンジンは無事のようなので、一応は動くようだ。

キドーを除く三人は、漁船の内部を見て驚いている。
そんな中、キドーは一人何かを探している。

sIs6/29 23:36:532182cf9tXTCvemDjk||375

「・・・っと、あったあった」

そう言って、キドーはガラクタの山の中から一枚の紙切れを取り出した。
それは、よく見ると細かい線が沢山描かれている。地図だ。

「この辺の海図だよ。島とかもしっかり載ってる」

カナカン北部、即ちキゼミ東部の海上には、岩礁で出来た小島が沢山ある。

「随分前に『神殿』って言ってたよな、アイツ・・・だったらここだな」

キドーは地図上の一点を指差した。
三人とも地図を覗き込む。

sIs6/29 23:37:102182cf9tXTCvemDjk||537

「・・・周りの島より少し大きいわね。すぐ行けそうかしら」

リディが言う。
いつも通りの強気が少し戻ってきたみたいだ。

「距離的に見て、多分一日はかかる」

船の速度をよく知っているキドーは、的確に計算した。
こいつのどこにそんな能力があったのだろうか。八年前は27÷3も出来なかったのに

sIs6/29 23:37:212182cf9tXTCvemDjk||973

「とりあえず、時間もないし今から出発しよう。
忘れ物はないよな?」

キドーは真剣な顔で三人に聞く。
勿論、三人とも首を縦に振った。

「よしっ、じゃあ出発だ!」

sIs6/29 23:37:462182cf9tXTCvemDjk||931
〜作者の独り言〜
試験中に小説を書くなんて余裕がないくせに、何やら書いてしまっている様子。
明日は数学と英語だから多分大丈夫だけど(棒読み)

キゼミの町なんて複線のお話に過ぎなかったのに、結果的にこんなに本編に絡んでしまいました。本当ならキドーの思い出話だけだったはずなのですが(笑)
でも、この町の存在があったからキドーがいるわけで、だからこの物語があるわけで。
そう考えると非常に重要な町なんだなぁ、と思わせてくれます。

今回はやけに短いですね。

ピート6/30 15:39:402182cfMsAhBDZZF9I||13
リディさん、それはないでしょう。
キドー君のあの話をただの思い出話とは・・・怒らなかったキドー君に拍手(ぁ
ちょっと聞きますがキドー君。
食料はどうしたんですか?
無かったら絶対リディさんが騒ぎますよ。腹黒王女が(ぁ

sIs6/30 18:59:142182cf9tXTCvemDjk||540
ピートさん>
いやー、キドーは初期設定では鈍くさいですからね(笑)
怒らないのも無理はないで(ry

食料は森の中で全て補給したらしいです。

李亞6/30 20:36:92182cfPPkTUCF2dqo||975
(´Д`)キャー、また新しい小説が。
更新ペース激早ッ、うp追いつかないわorz
土日しかうpできないっつー現実が厳しいorzorz

さり気無くヒドー(ぁ)氏に気ィ使ってるリディ嬢が好きです。

ハイ!27÷3は9だと思われます、先生ヽ(・ω・´)

sIs6/30 21:3:202182cf9tXTCvemDjk||772
李亞さん>
やっぱり10日って早いですか?(汗)
大丈夫、これからは模試やら試験やらでうpどころじゃなくなるから、こっちも(笑) いやいや、受験生は忙しいですね。

リディ嬢はキャラがコロコロ変わって楽しいです。
腹黒くても憎めない、何だか不思議なリディ嬢。

27÷3を6と書いたキドー君には李亞さんぐらいの計算力を身につけて欲しいものです。


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