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5939突然に天使!祥大7/5 22:6:312192cfw1EnVqXK0ko
どうも、お久しぶりです、祥大です。
かなりな不定期更新、前回から約七ヶ月ぶり。
まぁ、覚えている人はいないでしょう。覚えていたら、ありがとー!
どうぞ、読んでみてください。
突然に天使!、始まります。

祥大7/5 22:7:292192cfw1EnVqXK0ko||619
過去ログ

http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-3220.html 序章
http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-3381.html 一章(1)
http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-3674.html 一章(2)

祥大7/5 22:7:522192cfw1EnVqXK0ko||370

突然に天使!

 一章 天使と出会うという現実〜I do not have an angel〜(3)


祥大7/5 22:8:172192cfw1EnVqXK0ko||66


「えと、やっぱり話した方がいいですか?」
「もちろん」
 何を今さら、俺は無理をしてでも聞き出すつもりだった。
 ニナはひらきなおったのだろう、また笑みを浮かべた。そして、一言。
「驚かないでくださいよ? 呆れないでくださいよ?」
「もちろん」

祥大7/5 22:8:542192cfw1EnVqXK0ko||520
 そう言うと、ニナは懐から一枚の紙切れを取り出して、それを俺に見せて、

「このように、まったくの偶然です」

 はっ? とか思った。

祥大7/5 22:9:192192cfw1EnVqXK0ko||466
 いきなりでよくわからなかったが、とりあえずそれをよく見てみる。
 その紙の上のほうに、大きく卒業試験≠ニ書かれている。一番下には、俺の名前が何かの欄に記入されていた。
「いきなりなんだ、卒業試験≠チて?」
 一番目立つ項目を、問いかけてみる。よくわからない。
「そのまんまです」
 なにがわからないんですか、そんな表情でニナはこちらを見ていた。

祥大7/5 22:9:392192cfw1EnVqXK0ko||465
「……まぁ、わかった」
 やっぱりよくわからなかったが、とりあえずうなずいておく。どうせこれ以上問いかけても、不毛な会話が続くだけだ。今までの会話から、それぐらいは考えることができた。
こんなこと考えてる俺って、実は頭いいんじゃないか? そんなことを思ったり。まぁ、そんなことは措いといて。

祥大7/5 22:10:12192cfw1EnVqXK0ko||31
 なんでこんなことが話しづらいんだろう。ただの卒業試験なら問題ないだろうに。そう、思う。ということは、何か裏があるんだろうな。それしかないだろう。じゃあ、それはいったい、なんなんだろう。
 少しの間に、色々考えてみる。しかし、そのなにか≠ェ思いつかない。ここからは、話を聞いてみるしかない。答えが聞けるだろうか。

祥大7/5 22:10:282192cfw1EnVqXK0ko||83
「普通のテストなら問題ないんですけど。いきなりだったらちょっと話しづらい内容でして……。えと、とりあえずその紙を読んでみてください」
 聞く前に対処法を言ってきた。正直ありがたい。だけど、今更何が話しづらいというのだろう。天使術≠竄辯悪魔≠竄轣Aわからないことばかり聞いているのに。これよりも言いづらいって、一体……?
 考えても埒が明かない。俺は、とりあえず指示に従って、紙を声に出して読んでみた。

祥大7/5 22:10:562192cfw1EnVqXK0ko||445
「何々……。『見習い天使ニナ。卒業のため、下記の人間一人の願いをひとつ叶えることを命ず』。……なんだよ、別にどうってことないじゃないか、さっきよりは。これが、何だって言うんだ?」
 そう言って俺は、ニナの顔を覗き込んだ。
「……もう少し下です、下」
 わかった、一言返して俺はもう一度読み始める。

祥大7/5 22:11:102192cfw1EnVqXK0ko||374
「……『その際、下記の人間の側から離れてはならない。どんな危険からも下記の人間を守り、願いを叶えるまで何が起ころうとも天界への帰還を禁ずる』。下記の人間……俺のことか。そんで、離れてはならないってことは、俺の側にずっといるってことだろ、願いとやらが叶うまで」
 つまり、そういうことなのだろう。

祥大7/5 22:11:312192cfw1EnVqXK0ko||470
 ……だから?
「帰れないんです、願いを叶えるまでは。で、ずっと側にいなくちゃダメなんです」
「ふーん。帰れなくて側にいるんだ。……だから、それがどうかしたか」
 けっこうにぶいですね、そんな呟きが聞こえたような気がした。
 しかたがない、こいつが言わないのならば自分で考えてみなければ。ということで、これらの事柄から何が問題なのかを推理してみることにしよう。

祥大7/5 22:11:542192cfw1EnVqXK0ko||271
 まず、ニナは俺の願い≠叶えないと天界に――つまり、家に帰れない。で、願いを叶えるまでは、俺の側から離れられない。必然的に俺の側で生活することになり――ってまさか!

祥大7/5 22:12:132192cfw1EnVqXK0ko||223

「……お世話になります、明星様」


祥大7/5 22:12:472192cfw1EnVqXK0ko||139
 俺の心を読んだりしたのか、結論が出た絶妙なタイミングで、ニナはその言葉を放った。
「――マジデスカ?」
 さっきまで見事なほどに推理していた俺の脳が、突然のことに真っ白になった。
 そして、体から力が抜けていく感覚に襲われる。と同時に周りの音がフェードアウトしていく。

祥大7/5 22:13:462192cfw1EnVqXK0ko||974
 ああ、こいつは。またかよ……。
 心の中で何が起こっているのかを察し、そして――

 俺はまた、気絶した。普段から使い慣れていない脳のせいで。まったく、バカみたいな話だな。いや、実際俺はバカなんだよな。

祥大7/5 22:19:552192cfw1EnVqXK0ko||952


あとがき

はい、こんばんは、祥大です。
覚えてくれてたらいいなー、なマジで七ヶ月ぶりです。
改めて、お久しぶりです。あ、どっちでもいいですか。
短いです。短いです。ま、気にすることはないか(ぁ
正直、時間が掛かってもあんま上達しません、ハイ。
ですので、どうぞ遠慮なく指摘やダメだしお願いします。
感想も、できればで。
では、次回があればお会いしましょう。てかお会いしてください。では。


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