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6020あまつぶmarinoe7/16 0:7:482199cfHHDuA2XP6M2
梅雨明け間近、今年のどんな入道雲が浮かんでいるか楽しみです

この1年でガラっとスタイルが変わってしまったかもしれない
ひらがなで綴られる優しくも懐かしい時間が何処かに雲隠れしたようで
ひとつひとつをパッキリとした箱に入れられるようになりました

前回の*空が泣いている*の続きでもう少し梅雨色で
夏本番を迎える前に色んな物を流してしまおうかな

marinoe7/16 0:12:362199cfHHDuA2XP6M2||860
*海辺にて*

水無月の海にあじさい色の傘の花

哀しみの膜に包まれていく予感

この哀しみの粒も海に飲み干され

輪廻する永遠の中に浮遊するようで


  ら
 ゆ
    ら
   ゆ
  ら
    り
会えない憶い

雨雲に隠れてしまった天の川

切ない気持ちが蘇えり


  ラ
 サ
   ラ 
  サ
      ラ
     サ
    ラ さ
        ら
       さ
           ら 
          さ
         ら
            さ
             ら

marinoe7/16 0:15:572199cfHHDuA2XP6M2||494
☆天上の楽園或いは遅れてきたラブレター☆


幸せのかけらはミルク色の花びらになって
満天の星空から零れ落ちてきたようで

marinoe7/16 0:16:282199cfHHDuA2XP6M2||844
みどり色の山から沸き上がる雲の花
いずれ ミルキィウェイに還るのか
真っ白なふかふかの絨毯が
空一面を覆い尽くす

marinoe7/16 0:16:562199cfHHDuA2XP6M2||430
笹の葉もさわわ ざわわと風が押し
さらさらと短冊を載せ
真っ白い雲と流れていった

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会えるという願望 希望 羨望

marinoe7/16 0:17:502199cfHHDuA2XP6M2||878
胸に祈りの花を咲かせ
雲の遥か向こうを夢見る時
下弦の月のボートも揺れる

marinoe7/16 0:18:192199cfHHDuA2XP6M2||142
地上とは別の時間軸が流れ
こちらの一年はきっとあちらでは一日

marinoe7/16 0:18:522199cfHHDuA2XP6M2||747
日々の糧のため 機織り 牛追い
そんな働き者のおしどりは
ゆうべにお互いの元に帰っていく

marinoe7/16 0:19:222199cfHHDuA2XP6M2||756
そんな☆のつぶやきを七夕に見たのだろうか

marinoe7/16 0:21:22199cfHHDuA2XP6M2||504
*か*

モスキートにキスされて
わたしのあんよは
はれもよう

えらいこっちゃ えらいこっちゃ よいよいよいよい

サンバのリズムが吹き荒れて
かゆさの神輿が湧きあがる
夏の祭りに遅れるな

よいやさぁ よいやさ かゆいかゆいかゆいかゆい
かゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆい
ヤ〜

marinoe7/16 0:22:242199cfHHDuA2XP6M2||999
*万華鏡を覗く瞳*

あしたの事を語るのは
今とがっぷり四つに組んでいないと
靴下を頭にかぶっているとんまな気がする

それでも
死に瀕している枕辺に
はち切れそうな幸せをおなかに抱え
モナリザの微笑を浮かべる
その女が孫か孫嫁かまごまごしながら
枯れ枝のような腕を摩ってもらっている
そんな あしたを夢見たい

泪を拭うスワトウのハンカチ ふわり
夢を孕み 蝶となり ひらり
舞い上がれ 舞い上がれ 天高く

今から途切れず続いていくあしたに
心からの笑顔の花が咲き乱れている風景を
ただ一心に願いたい

未来から覗く今は万華鏡の煌めき
思い出がひとつ増える毎に
模様は徐々に複雑怪奇にめくるめく

marinoe7/16 0:23:302199cfHHDuA2XP6M2||860
*夕闇迫る*

摩天楼に乱反射する西日
お堀のみなもを揺らす

ビイドロの巨大なレゴの間に見える空
暮れなずむその時
夕焼け雲が小さな感傷のベルを押す

あの子の泣きべそ顔のほっぺは茜雲
見送り駅のホームで
東に向かう列車を睨んでいた

摩天楼に煌めく灯りは泪のユラメキ

ステッキ片手にゆっくりと歩く老紳士と
白いレースの日傘の御夫人の
長く伸びる二つの影に溶けていった憶いは
銀色
紅く黒く輝き 透明になっていく
すぐ脇を
ランドセルをかたかたさせて
子供が駆け抜けていった

おうちに急ぐ人々の足音が踏み砕いたのは
零れ落ちたあの時の夢と
そして
なんだったのだろう

marinoe7/16 0:25:242199cfHHDuA2XP6M2||651
*凍てつく*

摩天楼の輝きは南極の煌めきに似て

梅雨空が霧雨のようなブリザードを呼び込む

クールビズなどどこ吹く風で皇帝ペンギンが

大挙して目の前を通り過ぎていく

陽炎が眩暈を連れてくると

季節の境界も曖昧模糊となり

せわしなく寄せては返す車の波

現実はやはり氷山の一角で

沈没する訳は星の数

あの潮流に乗ってしまえば

幸い棲むと言われても

言葉もいつか膿んでいる

群れから離れた

一角鯨の遠吠えがむなしく

貝殻の耳にこだまして消えた

marinoe7/16 0:26:362199cfHHDuA2XP6M2||629
*あまつぶ*

どもってしまった空は
灼熱の夏を何処かに置き忘れたようで
パラパラ ピチョンと

リズミカルにとたんを打つ音 ことり

かえるの歌も倦怠感と一緒に にこり

大地に降り積もり

ぶく ぶく ぼこり

くらむぼんは喜びのため息をぷかり

澱んだ想いまでくるんと透明なヴェールをかぶり

発酵して鈍く確かに発光して ぴかり

星の瞬きも雨に溶け出し じわり
みどり濃いハッパの上で ぷくり

透明な宝石となってきらきら きらり
色とりどりの花々に灯される あかり

みどりの絨毯を粛々と歩む ゆるり
でんでん虫も空から ふわり
雨粒のまぁるいかんむり 

marinoe7/16 0:28:62199cfHHDuA2XP6M2||626
おしまい

みりん7/16 16:32:272191cfDFiVslD1.nE||158
marinoeさん、こんにちわ。何やら一番乗りの気配です。

丸みを帯びた、柔らかさいっぱいの平仮名に、
少しだけ硬くて透明な漢字が織り姫の手によって、
泪のような雨粒を織り交ぜては仕立て上げられていくようです。

素敵な言の葉を、
より糸をもって編み上げてゆくmarinoeさんに織り姫の影をみます。
くるくると表情を変えるあなたの万華鏡の煌めきは、永遠のようで何より。

紫色のお手紙、どうか紫陽花色と見て下さい。

銀月7/16 21:40:192182cfLMvpixotkc6||521
マリ姫、こんばんは(*´▽`*)

一体どこまでマリ姫の言葉達は走って行ってしまうのだろうと、
嫉妬半分、期待半分で見つめているこの頃です。
蚊は自分の所までやって来て、初夏の夜をしっかりと唸らせてくれました。

銀月7/16 21:40:522182cfLMvpixotkc6||494
赤く腫れた其処は復讐の時を待ってますщ(゚Д゚щ)
最後の一行、ヤ〜に大笑いしてしまったのは内緒の方向で…♪

*夕闇迫る*が一番お気に入りです。
どうやら、どこか懐かしさを覚える、思わず微笑んでしまうものが好きなようです。

銀月7/16 21:41:52182cfLMvpixotkc6||569
長くのびる二つの影、自分もいつかはそうやって老いの廊下を歩いていけたらと思います。

ちょっと調子に乗って書きすぎたかしら…。
続きはまた色んな場所で^^
いつもの事ですが、連レスご勘弁><

marinoe7/16 22:28:122199cfHHDuA2XP6M2||793
紫陽花色のみりん様、こんばんは☆いらっしゃいませ^^
事後報告になってしまいましたが、貴女の>どもる空<に登場していただいた上、
色々感化された部分が見え隠れしております。
私の紡ぎだす物は実は吟遊詩人の発想から、
掬い獲り上手に織り上げているだけかもしれませんが、
織り姫の手なんて言われると面映いながら、嬉しかったりする私です。
紫陽花はコンペイトウによく似ていると思う、この頃です。
やっぱり、甘くて懐かしい味がする予感、素敵なお手紙ありがとうございます☆

marinoe7/16 22:29:262199cfHHDuA2XP6M2||652
銀月様、こんばんは☆
言葉遊びから始まった私の言霊は色々と分化しているようです。
リズムを追って、遊ぶと*か*に集結して、
可愛らしさよりもおかしみが濃くなってしまったようです。
ひらがなの優しさを追い求めていたはずなのに、
物語の描写の喜びに目覚めたりして*夕闇迫る*は架空な感傷の空間を編んだので、
自分の好きな物を詰め込んでしまったのですが、趣味が同じなのかな、
気に入ってもらえて、嬉しいです。感想ありがとうございます☆

ナイト7/24 11:10:366144cfd/Nehxbek2g||482
マリーさんの下へ、遅ばせながら参上しました
貴女の紡ぎ出す言葉たちは、声に出して読むのでも素敵ですし
それだけでなく目でも楽しめる幸せもあります
なんでそんなに素敵過ぎるんですか!
こうなったらマリーさんのファンクラブ創ろうかと本気で考えています

marinoe7/25 21:11:392181cf/osoJF9ciuY||408
ナイト様、こんにちは☆
夏休みになって吟遊詩人様の活動が盛んになっているようで、
こんな下の方までいらっしゃって頂きありがとうございます。
舌の上で転がしていただけたようで,嬉しいです。
*海辺にて*で,いつもの擬音たちに動きをつけてみました。
結構可愛らしく出来上がって,私もお気に入りです。
可愛いペッツとともにやる気まで逃がした気分は少し、上向いたかしら、
ファンクラブを創る前に自分の権利は主張してね。
気持ちだけありがたく受け取りました。ありがとう☆


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