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6023■□群青日和□■有芽7/16 10:22:262102cf8o9hBkYgFjg

皆様遅くなってすみませんでしたっっ((。´・ω・)。´_ _))

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登場人物紹介
主人公
爾柘榴 櫻(ミザクロサクラ

ヒロイン友人(女)
御木本 誇媛(ミキモト コヒメ)
氷室 春菜(ヒムロ ハルナ)

ヒロイン友人(男)
広瀬波錘(ヒロセ ハヅム)
千雷 雷魔(せんらい らいま)

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有芽7/16 10:25:122102cf8o9hBkYgFjg||21
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実はアンケートをとったところ、
やはり名前をつけない・名前をつける どちらもありました。
なので、2つのパターンを用意致しましたヽ(*´ω`*))((*´ω`*)ノ
セリフの前に名前が無いパターンはのアドレスへどうぞっっw
http://loveberryruki.easter.ne.jp/aiwokudasai.html

名前アリパターンは掲示板に掲載いたします。

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有芽7/16 10:27:122102cf8o9hBkYgFjg||746


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広瀬「“1”で内側の足からだな」
櫻「う、うん」
広瀬「じゃあ行くぞ!」
広瀬・櫻「「“1”」」


ズシャッ



有芽7/16 10:27:382102cf8o9hBkYgFjg||895


■群青日和■
act.02 2人の呼吸


有芽7/16 10:28:22102cf8o9hBkYgFjg||253


広瀬「何故そこでこけるんだ!?」
櫻「広瀬の1歩がでか過ぎる!!」
千雷「いい加減同じことを繰り返さないでよぉ、少しは学習しろよなぁ?」


放課後のグラウンドで私と広瀬の怒声と千雷のツッコミがむなしく響く。
まさかの事態で3人4脚のパートナーとなってから早2日。
初めは3人で練習していたが、練習を見ていた陸上部の顧問の助言により昨日から私と広瀬の個人練習に
切り替えられていた。

有芽7/16 10:28:282102cf8o9hBkYgFjg||124

千雷曰く、広瀬と千雷は昔から息が合うから今更練習する必要はないらしい。
そこで私との2人3脚に重点を置いて練習を始めた。千雷はリードが上手いから直に走れるようになったが、
問題は広瀬だ。
どうやら私と広瀬は相性が悪いのか全くもって息が合わない。
さっきから何度も練習しているが、肝心の1歩すら踏み出せない状況が20分ほど続いている。


有芽7/16 10:29:52102cf8o9hBkYgFjg||690


長身で足の長い広瀬と、お世辞にも背が高い部類とは言えない上に足の短い私では構造的に無理があった。
1歩踏み出すだけで広瀬に振られ、私1人がこけまくっている。
おかげで膝も手も肘も傷だらけだ。1回目なんて顔面からいったから額に馬鹿みたいな丸い傷が付いてしまった。

有芽7/16 10:29:142102cf8o9hBkYgFjg||687
昨日は「嫁入り前の女子に傷が残ってはやばいだろ!」とか紳士的なことを言って再々保健室へ連行していた
広瀬だが、今日はその面影すら残っていない。
額に傷ができようが鼻の頭をすりむこうが「時間の無駄だぞ! 早く立て!」なんて怒鳴って
手すら貸してくれない。
あまりの無情さに計らずとも涙が込み上げてくる。畜生誇媛、今度ばっかりはマジで殺してやる。


有芽7/16 10:29:382102cf8o9hBkYgFjg||468


千雷「やはり歩幅の問題だよなぁ。波錘、少しは狭くするよう注意しろよー。
 爾柘榴も大きく開くよう意識すれば痛い目に合わずにすむぜぇ」
広瀬「そうか」
櫻「は、はい」


有芽7/16 10:29:562102cf8o9hBkYgFjg||584

そういうことはもっと早く言ってくれ。ってかさっきから私がいくら言ってもきかなかっ
たクセに、千雷の言うことだったら聞くんだな、広瀬は。
内心毒づく私なんて構わず、広瀬は私がこけたせいで緩んだ紐を締めなおし、立ち上がった私の肩へ腕を回した。
その一瞬、ビクリと震える体。でも広瀬は気付きもせずに「いくぞ」と声をかけた。

有芽7/16 10:30:112102cf8o9hBkYgFjg||343

千雷「いいか、1歩の目安は50センチだぜ。それを頭に入れておけば5メートルは進めるッ!」
広瀬「了解ッ。じゃぁ、いくぞ爾柘榴!」
櫻「う、うん!」


有芽7/16 10:30:282102cf8o9hBkYgFjg||651


私が頷いたのを合図に、「“1”」と広瀬と私の声が重なった。
今度はさっきのように振られることはなかった。歩幅的にはちょっとキツいけど、でも十分許容範囲だ。
これまで1歩も進めなかったのが嘘のように1、2と声をあげるたびに私たちは前へと進んでいく。

有芽7/16 10:30:442102cf8o9hBkYgFjg||62


櫻「やった、広瀬! 私達走れてる!」
広瀬「おぉ、そうだ―――」


有芽7/16 10:31:302102cf8o9hBkYgFjg||399


ズシャ


私が顔面からこけたのは1、2という掛け声がなくなったのと同時だった。



有芽7/16 10:31:562102cf8o9hBkYgFjg||847

あの後私達は保健室に来ていた。
さっき顔からこけた際、鼻を強く打った私が鼻血を出してしまったからだ。
ついでだからと他の擦り傷なんかも手当てして、私は今ベッドで寝ている。
仰向けだから血が口へ逆流してきて気持ち悪いことこの上ない。
ティッシュを鼻に詰めるのはよくないと千雷が言ったのでタオルで顔半分隠す形になってるから
息もし難いし、膝とか腕とかあちこちズキズキ傷むし、もう!

不機嫌さ全開の私を見下ろす2人はどこか呆れているようにも見えた。
ああ、どうせお荷物ですよ。なんだったら第3走者の松村と替わりましょうか?
でも春菜の話じゃ松村結構乗り気らしいから無理かも……

有芽7/16 10:32:132102cf8o9hBkYgFjg||737


千雷「今までの練習を見たところさ、お前等の注意する点は3つあるな」


不意に沈黙を破った千雷の言葉に、私も広瀬も彼へと目を向けた。
「3つ?」と広瀬が問えば、千雷は「そーだ」と頷く。

有芽7/16 10:32:462102cf8o9hBkYgFjg||271


千雷「1つはさっきも注意した歩幅についてだけど。1歩は50センチというのを頭に叩き込んでおけよ。
 必ずだぜ。特に波錘」
広瀬「ああ・・・」
千雷「2つ目。これは爾柘榴がこける原因にもなった掛け声だなー。お前等はまだ感覚がつかめてないんだからさ
 無駄口叩く暇があれば少しでも距離を伸ばせよ。体が慣れるまではいくらあほらしいと思っても
 必ず口にすることだな」

有芽7/16 10:33:102102cf8o9hBkYgFjg||536

あほらしいって、千雷ホントはそんなこと思ってたんですか……ってか言葉の節々が痛いですよ。


千雷「3つ目。これは爾柘榴に関することだ」
櫻「へ?」

有芽7/16 10:33:322102cf8o9hBkYgFjg||365

私に関する注意点? 何それ、足伸ばせとか? いや、これ以上は無理ですから。そう
簡単に伸びるもんならとっくに伸ばしてますから。


千雷「肩はしっかり組め。そうすれば躓いたとしても波錘がストッパーになって顔面からいくことはまずなくなるぜ」

有芽7/16 10:33:532102cf8o9hBkYgFjg||838

げっ


「パートナーをもっと信頼してやれよ」と余計な一言を言い残し、千雷は部活へ行くと広瀬に
声をかけると保健室から出て行った。
残された私と広瀬の間には当然気まずい空気が流れる。っていうか広瀬も行けよ!
心の中で突っ込んでたら広瀬は棚から新しいタオルを出してくるとベッド脇に置かれた椅子へ座った。
え、ちょっと待って。なんだか長いする雰囲気!?

有芽7/16 10:34:172102cf8o9hBkYgFjg||926


広瀬「タオルを換えろ。あと鼻血が出た時は普通横向きに寝るもんだぞ」


そ う い う こ と は 早 く 言 っ て よ !



有芽7/16 10:34:392102cf8o9hBkYgFjg||51

心の中で叫びながら差し出されたタオルを受け取り、代わりに血染めになったタオルを渡す。
それを受け取った広瀬の顔はどこか怒っているような風に見えた。
ヤバイ、さっきの千雷の言葉を真に受けてるのか?
やだな、こいつこういうことに関してはすごい煩そう……


広瀬「さっきの話は本当か?」


有芽7/16 10:35:32102cf8o9hBkYgFjg||403


やっぱり


櫻「さっきって言いますと……」
広瀬「お前が俺を信用していないということだ」
櫻「いや、そういうわけじゃ……」
広瀬「じゃぁどういうわけだ?」

有芽7/16 10:35:312102cf8o9hBkYgFjg||653

間髪いれずに問い返してくる広瀬にぐっと言葉を詰まらせた。
どういうわけだ? って、そりゃ……1つしかないじゃない。


櫻「広瀬はなんとも思わないの?」
広瀬「何がだ?」


思春期真っ只中の中学3年生である女子が男子の腰に腕を回すって相当勇気いるもんですが、
男子が女子の肩に手を回すってのはそんな簡単にできるもんなのですか?

有芽7/16 10:35:492102cf8o9hBkYgFjg||535

櫻「だって……その、ねぇ?」
広瀬「ねぇでは解んないぞ」
櫻「解ってよ!」
広瀬「解らねーのは解らねぇ!」

有芽7/16 10:36:82102cf8o9hBkYgFjg||826

そ、そんな豪語されても困るんですけど……
しかし、広瀬って意外と子供っぽいところがあるんだな。ビックリ。


思わぬ反応に見開いた目で凝視してたら、驚いたと勘違いしたのか広瀬は椅子に座り直すと
「悪い」と小さく呟いた。
おお、意外と素直。今日はビックリデーだ。

有芽7/16 10:36:342102cf8o9hBkYgFjg||801


広瀬「解っているとは思うけど、俺たちはパートナーなんだ。信用されなければいくら走れようとも意味がないだろ。
 どんな理由かは知らねーが、まずはそこからだ」


「難しいことではないだろ」と言った広瀬の声は今までとは比べ物にならないほど静かだった。
ううん、静かって言うよりは、なんだろう……


有芽7/16 10:37:162102cf8o9hBkYgFjg||56

広瀬「爾柘榴? どうかしたか?」

―――優しい?


有芽7/16 10:37:442102cf8o9hBkYgFjg||736


櫻「うっわありえねぇ!!」
広瀬「何がだよ!?」

一瞬流れた妙な空気に絆されそうになった。 な、何さっきの!?
一人突っ走っておろおろしている私に、広瀬は「何なんだ、一体」と呆れたように呟いた。
とりあえず「何でもない」と答えると、その瞬間かちっと目が合った。

有芽7/16 10:38:242102cf8o9hBkYgFjg||495

1秒

2秒


15秒

あの、広瀬さん何か言ってください。
せめて目そらして下さい、お願いします。
私なんだか蛇に睨まれた蛙みたく汗ダラダラになりかけてるのですけど。

有芽7/16 10:38:542102cf8o9hBkYgFjg||504

そんな切なる願いが通じたのか、広瀬はふっと目を伏せた。
な、何だったんだ一体……
呆然としてたら目を開いた広瀬とまた目が合った。
それは、さっきみたいに嫌な感じがするものじゃなかった。

広瀬「額の傷はどうなんだよ? 跡が残るようなことはないだろうなぁ?」
櫻「え?ああ、うん。たぶん……」

回復力動物並みですから。
これくらいの傷1週間もあれば綺麗さっぱりおさらばしますよ。
―――って、あれ?

有芽7/16 10:39:322102cf8o9hBkYgFjg||740

広瀬「こけるのはお前の勝手だけど、少しは受身ぐらいとれねーのか?
 このままでは体育祭が終わる頃には嫁にいけなくなってるぜ」
櫻「行けなかったらお婿貰うもん」

反射的に答えた言葉に、広瀬は「よく言うぜ」と囁く。
かなりムカついたけど、今はそんなことどうでもいいや。

これって、心配してくれてるの?

さっきまでは「時間の無駄だ」とか言ってたくせに
気にかけるそぶりすら見せなかったくせに

有芽7/16 10:40:32102cf8o9hBkYgFjg||546

悔しい。不意打ちだ。


私の意識なんて関係なく顔はどんどん熱くなっていった。心なしか手まで赤くなってる気がする。
だ、ダメだ! 何か他の事考えよう!
お婿ってことは長男はダメでしょ? 次男、次男って誰がいるっけ?

有芽7/16 10:40:462102cf8o9hBkYgFjg||103

「そういえば広瀬って次男だっけ?」

そう思いふと顔をあげて広瀬を見る

途端、ガタンと音を立てて席を立った広瀬。

広瀬「悪いが俺も部活に戻る。気をつけて帰れよ」

それだけ言うと、広瀬は足早に保健室から出て行った。


有芽7/16 10:42:92102cf8o9hBkYgFjg||364

え? ちょっと待って。
さっき、広瀬


顔赤かった?

櫻「まさか……」


   「そういえば広瀬って次男だっけ?」


あれ、もしかして声に出てた?
しかも広瀬別の意味にとった?

だ、だとしても何だあの反応!?
ビックリデーどころじゃ済まされないよ、あれ。


なんだか、先行き不安、かも……


NEXT

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有芽7/16 10:44:62102cf8o9hBkYgFjg||78
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やっと2話め終了ヾ(*´∪`*)o

では、ひきつづき感想、意見等募集しますっw
名前なしと名前アリバージョン。
このことについても意見がほしいですねぇ・・・

まぁ、とりあえず今後ともよろしくお願いします。

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リーナ7/16 17:39:142191cfBCwA./7Z2G.||870
ぉ、波錘&櫻がイイ感j(蹴)ギョヘッ
今日は誇媛が一度だけ登場w
しかも殺されかけ(汗
う〜ん、名前は…
台詞の後に、
『櫻は言った。』
とか説明があれば名前無しでもОkだと思いますよ。

スーパーマソ7/21 20:26:522221cf/TCpVGudbbU||881
っと言うか「群青日和」東京事変の歌じゃないですか?パクリは辞めた方が良いと思いますが?著作権にも関わる可能性ありますしね、話自体はパクリでもなんでも無いのですがね

有芽7/26 7:53:442102cf8o9hBkYgFjg||239
スーパーマソ様>そうですか・・・・知りませんでした。
         私自体「群青日和」という題名はお題サイトでとりましたので・・・
         
         ということで、この小説もパクリになってしまいますし、
         もう連載を中断しようと思います。
         私自身も小説を書くのが楽しくてチビファンにきていたので、
         これを機にチビを半引退とさせていただきます。
         皆様本当に有難うございました。


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