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6061猫頭山・九ダンディずん7/20 1:24:466122cfoMAVqdadA4U

* 猫頭山・第一挿話 「乙と犬麻呂」 春之章 第二幕 *
 

ダンディずん7/20 1:25:256122cfoMAVqdadA4U||142
 
 雪が、音を消してしまっていた。

山も街も、辺りは一面のっぺりとした雪に覆われ、寒さに燃え尽きた太陽からのかすかな光が、その平面にわずかに表情を与えている。

だが、そんな冬の午後の静けさは突然の地鳴りによって破られた。
 

ダンディずん7/20 1:26:206122cfoMAVqdadA4U||322
 
 京の外れの汚い小屋の中、藁莚(ワラムシロ)の上で午睡していたひとりの青年がいた。

彼は背の下を這うような揺れに目を醒ました。掛けていた服を蹴り剥いで体を起こすと、寒さでじんじんと痺れる耳に表からのどよめきが飛び込んできた。

通りに人々が集まっているらしい。
 

ダンディずん7/20 1:26:326122cfoMAVqdadA4U||805
 
 青年は大儀そうにむっくりと立ち上がると、ところどころ擦り切れて藁くずの飛び出した草鞋(ワラジ)をつっかけて土間に降り、地響きに揺れる戸口にかけられた麻布の隙間から外を覗いた。

表の通りはいつも市が立つ、京でも賑やかな場所であったが、今日は少し様子が違った。

皆北東の空を仰ぎ見、威勢のよい売り子の声の代わりに感じ入ったような嘆息と畏怖のうめきが通りを埋め尽くしていた。
 

ダンディずん7/20 1:27:356122cfoMAVqdadA4U||483
 
 見ると、薄曇りの空を裂くように、北東の山から黒い煙が立ち昇っていた。

山頂付近は空がかすかに赤く染まり、その光が不気味に脈打つ様はどこか巨大な生物の誕生のようにも見えた。
 

ダンディずん7/20 1:27:446122cfoMAVqdadA4U||844
 
 御降臨、と呼ばれるこの己凝山(オノコロヤマ)の噴火は、帝が京に就いて以来、度々行なわれるようになった。この国の為政者たる帝が、その任を与えた太白神に謁見してその言葉を授かる儀である。

太白神は国造りの聖山、己凝の頂きに降臨し、その際には山の守護霊獣が一斉に目覚める。

火龍はその八俣の鎌首をもたげ、地中を岩龍が走り、その振動は己凝から遠く離れた京をも揺るがした。

こうして御降臨の度に民は、天と帝の偉大さを思い知ることになるのだ。
 

ダンディずん7/20 1:28:526122cfoMAVqdadA4U||129
 
 だが、青年は噴煙に一瞥をくれただけで奥に引き込むと、肘枕をして藁の上に寝転がった。
 
 ――今夜は黒い雪か。
 
 冬場の御降臨の後に降る雪は、噴煙の煤を含み、真っ黒になる。

 だが、その煤の幾ばくかは、元は生きた人間の肉体であったことを知る者は、民にも官にもほとんどいなかった。
 

ダンディずん7/20 1:29:16122cfoMAVqdadA4U||238
 
 青年もその一人であったが、他の民とは違い、彼は御降臨に何の畏怖も覚えなかった。

特に、今日のような冬の御降臨は一番嫌いであった。雪に閉ざされた世界はあまりに退屈で、感傷的な雰囲気も徒に彼を苛立たせた。

彼は彼を高揚させる暑い季節、ぎらぎらと照りつける夏の太陽を好んだ。

 やがて表の喧騒も止み、人々の足音が消えても、青年はこの狭い小屋の片隅で独り、じっと土塗りの壁を見つめていた。
 

ダンディずん7/20 1:29:446122cfoMAVqdadA4U||109
                    * 


 夜の帳が京を覆い、闇が静かに呼吸をしている気配が辺りに満ち満ちると、青年はようやく起き上がった。

ひとつの思いつきが彼の頭をよぎり、戸口から差し込むかすかな月明かりを頼りに身支度を始めた。

矢を入れた胡簗(ヤナグイ)をからい、剣を帯に挿し、弓を手に取ると、青年は外に出た。

御降臨の日は夜が明けるまで物忌みとされ、民は斎戒するのが慣わしであったが、彼は意に介す様子もなく、人気の失せた夜の京を横切るように歩きだした。
 

ダンディずん7/20 1:30:286122cfoMAVqdadA4U||430
 
 朱雀大路に差し掛かかったところで、とうとう雪が降り始めた。

京の真中を貫き、朱雀門から羅生門まで結ぶ京の大動脈であり、昼は多くの人間で賑わうこの通りであるが、ひとたび陽が落ちると魑魅魍魎の跋扈する異世界である。

墨を流したような闇はますます光を呑み、足元すら覚束ないほどであった。

黒く染まりきった雪が青年の水干を薄墨色のまだらにし、草鞋が水を吸って重くなったが、青年には踵を返す素振りもなかった。

彼が見据えるはただ一点、遥か北東の空を炙る赤い火、己凝であった。
 

ダンディずん7/20 1:31:146122cfoMAVqdadA4U||264
 
 動くもののひとつとして無い暗闇に、さっと風が走りぬけた。雪が煽られて軌道を変え、青年は頬に当たる冷たさに袖を額にかざした。

 その刹那、ぼんやりとした白い光のような人影が青年の横をすれ違いに通り抜け、ふっと甘い香りが鼻をかすめた。

はっと身を翻した時には、すでにその光は闇の中に消え去っていた。

気付くと、黒い雪で覆い尽くされた地面のところどころに、貝殻のように闇に輝く、白くて小さな丸いものが落ちていた。

青年は手を伸ばして、そのひとつを拾い上げた。
 

ダンディずん7/20 1:31:456122cfoMAVqdadA4U||849
 
 ――花びら、か。

 ほのかに光る季節外れの白い花びらは、冷え切った手の上では、氷のように冷たいようにも、炎のように熱いようにも感じられた。

 ――さては、あやかしの類であったか。

夢かうつつかも判ぜられぬまま、光が消え去った先を見つめる青年の肩に、突如何者かの手がかかった。
 

ダンディずん7/20 1:32:116122cfoMAVqdadA4U||408
 
「何をしておる」
 
 野太い声がしたかと思うと、ぐっと肩が引かれた。

 青年は体の均衡を失い、やっと踏みとどまったところに、いきなり目の前に松明の炎を突きつけられ、暗闇に慣れた目がくらんだ。

「御降臨の夜は、物忌みと知らぬか」
 

ダンディずん7/20 1:32:456122cfoMAVqdadA4U||571
 
 視界を踊る青い残光が晴れた時、目の前にいたのはひとりの男であった。

その軽武装した出立ちや腰に帯びた剣から見るに、ただの夜回りの兵衛のようだ。

 こうして光の下で生身の人間を見ると、先ほどまで自分が闇に惑わされていたことが愚かしく感ぜられ、青年は小役人如きに、一瞬とは言え翻弄されたことを後悔した。
 
 そして、自分の顔を見て、なお非礼を詫びる様子もない、その兵衛の至らなさに怒りを覚えた。
 

ダンディずん7/20 1:33:316122cfoMAVqdadA4U||100
 
 詰問に動じることもなく黙って彼を見据える青年に、兵衛は苛立った。

東国の豪族の、今の半分の歳の頃からは郡司の嫡男として玉のように大事に愛され慈しまれて育ち、京に上がってから今年で三年、今や一端の兵衛として京を護る自分は、市井の民らに敬われて然るべき――。

その彼を今、目の前の小汚い童が畏みもせずにらみつけているのだ。

「虚けか。何とか物を言うたらどうだ」
 

ダンディずん7/20 1:34:246122cfoMAVqdadA4U||184

 だが青年は、そう言いながら威圧するように松明をますます近づける兵衛の腕を払うと、無視したまま兵衛の脇を通りすぎようとした。

兵衛は一瞬にして頭に血が上り、咄嗟に腕を伸ばし、その胸倉をつかんで引き寄せた。

 ――地に転がして、二、三度足蹴にしてやらねば。

 さっと兵衛の顎下を何かが撫でた感触がした。片手に持った松明の灯りがやけにぎらぎらと光り、その輝きは青年の手元まで伸びている。

そして、その輝きの中に、一列の古文字が浮かび上がっているのが見えた。
 

ダンディずん7/20 1:34:556122cfoMAVqdadA4U||673
 
 ――呪の、剣……。

 兵衛は喉に突きつけられた剣の鈍い光を見て、いつか耳にした噂を思い出した。

 帝の御養子にも関わらず民と混じりて暮らし、世を憚ることのない御方がいる。

その御方は帝が太白神から賜ったと言われる呪の彫られた剣を持つ、当代無比の武士(モノノフ)である、と。

たしか、その名を――
 

ダンディずん7/20 1:35:326122cfoMAVqdadA4U||154
 
「犬麻呂殿、で在らせられましたか」

 震える声で兵衛は言った。喉元の剣の上に黒い雪が舞い降りては溶け、その不気味な輝きを増していた。

「判ったのなら、去れ」

 兵衛は初めはゆっくりと後ずさり、それから一散に逃げていった。

犬麻呂は剣を収めると、兵衛が打ち捨てていった松明がぐずぐずと音を立てているのを蹴飛ばした。
 

ダンディずん7/20 1:36:276122cfoMAVqdadA4U||307
 
 ――顔は知られずとも、悪名だけは高いと見える。

 犬麻呂は一度、町で人を斬った。

袖の陰で彼を盗み見ながら、「喪家の犬」と陰口を叩いた男を一刀の元に斬り伏せたのだ。

 しかし、帝の口添えによって犬麻呂の咎は一切責められることはなく、それがますます犬麻呂への民の不興を買う結果になった。

民はそれまで以上に犬麻呂を避けるようになり、彼が道を通る時は皆、家の内に入ってしまうほどであった。

その事件以来、犬麻呂が町を歩くのは専ら日が落ちてからであった。
 

ダンディずん7/20 1:37:146122cfoMAVqdadA4U||115
 
 犬麻呂は再び歩き始めた。雪は止む様子はなく、京は少しずつその雪の中に埋もれていった。

 やがて闇が途切れ、犬麻呂の目の前に、かがり火の明かりに照らし出された、巨大な門が現れた。

帝のいる御所へと通ずる第一の門、朱雀門であった。

 犬麻呂は警護の者に門を開けて通すように言ったが、彼らはなにやら話し合うと、内からひとりの男を連れて帰ってきた。
  

ダンディずん7/20 1:37:596122cfoMAVqdadA4U||710
 
 その男は衛門府の高官、左衛門佐であった。

また、彼は犬麻呂の古い顔なじみでもあった。

多くの名ばかりの武官と違って、彼はかつての戦では陣頭に立って戦った猛者であり、今でも四十過ぎには見えぬ屈強な体を保っていた。

しかし、その彼でさえも犬麻呂の前に立には心構えがいった。

帝に感じるのと同様、犬麻呂には何か言い知れぬ影と静かにとぐろを巻く衝動があるように思えるのだ。
 

ダンディずん7/20 1:38:296122cfoMAVqdadA4U||285
 
「犬麻呂殿、いかがなされた。帝は既に大殿籠もられておられるぞ」

「構わぬ。奴に用などない。俺はただ、ここを通りたいだけだ」

 帝のことを恐れもせず、「奴」などと言うことが出来るのは、犬麻呂をおいて他にいない。

左衛門佐は、この若い男の目がかがり火に鋭く光るのを見て、身に寒いものが走るのは、折から吹きつけた冷たい風のせいではあるまい、と思った。

「陽明門まで行きたい。ただそれだけだ」

「……承知いたしました。では、私がご案内いたしましょう」
 

ダンディずん7/20 1:39:266122cfoMAVqdadA4U||514
 
 左衛門佐が後ろの衛士らに合図をすると、門がゆっくりと開き始めた。かがり火に揺れる門の姿はその名の通り、まるで永い眠りから醒めて飛びたたんとする朱雀のようであった。

「お変わりないようで、なにより」

 並んで歩きながら、左衛門佐が言った。

「お前もな」
 

ダンディずん7/20 1:40:16122cfoMAVqdadA4U||291
 
「いえ、寄る年波には勝てぬ、と言いますよう。このところ、左大臣もめっきりお姿をお見せにならないようにおなりなので、私があれやこれやとこなさねばならず……性に合わぬことをしていると、ますます老けるのも早いように感ぜられますな」

 左大臣は左衛門府の長官、左衛門督を兼任していた。その左大臣が姿を見せぬ分、左衛門佐が文書とにらめっくらなのであろう。武に生きる剛の者にはたいへんな苦痛に違いない。
 

ダンディずん7/20 1:40:376122cfoMAVqdadA4U||278
 
「それに、左大臣の不在に託けて右大臣が宮中のそこかしこに手を伸ばしているようで、ますますもっとやりにくく……」
 
 色々と語る左衛門佐を尻目に、犬麻呂はどんどん歩いていった。内裏内の近況など、犬麻呂には興味のないものだったのだ。
 
 陽明門までにあるいくつかの門も、左衛門佐が命じて開けてくれた。いくら犬麻呂とて、独りではこうすんなりと通してもらうわけにはいかなかったであろう。

「して、陽明門にはどのような御用が」

 左衛門佐が尋ねた。
 

ダンディずん7/20 1:41:46122cfoMAVqdadA4U||516
 
「京の外に出る」

「外に?」

「門に用といえば、出るか、入るか、であろう。何を今更驚く」

「あの空を焦がす炎が見えないわけでは御座いますまい。今宵は御降臨の夜。京の外は目覚めた物の怪や岩龍らの蠢く異界に変わるという話ですぞ」

 そういって左衛門佐は闇空に目を遣った。降りしきる雪の合間にも、己凝の赤い炎がくきりと見えていた。
 

ダンディずん7/20 1:41:396122cfoMAVqdadA4U||629
 
「お前はその物の怪やら龍やらを、その目でしかと見た事があるか」

 犬麻呂は立ち止まることもなく、そう尋ねた。

「いえ、私はありませぬ。しかし……」

「おるかおらぬかも知れぬものを、何もそのように恐れる事などあるまい。よしんば、いたとしても、この剣で叩き斬るまでのこと」

 犬麻呂はそう言って、剣の柄に手をやった。冷たさが腕を伝った。

「せめて、随身なりともお供に」

「いらぬ。かえって足手まといだ」
 

ダンディずん7/20 1:42:96122cfoMAVqdadA4U||77
 
 左衛門佐は嘆息した。

「犬麻呂殿、思いあがりも過ぎると、命を縮めますぞ」

 それを聞くと、犬麻呂は体を翻らせ、左衛門佐の前に仁王立ちになった。その手には抜かれた剣が握られ、かすかに青白い光を発しているように見えた。

「そう思うのならば、今一度、この俺を倒すがよい。この場で打ちのめして、行けぬようにすればよいではないか」

 その顔は憤怒で歪み、猛る犬そのものであった。
 

ダンディずん7/20 1:42:446122cfoMAVqdadA4U||728
 
 ある時、珍しくも酒に酔った帝が左衛門佐を御前に呼びつけ、犬麻呂と手合わせをさせた事があった。

当時の犬麻呂は弱冠十二の童。しかし、その剣腕はすでに広く知られるところであった。

とはいえ、一方の左衛門佐は、かつての大戦でいくつもの武功を立てた猛者であり、犬麻呂の歯の立つ相手ではなかった。

帝や多くの酔客らの前で木刀をはたき落とされたことは、犬麻呂にとって大きな屈辱であった。
 

ダンディずん7/20 1:43:256122cfoMAVqdadA4U||72
 
 だが、それ以上に彼を怒らせたのは、何者かが「犬麻呂が左衛門佐と手合わせし、見事勝ちを収めた」という噂を流したことと、その話を知りつつも左衛門佐が弁解もせず、何食わぬ顔をして犬麻呂に勝ちを譲っていたことであった。

 だが、左衛門佐もまた、犬麻呂の怒りの理由をよく理解していた。

彼もまた、ひとりの誇り高き武人であるからだ。

そして、もし今、犬麻呂と刃を交わらせれば、打ちのめされるのは自分の方であろうということも、彼には分かっていた。
 

ダンディずん7/20 1:43:556122cfoMAVqdadA4U||138

「剣を収められよ、犬麻呂殿」

 犬麻呂の目を見つめながら、左衛門佐は静かに言った。

「貴方はご自分の力をまるで分かっておられない」

「そのようなもの、俺自身が一番よく知っている」

 犬麻呂は剣を振ると、切っ先を左衛門佐の鼻先に突きつけた。

「俺は決して、誰にも遅れを取らぬ」

「いいえ、分かっておられぬ」
 

ダンディずん7/20 1:44:196122cfoMAVqdadA4U||802
 
 じっと見つめ合う犬麻呂と左衛門佐に北風が通り過ぎ、剣が震えてか細い響きを立てた。

やがて犬麻呂は剣を収めると、再び背を向けて歩き出した。

「もう良い。早く行かねば夜が明ける」

 左衛門佐は深く息をつくと、その後ろをゆっくりと歩いていった。

とうとう内裏の北東の護り、陽明門が開かれた。躊躇いもせず進む犬麻呂の背を、左衛門佐は門が閉じられるまで見送っていた。
 

ダンディずん7/20 1:44:526122cfoMAVqdadA4U||45
 
 京の外はさらに闇が深かった。犬麻呂は遠くの赤い光を頼りに方向を確かめながら、枯れたすすきの原を進んだ。

 ――俺は何をしに行くのだろうか。

 犬麻呂にも、この道の行く手に何があるのか、実は分かっていなかった。

 ただ、あの炎のある場所にいるという神とかいうもの、皆に畏れ敬われ、全てを統べるというそれを見てやろう、そういう気持ちだけが彼を駆り立てていた。
 

ダンディずん7/20 1:45:586122cfoMAVqdadA4U||211
 
 どれほど歩いただろうか、犬麻呂は林の中の小道を歩いていた。雪は降り止んだが、樹々に積もった黒い雪が、林の中をますます暗くしていた。

その林を抜けようとした時、犬麻呂は何者かの気配を感じ、咄嗟に身構えた。

なにかが擦れるようなきしむ音と、かすかな呼吸音が林のどこからか聞こえてくる。

目をこらすが辺りは闇に閉ざされ、全く何も見分けられない。
 

ダンディずん7/20 1:46:336122cfoMAVqdadA4U||812
 
 当然、空から白銀の光が投げかけられた。

雲間から月が覗いたのだ。

黒い雪の表面をなめるように光が伸び、その先端が林の縁にたどり着いたその時。

 
 
闇の中からぬっと、宙に浮ぶ童が現れたのだ。

ダンディずん7/20 1:57:366122cfoMAVqdadA4U||990
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掌編や短い言葉で誤魔化して、三週間ぶりの猫です
徐々に一回分が増えているのはご愛嬌
 
某氏と芸術めかした話をしていた折、「分かり易い象徴」の話になった
相手がその様な意図で話していたかは分からないが、確かにあまりに分かり易い
象徴が示されるとゲンナリしてしまうということはよくある
しかし、それが話の上で重要なファクターともなるので
使わないわけにもいかない場面も多い
となれば、せめてその伏線を意外な形で収束させる努力は必要だろう

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ダンディずん7/20 1:58:446122cfoMAVqdadA4U||38
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ダンディずん7/20 1:59:486122cfoMAVqdadA4U||315
それにしても今日は字数制限によくひっかかる…
芸板くらいは増やしてプリーズ とこんなところでお願い

marinoe7/20 11:27:32199cfHHDuA2XP6M2||67
ずん様、こんにちは☆
物語は新しい展開に入ったようですね。
御光臨が本当に山が噴火していたとは、ちょっとびっくり。
物語が詩情溢れる日本語で紡がれていて、読むのがとても楽しいです。
唸るフレ−ズがそこかしこで煌めいています。
『解り易い象徴』でないと自己満足に陥るような気がします。
物語は人の目にさらされる運命で、オタッキーな話もそれはそれで
面白いけれど、万人受けする物がないとだめなんじゃないかなと
読み継がれるものには惹き付ける磁力が備わっています。

博多ダンディ(兄7/20 17:53:06122cfoMAVqdadA4U||614
marinoeさん、こんにちは
ボルケーノです といきなり英単語
似非万葉調のボロがいつでるやら、書きながらヒヤヒヤしております
語彙力不足が露呈しなければいいのですけど…
私も象徴性というのは非常に大事であると思っています
書く事は本来伝える事、ならばやはり込められた意味は読み取り易いに越した事はないはず
ただ、使い古されたイメージを踏襲するだけでは、創ることではないのかも
古い良さを活かしつつ、全く新しいものを創ることが一番難しいのかもしれませんね


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