6188 | 琉鹿絵巻〜赤い花と青い石U〜 | mimoza | 7/30 9:11:38 | 6112cfT4GEc5EWS1o |
http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-6141.html ↑前の話はこれです☆ 赤い花と青い石の続きです☆ 読んでくださる方、ありがとうございますw 今回の話は、多分、中編ってことになると思います。。。 ・・・つまり、後編もあるってことで^^; まぁ、もう少し、付き合ってくださいな。 では、始めます〜 |
mimoza | 7/30 9:18:43 | 6112cfT4GEc5EWS1o||869 | ||
*********************** 赤い花が咲く、花畑。 二人の少女が、トコトコ走る。 一人は、10歳くらい。 もう一人は、4歳くらいだろうか。 二人は、座り込んで、花の冠をつくるようだ。 年上の少女が、すいすい編んでいくのを、 幼い少女は、目をまん丸にして、見ていた。 年上の少女は、小さな少女に向かって、 唐突に、言った。 |
mimoza | 7/30 9:25:32 | 6112cfT4GEc5EWS1o||599 | ||
「かおちゃんの‘か‘は、お花って言う意味なんだよ。 かおちゃんは、このお花みたいに、 かわいくて、素直で、いい子だもんね。」 「わたしは、お花?」 「そう。だから、これあげるね。」 そういうと、少女は、‘かおちゃん‘の頭に、 花の冠を、のせた。 ‘かおちゃん‘はうれしそうに、 飛び跳ねた。 |
mimoza | 7/30 9:28:59 | 6112cfT4GEc5EWS1o||848 | ||
しばらくして、‘かおちゃん‘は、 首をかしげて聞いた。 「じゃあ、りょおの名前は、どんな意味なの?」 ‘りょお‘は、やさしく微笑んでいった。 「私?私はね・・・ ************************ |
mimoza | 7/30 9:35:49 | 6112cfT4GEc5EWS1o||424 | ||
「す、すげぇ豪邸っ」 俺は、花緒の家に着いていた。 想像通り、いや、想像以上の豪邸である。 俺は、式神の風弥と一緒に来ていた。 鈴香は、すねていて、呼んでも 来そうもないので、おいてきた。 風弥は・・・役に立つとは思えないが、 ・・・まぁ、これで、こいつが少しは強くなってくれれば、 と思ったのである。 |
mimoza | 7/30 9:44:8 | 6112cfT4GEc5EWS1o||206 | ||
「ぼーっとしてないで、さっさと入るわよ。 こっちが、裏口だから。」 花緒は、あいかわらず、10歳とは思えない 冷たい口調で、言った。 「裏口から、入るのか?」 「・・・使用人に見つかりたくないの。」 やっぱり、お手伝いさんがいるらしい。 「でも、それじゃあ仕事中に、お手伝いさんに 見つかっちゃうんじゃないか?」 「大丈夫。わたしの部屋には来ないようにいってあるから。」 |
mimoza | 7/30 9:50:47 | 6112cfT4GEc5EWS1o||349 | ||
ということは、花緒の部屋にしか、 幽霊は出ないという事か・・・。 ・・・やっぱり何かあるな・・・。 「行くわよ。静かにね。 わたしの部屋はこっち。」 家の中もきれいだった。 ・・・これでは、俺の家は、どんなに掃除しようが、 ‘汚い家‘なのだろう。 根本的に、作りが違うのだから。 そんなことを考えている間に、 花緒の部屋に着いた。 |
mimoza | 7/30 9:59:11 | 6112cfT4GEc5EWS1o||928 | ||
広い。そして、やはりきれいだ。 でも、幽霊の気配は、たしかにした。 花緒の不安な気持ちを反映するように、 こころなしか、薄暗く見える。 「ここに、出るのか?」 「・・・うん。」 「じゃあ、少し待つか。」 「・・・わかった・・・。」 しばらくすると、幽霊の気配が強くなってきた。 そして・・・ 彼女は現れた。 |
mimoza | 7/30 10:6:58 | 6112cfT4GEc5EWS1o||137 | ||
見たところ、危険なタイプの幽霊には見えない。 花緒と同い年くらいのやさしげな少女の霊だ。 でも、念のために、花緒は、風弥と一緒に 部屋の外に出てもらう事にした。 花緒が、部屋からいなくなると、 幽霊の表情に不安が宿ったようだった。 俺は、安心させようと幽霊に声をかける。 「俺は、琉鹿。お前に危害を加える気はないんだ。 ただ、なんでここにいるのか 聞きたいだけなんだよ。 聞かせてくれないか?理由を。」 |
mimoza | 7/30 10:15:20 | 6112cfT4GEc5EWS1o||398 | ||
幽霊は、首を横に振り、俺をにらみつけた。 ・・・これは・・・やばいかも。 すると、花緒の机の本が浮き、俺に向かって飛んできた。 ・・・マジかよ!? 俺は、とっさのことで、よけられなかった。 「いてて、俺はホントに・・・何も。」 また本が浮いた。今度はいっぺんに3冊だ。 ・・・これはまずい。 なんか、めっちゃ俺に敵意抱いてるっ 俺は、悔しいがひとまず部屋の外に、逃げた。 |
mimoza | 7/30 10:21:45 | 6112cfT4GEc5EWS1o||854 | ||
「どうしたの?琉鹿?」 「花緒っ!あの霊、本投げてきたぞっ 悪さしまくりじゃないかっ」 「え!?いつもはそんなことしないんだけど」 そうなのか・・・じゃあやっぱり俺に対して敵意を? なら、やっぱり話し合いで解決するのがいいのだが。 無理に、退治してはいけない気がしたのだ。 こうなったら・・・ 「風弥っ、お前行って来いっ お前なら、害がなさそうだから、大丈夫だろう」 |
mimoza | 7/30 10:29:44 | 6112cfT4GEc5EWS1o||369 | ||
『きゅう♪』 風弥は俺に頼りにされたのがうれしいらしい。 風弥は、部屋に入っていった。 しばらくして、風弥は、たんこぶ(?)をこしらえて 戻ってきた。・・・だめか・・・。 悔しいらしく、俺の頭をたたいてきた。 「花緒、やっぱりお前が来てくれなきゃダメみたいだ。 俺の予想では、お前に関係あるヤツの霊だと思うんだ。 だから、お前には危害を加えない。 お前に、あの子を説得してほしいんだ。 ・・・来てくれるか?」 |
mimoza | 7/30 10:37:46 | 6112cfT4GEc5EWS1o||944 | ||
花緒は、罪悪感と恐怖と悲しみが 一緒になった表情だった。 「・・・やっぱり・・・。」 「心当たりあるのか?」 「いやよっ!絶対わたしは行かないっ!」 花緒の瞳から涙があふれてきた。 「な、なんで?」 「あの人は、りょおは、わたしのせいで死んだのっ」 花緒は、うずくまって泣き崩れた。 |
mimoza | 7/30 10:43:52 | 6112cfT4GEc5EWS1o||502 | ||
はい、今日はここまでです。 読んでくださってありがとうございますw なんか、微妙な終わり方だな、今回。 花緒が‘おりょう‘に、反応したのは この‘りょお‘のことがあったからなのです。 おりょう→おりょお→りょお ってわけです。 微妙な関係性ですな。。。 次回は、いよいよ完結編です☆ 次回もヨロシクです〜 |
足立りょう | 7/30 11:18:57 | 2111cfiSDfoVMsEd2||757 | ||
すごいことになってますねぇ・・・ 何が起こるのやら・・・・・・。 頑張ってくださいね |
mimoza | 7/30 11:29:16 | 6112cfT4GEc5EWS1o||640 | ||
足立りょうさん、ありがとうございます☆ どうなっちゃうんでしょうね。。。ふふふ(怖っ りょおは、誰なんでしょうね。。。(あおりすぎ では、できれば次回もヨロシクです☆ |
キーア | 7/30 12:58:5 | 2191cfal3PWP8VtfE||831 | ||
にょにょ!! わたしのせいで死んだ!!? いったいりょおと花緒の間に何があったんだぁ〜 次回気になる〜>< |
mimoza | 7/30 14:20:42 | 6112cfT4GEc5EWS1o||981 | ||
キーアさん、ありがとです☆ 花緒は、その時すごく小さかったからね。。。 本人もあまり覚えていないようです。 でも、その時の記憶だけは、彼女にずっと残っていて、 だから、大切な事を忘れてしまっているのです。 ・・・と、ワケの分からないことを言ってみるw 次回を見れば分かりますよ・・・ふふ(ぇ |
リーナ | 7/30 14:24:0 | 2221cfDg/7Jpf6qyg||371 | ||
ォギョべ(何 イキナリ意味不な効果音をスミマセン(ぇ 花緒って冷たい印象だけど、もしかしてそのりょおの死のせい…? 次が気になるぅ〜! |
mimoza | 7/30 20:53:54 | 6145cfLVHZrSl54us||1000 | ||
リーナさん、どうもです☆ ・・・鋭いですね。。。 花緒は、いろいろあったりしたんですよ〜 (ネタバレになるから、かなりぼかし) まぁ、次回も気になっちゃってくださ〜い(何 |
ハンク | 7/31 18:18:4 | 2191cf3Hc.7xTuVto||928 | ||
乱数が千に・・。 おめでとうございます。(まぁどうでも良いですが。) 最初のりょおの名前の意味が、気になりますです。 なにか、そこから、なにかネタがあるようn・・・。 不思議な力でかき消された。 ─────────────勝手に予想図───────────── きっと、名前に死んだ理由があr・・。 やっぱり不思議な力でかき消された。 |
mimoza | 7/31 19:1:47 | 6145cfLVHZrSl54us||388 | ||
あ、ホントだ、千だww ・・・くそぅ、くじを引いとけば良かった。。。(ぉぃ ハンクさん、感想アリガトです☆ ハンクさんも鋭いなぁ。。。 りょおの名前は、ネタありまくりですね。 ・・・でも、完全には、ネタを読まれなかった。フッ(何 そのネタの全容は、次回、明らかにっ! 次回もよろしくお願いします〜 |
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