6196 | 〜オバちゃんはエージェント!?〜第三十七話〜 | OBATYAN | 7/31 8:54:31 | 2192cfSsjm/.A8kSA |
夏休みで遠出される方が多いのか、感想が少ないです・・・ 読者の皆様、スレを見かけたら感想をお願いしますm(__)m |
OBATYAN | 7/31 8:59:34 | 2192cfSsjm/.A8kSA||430 | ||
〜第三十七話〜 同時刻:応接室前 パロ「広子さん、遅いですねぇ。」 坂本「手間取ってるんやろか・・・」 二人も心配し始めた。銃を構え、薬品保管庫に向かった。 同時刻:最重要薬品庫 センチネル「ムゥ・・・」 センチネルは起き上がり、扉に向かって歩き始めた。 ドン!! パロと教官が銃を構えて入って来た。 坂本「アンタは一体・・・」 |
OBATYAN | 7/31 9:4:36 | 2192cfSsjm/.A8kSA||843 | ||
センチネルは右腕を振り上げ、教官の肩を裂いた。 坂本「ウワッ!!」 パロは一瞬立ちすくんだが、我に返り、マシンガンを撃ちまくった。 坂本「オリャッ!!」 教官は投擲ナイフを三本センチネルに投げつけた。 センチネル「ウッ・・・」 センチネルは後ろに引いた。 パロ「今だっ!!」 パロはセンチネルを思いっきり突き飛ばし、簡易エレベーターに無理やり乗せた。 坂本「それっ!!」 教官は投擲ナイフをエレベーターの制御装置に投げつけた。 |
OBATYAN | 7/31 9:10:15 | 2192cfSsjm/.A8kSA||514 | ||
エレベーターはセンチネルの重さでそのまま階下の薬品実験室に落ちていった。 坂本「フゥ〜。」 教官とパロは立ち上がり、部屋に広子が居ないか探した。 坂本「居らんな・・・」 その時、ドアが開いて広子が入ってきた。 広子「あいつは何処?」 坂本「下に落ちたよ。エレベーターごと。」 広子「さっすが教官!やるっ!!」 広子はエレベーターの穴を見下ろした。 広子「この高さやったらしばらくは大丈夫かな?」 坂本「さぁ・・・」 |
OBATYAN | 7/31 9:18:3 | 2192cfSsjm/.A8kSA||56 | ||
同時刻:薬品実験室 スミス「はぁ・・・」 スミスは手錠を親衛隊に解いてもらい、ワルサーを構えて実験室に来ていた。 スミス「ここには私の研究成果が・・・私が持っていく権利がある。」 ここにはスミスが政府から補助を受けて作成した生物兵器の機密書類が多く眠っている。国外に逃げて別の国で活動すればいい。そう思ったスミスは書庫に向かった。 スミス「あったあった。これを持ってさり気なく車で逃げればいい。クックックック。」 スミスは高笑いしながら書類をアタッシュケースに入れた。 スミス「おさらばだ。」 スミスは書庫に火を放った。 |
OBATYAN | 7/31 9:29:24 | 2192cfSsjm/.A8kSA||931 | ||
スミスは書庫だけが燃えるようにドアを閉め、鍵を掛けた。足取りも軽くスミスは出口に向かった。しかし、スミスは突然立ち止まった。 スミス「何!き、貴様っ!!」 スミスの前に立ちふさがったのはセンチネルだった。 センチネル「ムァァ!!」 もはや脳に殺戮の文字しかないセンチネルに敵味方の判別など付かない。センチネルは右腕を振り上げた。 スミス「ウワァ!!」 スミスは吹き飛び、薬品タンクにうちつけられた。 スミス「こんな所で死んで堪るか!!!」 スミスは腰からワルサーを抜き、センチネルに発砲した。 |
OBATYAN | 7/31 9:38:23 | 2192cfSsjm/.A8kSA||130 | ||
センチネル「・・・・」 センチネルは全く動じず、止めの左腕を振り上げた。 スミス「おっと・・・」 スミスは何とか避け、ポケットから起爆装置を取り出した。 スミス「お前には爆弾が植えつけてあるんだ!!終わりだっ!!」 スミスはボタンを押そうとした。しかしセンチネルの方が早かった。 ドン!! 凄い速さでセンチネルはスミスを押し倒し、起爆装置を遠くに飛ばした。 スミス「何!」 スミスが言い終わらない内にセンチネルはスミスの首を掴んで持ち上げた。 スミス「ウゥ・・・」 |
OBATYAN | 7/31 9:50:23 | 2192cfSsjm/.A8kSA||854 | ||
センチネル「ウワァ!!!」 センチネルは雄叫びを上げ、スミスに腕を振るった。 スミス「ウワァ〜!!」 センチネルは右腕で首を掴み、槍の様に鋭く尖った左腕でスミスを何度も何度も貫いた。 センチネル「ムゥ・・・」 センチネルはスミスを床に叩きつけ、出口に向かった。スミスは血まみれになって息絶えていた・・・ |
OBATYAN | 7/31 10:1:51 | 2192cfSsjm/.A8kSA||423 | ||
同時刻:研究所中央交信所 SP1「こちら軍事研究所。反乱軍基地、聞こえますか?」 トクガ「こちら反乱軍基地。応答願います。」 SP1「たった今、大統領を解放し、広子さん達が親衛隊と戦っています。」 トクガ「連絡ありがとうございます。応援が必要になれば言ってください。」 SP1「はい。それでは・・・」 SP1は無線で定期的に反乱軍基地と連絡を取っている。 親衛隊「見つけたぞ!!」 隠れて連絡を取っていたのだが、親衛隊に遂に見つかった。SP1はコルトを腰から抜き、親衛隊数名を撃ち殺した。 |
OBATYAN | 7/31 10:20:34 | 2192cfSsjm/.A8kSA||482 | ||
SP1「数が多すぎる・・・」 SP1は親衛隊の突撃銃、カラシニコフを奪い、応戦した。 スペンス「銃撃止め!!私がけりを付ける。」 スペンスはマグナムを床に置き、肉弾戦をSP1に要求した。 SP1「いいだろう・・・」 SP1とスペンスは格闘を始めた。しかし、鍛え上げられたスペンスに押され気味のSP1は、遂に殴り倒され、スペンスは馬乗りになった。 スペンス「小賢しい雑魚め。死ぬがいい。」 スペンスは鞘からサバイバルナイフをSP1の首に押し当てた。しかし、スペンスの一瞬の隙を突き、SP1はサブウエポンであるショルダーナイフを脚から引き抜き、スペンスの胸に突き立てた。 |
OBATYAN | 7/31 10:29:32 | 2192cfSsjm/.A8kSA||433 | ||
スペンス「ウウ・・・」 スペンスは苦痛に悶えながらもSP1に殴りかかった。しかし、スペンスは意識がもうろうとしているため、容易に避ける事ができた。 スペンス「そんな・・・馬鹿な・・・」 スペンスは息絶えた。SP1は間髪入れずに親衛隊と応戦し、何とか倒すことが出来た。 同時刻:薬品保管庫 広子「あいつは居てへんみたいやな・・・」 坂本「うん。大丈夫。」 三人は奥へ進んだ。 パロ「あれはっ!!」 パロは血まみれになって息絶えているスミスを指差した。 |
OBATYAN | 7/31 10:40:6 | 2192cfSsjm/.A8kSA||87 | ||
広子「なんちゅう残酷な・・・」 坂本「自らが作った兵器で身を滅ぼすか・・・皮肉なもんや。」 パロ「あいつは何処に行ったんでしょうか・・・」 広子「ここに用はない。やっぱり最上階が怪しいな。」 坂本「もう一回上に行くか?」 広子「そうしましょう。」 広子達は素早くエレベーターで最上階に向かった。 同時刻:ヘリポート ヘイゲン「輸送機はまだか!!」 通信兵「雷雨と強風のため到着が遅れるそうです。」 アンジェラ「嫌な予感がします。速くここから立ち去らないと・・・」 |
OBATYAN | 7/31 10:49:33 | 2192cfSsjm/.A8kSA||796 | ||
ヘイゲン「同感だ。反乱軍の奴らがいつ来るか・・・だんだん脅威になってきたな。」 アンジェラ「無線に連絡が・・・ドクタースミスの死亡が確認されました。」 ヘイゲン「死因は?」 アンジェラ「心臓付近が数箇所鋭利な槍の様な物で貫かれています。それによる出血多量とショックによって死亡したと。」 ヘイゲン「ショック死か・・・となると反乱軍兵士ではないな?」 アンジェラ「はい。監視カメラの映像によるとセンチネルの可能性が高いと。」 ヘイゲン「戦況は深刻だ。どうした物か・・・」 親衛隊「ヘイゲン長官、スペンス少佐が反乱軍兵に殺されたと!」 |
OBATYAN | 7/31 11:8:55 | 2192cfSsjm/.A8kSA||324 | ||
ヘイゲン「何と・・・あの百戦錬磨のスペンス少佐が・・・事態は一刻の猶予も許されん。アンジェラ、全部隊にラストオーダーを出せ。戦いを終わらせるのだ。」 アンジェラ「かしこまりました。」 ラストオーダーとは殲滅戦の最後の指令で、自分や仲間の命を顧みず、反乱軍兵士を倒すことだけに専念する、緊急の場合のみに発動される指令である。これが発令されると兵士達は一気に緊張する。 同時刻:カプセルルーム 大統領が開放されて数十分。大統領は反乱軍兵士に護衛され、休んでいる。 シュー・・・ カプセルルームのドアが開き、センチネルが入ってきた。 護衛「貴様!何しに来た!!」 |
OBATYAN | 7/31 11:20:29 | 2192cfSsjm/.A8kSA||952 | ||
センチネル「ウワァ!!」 センチネルは護衛二人を一気に殺し、大統領に目をつけた。 大統領「止めろ、止めてくれ!!」 バン!! 広子達が突撃してきた。 広子「やっぱりここにおったな!!」 広子は銃を撃った。 パロ「広子さん、さっきこれを見つけました。」 パロは小さなリモコンのような物を広子に渡した。 広子「これが起爆装置やな!ふっ飛ばしたる!!!」 広子はカバーを開け、ボタンを押した。 |
OBATYAN | 7/31 11:25:35 | 2192cfSsjm/.A8kSA||168 | ||
ドッカァーン!! センチネルは部屋の奥のカプセルにぶち当たった。センチネルの身体は内部から破裂し、見る影も無い。 広子「化け物退治は終わったな・・・」 パロ「大統領、大丈夫ですか?」 大統領「ありがとう、私はいいからヘイゲンを捕まえるんだ・・・」 坂本「任せてください。応接室のソファーで休んでください。」 大統領「あとは1人で大丈夫だ。部屋の鍵を掛けて休むよ。」 大統領は疲れているようだが、しっかりとした足取りで応接室に向かった。 広子「さぁ、最後の大仕事や。ヘリポートの居るみたいやな。」 パロ「急ぎましょう。」 |
OBATYAN | 7/31 11:30:52 | 2192cfSsjm/.A8kSA||633 | ||
同時刻:ヘリポート 通信兵「輸送機が後十分ほどで到着するとのことです。」 ヘイゲン「よし、最後だ!気を抜くな!守り通せ。」 親衛隊はもうわずかだが、大きなヘリポートの各所を守っている。 親衛隊「反乱軍が・・・ウワッ!!」 連絡通路の役目も果たしている頼りない合金で出来た非常階段から、広子達は現れた。 広子「もう逃げ場は無いで。さっさと観念したらどうや?」 ヘイゲン「ここまできて何を言うか!!貴様らの墓場はここだ!!」 坂本「大口たたきよって!!行くでッ!!」 広子達は精鋭揃いの親衛隊と対等に渡り合い、速くも半分を倒した。 |
OBATYAN | 7/31 11:34:51 | 2192cfSsjm/.A8kSA||636 | ||
教官は投擲ナイフと小型マシンガンで突き進み、パロは親衛隊から奪ったカラシニコフで戦う。広子はグロックと拳銃で応戦する。 アンジェラ「死ぬがいいわ!!」 アンジェラはべレッタで教官に攻撃を仕掛けた。 坂本「何の何の!!」 教官は投擲ナイフをアンジェラに投げつけた。 アンジェラ「ウッ・・・」 アンジェラの腕に当たり、べレッタを落とした。 坂本「オリャッ!!」 教官はアンジェラを殴り飛ばし、投擲ナイフを首に当てた。 坂本「終わりや・・・」 |
OBATYAN | 7/31 11:43:39 | 2192cfSsjm/.A8kSA||572 | ||
アンジェラ「どうかしら?」 アンジェラは腰からダガーナイフを抜き、教官と激しい大立ち回りをはじめた。 パロも親衛隊をなぎ倒し、軽快に、そして順調に親衛隊を苦しめた。 広子はヘイゲンの護衛兵達を一通り倒し、ヘイゲンに銃を向けた。 広子「終わりや!武器を捨てるんやな!」 ヘイゲンは目を閉じてじっとしている。 ヘイゲン「私の剣術見せてやろう・・・」 ヘイゲンは目にも留まらぬ早業で、鞘から阿修羅を引き抜き、広子に切りかり、左手に持っていた回転式銃を切り落とした。 広子「そうくるんやったらこっちも・・・」 広子は隣で倒れている護衛隊長から特殊警棒を奪い、左手にサバイバルナイフを持った。 |
OBATYAN | 7/31 11:52:42 | 2192cfSsjm/.A8kSA||606 | ||
ヘイゲン「ええい!!!」 ヘイゲンは力強く、そしてスピーディに広子を苦しめた。特殊警棒は特別な合金で出来ているので、阿修羅でも切れないが、それでもヘイゲンの刀捌きは恐ろしい。 ヘイゲン「私の覇道を止めようとする愚か者め!!ここで絶えるがいい!!」 ヘイゲンは右腕に阿修羅、左腕にナックルを装備し、広子と渡り合った。 広子「どうせアンタは大統領になって独裁政治を行うつもりやったんやろ!?」 ヘイゲン「そういうことだ。この国をナチスドイツの様に、総統の名において政治を行う、素晴らしいではないか!!」 広子「アンタは狂ってる!民衆の声を聞かん独裁政治なんてクソ喰らえ!!」 |
OBATYAN | 7/31 12:4:54 | 2192cfSsjm/.A8kSA||862 | ||
広子の熱い一言と強力な一撃がヘイゲンの手を滑らせた。 ヘイゲン「何っ!!」 阿修羅はヘリポートから落ち、見えなくなった。 広子「今度こそ終わりや!」 ヘイゲン「だまれっ!!まだこれがある。」 ヘイゲンは右腕にもナックルをはめ、広子に殴りかかった。しばらく戦ったが、広子が振った一撃が、ヘイゲンの肩に当たり、ヘイゲンは苦痛に倒れ、ナックルを奪われた。 広子「さぁおしまいや。もう満足か?」 ヘイゲン「死ぬがいい!!」 広子とヘイゲンは肉弾戦にもつれ込み、遂に広子がヘイゲンを殴り飛ばし、ヘイゲンはヘリポートから落ちた。 |
OBATYAN | 7/31 12:9:3 | 2192cfSsjm/.A8kSA||473 | ||
広子「ふぅ・・・なんちゅうこっちゃ・・・」 教官もアンジェラを手錠で捕らえ、残りの者もすべて捕らえた。 大統領「彼らの指令に従え!!もう殲滅戦は終わりだ。」 大統領の指揮で全隊基地に撤退、反乱軍兵士および反乱軍基地への攻撃を止めるように命じた。 広子「終わったな・・・」 空は雨が止み、虹がかかっていた。 パロ「基地でご家族がお待ちです。帰りましょう。」 三人は広子の運転する車で基地に帰った。長きに渡る反乱軍殲滅戦はこうして幕を閉じた・・・ |
OBATYAN | 7/31 12:9:36 | 2192cfSsjm/.A8kSA||189 | ||
ここで切ります。長かったですが感想お願いします。次回はエピローグです。お楽しみに^^ |
さの | 7/31 20:26:35 | 2111cfzlnKDb2V6AU||604 | ||
マジで終っすか? エピローグっておい!! まぁ、第二段も期待してるヨン!! 次は何かしら? 楽しみだわ。 メモッときます( ..)φ) |
OBATYAN | 7/31 21:8:36 | 2192cfSsjm/.A8kSA||690 | ||
お久しぶりです^^さの殿 一応本編は終了です。細かい話はエピローグで明らかになります。総集編でも組もうかな・・・皆さん読んでない話も有りそうですし・・・ |
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