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6215琉鹿絵巻〜赤い花と青い石V〜mimoza8/1 20:19:246145cfLVHZrSl54us
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↑前の話はこれです☆

はい、今回は完結編ですね☆
りょおと花緒の関係が明らかにww
そして、結末は・・・?

では、始めます〜

mimoza8/1 20:23:106145cfLVHZrSl54us||392
「りょおは、あの人は、わたしのせいで死んだのっ!」

花緒は、うずくまって泣き崩れる。
・・・「わたしのせい」って・・・
どういうことなんだ・・・?

「・・・花緒、何があったんだ?」

花緒は、顔を少しあげ、俺を、見た。

そして、少しずつ話し始めた・・・。

mimoza8/1 20:28:206145cfLVHZrSl54us||931
**********************
わたしとりょおは、姉妹だった。
でも、血はつながっていない。
わたしは、養子として、迎えられたからだ。
りょおは、体は弱いが、何でも器用にこなす。

だから、どうしても、親の目は、
りょおに注がれる。
わたしは、寂しかったんだ。
そして、りょおはその事に気づいていて、
わたしに優しくしてくれた。

歳が6も離れていたし、
りょおは、親の期待に沿うために、
いつも忙しかった。
それなのに、ほとんど毎日
遊んでくれた。

mimoza8/1 20:31:586145cfLVHZrSl54us||916
でも、わたしは、一度だけ
りょおに無理な頼みごとをしてしまった。

川で、水遊びをしたいって言ったのだ。
りょおは、体が弱いって知っていたのに・・・。

幼い嫉妬・・・。
小さなわがまま・・・。

りょおは、文句をいわずに、
やさしい微笑を絶やさずに、
いっしょに来てくれた。

mimoza8/1 20:35:436145cfLVHZrSl54us||994
・・・でも、それは間違いだったんだ・・・。

あろうことか、わたしは、川の深いところへ
行ってしまい、溺れてしまったのだ。

りょおは、必死で、わたしを助けてくれた。

でも・・・そのせいで・・・。

持病だったぜんそくをひどくさせてしまったのだ。

だから・・・りょおは・・・わたしのせいで・・・。

mimoza8/1 20:41:516145cfLVHZrSl54us||140
「なんで、あの子なの・・・?どうしてよっ
 こんな事で、死ぬなんて・・・。」

お母様の青白い顔。
りょおのお気に入りだった青い着物。
そして、青く流れる川・・・。

青はなんて、嫌な色なのだろう・・・。

こうして、わたしは、大切なものを失ってしまった。

*************************

mimoza8/1 20:48:46145cfLVHZrSl54us||108
「そんなことがあったのか・・・。」

花緒は、声もなく泣きつづけている。

「でも、それは・・・お前のせいじゃない。
 りょおさんは、お前の事恨んでなんかないよ。」

「違うっ わたしのせい・・・なのっ
 えっ!?・・・りょお?」

え?・・・もしかして・・・。

りょおは、花緒のまえに、
すっと、立っていた。
そして、やさしく言った。

mimoza8/1 20:58:176145cfLVHZrSl54us||219
『花緒ちゃん。花畑で遊んだ事、覚えてる?』

花緒は、涙をぬぐって、うつむきながら答えた。

「・・・うん。りょおが・・・花の冠くれた。」

『そうね。その時、私が何を言ったか覚えてる?』

今度は、りょおの顔をまっすぐに、見た。
そして、りょおは返事を待たずに言った。

『花緒ちゃんの‘か‘はお花って意味なんだよ。
 そして・・・。』

mimoza8/1 21:5:176145cfLVHZrSl54us||481
りょおは、微笑んだ。

『私の璃緒(りお)って名前の意味は、
 青い石って意味なの。
 石は、強いから、お花を守るの。
 そして‘緒‘の意味はつながるって意味。
 だから、私は、花緒とつながっていたかったの。』

りょお、いや璃緒という名の少女は、
少し寂しそうに言った。

『ごめんね・・・。迷惑かけて・・・。』

mimoza8/1 21:10:426145cfLVHZrSl54us||610
花緒の涙はかわいていた。
そして、力をこめて言った。

「迷惑なんて、そんなことないっ!
 わたしこそ、ごめん・・・。」

10歳で時が止まった少女と、
10歳という通過点を生きる少女は、
同じ目線で、今をいる。
同じ想いで、今をいる・・・。

璃緒は、また微笑んだ。

『もう・・・お別れ・・・だよね。』

「りょおっ!」

『バイバイ、でも、ちゃんと私たちは
 つながっているよ。
 花緒ちゃんは、私のたった一人の妹だから。』

mimoza8/1 21:16:356145cfLVHZrSl54us||442
そう言って、璃緒は消えた。

「ありがとう、りょお。
 間違った。・・・璃緒おねぇちゃん・・・。」

花緒の目には、さっきと違う種類の涙が
あふれていた。

さっき、璃緒が、いたところに青い石の
ペンダントが落ちていた。
俺は、それを拾った。

「花緒、これはお前が持っとけ。
 璃緒の魂は、これに宿っていたみたいだ」

mimoza8/1 21:20:346145cfLVHZrSl54us||482
俺が、手渡すと、花緒は無言でうけとった。
そして、大事そうに、強くにぎった。

俺はそれ以上何も言わずに、
花緒の家を後にした。

彼女は、失ったのではない。得たのだ。

青く光るやさしい微笑みを。


mimoza8/1 21:26:476145cfLVHZrSl54us||154
はい、完結しました〜
鈴香がいないと、まじめ系な話になるな。。。
今度は、鈴香をメインに書こうかなw
りょおは璃緒でしたね。

おりょう→りょう→りょお→璃緒

もはや、‘おりょう‘っていう原型ないっ!
この璃緒を‘りょお‘って呼んでたのは、
花緒は小さかったので、‘りお‘という発音が出来なかったからです。

わたしも、みおちゃんって子を
みょおちゃんって呼んでました、小さい頃。

と、関係ないことは、おいといて(ぉぃ
次回もよろしくお願いします〜

リーナ8/1 21:40:242221cfDg/7Jpf6qyg||801
う〜ん。。
哀しい喜びの話ですね。。(ナヌ
確かに、鈴香が居ないと真面目な話w(ぁ
鈴香がメインの話になると…うわぁぁ、西瓜だらけだァ(ギャー
次回楽しみにしてます^^

キーア8/2 9:13:192191cfal3PWP8VtfE||532
う〜ん今回は鈴香出てこなかったね・・・
花緒と瑠緒そんな悲しい過去があったなんて・・・
でも、めでたくおわったね^^
『私の璃緒(りお)って名前の意味は、
 青い石って意味なの。
 石は、強いから、お花を守るの。
 そして‘緒‘の意味はつながるって意味。
 だから、私は、花緒とつながっていたかったの。』
って言葉がすっごく印象が強いです^^
次回楽しみにしていま〜す

足立りょう8/2 11:23:332111cfiSDfoVMsEd2||445
感動。
確かに<おりょう>の面影が感じられない・・・・・・・。
まあいいとして、結構面白かったです^^
次も頑張ってくださいね。

mimoza8/2 18:4:556145cfLVHZrSl54us||295
リーナさん、ありがとです☆
次回は、ホント鈴香出しまくりますっ
やっぱ、鈴香あっての、琉鹿絵巻ですね(なぬ
むしろ、鈴香絵巻にしちゃおうかな(ぉぃ

キーアさんもありがとです☆
その言葉は、この話の中心の言葉ですねww
題名にもなってますし。。。
けっこう頑張って考えたので、
印象に残るといわれるとうれしいです☆

mimoza8/2 18:8:276145cfLVHZrSl54us||325
足立りょうさん、ありがとうございます☆
感動していただけてうれしいですw
おりょうネタは、書いてる途中で思いついたので、
やっぱ、不完全さが残りますね。。。
うう・・・反省。。。

皆さんの小説も楽しみにしています〜
頑張ってください☆

では、次回もヨロシクです〜


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