| 6358 | 琉鹿絵巻〜静かなる始動〜 | mimoza | 8/11 19:47:48 | 6145cfLVHZrSl54us |
| http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-6334.html（見え始める影） はい、鈴香の秘密を暴く（？）話、第2弾です☆ 今回は、久々に、虎珠（こたま）が出てきますｗ ・・・って言っても、多分どんなやつだったか 忘れてる方が大半だと思うので、先に紹介しときます。 ＊虎珠＊ ・ある依頼の時、琉鹿が引き取り、鈴香が 面倒を見る事になった猫又。 ・食い物を求めて、大阪に住んでいたため 大阪弁で話す。 猫又ってことは、妖怪です。 妖怪ってことは・・・？ ではでは、始めます〜（ぉぃ | ||||
| mimoza | 8/11 19:56:21 | 6145cfLVHZrSl54us||256 | ||
| 「ぎゃあぁぁぁっ！！」 俺は、いきなり襲ってきた右腕の痛みに、 朝から、叫んでしまった。 いったい何なんだよ、と思って 起き上がると、虎珠のヤツが、 毛を逆立てて布団に乗っかっていた。 「何だよ、虎珠？ 寝こみを襲うとは・・・。 昨日の夜、にぼしを切らしてたからか？ それとも、水の器が空っぽだったのを 放置したからか？ どっちにしても、鈴香に言えよっ！」 虎珠は、目を赤く光らせている。 そこで、俺の思考は、正常には働きだした。 | ||||
| mimoza | 8/11 20:5:0 | 6145cfLVHZrSl54us||986 | ||
| ・・・妖怪の凶暴化・・・。 細長い傷から、血がじわじわ、にじみ出した。 ・・・もしかして、これが・・・？ 俺は、すばやく、札を取り出す。 念のため、ふとんの近くに置いておいてよかった。 そして、我ながら、すばらしき身のこなしで、 虎珠に、‘封‘の札を投げる。 よし、やったか？ 虎珠は、動きを止め、瞳も正常に戻った。 『な、琉鹿っ！何をするんやっ！』 「それは、こっちのセリフだっ！ この傷っ、おまえがやったんだぞ！？」 | ||||
| mimoza | 8/11 20:13:31 | 6145cfLVHZrSl54us||509 | ||
| 虎珠は、きょとんとしている。 ・・・やっぱり、意識がとんでたのか。 ってことは・・・ 誰かに、操られていたと考えるのが妥当だが。 そうだとしたら、いったい誰が・・・？ 俺が、よっぽど深刻な顔をしていたのだろう。 虎珠は、あわてて弁解を始めた。 『うちは、何にもやってないっ ただ・・・なんか、笛のような音が 聞こえてな、急に眠くなって寝てしまったんや！ そんで、気づいたらこんなことに・・・っ』 笛の音で、操るってことか？ ・・・待てよ。それじゃあ・・・。 | ||||
| mimoza | 8/11 20:21:16 | 6145cfLVHZrSl54us||871 | ||
| 「お涼っ！いるかっ？」 『ちょっ、琉鹿っ！？』 「ちょっと待ってろっ！」 俺は、いったん虎珠を置いて、幽霊のお涼のことを探しにいった。 『・・・この札を取ってからにしてくれや〜』 という声が、聞こえたような気がしたが、 今は、無視だ。 もし、音で操るのならば、妖怪を無差別に 操るという事だ。 そして、それが、もし幽霊にも有効だったら・・・。 ・・・いつもお涼といる鈴香が危ないっ！ | ||||
| mimoza | 8/11 20:29:12 | 6145cfLVHZrSl54us||974 | ||
| 「お涼っ！！」 『あら。琉鹿どうしたの？そんなにあわてて。』 お涼は、普通の声でそう言った。 俺は、ほっとして力が抜けた。 ・・・今日は、朝から疲れる日だ。 「いや、なんでもないんだ。」 どうやら、幽霊には、その笛の音とやらは 効かないらしい。 「そういえば、鈴香は？」 『鈴香ちゃんなら、まだ寝てるわよ』 「そうか・・・、ありがとう。」 | ||||
| mimoza | 8/11 20:37:47 | 6145cfLVHZrSl54us||589 | ||
| 鈴香は、昨日、結局、飯も食わずに寝てしまった。 死んだように、動かなかったので、心配したが、 静かに寝息をたてていたので、ふとんをかけてやった。 まだ、寝ているという事は、よっぽど疲れたのだろう。 今日は、起こさずに寝かしてやるか。 そうおもって、虎珠のところに引き返そうとした その時だった。 「琉鹿〜、おはよう・・・。」 「す、鈴香！？」 鈴香が、部屋から出てきた。 青白い顔で、見るからに具合が悪そうだ。 「・・・無理すんなよ。 なんか、死人みたいな顔してんぞ。」 | ||||
| mimoza | 8/11 20:47:17 | 6145cfLVHZrSl54us||72 | ||
| 「大丈夫だよ。スイカ食べたい。」 ・・・具合が悪くても、食欲はあるらしい。 「わかった。今、出してやるから、座ってろ。」 そう言って、俺は台所に行った。 スイカを切りながら、考える。 ・・・鈴香のやつ、ホントに疲れてるだけなのか？ 時更の深刻な顔を思い出す。 ・・・やっぱり、鈴香は、昨日のことのせいで？ スイカの乗った皿を、鈴香のところへ持っていくと、 鈴香は、焦点の合わない目で、こっちを見た。 「琉鹿、ありがとう。」 鈴香が、皿を受け取ろうと、 腕を伸ばしたとき、俺は気づいた。 | ||||
| mimoza | 8/11 20:56:21 | 6145cfLVHZrSl54us||67 | ||
| 「鈴香っ、その腕っ！？」 俺は、鈴香の左腕の袖をめくる。 すると、黒い、いれずみのような模様が 肩からひじにかけて浮かび上がっている。 「どうしたんだよっ！？なんだよそれ？」 鈴香は、うつむいて答えない。 しかし、それが、鈴香を静かだが確実に むしばんでいることは、明確だ。 俺は・・・何もできないのか？ ・・・くそっ・・・。 「琉鹿・・・？」 | ||||
| mimoza | 8/11 21:5:24 | 6145cfLVHZrSl54us||191 | ||
| 「・・・なんでだよ？ なんで、早く言ってくれなかったんだよ？ なんで、肝心な所で、我慢するんだよ？ いつも、迷惑かけといて・・・。 迷惑かけるんなら、そういうところで 迷惑かけやがれっ！！」 「琉鹿・・・。あたし大丈夫だよっ！ あの力使っちゃったから、ちょっと疲れただけで。 スイカ食べたら、治るし。」 「・・・うそつけ・・・。 やっぱり、昨日のことのせいなんだな？」 「だ・か・ら、大丈夫だって〜 いや〜、弟子3号も、こんなにあたしを 心配してくれるようになったのかぁ・・・。」 | ||||
| mimoza | 8/11 21:18:18 | 6145cfLVHZrSl54us||151 | ||
| 鈴香は、無理に明るくふるまっている。 ・・・これは、無理させないほうがいい。 「わかった。スイカ食べたら寝ろ。」 「えぇ〜っ、病人扱いっ！？」 ・・・完全病人だろが・・・。 「いいから、寝ろ！いいなっ？」 鈴香をようやく説き伏せると、 俺は、これからのことを考えた。 ・・・俺は、どうすれば・・・？ 同時に、深刻な事が起こり、 完全に前が見えなくなってしまった。 音もなく近づく不穏な影は、 俺を、確実に捕らえようとしていた。 | ||||
| mimoza | 8/11 21:27:23 | 6145cfLVHZrSl54us||731 | ||
| はい、今日はここまでです☆ 読んでくださってありがとうございますｗｗ うわぁぁっ！深刻になりすぎっ（ぉぃ これで、鈴香の力は乱用できなくなったわけです。 ・・・だって、力使えちゃったら、 とんとん拍子に、解決して、ハイお終い、だもんね。 ・・・世の中、そんなにうまくいかないんだよ・・・。 と、私の性格の悪さが、垣間見えた所で、次回予告っ（なぬ 妖怪と鈴香の問題の、両方に悩む琉鹿。 そして、急に悲鳴が聞こえる。 凶暴化した妖怪が、町を襲ったのだ。 琉鹿は、どうやって解決するのか！？ ってところでしょうかね。 ではでは、次回もヨロシクです〜 | ||||
| 足立りょう | 8/12 9:23:9 | 2111cfiSDfoVMsEd2||117 | ||
| 少なからず２人の仲は進展？(絶対違う 琉鹿危機一髪！ ・・・にしても黒幕はだれなんでしょうね？ ・・・必然的にmimozaさんに煽られるような感想を書いて、 次回も楽しみにしてます！ | ||||
| キーア | 8/12 9:34:53 | 2191cfal3PWP8VtfE||942 | ||
| 最近妹の読んでくれてありがとうございます＾＾ これからも宜しくお願いします それにしても鈴香にあったいれずみって！！？あの力って！！？ いろんなことがいっきに・・・。 でも毎日のようにスイカを食べてるような・・・。 次回楽しみにしてるよ☆ | ||||
| mimoza | 8/12 12:47:40 | 6145cfLVHZrSl54us||766 | ||
| 足立りょうさんありがとです☆ 確かに進展してますよ、二人はｗｗ ・・・まぁ、琉鹿にとって、鈴香は、 妹かなんかだと思いますけど。。。 琉鹿は、つくづく大変な役です（なぬ 黒幕は・・・ヤツのあれなワケですよｗ わかりました？（わからねぇよ ではでは、次回もヨロシクです☆ | ||||
| mimoza | 8/12 12:55:14 | 6145cfLVHZrSl54us||856 | ||
| キーアさん、ありがとです☆ 鈴香のいれずみは・・・ まぁ、あの力の代償といいましょうか。 呪いです（こわっ ・・・でも、そんな大変なものでもないからね（なぬ スイカは、鈴香の元気のもとですｗｗ 毎日、食べてるよ、鈴香は。 でも、スイカをあんなに食ってたら、 糖分を取りすぎちゃいますね（現実的っ！？ では、キーアさんのも、妹さんのも、 小説楽しみにしています☆ | ||||
| ハンク | 8/12 16:15:22 | 2184cfq4R6oYpRLVM||184 | ||
| とうとう、妖怪が総攻撃を仕掛けに来たのでしょうか。 とりあえず、スイカがあれば勝てるでしょう。（ｶｴﾚ 頑張ってくだされ。 多分、大詰めになるだろう次回を楽しみにしております。 | ||||
| mimoza | 8/13 14:29:13 | 6145cfLVHZrSl54us||109 | ||
| ハンクさん、ありがとです☆ いや〜、いやいやいや（何だよ まだまだ、続いちゃうんですね、この話はｗｗ まだ、序の口ですよ、ふふ（こわっ もう少し、お付き合い願います☆ そうですね、スイカがあれば、鈴香は、 やってくれると思います（なぬ あ〜、でも、どうしよっかな（未定かよっ まぁ、次回も楽しみにしててくださいね〜 | ||||
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