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6447琉鹿絵巻〜神月〜mimoza8/19 10:18:346145cfLVHZrSl54us
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http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-6426.html(戦の巻 弐)

戦いも一段落して、ついに鈴香の過去ですww
あぁ・・・、またもやサブタイトルが適当だ。。。
タイトルつけんの苦手なくせに、
墓穴掘ってしまったわ。。。
・・・気にしないで下さいね☆(ぉぃ

ではでは、始めます〜

mimoza8/19 10:23:596145cfLVHZrSl54us||599
あたしは、どうなったんだろう。

鈴香は、ふわふわと浮かぶような
感覚にとらわれていた。

確か、あの時、‘力‘を使っちゃって。

と、その時、大きな屋敷が、鈴香の前に現れた。

あたしは、この家を知っている。
忘れるもんか。
大きすぎて、部屋も全部は知らなかったけど。
あまり、いい思い出もないけど。

・・・でも・・・。

かつては、あたしの家だった。

mimoza8/19 10:33:456145cfLVHZrSl54us||843
**************************
「鈴香様っ、いらっしゃるのでしょう?
 出てきてください。」

広い庭の隅、木の陰に向かって、
一人の女性が、呼びかける。

「はぁ〜い・・・。」

呼びかけに応じたのは、7歳ほどの少女。

「また見つかっちゃった。
 おばさん、見つけるのうますぎだよぉ。」

「言葉使いは、気をつけるように言っているはずです。
 仮にも、ご主人様のお嬢様なのだから。」

「おば様は、見つけるのがうますぎで
 ございますです。」

「‘ございます‘と‘です‘は一緒に使わないっ!」

mimoza8/19 10:42:506145cfLVHZrSl54us||415
「はぁ〜い。」

「‘はい‘は短くっ!」

「・・・はい・・・。」

鈴香の家は、神月御家という、
神にもっとも近いといわれる一族だった。
その祈りは、何よりも強く、人々を救う
と言われていた。

だが、鈴香には、この家を継ぐ
権利はなかった。
彼女に、兄がいたというのも、
あるが、理由はそれだけではないのだった。
・・・この時は、まだ本人も知らなかったのだが。

mimoza8/19 10:51:546145cfLVHZrSl54us||587
「鏡夜様が、お呼びです。」

「え、お兄ちゃ・・・じゃなかった、
 兄上様が?」

「はい。」

それきり、彼女は、口を閉ざしてしまった。

なんだろう?もしかして怒られるのかな?

兄が鈴香を呼ぶのは、ほんとに稀だった。
彼は、とても忙しかったから。
彼は、能力もあったし、父の信頼も厚い。
だから、鈴香も数えるほどしか会ったことが無い。

緊張するなぁ。怖いんだもん、お兄ちゃん。

mimoza8/19 11:0:306145cfLVHZrSl54us||188
「兄上様、いま参りました。」

兄は、読んでいた書物から、顔を上げた。
鈴香がひそかにあこがれている
きれいな銀髪が揺れる。
神月御家では、銀髪は能力の証だった。

「鈴香か・・・。どうだ?
 変わった事は、あるか?」

兄は、唐突にそう聞いた。

変わったことって・・・どういうこと?

鈴香は、小首をかしげる。
別に、思い当たる事はないが、
兄の意図が全く分からないので、
黙っているしかない。
兄は、それを無いという意味にとったらしい。

mimoza8/19 11:10:266145cfLVHZrSl54us||487
「無いか。それならいいんだ。」

「えっ!?でも分からないです。
 もしかしたら、あるかも。」

鈴香は、すぐに追い出されるのが嫌だったので
そう言った。

「いや、私が知りたい事は、すぐにわかる
 ‘変化‘なのだ。心当たりが無いなら、
 まだ、‘変化‘していないのだろう。」

兄は、話は終わったとばかりに、
書物に目を落とした。
鈴香は、しぶしぶ部屋を出た。

‘変化‘ってなんなんだろう?
あたしが変化するの?全然わからない。
それに、久しぶりなのに、
あれだけしか話してくれないなんて、
あんまりだよ・・・。

mimoza8/19 11:25:596145cfLVHZrSl54us||510
鈴香は、また庭に行った。
兄と違って、鈴香は、自由なのだ。
勉強をやれとも言われないし、
祈りの練習をしろとも言われない。
でも、鈴香にとっては、寂しい自由だった。

暇だなぁ。今日は何をしよう?
そうだっ!‘変化‘っていうのを
探してみようっ
そうすれば、お兄ちゃんも・・・。

鈴香は、庭をぶらぶらしながら、
‘変化‘を探してみた。
庭は、かなり広いので、時間がかかる。
・・・でも、いつもの庭だった。

「はぁ・・・。結局無しか。」

鈴香は、木の下に座り込んだ。
日が傾きかけていた。

「そろそろ部屋に戻らなきゃ。」

mimoza8/19 11:35:116145cfLVHZrSl54us||862
すると、その時、青い小さな塊が、
鈴香に向かって飛んできた。

・・・青い鳥・・・?

「かわいい〜。」

青い鳥は、鈴香の手に止まった。
そして、鈴香の目をまっすぐ見た。

「あ、そうだ。名前付けてあげるね。
 えっと、青いから・・・
 ‘青い‘って意味の漢字ってあったっけ?」

鈴香は、急いで部屋に戻り、部屋の隅に
追いやられた古い辞書をとり出した。

「えっと・・・これだっ
 ‘琳‘にしよう。それで、鳥だから‘羽‘。
 ‘琳羽‘っ!お前の名前は、琳羽だよっ」

mimoza8/19 11:38:406145cfLVHZrSl54us||678
鈴香には、琳羽が喜んでくれたように見えた。

あたしもうれしいっ!
琳羽っ、あたしたちは友達だよ

鈴香は有頂天だった。
・・・それが、‘変化‘の予兆だと知らずに・・・。

mimoza8/19 11:44:36145cfLVHZrSl54us||14
はい、今日は、ここまでです☆
読んで下さってありがとうございますw

はぁ、今回長くなってしまった。。。
しかも、1話で終わらせるつもりだったのに
2話になっちゃったし。。。
ホントに、計画性無いな、私。

今回、鈴香の兄貴登場。
男で初めての一人称が‘私‘のキャラっww
女に間違えられないか心配です。。。
大丈夫・・・だよね?

ではでは、次回もヨロシクです〜

キーア8/19 12:25:212191cfal3PWP8VtfE||231
鈴香ってお嬢様だったの!!?
兄もいたんだぁ〜
でも、鈴香今とは全然違うね・・・・
そのコロスイカはなかったのかな?・・・

変化ってなんなんだ〜!!
何が変化するんだぁ?
もしかして何かがスイカに変化とか(ンナワケアルカ
次回も見るよぉ〜

mimoza8/19 13:23:146145cfLVHZrSl54us||50
キーアさん、ありがとです☆
鈴香は、お嬢様らしくないお嬢様ですww
性格は、確かに今より素直かも。。。
で、いろいろあって神社に引き取られるわけです。
だから、神主さんとは、血が繋がってないわけね。。。
スイカとの出会い(?)は、もう少し経ってからですw
変化は・・・鈴香が変化する
って言うのとは、また違うか。。。(なんだそりゃ

次回もヨロシクねぇ☆

リーナ8/19 22:47:272221cfDg/7Jpf6qyg||403
鈴香…お嬢様、か…
金クr(蹴殴撃殺)グボアアアュ
鈴香にゃ兄貴がいたのか…
…とはいいつつも会うのが久し振りって感じじゃあ居る感じがしないのではw
琳羽との出会いはここからなのですね^^
これからどうなるんでしょう、鈴香。
次も見ます^^

mimoza8/20 12:30:236145cfLVHZrSl54us||100
リーナさん、ありがとです☆
鈴香は、お嬢様ですねw
少なくとも、この時は・・・ね(何
兄貴は、部屋にずっとこもってるんで。。。
いや、ヒッキーとかじゃないですよ(ぉぃ
勉強が忙しいんです、彼は。
琳羽は・・・まぁ、いろいろあるんです(ぇ
鈴香も・・・まぁ、いろいろあるんです(何だよ

ではでは、次回もよろしく〜


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