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653KIA ―正義のBadMan― 』ピゅナ6/3 18:47:382221cf3COj5cinS8U
○●○あらすじ○●○
ある夜、キアは草原にテントを立ててペットと共に一夜を過ごしていた。
ペットのブルーチビどら達を寝かしつける為、キアは自分の過去の話をしはじめた。

キアの過去の《アキ》は王の血を受け継ぐ王族の一員で、日々バトルの練習に
明け暮れていた。
この日も城の庭で練習に励み、疲れたアキは途中で眠ってしまうのだった。

花枕6/3 18:53:22202cfPTJrtIlFCbg||664
きたぁぁぁぁぁぁーーーーーーーー!!!
まってましたぁ!!

ピゅナ6/3 18:53:472221cf3COj5cinS8U||276
「えっくしょん!」
どれぐらい眠ったのだろう。
少し寒さを感じたアキは、くしゃみで目を覚ますという珍しい経験をした。
「ふぇ…」
アキの頬にはくっきりとテーブルで眠った跡がついていた。
しばらくぼぉっとしてそれから、ふとある方向をみるとその目を一瞬のうちに覚ました。
「あぁっ!」
アキの目は、黒尽くめの見るからに怪しい男が庭に立っていてアキの悟空と
わっかちゃるに手を出していたいるのを捉えた。
「大変だ!」

花枕6/3 18:56:62202cfPTJrtIlFCbg||940
! 
危ない!!(無駄スレすいません

ピゅナ6/3 19:1:572221cf3COj5cinS8U||864
アキは急いで立ち上がり、魔法の杖を握り締めてその方向へと走り出した。
「はっ、離しなさい!さ、さもないと、ひっひどいめにあうわよ!」
舌をかみながらもアキは必死で、その震える手で魔法の杖を構えた。
「……」
その男は顔マスクをしていた為、表情が伺えなかった。
男は真っ黒なスーツと黒いマントで身を包み、悪魔のような羽を背中につけていた。
何より、アキにとって恐怖を誘ったのはその黒いマスクだった。
顔の半分以上が隠されていて、マスクに描かれた目は怪しく笑っていた。
「…あぁ、この子はキミのかい?…いや、いい育ちをしているなと思ってさ。
 ごめん、驚かせちゃったね」

ピゅナ6/3 19:7:262221cf3COj5cinS8U||398
その男は意外にもあっさりと悟空達を返してくれたので、アキは拍子抜けした。
「あ…あのぉー…」
アキが上目使いでその男に話しかけると、男は高い身長を器用に曲げて
アキの声が聞き取りやすいようにした。
「なぁに?」
男は優しく言った。
「どっ、どうやって、入って来たの…。あ、来たのですか?」
なんとなくアキは敬語に言い直して尋ねた。
男は口元に笑みを浮かべ、門を守る役人の方を指差した。
「あ…」
役人達は倒れていた。

ピゅナ6/3 19:15:282221cf3COj5cinS8U||666
しかしよく見ると、口が大きく開いたり閉じたりしている事から眠っているのだと
わかった。
「ボクは別に悪い事はしてないよ。あの人達、物凄くお暇そうで大きな欠伸を
 してたからさ。…本人達も言ってたんだよ、眠いって。だからちょいと魔法を
 かけてやったんだよ」
願いを叶えてあげたんだよと、悪戯っぽくその男は笑った。
その冗談めかしたセリフにと肩をすくめる動作が、その黒い男に妙に不釣合いで
アキは思わず吹きだしてしまった。
「あはは。これ以上は城内に侵入する気は無いから安心してね。ちょいと見学した
 かったんだよ。キミもよくあるだろう?立ち入り禁止には無限の魅力を感じる」

ピゅナ6/3 19:23:212221cf3COj5cinS8U||812
顔はわからなかったがその背丈からしてその男はとうに大人ぽかった。
そんな大人の男が、自分と同じような思考回路をしていると思ったら、今度は本当に
アキは笑ってしまった。
「あははは!…っ、ふふ…」
アキは失礼だと思いつつもお腹を抱えて笑い出してしまった。
「あれぇ?何か可笑しい?」
黒い男は特に怒った様子も無く、すっとぼけたように言った。
「ち、ちがっ、ふふっ…違います!…はぁ、すみません…。……あれ、そのウルフ達、
 みんなあなたのペットですかぁ?」
このままだと、腹がよじれてしまいそうな気がしてアキはなんとか話題を変えた。

ピゅナ6/3 19:29:502221cf3COj5cinS8U||831
「うん、ウルフ団さ。もう、沢山居過ぎちゃって1匹居なくなってもわからないような
 気がして、ちょっと怖いんだよ」
「あはは」
自分のペットが居なくなっても気付かないなんてバカみたいと密かに思うと、
アキはまた笑いをこぼした。
しかし本当にそのウルフの数は凄かった。10匹ぐらいは居そうで、本当に1匹だけ
居なくなってもわからなそうなものだ。
それでもアキはその男の喋り方が妙に可笑しくて、笑いが止まらなかった。
「…大丈夫?」
今度は心配そうな声で、男は訊いてきた。

ピゅナ6/3 19:36:562221cf3COj5cinS8U||968
「えっ…あはっ、はい!なんともありません」
そりゃそうだと、アキは自分にツッコミをいれた。
どうも、この男といると自分はおかしくなる。
「…ねぇ、キミはずっとこんな所にいてつまらなくないかい?」
「…え?」
突然のその男の質問に、アキはぽかんとした。
「ちょっとでも城の外に抜け出したいと思わない?キミにとっては、外の世界が
 立ち入り禁止の場所でしょう?」
男はそう、言い直した。
アキは顔をしかめ、少し俯いて考えた。
やがてその小さな口を開いた。

ピゅナ6/3 19:42:432221cf3COj5cinS8U||992
「思う…。たまには親とか役人とかから離れてみたいと思ってた…」
アキはまるで独り言のようにか細く呟いた。
それを聞いた男は、口元に満足げな笑みを浮かべた。
「よし!じゃあ行こう」
「…?」
アキは一瞬、その男の言葉の意味がわからずにキョトンとした。
「えぇ、ちょっ…」
「大丈夫、キミが自分から勝手に城を出ちゃいけないことは知っている。怒られない
 ようにするからついておいで」
そう言うと、男はにやりと笑った。
そして、混乱するアキの手を優しく握り、歩き出した。

ピゅナ6/3 19:44:12221cf3COj5cinS8U||790
門を出かかった所で、その男は紙に何かを書いてから、眠っている門の番人にそっと
その紙を握らせた。

ピゅナ6/3 19:47:262221cf3COj5cinS8U||42
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
目を通して下さったことに感謝いたします^^
時間がないので、今日はここまでにします。
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆

ぷっち6/3 19:48:332224cflV9blv2GA9Y||307
面白いなァ・・・
さっきからずっと監視(マテ)してました^^

花枕6/3 19:51:552202cf7BHY/H9BB5M||595
おもしろいです!!
途中意味の無いことを書いてスイマセンでした・・

mei☆6/3 20:33:342182cf2D79mKGJEGc||989
次が楽しみです〜^^
がんばってね☆

シェーラ6/4 15:12:446121cfSc.WtVOZarQ||524
う〜ん続きが楽しみです≧▼≦/

アート引っ越しセ6/4 18:47:582191cf1GD1ZPJ.Mqo||883
がんばってください!

いおり♪6/4 21:19:162184cfLLIShuLI3Y6||498
ピゅナさんも忙しいんですね。頑張ってください
いつもながら、この巧みな表現力には感服します。

リンリン6/5 8:17:192192cf7ErwugDvzTo||199
レス遅れましたぁ(@@;))))〜〜(((((;@@) 
ピゅナさん忙しいのに、小説書くなんて素晴らしいヽ(´▽`)/〜♪
私何て、ぐうたらしてて、見っとも無く恥かしいです 壁┃*ノノ)
ピゅナさん頑張れ〜☆⌒(*^∇゜)v

マジュニア6/5 8:30:562031cfPkRgr2C3mOI||224
おもしろかったです

有芽6/5 14:4:302182cfD2WKtSEYqq6||679
続きがたのしみw

早く見たいです(o≧▽゚)o

いやいや。本当に上手ですよ。小説。

これからも頑張ってください


ピゅナ6/5 14:30:172211cfybX/OAOctE6||37
花枕さん>途中応援凄く嬉しいですよ〜♪
     書いてる側としては励みになるのですが、不快感を感じてしまう人も
     いらっしゃるようなので(^^;)できれば最後にレスして下さると
     嬉しいですwwわがままいっちゃってゴメンナサイね^^;

ぷっちさん>監視されてたのか〜!(笑
      タイピング遅くてゴメンナサイ〜><;
      今度からはワードで書いて貼り付けるようにします♪
      誤字も多いので^^;凹

ピゅナ6/5 14:33:472211cfybX/OAOctE6||311
メイちゃん>いつも応援ありがとです(*´`*)ww
      今度またお話できるといいですね〜♪♪

シェーラさん>ありがとうございますww
       できるだけジャンジャン続きを書いていきたいと思います^^

アートさん>ありがとうございます^^
      アートさんも頑張ってね〜(´ω`)

ピゅナ6/5 14:42:182211cfybX/OAOctE6||224
いおり♪さん>うひゃ〜ww
       いおり♪さんにそう言って頂けると嬉しい限りですー!
       表現力はいろんな本を読んで、養っていきたいと思ってます☆

リンリンさん>その…(^^;)たまたまご飯の時間になっちゃっただけなんでs(爆
       なのでそんなに忙しいってワケじゃないんでw^^
       私も日々グウタレてますよ〜。(仲間だ仲間♪((マテ
       私もリンリンさんを応援してますよ〜♪

ピゅナ6/5 14:47:112211cfybX/OAOctE6||432
マジュニアさん>そういって頂けると安心しますww
        有難う御座います〜^^

有芽さん>はい、なるべく早く書けるようにします〜^^;
     上手いだなんて照れちゃいますよぉ〜w
     ありがとうございます〜(*´ω`*)


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