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663SF小説っぽい小説「たった一つ」第四回目いおり♪6/3 20:12:382184cfLLIShuLI3Y6
 あらすじ
人間とロボットの間に生まれる半人公民の一人のアキラは2450年から2004年にタイムスリップしてしまう。
アキラはその時代でりんと太郎に出会うが・・・?

いおり♪6/3 20:14:482184cfLLIShuLI3Y6||670
「ルンルン♪ルンルン♪」
太郎は元気に病院の廊下をスキップしている。
「こらこら、あんまり病院ではしゃぐんじゃないぞ」
「おとうさん!」
太郎がスキップしていると、白衣を着た男の人が話しかけてきた。この男こそ、太郎とりんの父親であり、この病院の院長でもある人だ。
「あの男の子はもういいのか?」
「うん!アキラにいちゃんはもうゲンキだよぉ」
父の問いに太郎は元気に答えた。
「ほう、あの子はアキラと言うのか・・・」
「うん!」
「そうかそうか・・・・」
父は何か悩んでいるようだ。それは幼い太郎にもわかった。
「おとうさん、どうしたの?」
「あ・・・いや、何でもない。ちょっと考え事をしてただけだ」

いおり♪6/3 20:15:332184cfLLIShuLI3Y6||434
「そうなの?」
「ああ、太郎は気にしなくていいよ」
父はにっこりと笑う。
「うん!ねえ、もうちょっとアキラにいちゃんのところにいていい?」
太郎に聞かれてわずかだが父の笑顔が少し強張った感じがした。
「あ、ああ、いいよ・・・太郎はアキラ君が気に入ったようだね」
「うん!」
太郎はそう言うと、走って行ってしまった。その直後、父の背後から副院長が近づいてきた。
「院長、いいんですか?太郎君をあんな得体の知れない子と一緒にさせて・・・」

花枕6/3 20:16:122202cfvevsRjSUqH6||421
あっっ!!
いつの間にか始まってた!!

いおり♪6/3 20:17:112184cfLLIShuLI3Y6||667
「得体が知れないわけじゃない。体の構造が他の人とちょっと違うだけだろう?それに太郎が
 あんなに懐いているのなら、そんなに心配するほどの者じゃないだろう」
副院長の言葉に院長が答えた。
「しかし・・・あの子の体を調べてみればれるほど、どうみても人間の反応とは思えない結果が
 出ています。検査器具が壊れてたわけじゃあるまいし・・・もし、あの子が我々に危害の及ぶ
 ものだとしたら・・・」
「例えあの子が何者であろうと我々には見守る事しかできない。だったらしばらく様子を見るんだ」
「・・・わかりました」
副院長は深くため息をついた。

いおり♪6/3 20:18:282184cfLLIShuLI3Y6||541


「アキラにいちゃん!」
太郎はりんとアキラがいる病室を元気良く開けた。
「こら!病院では静かにしなさいってお父さんから言われてるでしょ!」
りんが太郎を叱った。
「ごめんなさい・・・ねえ、アキラにいちゃん、おさんぽに行こうよ!」
太郎はアキラにすがりつく。
「散歩?」
アキラが聞いた。
「うん!良くおねえちゃんとおさんぽしてるんだ」
「何言ってんのよ、アキラはけが人なんだから安静にしてなきゃ」
りんは太郎の提案に文句を言う。
「でも、おとうさんはいいって、いってたよ」
「え、ほんと?じゃあ私も行こうっと♪」
「でも、おねえちゃん」
「何?」

花枕6/3 20:19:282202cfuotXbaIMUgg||583
あ・・・
「壊いて」ってなんてよむんですか??
いきなり質問スイマセン・・・

いおり♪6/3 20:20:162184cfLLIShuLI3Y6||474
「きょう、しゅくだいがたくさんあるっていってたでしょ」
「あ!忘れてた・・・・どうしよう」
りんは今日、アキラを病院に連れていったりしていたので学校の宿題が山ほどあることをすっかり忘れてしまっていた。
「今からやってたんじゃ間に合わないよ〜」
りんは一瞬悩んだが、すぐに目を輝かせて、アキラに目を向ける。
「ねえ、アキラくん〜」
「な、何?」
「私の宿題手伝って!おねがい♡」
りんはすがるようにアキラに言う。
「う、うん・・・いいよ」
「ありがとぉ〜〜〜アキラ最高!」
「えぇ〜、おさんぽに行こうとおもってたのにぃ」
太郎はりんに不平を述べる。

いおり♪6/3 20:21:222184cfLLIShuLI3Y6||363
あ、多分字が違ってるかも、「懐いて=なついて」、と呼んでね

いおり♪6/3 20:21:512184cfLLIShuLI3Y6||207
「いいじゃない!散歩なんていつでもできるし。そうだ!修君も呼んじゃおっと」
「修君?」
アキラがりんに聞いた。
「うん!とっても頭いいんだよ〜、さらに、とってもカッコイイの〜」
りんはうっとりしながら答えた。
「じゃ、家から宿題とってきて、修君を呼んでくる!」
りんはすぐに病室から抜け出してしまった。
「・・・おねえちゃんは、修おにいちゃんのおっかけなんだ」
太郎は呆れてアキラに言った。

いおり♪6/3 20:23:342184cfLLIShuLI3Y6||440

2450年日本軍本部
「それにしても、リサ」
「はい?」
沖田はリサに話しかけた。
「脈拍とか、アドレナリンとかお前にそんなものを測る機能がついていたとは知らなかった」
「あら、そんな機能私にはついてませんよ」
「へ?でもさっき、軍の幹部の人にアドレナリンが以上に上がってるのなんだのって・・・」
「あれは、ちょっとカマをかけてみただけですわ」
リサはさらりと言う。
「そ、そうなのか・・・」
沖田はこの時、ちょっとだけリサが怖いと思った。
「それでは、一応あなた方にも、時空間転移装置の現状についてお話しておきます」
軍幹部が二人に話しかけてきた。

いおり♪6/3 20:27:442184cfLLIShuLI3Y6||868
「もうお分かりだと思いますが時空間転移装置は時空間の間を自由に行き来することを目的として
 作られたものです。現地点での問題点は時空間内にある時間因子と設定する対象物が安定しに
 くいことです」
リサは幹部の話しにうなずいているが、沖田は首をかしげた。
「さっぱりわからん」
「分かりやすく言えばそうですね、時空間というのは時を越えるための道だと思ってください。
 そして時空因子はその道のいわば障害物、この時空因子が時空間にある限り、時を越える
 ことは無理です。そして設定する対象物、つまり時を越えさせる物体を設定する時に安定しに
 くい事も問題です」
「それはなぜだ?」
沖田は幹部に聞いた

いおり♪6/3 20:29:222184cfLLIShuLI3Y6||622
「例えば、誰かを時を越えさせるとすると、その誰かを機械にインプットしますよね?でも、
 その人の体全体をインプットしたつもりでも、何かの拍子にその人の腕以外だけをインプット
 してしまったら・・・」
「しまったら?」
「その人の腕以外だけ時を越えて、腕だけが現代に残ります。つまり腕が切り離されてしまいます」
「げ・・・」
「時を越えるというのはその時空間から切り離されると言う事ですからね、それだけ危険なんです」
「なるほど、よくわかった」
「でも、実際にアキラが何もなく過去へ飛ばされたのなら、行く事はできるって事ですよね」
今度はリサが幹部に聞いた。

花枕6/3 20:29:562202cfoBCC8AHIHp.||386
うわぁ〜・・・
よくそこまで話を・・・
すごいなぁ・・

いおり♪6/3 20:31:432184cfLLIShuLI3Y6||844
「ええ、アキラ君が無事に2004年に着くことができたのはその時と2004年を結ぶ時空間内に
 たまたま時間因子がなかった事と、機械がきちんとアキラ君の体をインプットできた事です。
 しかし、どちらも偶発的な事なので・・・」
「しかし、過去を飛んでアキラを探すのは不可能じゃないと言う事ですね?」
リサは幹部に念を押す。
「ええ、そうですけど・・・?」
「なら、私がアキラを探しに行きます」
「な!?」
リサの言葉に一番驚いたのは沖田だった。
「何言ってるんだ!今の話しを聞いただろう?とっても危険なんだぞ」
「でも、アキラはもっと危険な目にあってるかもしれないのよ?」

いおり♪6/3 20:32:182184cfLLIShuLI3Y6||331
ありがとぉ!枕ちゃんの話しも面白いよ!

いおり♪6/3 20:33:202184cfLLIShuLI3Y6||783
「なら俺が行く!リサをそんな危険な所に行かせるわけには・・・」
「危険だからこそ、私が行くんです。私なら片腕をなくしても造り直せばいいけど、あなたは人間だから片腕をなくせばそれっきりだわ」
リサの決心は誰にもやぶれることができないほど堅いものだった。
「アキラがいる時代までの時空間で次に時間因子がなくるなるのはいつなの?」
リサは幹部に聞いた。
「・・・今から三日後の5時02分です」
幹部はリサに圧倒されながらも答えた。
「リサ!」
沖田が怒鳴る。
「これは私が決めた事です」
「・・・わかったよ。気をつけて行けよ」
沖田も根負けしたようだ。

いおり♪6/3 20:34:192184cfLLIShuLI3Y6||484
今日はここまでです。ちょっとずつしか進んでませんが許してください。

花枕6/3 20:37:162202cfmYl2V.hyRTQ||625
あ、おつかれさま!
おもしろかったよ〜(*>ω<*
続きがんばってね!!
私は今日書けそうに無いので明日書きます!

いおり♪6/3 20:39:432184cfLLIShuLI3Y6||631
ありがとう!頑張ってね。

花枕6/3 20:41:322202cfmYl2V.hyRTQ||764
おちまーす

リンリン6/3 22:9:22192cf7ErwugDvzTo||299
おもしろかった〜^^
何かいおりさんの小説見てると、勇気が沸いて来ます!
というか、勇気を貰ってます!w
ということで、続き楽しみにしてます〜^^

ポッキー6/3 22:13:432191cfO8jAR2N5Mvo||336
いおり♪さんすごいねぇ〜
次も楽しみにしてます
うちは死の詩をかいてみたんで見てねぇ〜
ついでに星への想いのやつね

ピゅナ6/3 22:39:122221cfCyooqjC81zw||87
面白いです・・!
いおり♪さんの想像力には頭がさがります。
アキラ君はこの先どんな運命をむかえるのかわくわくします(*>ω<*)

シェーラ6/4 16:13:406121cfSc.WtVOZarQ||273
すごい!とっても素敵なお話ですね続きが気になって気になって^^

いおり♪6/4 19:6:422184cfLLIShuLI3Y6||923
こんなにたくさんの感想をありがとうございます!僕も皆さんの応援に答えてたくさん頑張ります!

マジュニア6/4 19:55:572031cfPkRgr2C3mOI||372
おもしろいね〜

いおり♪6/4 21:4:562184cfLLIShuLI3Y6||100
ありがとうございます!

マジュニア6/5 7:40:582031cfPkRgr2C3mOI||732
頑張ってください


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