6676 | *哀愁の小夜曲或いはセンチなセレナーデ* | marinoe | 9/9 9:45:16 | 5887cfB.RB7sYPwkE |
夏から秋へと変容する季節の狭間は落とし物をしたようで 胸のパズルの欠片がひとつぽっかり そんなアンニュイの気分は黄昏から夕闇に変わる すみれ色の時間にピッタリです |
marinoe | 9/9 9:47:2 | 5887cfB.RB7sYPwkE||493 | ||
* ☆のうた* びろうどの摩天楼のイルミネーションは そら一面の宝の地図を まねっこしているお猿のジョージで 洪水のように瞬く人々の営み その埋まらない孤独のうたを 窓から溢れる光は囁いている |
marinoe | 9/9 9:47:39 | 5887cfB.RB7sYPwkE||807 | ||
その灯りを消せば 自然の恵みを直に感じ 何億光年前の☆の物語も 耳を澄ませば聴こえてくるのかも |
marinoe | 9/9 9:48:23 | 5887cfB.RB7sYPwkE||91 | ||
南太平洋の満天の彩りのもと ヤシの木を渡る風に揺られ ふってくる☆を数えていると この手に掴めそうな気がしてくる 目をつぶってもつぶらなくても ふわふわと宙に浮いてくる ☆ の欠片は僕のもの |
marinoe | 9/9 9:49:3 | 5887cfB.RB7sYPwkE||553 | ||
でも慌てちゃいけないよ 宝を掴む運命を 切り開くのは語りかけてくる あの☆ではなく 僕自身さ ウィリアムも言ってたじゃないか It is not in the star to hold our destiny but ourselves. |
marinoe | 9/9 9:51:1 | 5887cfB.RB7sYPwkE||121 | ||
* 一歩 二歩 散歩* 夕立の後にひょっこり現れたお日様が でこぼこの稜線のきわで立ち去り難く 躊躇いがちなようで 早くおうちにかえらなくちゃ 暗闇が世界を飲み込む前に いいえ、大丈夫と 夜の女王が星空のマントを翻す ゆっくりおうちにお帰り 秋の虫のオーケストラが哀愁のメロディをかなで ほら、寂しくなんかないでしょう |
marinoe | 9/9 9:51:40 | 5887cfB.RB7sYPwkE||724 | ||
リリリっと共振する響きに背中を押され 喜びの詩にひっそり蒼い泪が 絶望の縁にちっちゃな花が一輪 想いのカプセルが靄のように びっしりと空気中に漂っている 命の記憶で満々な雨上がりの夜道を行く |
marinoe | 9/9 9:53:55 | 5887cfB.RB7sYPwkE||446 | ||
*夏だった* 出涸らしのような夏が のっぺりと緑に張り付いている 季節も針を進めるのを忘れたようで 時がとわに 流れていく 生まれ落ちた時代の旅人 その想いは 積っていく しんしんと 真綿のように くるんとくるまれて 疲弊していく 日常にすり潰されて 渺々と吹き荒れる砂塵のような想い 時の波に攫われていく |
marinoe | 9/9 9:54:33 | 5887cfB.RB7sYPwkE||32 | ||
秋にうまれた旅人も 冬にうまれた旅人も 春にうまれた旅人も 夏にうまれた旅人も 気がつけば夏だった |
marinoe | 9/9 9:56:23 | 5887cfB.RB7sYPwkE||55 | ||
どの夏の記憶もよく似ているのです 幸せな夢を見続けて・・・ 宵闇を切り裂き 弾け散る 花火のようで 夢から覚めるとジュワッと音をたてて消失するのでしょうか 花も散らねば たわわな実りもなく サンサンとした夏色を消し去るように雨が降る 水の記憶が命の根幹を揺する |
marinoe | 9/9 9:57:23 | 5887cfB.RB7sYPwkE||320 | ||
それでも夏は短い季節で 陽炎のような茫漠とした 欠けている消失感を 埋め戻したい一つの衝動で |
marinoe | 9/9 9:57:58 | 5887cfB.RB7sYPwkE||970 | ||
夏の情景をこんなに切なく感じるのはなぜ |
marinoe | 9/9 9:58:32 | 5887cfB.RB7sYPwkE||781 | ||
ヒグラシが盛りの終わりを告げているからでしょうか |
marinoe | 9/9 9:59:4 | 5887cfB.RB7sYPwkE||794 | ||
まだ こんなに暑いのに まだ燃焼中だというのに |
marinoe | 9/9 9:59:30 | 5887cfB.RB7sYPwkE||755 | ||
人の世に生きるには一人では寂しすぎるのでしょうか |
marinoe | 9/9 10:0:10 | 5887cfB.RB7sYPwkE||669 | ||
この鮮烈な空や山や海も いつの間にか 艶やかさに染まりはじめ 血のような夕日の紅が静かに 静かに広がっていきました |
marinoe | 9/9 10:2:9 | 5887cfB.RB7sYPwkE||574 | ||
* 透明な残像* 夕闇へと向かう 全ての生き物が息を潜め ゆるゆると夜への侵略を開始している瞬間 そのエアポケットのような ときのはざま きっと羊水の記憶を刺激するのでしょうか トクントクントクントクントクントクンと あぁ どうしてヒグラシが鳴き始めたのか |
marinoe | 9/9 10:3:0 | 5887cfB.RB7sYPwkE||102 | ||
今年最後の夏の後ろ姿はひときわ大きく 桃源郷へのきざはしを隠しているようで あのひとからの招待状を受け取ったのは だれ |
marinoe | 9/9 10:3:52 | 5887cfB.RB7sYPwkE||692 | ||
桜貝 の 薄紅色 の その夏 の 名残 の 斑紋が薄れていく前に 透き通る蒼に 吸い込まれてしまいたい ガラスの靴を忘れていったはずなのに |
marinoe | 9/9 10:4:37 | 5887cfB.RB7sYPwkE||284 | ||
二重写しの鼓動がひとりと半分 境界線を越えて 朧なまるみの輪郭を埋めていく |
marinoe | 9/9 10:6:3 | 5887cfB.RB7sYPwkE||752 | ||
* 卒業写真* ビルディングに西日がきらきらと煌めき 赤煉瓦の陰影が深くなる 暮れなずむ交差点で 仕事帰りのあいつとばったり よ、ひさしぶりと 何気ない調子で飲みにいく約束と 携帯の番号を 交換して分かれた |
marinoe | 9/9 10:6:36 | 5887cfB.RB7sYPwkE||248 | ||
そして あたしは押し入れをごそごそ ホームシックになると 封印したアルバムを引っぱり出す 教室の窓から校庭を見下ろして 馬鹿笑いしているあいつの輪郭をなぞる 凍結した想いが色あせた写真から 溢れ あの頃の時間軸に ぴったりと重なった お風呂で頭の中から足先まで 満杯のドキドキに溺れそう はやく 電話鳴らないかな |
marinoe | 9/9 10:7:13 | 5887cfB.RB7sYPwkE||986 | ||
ただいまというあの人の声で セピア色の懐かしい風景の魔法が溶けたようで ほろりと 蒼い泪 ひとつぶ ぼんやりと座り込む影を置き去りにし バタバタとした日常で飲み込んでいく |
marinoe | 9/9 10:10:56 | 5887cfB.RB7sYPwkE||737 | ||
* 月曜日は雨降り* 遥か昔の星空をかき消して 街の灯りがきらびやかに 車のヘッドライトで ひき殺していくようで 全てが虫の息 夏色を消し去るように雨粒も騒いでいる カプセルにくるんと包み込んで 猥雑な喧噪も生活の匂いも緑も想いも 漂流物のようにぷかぷかと流れていく 獣の皮を剥ぎ取られた人が 常識をたてに完全武装した言葉を吐き出す 怒濤のような社会の渦巻きに絡めとられていく月曜日 |
marinoe | 9/9 10:11:15 | 5887cfB.RB7sYPwkE||61 | ||
真夏の夢から覚めた怠惰は ジュワッと音を立てて消失した模様 お布団の蛹に戻れたらな あぁ、いきたくない 憂鬱にシュガーコーティングされた体は 湿気でずくずくに溶けてしまいそうで モビルスーツでビシっと決めて水鉄砲片手に 飛び出していったとして一体何と戦えと言うのか 寄せる波のような脳内ぼやきを繰り返す やれやれ、本日も日常というベルトコンベヤーに間に合ったようだ |
marinoe | 9/9 10:13:35 | 5887cfB.RB7sYPwkE||618 | ||
* September* 琥珀色の9月を覚えている 怪しい季節だった 夜空とダンス 雨降りのタンゴ 憂鬱虫を飼いならしたタンス そう、ぼくらは裏街道を突っ走るギャング すみれ色の夕暮れ 茜雲でコーティング 爪痕のような三日月 一粒の泪☆ 星屑のバラード 金粉の大盤振る舞い 脳内大爆発してセレナーデ 夜の帳 ふかい ふかい 夕闇のドレス 夢と幻が交差する舞踏会 日常も舞い踊る |
marinoe | 9/9 10:15:36 | 5887cfB.RB7sYPwkE||513 | ||
*おしまい* 私事で恐縮ですが、ちびに出会ってもう1年半 進化増殖のスピードの追いついていないどちらかと言うと アナログ人間ですが、この場所の御陰で、本当に新しい世界が 開けたようで感謝しています。 今回のコンテストも楽しく参加させていただき、その上、いっぱい ポイントまで、嬉しさ百万倍です。 ありがとうございます。 |
銀月 | 9/9 11:3:36 | 2182cfLMvpixotkc6||674 | ||
マリ姫、こんにちは☆ 実はリアルタイムで拝見していたりしたのですが、 洗濯機や電話の呼び出しにばたばたしてレスが遅れてしまいました…。 茶でも書いておりますが、初秋のセンチと夏の終わりの寂しさは 似ているようで全く違う雰囲気があります。 |
銀月 | 9/9 11:4:1 | 2182cfLMvpixotkc6||415 | ||
感想を纏めるのは忍びないので、今度じっくりとお話したいものです。 この頃はすっかり足跡の追いかけっこになってしまってますから。 相変わらずの連レス失礼します。 さすが芸術の秋、トップバッターで走り出した貴女の後を追いかけさせて頂きますねv |
marinoe | 9/9 18:30:32 | 5887cfB.RB7sYPwkE||443 | ||
銀月様、こんにちは☆ 初秋のセンチと夏の終わりの寂しさがお互いに干渉し合って、 私の中ではごけみどろ状態なのですが、夏を引きずっているのか 秋の哀愁のポケットに入っているのか・・・ 似ているようでちゃんと違うのを嗅ぎ分けてくれたありがとう。 でも、描いている本人はちっとも自覚していないようです。 今度じっくり教えてください。ありがとうございます☆ |
博多ダンディ(兄 | 9/11 3:50:22 | 6122cf/xp.tcSszM.||527 | ||
marinoeさん、こんばんは 気付けばこんな時間です あいも変わらず、夜のメタファーに浸っております 布団の闇と人工の太陽にばかり頼っていると、今にオケラにでもなってしまいそうです なつかしい、なつかしい詞が届いた、そんな気がします 詞の自由連想は空間を時空を行き来しながら、この季節のあわいを、人と人のあわいを、 その淡い輪郭を描いているようです 星も近くで見ればただの岩塊でしかない 日常は☆のように美しくはないけれど、いつかきっと銀河のしっぽが掴める筈 雲間のアルカディアはそっと胸にしまって、ラピユタ行きの飛行船を組み立てて さくらがいの人魚姫にさよならする時が来たのかもしれません |
marinoe | 9/11 19:26:47 | 5887cfB.RB7sYPwkE||121 | ||
ずん様、こんばんは☆ 去年を見せていただいた夏の影法師は発酵してこんな姿になりました。 素敵な輪郭が浮かび上がったのは、ばらまいていただいた情景が あまりにも素敵だったからでしょう。 懐かしいと言う一言が聞きたかったのかもしれません。 日常に☆位綺麗な美意識を持って、突き進んでいかれるんだろうなと 思っています。さよならはせずに、しっかり想い出箱にラッピングさせていただきます。 ありがとうございます☆ |
Cherry | 9/12 23:48:27 | 2191cfVsETc9ju9Do||134 | ||
まりーさん、こんばんは^^ やっと、筆(指?w)が私の想いを書き始めることを許してくれたようです… 夏って元気な季節の筈なのに、終わってみると、何故か切ない思い出に 染まっている事が多いのです。 今年の夏も、私にとってはとても心に残る…想い出深いものになっています。 嫌なコトは、カプセルに包んでエイヤッって投げ捨てられたらいいのにな… 日常に乗り遅れないようすることも、大切なのかな… 忘れてはいけないコトを、しっかりと確認させてくれる、まりーさんの詩は 心に引っ掛かっている厄介事の解決にも役立ってくれそうです^^ 私らしく、頑張ることの大切さ…ずっと持ち続けます! ありがとうございました。 |
marinoe | 9/13 16:57:36 | 2202cfxwIJKGOmLYY||660 | ||
Cherry様、こんにちは☆ 夏が前向きでイケイケゴーゴーゴぅな分、季節の変わり目は 内向的に振り返る時から始まると私の大好きな作家さんが書いていました。 気温は暦なんて無視しまくって暑いザンショなんて騒いでいても ちゃんと気分は振り返るひとときを楽しんでいるようです。 嫌な事、私はカプセルに包んで飲み込んでしまえと思っていますよ。 投げ飛ばすとまた、忘れた頃に降ってくるかも知れないから、 お腹の中で暴れる分にはいいかな・・・痛いかな、やっぱりちょっとは すみれ色の想い出はいつか、きっと綺麗なお花が咲くでしょう。 踏んばれ〜、感想ありがとうございます☆ |
Cherry | 9/13 20:7:56 | 2191cfVsETc9ju9Do||824 | ||
まりーさん、もう一度書き込むことをお許しくださいね^^ カプセル…そっか、投げちゃうといつかふとした拍子に戻って来ちゃうのね☆ それに足をすくわれたら大変ですもの…私も飲み込みます(笑 ちょっと痛いくらいなら、我慢できそうです^^; 痛みは正気を保つのに丁度いいかもしれないから… はい、地に足をつけて、踏ん張って…いつか綺麗な花を咲かせます(*^-^*) たくさんの感謝をまりーさんへ… |
marinoe | 9/13 21:55:0 | 2202cfxwIJKGOmLYY||441 | ||
そう、苦くてゲェとなるものも砂糖も混ぜるのもいいけど、 カプセルにくるんと包んで飲み込んでしまうのはお勧めです。 大丈夫、地に足をつけてしっかりとゆっくりと 慌てず歩いていきましょうね。時々休みながら、ネ☆ |
Cherry | 9/14 23:43:5 | 2191cfVsETc9ju9Do||539 | ||
お砂糖…なるほど☆ 良薬口に苦し…でも、ほろ甘くすればヽ(´ー`)ノオイシイカモ♪ 今日は沢山のお花を頂けて、幸せな私です♡ この幸せのおすそ分けはやっぱり、まりーさんへ…^^ 明日が楽しみ…♪ |
marinoe | 9/15 18:30:29 | 2202cfxwIJKGOmLYY||732 | ||
誰かに届けと思いながら、綴っている言霊が きちんと受け取ってもらえたようで、こんなに嬉しい事はありません。 幸せの種を撒いているつもりです。 そうだね、幸せは分けていけばいく程増える、魔法がかかっているみたいだからね. こちらこそ、今日はありがとう☆ |
Cherry | 9/17 2:42:4 | 2191cfVsETc9ju9Do||146 | ||
眠れない夜にまりーさんへのお手紙… うん、いいかもしれない♪ まりーさんは言の葉の魔法使い…私の心をいつもほっくり回復させてくれるのです… 楽しい時間はあっという間… どんなに杖を振るっても 時間だけは戻せないのですね。 後悔は星の数ほど…でも、前を向いて歩かないと電信柱にぶつかっちゃう☆ 幸せのおすそ分けはまだまだ始まったばかりです^^ また、まりーさんの時間を少しだけ私にふりかけてください… そうしたら、きっと、空も飛べるはず… |
marinoe | 9/18 14:42:17 | 2022cfDLTua4LlMfw||191 | ||
そうだね.時間は無情に過ぎているようでもきっと実り多く、 いつの間にか咲き誇る時があるはずだと信じています。 こんな私で役に立つなら、いつでもお役に立ちましょうと言って、 返事が遅すぎていない事を祈るしか無いですが・・・ 空飛ぶの飛行機、ヘリコプター位に任せてもいいかな。 もしかして、グライダーの虜になるかもしれないしね^^ |
Cherry | 9/19 15:4:7 | 2191cfVsETc9ju9Do||836 | ||
まりーさんからのお返事は何時でも遅いというコトはありません^^ むしろ、ゆっくりと進む時の中で、手を差し伸べたら 偶然捕まえた…そんな感じが好きなのです… お手紙・メール・電話…通信手段は数々あれど、やっぱり私が好むのは 直接会って、話すこと☆ 叶わないのならば、叶えるまで…!! 鳴かない鳥を待つことと、会えない誰かを待つことはアンドロメダくらい 遠い意味☆ まりーさんと一緒なら、傘でも空を飛べそうです♪ |
marinoe | 9/20 21:57:14 | 2202cfxwIJKGOmLYY||782 | ||
偶然も積み重ねていけば、いずれ必然になりそうな勢いですね。 メリーポピンズ、大好きな映画でした。 啼かない鳥は秀吉の心意気で、工夫してみましょう。 アンドロメダの遠さは、☆と徒然を語っていくうちにきっと到着するような気がする、 まぁ、何とかなると思ったもん勝ちと言う事で・・・・ ゆっくり、まったり進む季節に紛れ込んでいるので、見つけてください☆ |
特殊文字 by.チビファンタジー 過去ログ | ||||