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6729『TALES・OF・SYMPHONIA』蛙螺嗣9/17 11:46:216062cftpZZPAqgM0c
『大樹ミトス』

蛙螺嗣9/17 11:46:416062cftpZZPAqgM0c||262
「さて、と。ここに埋めるか」
「そうだね。それで、周りにたくさん木を植えようよ!」
「そうだな・・・・・・」

蛙螺嗣9/17 11:47:96062cftpZZPAqgM0c||180
そこは、瓦礫ばかりの土地だった。
その中心に、一本の木が植えれていた。
そして、
一人の剣士と、
一人の神子が、
そこにいた。

蛙螺嗣9/17 11:47:326062cftpZZPAqgM0c||847
瓦礫を砕き、運んでいる剣士がいた。
「魔神剣!」
ガコン。
岩が不吉な音を立てる。
「・・・・・・あれ?」
ガラッ・・・・・
石が落ちてきた。
「!」
がつ。
「いってぇー!」
頭を抑え、うずくまる。
そんなことをしているうちに、瓦礫の向こうから人が走って来た。
「何やってるの―?ロイド―?」
「コ・・・・・・・コレット・・・・・・・(涙目)」
近くに走ってきて――
転んだ。
「わっ」
ドスン。
「コレット・・・・・いーかげん、転ばないで走ってくれ・・・・・」
「えへへ〜」

蛙螺嗣9/17 11:48:246062cftpZZPAqgM0c||81
太陽は照り、気温も高くなってきた。
「しっかし腹へったな〜」
「ご飯たべよっか?」
「そう・・・・・だな」

蛙螺嗣9/17 11:48:426062cftpZZPAqgM0c||38
『いっただきま〜す』
二人でなべを囲み、カレーを食べる。
「そういえば、もう半年もたつんだよな・・・・・・」
「短かったよね・・・・・・みんなと居た時間・・・・・・」
「みんな、今何してるんだろうな」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
この二人にとって、この話題は禁句である。
ロイドはぼ〜っとし始め、コレットは、少し泣きが入る。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・っとメシメシ。」
「そうだね、ご飯たべよ。」
もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ・・・・・・・・・・・・

蛙螺嗣9/17 11:49:26062cftpZZPAqgM0c||386
昼食の後は、少し休憩だ。
「この作業も結構進んだよな」
「うん。最初は瓦礫がいっぱいあったもんね。木もたくさんミトスの周りに植えたから寂しくないよね」
「だな。いつか、ここはすげーでっかい森になるのかなぁ」
「じゃあ、ここは『ミトスの森』になるのかな。」
「なったらいいよなぁ〜」
二人で、楽しく未来について話す。そしてもちろんその後は・・・・・・
「さっ、もうそろそろ始める?」
「そうだね。」
そして、また走り出す。
夢に向かって。


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