6733 | ※チビファン童話※ | 天里 | 9/17 14:9:12 | 2191cfIHqTy8UPXEo |
十五夜祭りをテーマにした、ちょっぴりブラックな童話です☆ 登場人(!?)物 ちびうさ戦士 (母) 35歳 酒うさ (父) 40歳 ちびうさギャル(長女)10歳 うさみ ちびうさボーイ(長男) 9歳 うさお ちびうさっち (次男) 5歳 うさき どうぞよろしく。 |
天里 | 9/17 14:10:50 | 2191cfIHqTy8UPXEo||293 | ||
【ちびうさ物語】 ススキ野原に一軒の家がありました。 木造の小さな家に、ちびうさ一家が住んでいます。 お母さんは、ちびうさ戦士として働いていました。 お父さんは、働きもせず一日中お酒ばかり飲んでいます。 長女のうさみは、頭がよく学校の成績も良いほうでした。 長男のうさおは、勉強は苦手でしたが友達の多い子供。 次男のうさきは、動物好きな心優しい男の子です。 |
天里 | 9/17 14:13:12 | 2191cfIHqTy8UPXEo||764 | ||
お母さんは、朝早くに仕事へ出かけます。 子供たちも学校や幼稚園へ行きました。 でも、お父さんは家でお酒を飲んでいます。 そのせいで子供たちは学校が終わっても、友達と外で遊んでいました。 夕飯の時刻になると、やっと家へ帰るのです。 その頃には、お母さんも帰ってきからでした。 |
天里 | 9/17 14:14:45 | 2191cfIHqTy8UPXEo||887 | ||
いつもは、大人しくお酒を飲んでいるお父さんでしたが、 この日は少し違っていました。 家族そろって夕飯を食べていたときのことです。 「お母さんは強いからな〜。俺が働かなくても大丈夫だろう」 と言いながら、お父さんがお母さんにからんできたのです。 |
天里 | 9/17 14:16:15 | 2191cfIHqTy8UPXEo||398 | ||
お母さんが無視していると、お父さんは食卓をひっくり返しました。 怖くなった子供たちは外へ飛び出します。 三人は、近くのお婆さんの家へ行きました。 子供たちがいなくなると、お母さんは仕事で使っている大剣を取り出したのです。 そして両手に大剣を持つと、ゆっくりお父さんに近づいて行きました。 「こっ……殺さないでくれぇ――」 お父さんは恐怖のあまり腰を抜かし、泡を吹いて倒れてしまったのです。 そんなお父さんを見たお母さんは、 そ知らぬ顔で大剣をしまい、子供たちを迎えに行ったのでした。 |
天里 | 9/17 14:18:12 | 2191cfIHqTy8UPXEo||616 | ||
次の日、お父さんは言いました。 「昨日は、とても恐ろしい夢を見たよ。 きっと酒のせいだろう。もう、酒を飲むのはやめるよ」 「ええ、そうね」 お母さんは、にっこり笑います。 お父さんは、お酒をやめて働くようになりました。 それからは、何事もなく家族で幸せに暮したのでした。 (おわり) |
天里 | 9/17 14:27:16 | 2191cfIHqTy8UPXEo||381 | ||
いつもは、ファンタスティックな童話を書いてます。 こういう作風のものは初めてです。 他の方の作品を見ていたら、 ブラックなものが多かったようなので、挑戦してみました。 楽しんで読んでもらえたらいいかなーと思います。 |
メアリ〜 | 10/4 16:41:16 | 2211cfdSiWx.oZSpc||666 | ||
酒うさ父ちゃん(ぇ)はどんな職業についたのでしょうか?? その後のこともきになりますねー。 時々このような<童話>を読むのも、良いかもしれませんね。では。 |
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