6792 | 海ガラスをひとかけら | 柚子 | 9/28 16:11:22 | 2102cfbjoZ85Opk82 |
俺は、「夜風洞 雷牙」 海がすぐ近くにある学校で、教師をしている22歳 俺の一番の悩みは・・・妹だ |
柚子 | 9/28 16:17:0 | 2102cfbjoZ85Opk82||480 | ||
〜第一話〜 「蜂谷 樹梨ー」 「はい」 「日向 瑠璃ー・・・」 やはり、今日も来ていない・・・ 彼女の姿を探すが、その席は、あいている 日向は、母方の姓 つまり、「日向 瑠璃」が、俺の妹だ・・・ |
柚子 | 9/28 16:25:12 | 2102cfbjoZ85Opk82||594 | ||
俺が担当しているのは、「南風中学校」の1のD ちなみに、今はまだ5月 両親は、瑠璃が2歳のときに、火事で死んだ・・・ 俺達は、しばらくは親戚のもとで暮らしたが、俺が18の時に親戚が病気になった 俺は、親戚から離れ、バイトの掛け持ち等で生きてきた そして、両親のわずかな遺産を頼りに・・・教師になった 俺は安心した だが、瑠璃は・・・ |
柚子 | 9/28 16:35:35 | 2102cfbjoZ85Opk82||867 | ||
今日も、学校なんてものに行かず、海に来た やっぱり、ここにいるのが、一番安心する・・・ 「ねえ・・・マリーン。私の友達は、あなただけだから・・・ね」 マリーンとは、安直にmarineからとった、私のつけた名前 そっと微笑む 「私が笑えるのは・・・あなたの前でだけなんだから」 太陽の光が当たり、海は、エメラルドブルーやターコイズブルーに変わり、キラキラと輝く 宝石のように美しい海は、目の前に、果てしなく広がっている 私は、もう、一生光を宿さない眼をしながらつぶやいた 「・・・この世が、あなたと、雷牙と、私だけになったら良いのに」 |
柚子 | 9/28 16:43:53 | 2102cfbjoZ85Opk82||890 | ||
「ねえねえ、日向ってさー、4月に3回くらいしか学校来てないよねぇ」 「せこくない!?それ!!」 現在、昼休み 1のDの教室では、いつもこのような会話が交わされている 「おーい、男子ぃ。どう思う〜?」 「はーい!あいつ、ウゼェから来なくていい!」 「つーか、来るな!!」 教室がどっと沸きあがる 「でも、あいつ、顔はいいじゃんよ〜」 「あ〜、スタイルも結構いいかもな」 「うわー!変たーい!!」 「いい加減にしろ!!」 教室に、雷牙の声が響いた |
柚子 | 9/28 16:50:19 | 2102cfbjoZ85Opk82||518 | ||
〜〜〜〜〜〜休憩します〜〜〜〜〜 息抜きです (−∀−)_旦 {お茶でもいかが? 視点が急変化するので読みづらいことをお詫びします |
柚子 | 9/28 17:10:56 | 2102cfbjoZ85Opk82||808 | ||
「・・・瑠璃?」 「お帰り、兄貴。ご飯できてるよ」 ドアを開ければ、今日も、いつもと同じ風景 テーブルの上には瑠璃の手作り料理がならべてある 「瑠璃・・・。落ち着いて、聞いてくれるか・・・?」 「学校なんて行かないよ」 急に、瑠璃の瞳が冷たくなり、ゾクリと背筋が寒くなる ・・・あんな思いをしたなら、しょうがないだろうな 「・・・半分あたりで半分ハズレ。ここから引っ越すぞ」 「・・・・・え?」 瑠璃の瞳に動揺が現れる 「・・・ぃ・・・・ぃゃぁ・・・」 「瑠璃、分かってくれ・・・」 「いやあぁあああぁ!!!!」 瑠璃は、凄い勢いで外へと走り出した |
柚子 | 9/28 17:33:53 | 2102cfbjoZ85Opk82||871 | ||
第一話・完 第二話をお楽しみに! 〜第二話のあらすじ〜 引っ越すのはいやだ・・・ マリーンに会えなくなるなんて・・・ マリーン・・・ 「さよなら」 これだけです 意味分からなくなりました なるべく早く書くつもりです ではでは^^ |
スワロー | 9/29 21:8:17 | 6111cfyil7c1Ws9M.||943 | ||
う〜ん、まだ謎がおおい・・。 柚子さん!がんばってくださいね!! |
柚子 | 9/30 17:17:45 | 2102cfbjoZ85Opk82||693 | ||
なんで なんで なんで 「何でいつも私だけ・・・っ!!?」 〜第二話〜 裸足で夜の道を走る 次々とあふれてくる涙は、足の痛みのせいではない ズキズキト、イタム「ココロ」・・・ |
柚子 | 9/30 17:23:16 | 2102cfbjoZ85Opk82||855 | ||
そう・・・ 私は、ここがとても気に入った いや・・・ 「気に入っていた」と言うべきだ 『みんなー、転入生が来たぞ!』 『ぃやったー!!』 『どんな子!?』 『男?女?』 教室の中からそんな声が聞こえてきた 緊張で、胸が張り裂けそうだった 親戚と雷牙以外の人とは、会ったことが無かったから 『おーい、入っていいぞー!』 |
柚子 | 9/30 17:32:17 | 2102cfbjoZ85Opk82||5 | ||
震える足取りで一歩一歩踏みしめるように歩く みんなからの視線を感じ、動きがぎこちなくなる 『ぁ・・・ひ、日向・・・瑠璃です。よっ・・・よろし・・く』 声が裏返ってしまった 恥ずかしさのあまり、真っ赤になる 『かっわいーじゃん☆こんな子はいってくるなんてラッキー♪』 一人の男子がにこっと笑って言う そのとき、とても嬉しかった・・・ |
柚子 | 9/30 17:39:37 | 2102cfbjoZ85Opk82||551 | ||
『おい!そこのませた5年生!お前の隣だぞ』 『マジ?おいで〜♪こっちこっち』 男の子が手招きをしている 『よ、よろしく・・・』 『4649〜!俺「桐原 拓霧」タクムってよんでくり〜☆』 『私も・・・ルリでいいから』 私の一番の友達は、タクムだった なのに・・・ |
柚子 | 9/30 17:44:7 | 2102cfbjoZ85Opk82||543 | ||
ある日、屋上に呼び出された 大体予想はついていた よく、漫画とかでもあるやつ あんた、タクムに近づきすぎ〜とか言って、リンチ? だけど、待っていたのは、もっと残酷で、もっと悲しい現実 『えっと、島添さん。何の様?』 以外にも、待っていたのは一人 いつも、私をにらんでくる人 いつも、私にちょっかいをかける人 |
柚子 | 9/30 17:49:44 | 2102cfbjoZ85Opk82||557 | ||
『なんの用だと思う?』 『タクムに手をだすな。大丈夫、私、タクムは友達としか・・』 『黙れ』 人を呼び出しといて、この態度・・・ まあ、憎まれてるならしょうがないかな 『あんたがそう言ったところで、何も変わらないの』 『・・・はい?』 『タクムは、あんたが好きなのよ!だから・・・あんたからすべて私が奪うのっ!!!』 島添さんの眼を見て分かった 今の彼女に、理性なんて無い 狂っている・・・! |
柚子 | 9/30 18:1:54 | 2102cfbjoZ85Opk82||795 | ||
『何の用?』 屋上へのドアを開けて入ってきたのは、私の親友の由梨 島添さんの視線が、由梨に移る 『あれ?島添さんとルリ』 『由梨っ・・!逃げて!!』 私が叫ぶのは、遅すぎた すでに、島添さんが由梨の腹を、力いっぱい何かで刺した 『ゴフッ・・・』 由梨が血を吐き、階段の下へと落ちる そして、島添さんは階段の下に降りた 『いやあぁああ!!!由梨ちゃあぁん!!!誰か!由梨ちゃんが!!!』 そして、まだ階段の上にいる私の足元へ、何かが投げられた・・・ それは、血がべっとりとついた、カッターナイフ 私は、島添さんの小声がはっきりと聞こえた 『あんたは、もう人殺し・・・』 |
柚子 | 9/30 18:5:16 | 2102cfbjoZ85Opk82||266 | ||
〜第二話・完〜 はい、主人公の過去編その1です あらすじまで行きませんでした 申し訳ございません・・・! ここまででも、大分つらいですが、次はもっときついです スワローさん! ありがとうございます! 感想、お待ちしております!! |
スワロー | 10/1 18:11:15 | 6111cfyil7c1Ws9M.||78 | ||
由梨ちゃんが・・・!!次を見たいような、怖いような^^; 現在と、過去と、会話用の『』を 丁寧に使い分けているのはよいと思いますっ♪ |
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