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6954風の唄―第1話―空華10/24 21:29:382031cfugNPyUOK282
えっとー……。
そもそもなんで私達は、こうして隠れているんだっけ?
今は秋の休日で、天気も良くて、私達は普通の少女。
それがなんで、こうやって祠の中からこわごわと草原をうかがってなくちゃいけないのよ?

空華10/24 21:38:232031cfugNPyUOK282||264
説明するには、一時間と少し時間をさかのぼる。


私はリア。十五歳の、普通の少女。
私は自分の家の自分の部屋で、親友のフィナと他愛もない話をしていた。

それで、どちらかは忘れたけど……とにかくどちらかが、風の草原に行こうと言いだした。
そこは、少し風の強い普通の草原。何故か、大人達は行ってはいけないと言っている。
でも、私とフィナは抜け道を知っていた。
村を出て少し行った裏山、そこに祠みたいなのがある。ここは寂れていて、人気もない。
この祠の奥まで行き、奥の壁をずらすと、草原に行ける。
私達も偶然見つけただけで、他にもほんの数人の子供しか知らない、秘密の抜け道だった。

空華10/24 21:44:552031cfugNPyUOK282||27
私達はそこに入っていった。
私が、その壁をずらした。いつも通り、簡単にずれた。
一応人が居ないかを見るため、草原の方をうかがった。

そして、……私は、正確には私とフィナは、それを見た。
数人の人影が見えた。全員、大人だった。お年寄りが二人、若い人が男女合わせて五人程。
幸か不幸か距離があり、見つからない代わりに、向こうが何をしているか見えない。
……ってそういう問題じゃなかった。
問題なのは大人達が何かしていて、目撃してしまった私達が興味を持ってしまったこと。

ほんと、どうしよう?

空華10/24 21:49:342031cfugNPyUOK282||946
「リアぁ、どうするの?このまま帰る?」

どうやらフィナも同じことを考えていた様だ。
言葉はああ言ってるけど、多分フィナもこのまま帰りたくないんだろう。表情を見ると。
も≠チてことは、当然私もそうなんだけど。
フィナが再び私に話しかけてきた。

「ねえ、どうする?」
「私も迷ってる。……やっぱり、興味あるよね?」

尋ねると、案の定、フィナが頷いた。
えっと……それで最初に繋がった。
私達は今、迷いつつもだいたい答えは決まり、草原の方をうかがってる。

空華10/24 21:51:532031cfugNPyUOK282||120
+後書き+

第一話に踏み切りました。
微妙なところで切ってしまって恐縮ですが、読んでいただきありがとうございました。
これからの展開は……大まかにしか決まっていません(汗)
それでもなんとか頑張りたいと思います。

http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-6926.html
↑プロローグです。

房吏唖10/24 22:17:352222cf.dRNbOALyK.||942
面白かったです。
文章とかが結構上手かったように感じたので感心しましたw

では、これからも頑張ってください。

炎髪灼眼の討ち手10/24 22:31:596062cftpZZPAqgM0c||248
次の展開気になりますね〜・・・・・・
がんばってつづきかいてください!(自分のことは言えない

MOON10/25 15:48:562202cf0IzhxsnGldQ||183
はじめまして♪
文のつなぎ方が上手くて興味をひかれました。
大人たちが何をしていたのか気になります・・・

次回も見るのでがんばって下さいねw

空華10/29 12:30:312031cfugNPyUOK282||322
皆さん、感想ありがとうございます^^

文章、上達できる様頑張っています。
よろしくお願いします。


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