6968 | フライングマン_#1 | num | 10/27 22:32:14 | 2201cfOrofMhoPo7c |
フライングマン飛んでった フライングマン天井にタッチした フライングマン地球にキッスした フライングマン靴擦れした フライングマン肩凝った フライングマン飛べなかった |
num | 10/27 22:34:28 | 2201cfOrofMhoPo7c||757 | ||
彼のアンテナは今日も毒電波を感知・傍受して 彼の“フライングマン”に逐一、報告するのだ それでもって“フライングマン”が何かしてくれる訳ではないけれど |
num | 10/27 22:34:43 | 2201cfOrofMhoPo7c||215 | ||
教室の中はイスラムばりのトがった宗教観を漂わせていた リンチという名の宗教行事 「フライングマンさァー…助けてやればイイじゃんよ?」 “…” 「…何か喋れよ…オイ…あー…アイツ、割礼されちまうぞ?」 “…” 傍観を決め込む一生徒 そして、傍観者の傍観者をする生徒たち 「ハイ、電波君、傍受しちゃった…」 「なんだろ…隣に誰いんだよ…うわ…喋っとるよ」 「劇団電波ってトコか?」 「ソレ、イイ」 |
num | 10/27 22:35:48 | 2201cfOrofMhoPo7c||819 | ||
彼の酔狂ぶりは一種のバランス感覚と言える おっかなくて誰も触れたがらない 近寄らない その一点で、彼はずっと傍観者を決め込めるのであった “フライングマン”は彼の傍にいて、如何する訳でもない 一日分の高校生の使命を全うして帰路に着く彼 つまらなさそうに俯き加減で歩く彼 電子レンジの中の正餐をじっと見つめる彼 夜中に爪を切る彼 “フライングマン”は彼の傍にいて、如何する訳でもない |
num | 10/27 22:37:7 | 2201cfOrofMhoPo7c||626 | ||
その夜、彼の住む一帯は豪雨に見舞われた 彼は雨が屋根を叩く音で目を覚ました (すげ…床下まで浸水しねーだろうな…) 窓の外に視線をやる その視線の先 人影のようなものが見て取れた (キチガイさんかしら…この豪雨の中で何してるのやら) ふと、気づく “フライングマン”がいないことに しかし、どうでもいいや、といった体で再び布団に潜り込む彼 |
num | 10/27 22:38:15 | 2201cfOrofMhoPo7c||227 | ||
豪雨の明けた早朝 ここら一帯の誰よりも早く起きることが彼の唯一のステイタス 窓から身を乗り出す彼 しかし、頭上のセルリアンブルーとは正反対のモノが彼の視線の先にあった |
num | 10/27 22:38:58 | 2201cfOrofMhoPo7c||40 | ||
死体 それも酷く損壊した あらぬ方向に曲がった四肢 飛び出た腸と思しき臓器 何より 顔の皮膚が削がれて消失していた |
num | 10/27 22:40:21 | 2201cfOrofMhoPo7c||507 | ||
「…お…ぶ……」 酷い吐き気を催したが何とか堪え、困った時のおまじないを心の中で唱える (フライングマン飛んでった/フライングマン天井にタッチした フライングマン地球にキッスした/フライングマン靴擦れした フライングマン肩凝った/フライングマン飛べなかった/フラ…) “フライングマン”はそんな彼を尻目に、アレをずっと凝視していた |
num | 10/27 22:49:16 | 2201cfOrofMhoPo7c||667 | ||
----------------------------------------------------------------------------- セラミックが割れる合間にこうやって散文しとるのですけど 如何せん、つまらんモンしか浮かんできませんね、頭ん中に “やったれー”みたいな気概はもうありませんしね 腐った妄想の産物ですが、どうぞ、奇特な方はお付き合い下さい ----------------------------------------------------------------------------- |
MOON | 10/28 17:59:38 | 2191cfCPgRL.Uj6uU||618 | ||
はじめまして、奇特な奴覚悟で引き込まれました なにやら新タイプな文体、というよりか 「。」のついてない小説が斬新で文から受ける印象も 違いますね(私の思い込みなだけで小説として 書いておられなかったら申し訳ありません) とにかく型にはまらないモノが好きな私としては 何故だか感慨深かったのです 読み手としては謎が多くて想像力の働かせどころでした 見る視点によっては誰がおかしいのか それとも皆おかしいかもしれない、妙に現実味のある 浮世離れした世界のような気がします。 まったくもって纏まりないですが 長文失礼致しました |
スワロー | 10/28 18:13:52 | 6111cfyil7c1Ws9M.||23 | ||
MOONさんのようにちゃんとした感想がかけなくて 恐縮ですが、飛んでて面白かったです。 namさんの作風は私には珍しくて、新鮮でした! 彼とフライングマンはアレ(多分…おぼれた腐乱死体?) をみてからの行動が違うので、 それまで保っていたバランスが、これからどうなるのか、気になるところです。 題名に♯1が付いている事にひそかに期待してもいいでしょうか・・・ね? |
スワロー | 10/28 18:37:57 | 6111cfyil7c1Ws9M.||572 | ||
↑恐れながら、numさまが、namさんになってます(馬鹿… 大変失礼しました。 |
num | 10/28 19:20:47 | 2101cfjIPwxltv7xg||841 | ||
こんばんわ、MOONさん “。”を文末に添えないのは普段からでありまして これによって皆さんの心証を幾ばくか悪くしているやも…等と思っていました 今更、添えよう等とは思っておりませんが、MOONさんのような評価を戴きますと 如何せん、ありがたい気持ちがしております MOONさんのご指摘される通り、この散文は読み手の方の 想像力に任せた作り方をしたつもりであります よって、説明不足が目立つやも知れませんが、そこはご愛嬌★ この散文が“小説”という高邁な呼び名を戴けるとは思いませんが 今後とも、お付き合いして戴けたなら、幸いであります |
num | 10/28 21:10:17 | 2201cfOrofMhoPo7c||8 | ||
こんばんわ、スワローさん 兎に角、頭に浮かんだモノをそのままタイピングするものですから 全体の構図など殆ど考えておりませんで…申し訳無いです こんな散文でどれだけ続けられるかは未知数でありますが できる限り、いいモノに仕上げられるような気概でありたいと思います |
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