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6989冒険日記雷木10/29 15:41:162021cfER1bBh1zyxU
今日は、あいにくの曇り空です。こんな時には、ゆったり小説でも書くのが一番
ということで、フォルダ等を整理していたら、たまたま出てきた見覚えがない小説を載せます
読んでみたけど、微妙な所で終わるから期待しないようにb

雷木10/29 15:41:562021cfER1bBh1zyxU||258
冒険日記

「来るな!!、くるなぁ!!¡、あぁぁ!!」
衣を引き裂くような悲鳴は、静かな森中を駆け巡った。大きな鼠は必死で逃げていた。仲間をやられ、もはや相手が狙ってくるのは自分だけかと思い、先ほど草原から逃大きな耳についた血なんて、見向きもせず逃げてきたばかりである。


雷木10/29 15:42:62021cfER1bBh1zyxU||944
「ふーん、この味は・・・・・さっき逃げた臆病鼠の血だな」
まるで、緑の絨毯のような草原に溜まっている血をぺロッとなめながら不気味な笑いを見せる男はネス・アロンソだ。別名ハイエナとも言われている。
「お前って、時々キモイよな」
草原に、横たわっている大きな鼠を手に持っている大きな杖で突っつきながら、クールな一言を言っているこの男は、ハレー=ビネラだ。
「うるせぇ、この色男がぁ!!」
まったく、悪口になっていない言葉には見向きもせず、未だに鼠の死体を突っついている。
と、その後ろから、喧嘩はよくないと言わんばかりに仲裁に入ってきた黒髪の女はビアンソ・ポイル。 


雷木10/29 15:43:152021cfER1bBh1zyxU||742
個性豊かなこの3人が、一緒に旅している理由は金儲けである。だが冒険者という職業は、とて人気もない、なぜなら死ぬ確立が120%を超えるからだ。
しかし、うまくいくと一気に人気者になり、お金や権力知名度は一気にアップする。だが、よほど強くないとなれないというかなりたくない職業である。
3人は腕には自信があったためこの職業を選んだのだ。村から、出るときは歓迎されたが、この理由を聞いたら誰もががっかりするであろう。

雷木10/29 15:43:332021cfER1bBh1zyxU||332
「方角は、東だな。いくぞ!!」
リーダー的な、存在のネスが大きく声を張り上げた。しかし、後の二人は何故か反対の方向行っている。
「おーい、こっちだぞー」
不思議そうにネスが言うと、二人は力が抜けたように笑い出す。
「こっちに、血の跡があるってば」
ネスは、急いで二人を追いかけた。

雷木10/29 15:44:472021cfER1bBh1zyxU||540
何キロメートル走っただろうか。暗く静かな森に入って2時間半は、経っている
いまだに、臆病鼠は見つからない。太陽が、もう沈んでしまいそうだ。
「ねぇ、やばいんじゃないですか?タイムリミットまで、後30分ほどですよ?」
ビアンソが不安げに言うと、ハレーが強張った表情でコクリとうなづいた
ハレーは、この依頼は無理だと、確信し残念そうな顔をしながら後ろを振り向いた。
「ぁ、ネスは?」
二人の声が、綺麗にはもった。。。

雷木10/29 15:45:282021cfER1bBh1zyxU||509
「見つけたよー。臆病 ね・ず・みちゃん♪」
にやりと、不気味な笑いを見せるネスを見て大きな鼠は腰を抜かしてしまった。
ネスは、自慢のするどい嗅覚で鼠を探し出したのだ。
そして、ネスは腰にある小さな短剣を取り出し、ゆっくり、ゆっくり近づいていった。
その時、大きな鼠は、最後の力を振り絞りネスに飛びかかった!!
「ふぅ、やっと依頼が終わった」
空は、真っ赤に染まっていた。

雷木10/29 15:46:132021cfER1bBh1zyxU||804
「鼠も、探さなきゃいけないのに・・・・なんで迷子になるんだよ ったく」
さすがに、3時間もこの静かな森で探し物をしているとイライラしてくるのだろう。
ハレーは、草花をちぎりながら進んでいく・・・・
「まぁ、こういうときも有ると思いますよ、我慢しましょうよ。」
「そだな」
言葉とは、裏腹にハレーの表情は鬼のようになっていた。

雷木10/29 15:46:262021cfER1bBh1zyxU||103
「あーーーー、糞!!」
といいながら、地面にある石を蹴った。すると、石は水溜りにでもはまったのかピチャッと音を鳴らして消えてしまった。ビアンソは、不審に思い石が転がっていた方向に走っていった。
「ハレーさん、いましたよ!!鼠も、ネスさんも!!」
「マジで!!一石二鳥じゃん」
二人のストレスは、ぱぁっと消えた。
「んぁ?どこへ行ってたんだ、お前ら」
鼠の首を、袋にしまおうとしているネスが言った。ハレーもビアンソも、言いたいことはいっぱいあったが、ここは一先ず、帰ることにした・・・・。

雷木10/29 15:47:122021cfER1bBh1zyxU||278
この町は、ビステン。西の国ピエラルの3大都市の一つだ。
商人が、物を売っていたり、貴族が馬車で通ったり、にぎやかな場所だ。
この町はずれにある、老人の家にネスたちは向かっていた

「おっさん、もって来たぞ」
白目をむいてる、3つの鼠の首を老人に差し出した。
「よく、もってきたね。フォハハハ」
変な笑いをした後に、老人はお金と米を持ってきた
「こんだけですか?」
ハレーが、不満げに言う。老人は、時計を指差した、約束の8時を大きく上回っている
納得したかのように、ハレーはお金と米を貰った。

雷木10/29 15:47:452021cfER1bBh1zyxU||919
貰ったお金で、パンと水、お菓子等を買った
3人は、てくてく歩きながら袋詰めにされているお菓子を食べている。
「お腹すくなぁ、これだけじゃ。」
「しょうがないですよ、それより次の依頼どうします?」
ビアンソが、依頼表をポケットから取り出した。すると、3人は驚くように依頼表を見つめた。
「木こり探し・・・ただの人探しで、こんなに報酬もらえるのか・うそ臭いな。」
「んまぁ、行ったほうがよくないか?ハレー、嘘だとしてもこの依頼は簡単なんだし」
ネスが、問いかけるように言った。ビアンソも、うんと首を振って同意している。
「お前って、血見たときだけおかしくなるよな。」
3人は、きこりの村 キコノへ向かった

雷木10/29 15:48:482021cfER1bBh1zyxU||296
大きな森を抜けるとそこには小さな村があった。周りは、大木に囲まれている。

村中にはコーンコーンと木を切る音が鳴り止まない。 

そして、何人もの大男が薪をかかえ歩いている。

雷木10/29 15:48:542021cfER1bBh1zyxU||523
「さすが、きこりの村だな。木屑が、ものすご・・・ゴホ!!」
ネスが、先ほどから空気中に舞う木屑で噎せている。
「本当に、うるさいな。なんとかならないのか?この音」
ハレーとネスは、この町に不満をもったようだ。村の人が挨拶をしても、無視をしているのだ。しかし、ビアンソだけは、笑顔で挨拶を返している。
「いいじゃないですか。ほら、この村の家はどれも独特ですよ、みてるだけで面白いのに。」
「でも、この村には絶対に住まない・・ゴホ!!」
3人は、一軒家に向かった

雷木10/29 15:49:422021cfER1bBh1zyxU||146
「えーと、どれで呼べばいいのかな、んこれか?」
ハレーが、お客が来たときに知らせる鐘を探しているとネスがドアに引っかかっている小槌で、鉄の板を何度も叩いた。
「な、なにしてるの?」
二人が不思議そうに、ネスのほうを見ると同時にドアがギィーと重々しい音を立てて、開いた。
「ぁ、どうも、お入りくださいませ」
玄関から、茶髪でロングヘアーの若い女性が出てきた。ビアンソとハレーは後にでてきた老婆に誘導されて家の中に入った。ネスは、不思議そうにこっちを見てくる若い女性を見て幸せそうな笑顔になった。その女性が「どうしたのですか?」と一言かけると、やっと我に返りリビングへと向かった。

雷木10/29 15:50:272021cfER1bBh1zyxU||833
先に、リビングにいた二人は差し出されたお茶を飲んでいる。
ようやく、リビングに来たネスを「遅いぞ」と目で語りかけた。
老婆が、椅子に座りお茶を飲んでいる3人の目を見てから語り始めた。

雷木10/29 15:51:192021cfER1bBh1zyxU||337
「冒険者さんや、そちらは依頼を受けに来たのかな?」
「はい。」
「話をしよう。実は、この家には見ての通り女しかおらんのじゃ、何故だか分かるかの?」
「仕事じゃないんですか?」

雷木10/29 15:52:02021cfER1bBh1zyxU||291
「そうじゃ、しかし夫はここ2年帰ってきていない。
バルノという伝説の木が生えている森に行ったきり、帰ってこないのじゃ。私は、不審に思ったしかし一緒に出かけていった隣の家の男も、帰ってきていないのじゃ。
そのまた、隣の家も、その隣の家の男も、皆帰ってきていない。私は、皆死んだんだなと思った・・・
しかし、御主らも聞いたじゃろ?カーンカーンと木を切る音が・・・。」

あれほど、うるさかったあの音が止んでいることにようやく3人は気が付いた。老婆は、また語り始めた。

雷木10/29 15:53:162021cfER1bBh1zyxU||473
「普通の木を切ると、カーンカーンとあんな高い音はでないのじゃ。
しかし、バルノという伝説の木を切ると、あういう音が鳴ると言い伝えられている。多分、どこかで夫らがバルノを切っているのだろう。
私は、安心したのじゃ。
しかし、あの音が鳴り始めてからもう、一年が経っている。村の人らは、もう困り果てている。
そして、この村を出て行く人が、続々出始めている。
お願いじゃ、どうか夫らを探し出し木を切るのを辞めて帰るようにと、伝えてくれ。そうじゃないと。この村は・・・」


老婆は、目に涙をためてうつむいてしまった。

雷木10/29 15:54:162021cfER1bBh1zyxU||207
ネスが、老婆の肩を叩き「行ってきます」と言い玄関を出て行った。続いて二人も、玄関を出ようとした時、若い女性が言った
「あの音は、毎日3時になり始めます。どうぞお気をつけて」
ハレーとビアンソは、うなづくと玄関を出て行った・・・・

終わり  

雷木10/29 16:4:12021cfER1bBh1zyxU||383
〜〜〜〜アトガキというか反省〜〜〜〜〜
改めて、σ(∀・`)って改行下手だなと思ったべorz

んまぁ、すごいところで、物語が終わってしまったわ。
σ(∀・`)も、続き書こうかなと思ったけど、めんどくさいのでやめましたb

注意 この物語は続きません(ぁ

んまぁ、続きは想像してください。えぇ

この作品は、3月に書いたやつで、春休み・・真最中?なのかな、暇だったから書いたのですb
この3人は ハイエナ 狼 鶴 のイメージで書きました。
どうでもいいことだけど、この3人より、老婆の台詞が長いということに気が付いてしまいましたorz
感想 ダメだし 待ってますb


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