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7036†††CM有リレー†††スワロー11/4 7:19:456111cfyil7c1Ws9M.
ほぼ普通のリレー小説と同じですが、
CM(宣伝広告)をはさむ所がここの特徴です。

「5行以上の小説を提供したら、3行分の発言権を得られる」

という仕組みを考えました(まだ試験段階)。
芸術掲示板「オススメだからぜひ見て欲しい作品がある」
「書いたものをもっとたくさんの人に読んでもらいたい」

でも、わざわざ新しく立てるのは気が引けるというあなた!
見る側も楽しめるような紹介・宣伝の広場を一緒に作ってみませんか?

スワロー11/4 7:22:26111cfyil7c1Ws9M.||371
芸術掲示板で、CMを乗せることを、好ましくないというお考えの方は、
ぜひご意見をお聞かせください。真剣に受け止めたいと思います。

もちろん、参加者全員がCM出演する必要はありません、したい人だけどうぞ。

スワロー11/4 7:27:476111cfyil7c1Ws9M.||440
↓見やすいよう、小説には青色を付けてくださいね。
○゜○゜○゜○゜○゜○゜○゜○゜○゜○゜○゜○゜○゜○゜○゜○゜○
一番最初の、くしゃみをしたのは原田君だった。
たちまち、そこらじゅうに、ウイルスは蔓延し、
私たちのクラスは、もう半分近くが休むようになっている。
それでも、その頃私ときたら、ただの風邪だろうと気にも留めずに、
早く休校にならないかとわくわくしていた。
○。○。○。○。○。○。○。○。○。○。○。○。○。○。○。○。○



スワロー11/4 7:29:346111cfyil7c1Ws9M.||589
@タイトル「夢想家よ集え☆虹のアフロ伝説」
Aスレ番号・6964
B詩のコンテストを開いています!作品募集中です。11/13〆切。

スワロー11/4 7:30:556111cfyil7c1Ws9M.||440
思いのほか読みにくいので、もうちょっと考えてからにします。完了。

スワロー11/5 17:57:36111cfyil7c1Ws9M.||268
手洗いうがいをするよう、再三言われるぐらいで、

たいした対策もとられぬまま感染者は増えていった。

特に目立つのは私と同年代の子供だ。

症状は、高熱と頭痛。人によっては吐き気、めまい、耳鳴りだそう。

案外、クシャミ、鼻水は少ないらしい。

スワロー11/5 18:0:476111cfyil7c1Ws9M.||897
 行を空けた方が読みやすそう・・・。
 ☆10行書いたら6行もらえるのか?
 ☆2行+3行で別けても宣伝してもいいのか?

スワロー11/5 20:46:286111cfyil7c1Ws9M.||374
やっと学級閉鎖(祝)になった。

昼間から遊び歩けると喜んでいたが、

仲のいい友達はみんな寝込んでいるから意外と暇だ。

今も、口を開けたままだらしなくテレビを見ている。

ほとんど見てないけど。

「暇なら宿題でもすれば?学校休んで勉強遅れるのあんたなのよ。」

お母さんがリモコンを奪いチャンネルをかえる。

「ああ〜っ。」

しかたない、出掛けるか・・・

軽く上着を引っ掛けて、外に出た。しばらく歩いたところで、

ポケットには携帯しかなく、財布を忘れたことに気がついた。

スワロー11/5 22:32:276111cfyil7c1Ws9M.||208
 一人があんまり長いと、次の人が続けにくいかも。
 ☆間に六行も宣伝はいるのも読者には不便か?
 ★5行以上はひとまとめに3行までのCMに決定。

 文章上手い人はそれだけで宣伝効果ありそう。
 リレーに参加=文章のサンプルが読める⇒この人のスレ読んでみようか、
 までつながればいいけど・・・う〜ん?そう上手くいくかねぇ。
  

スワロー11/5 23:23:556111cfyil7c1Ws9M.||447
そんじゃ、コンビニで立ち読みでもするかァ。

風に吹かれて、クラゲのように漂いながら道路をS字型に進んでゆく。

道中、踏み切りを渡った所で、意外な人物と鉢合わせした。

スワロー11/6 10:7:146111cfyil7c1Ws9M.||322
寒くて引っ張った袖をバタバタ振って、私は呼びかけた。

「うおおぉお!!スミレちゃ〜んっっ!なにしてるの!?」

スワロー11/6 10:11:36111cfyil7c1Ws9M.||546
 結末決めてないのに、これ、いつまで続けよう^^;
 思えば、リレー小説って、小説じゃないよーな???
 まあ、もったいないから、気が済むまで書いとこ。

スワロー11/6 10:15:136111cfyil7c1Ws9M.||899
宇野 澄玲は口は悪いが本心でしかモノを言わないので、私は結構好きだ。

しかしながら、正直すぎると敵を作りやすく、彼女は余り学校に来ない。

いわゆる不登校児ってやつだ。

ただし、人付き合いできないから登校しないと思われがちだが、

澄玲の場合は、どうも授業が退屈だから来ないだけらしい。

秀才なんだから、釣り合う私立なり、留学なり行けばいいのにとも思う。

思うけど、なんとなく言えない。

私はこの聡明な友達に、実は、少しだけ気後れしている。

スワロー11/6 10:23:516111cfyil7c1Ws9M.||327
「学校は?」

「へっ、知らないの!?」
「学級閉鎖したんだよ〜、風邪で誰もこなくなっちゃって。」

「へぇー。」

まったく興味なさそうに澄玲は相づちを打った。

「暇だから遊びに行ってイイ?」

「ふぅ〜ん、私って。」
「貴女の、暇つぶしに、付き合わされる程度の存在なんだ。」

「うわっ、なにその言い方!」
「チガウヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

私はバシバシ叩いて否定した。それはもう、声も裏返る勢いで。

スワロー11/6 10:31:596111cfyil7c1Ws9M.||422
彼女はおじいさん、おばあさんの家で暮らしている。

私はスミレちゃんの両親の事はよく知らない。きっと事情があるんだろう。

いつも私が行くと、おばあさんが親切にもてなしてくれるが、今日は留守らしい。

彼女に会いに来る人間は少ないようで、やたら感謝されているのだ。

正直言って、あんまり大人にかまわれると気疲れするから、

こっちの方が気楽でいいのだけど。

スワロー11/6 10:35:346111cfyil7c1Ws9M.||661
よって、本当にお菓子も飲み物も出なかったし、なぜか暖房も効かなかった。

スミレちゃんはそういう事には無関心だから、

やっぱりコンビニで何かあったかい飲み物でも買ってくれば良かったと、

ちらりと後悔した。

スワロー11/6 10:43:186111cfyil7c1Ws9M.||327
彼女は、定位置の出窓に腰掛けて、外を見たまま話しかけてくる。

「今、おばあちゃん入院してるの。」

「えっ、知らなかった。私、来てもよかった?」

ちょうど上着は来たままだったから、そのまま帰ろうかと、立ち上がろうとしたら、

澄玲が珍しく目を合わせて、はっきりと言った。

「嫌なら、呼ばないから。」

「う・・うん。」

私は浮かせた腰を、またクッションの上に戻した。

スワロー11/6 10:46:136111cfyil7c1Ws9M.||617
「原田君は元気?」

「うぅん、原田(バカ)のくせに風邪引いて休んでた。」

「意外だ、それは。」
「う〜ん・・・じゃあ、無理かな今度の集会。」


スワロー11/6 10:54:346111cfyil7c1Ws9M.||54
原田 大輝はバカで有名で、女子には本気で嫌われている。

授業中騒いで注意されるのは彼にとって日常で、集中力ゼロ。将来性ゼロ。

スカートめくってつるし上げ喰うような、そんなしょーもない奴だ。

なのになぜか、この問題児と、この天才児は気が合うらしい。

二人でUFO研究会なる怪しげなサークルを結成している。

スワロー11/6 11:6:526111cfyil7c1Ws9M.||435
誤解がないように言っておくが、私は入っていない。

にもかかわらず、なぜかメンバーの覧には私の名前、

【荒野 幸】としっかり明記されている。

「今月は早めに開きたいとおもってた・・けど?」
「21日に流星群が見られるはずなんだよね。」

「ほほう、それはまた夜中に抜け出せとゆうことですな。」

スワロー11/6 11:13:266111cfyil7c1Ws9M.||361
私は心の中でニヤリほくそ笑む。

病人の原田には絶対無理だ。ならば、集まりもなくなるだろう。

なんせいつもは、二人に押し切られ、

なかば強引に「宇宙人と交信」させられたりする。

しかし今回は澄玲だけだ。

ローテンションの彼女一人なら言い包めることもできるだろう。

スワロー11/6 11:17:76111cfyil7c1Ws9M.||302
************************************** あちゃ〜、↑色付け忘れた。
 それより、「なんせ」って方言だろうか?他の人使うのかな。
**************************************

スワロー11/6 11:24:146111cfyil7c1Ws9M.||824
「スミレちゃん、21日は無理だ。ごめん!」

「ゆーと思った。」
「でも、ユキは見たくないの?流れ星の大群。」

「・・・・・・。」

「でしょ?」

「いやいやいや、まだ、行くとは言ってない!」

「まだ?」

「いかない、ホンットに行かないってばっーー!!」

「・・・・嘘おっしゃい。」

スミレちゃんは魔女のように瞳だけ微笑んだ。


スワロー11/6 22:50:126111cfyil7c1Ws9M.||425
○゜○゜○゜○゜○゜○゜○゜○゜○゜○゜○゜○゜○゜○゜○゜○゜○゜○゜○゜

翌日、ぐっすり眠っていた私は容赦なく母親に起こされた。

「いつまで寝てるのっ!!?学校遅れるよ!」

今、学校と聞こえましたが―――はて、これは妙なり。

「お母さん・・・学校はお休みでしょ〜?」

「なに言ってるの、もうみんな治っちゃってるのよ〜、残念でした。」

「嘘。」

私は寝返りをうって、ドアから顔を出す母を見た。

「でも、今日は半日だって。だからお弁当はなしよ。」

「むううぅ。」

スワロー11/6 22:54:156111cfyil7c1Ws9M.||296
残念ながら、休暇に入ってたった2日で、ほぼ全員が完治していた。

いつも通りの学校生活が始まろうとしている。

ただ一人、原田 大輝を除いて。

スワロー11/6 23:1:506111cfyil7c1Ws9M.||821
「ミキミキ、つっちー、おはよ〜。もう大丈夫?」

「うん、おはよ。」

「ユキ〜おはよう、会いたかった〜!」

「アタシも!」

「もう、すごい苦しかったんだよ。」

「治ってよかったね〜!」
「みんな元気そうでよかった。心配したんだよ!」

「うん、熱が治まったら、もうなんともないの。」
「むしろ前より、スッキリした感じ。」

「わっかる〜!私もなんかスッキリした。」

「スッキリ?」

「頭ン中、軽くなったってゆ〜か?」

ちょっと二人の話についていけない。


スワロー11/6 23:8:26111cfyil7c1Ws9M.||45
「あれ〜?原田まだ来てないじゃん。」
「ぃやったーーあっ!!もしかしてアイツ休み!?」

ガッツポーズをする私。

当然、二人も一緒に喜んでくれるかと思えば、

冷ややかな目線で私を見つめて、それぞれ自分の席に着く。

なんだろう、私、空気間違えたかな。

やっぱり、原田といえど、同じ風邪引き仲間として、

具合が悪いことを喜ぶ心境じゃないようだ。

スワロー11/6 23:11:496111cfyil7c1Ws9M.||999
「そりゃそうだよね・・・」

あるいは、健康体の私が病人をとやかく言ったのが、気に触ったのかも。

やっぱり人の悪口はだめだ、気をつけよう。

でも、この些細な出来事も、今思えば違和感の始まりだったんだ。

スワロー11/7 0:17:286111cfyil7c1Ws9M.||99
  登場人物の名前を付けるのは苦手です。わたし漢字読めないし。
  ほかの人、よく思いつくよなぁ・・・羨ましい。
  ちなみに、題名すらないこの小説の子供達は小学生の設定です(途中から)

スワロー11/7 23:48:216111cfyil7c1Ws9M.||282
「はい、この問題わかる人?」

いつもならまばらな挙手が、一斉に視界を埋め尽くす。

これはいったいどう言うことだ。

実はみんな仮病で、家に引きこもって予習でもしてたのか。

そう思ってしまうほど、病み上がりのクラスメイトは優秀だった。

みんな勉強ができるようになった。

最初はそれだけ。

だから好いことのように思えた。

元気になって、良かった。みんな頑張ってるんだ、そう思ってた。


スワロー11/7 23:49:386111cfyil7c1Ws9M.||529
数日後、それは徐々に目に付くようになった。

篠原 実希が休み時間中ずっと机や、鞄の中を整理している。

教科書を大きさ順に並べては角を揃えてずれないようにしまう。

次は手帳。筆箱の中。出してはしまい、出してはしまう。

傍から見ていると、ただの暇人に見える。

「ミキミキ〜?一緒にトイレいかない?」

でも、忙しいとやんわり断られる。

スワロー11/7 23:53:336111cfyil7c1Ws9M.||495
「つっちー、最近の実希へんじゃない?」

「へん?誰が?どの辺が?なんで?」

「いや、思わないならいい。」

つっちーもいつもと違うのだ。好奇心旺盛というか、やたら質問してくる。

よく喋るのが、土谷 圭のいいところだけど、度を越してきた。

スワロー11/7 23:56:336111cfyil7c1Ws9M.||811
そういえば、クラスメイトの奇行が増えている。

ある生徒は、ひたすら携帯のメモリーを暗記したり、

またある生徒は、掲示物が平行に張られているか分度器でチェックしている。

学校でまともなのは先生くらいだ。

スワロー11/8 18:52:356111cfyil7c1Ws9M.||285
なんとなく今日は、他の友達を誘う気にならず、公園に澄玲を呼び出した。

「どうしたの?」

「スミレちゃん・・・最近学校つまんなくってさ。」

「へぇ〜?」

本日のヘェーは好感触だ。

「私、少し浮いてるかも。」
「ってゆーか、嫌われたのかも。友達の態度が変なの。」

「宇宙人の仕業だ。」

「まじめに聞いてよ〜。」

私はブランコから身を乗り出した。

スワロー11/8 18:58:536111cfyil7c1Ws9M.||134
「じゃあ、何かほかに思い当たる理由があるわけ?」

「無いけど、でも!もっと現実的なことじゃないの、やっぱり。」
「わたし面白くない・・・とか???」

「現実って言っても、目に見えてることなんて氷山のほんの一角でしょ。」
「その僅かなものを見て私たちは世界を知った気でいるの。」
「貴女に理由が何のなら、それは――――」

「エイリアン?」

私はむくれたまま、その単語を吐き出した。

スワロー11/8 19:3:276111cfyil7c1Ws9M.||193
スミレちゃんに期待するのはお門違いだが、それでももっと、なにか、

友達と今まで通りうまくやっていける画期的な方法がないか、知りたかったのだ。

スワロー11/8 19:12:256111cfyil7c1Ws9M.||53
「Unidentified Flying Objectつまりは未確認飛行物体。」
「何かわからない物である以上は、それはすべての可能性を含んでいる。」
「鳥か、飛行機か、隕石か、宇宙船か、あるいはそのどれでもないか。」
「悩む時間があるなら、ユキはなぞを解明すべき!!」
「未知の生物の侵略じゃないのなら、それを証明してよ。」

「なぜ、こんなトコまで呼びつけて愚痴ってるの。」

ぬるい喋りが売りなのに、スミレちゃんは私に喝をいれてくる。

話の内容以前に、自分のために熱く語ってくれる友の存在に励まされていた。

スワロー11/8 19:21:406111cfyil7c1Ws9M.||129
澄玲は言い切ると、ブランコを降りてあずまや―――-‐

―――その先の公園出口へ向かおうとした。帰る気だ。

彼女はきっと、自分らしくない態度をとって気まずいのだろう。

私は夕日に目を細めて、スミレちゃんの背中に呼びかけた。

「・・・・・21日、いつものトコでいいんだよねっ。」

「うん。」
「この一帯で、一番正三角形に近い山だもん。」

そこまで話して、二人は笑った。

互いの顔を見なくてもわかった―――空気が揺れたから。

スワロー11/8 19:26:146111cfyil7c1Ws9M.||541
  だーーーあ、終わらん。書くのは楽しいんだけど。
  長編はもちろんだけど、読みきり書ける人ってすごい!

スワロー11/9 18:40:576111cfyil7c1Ws9M.||789
月曜日。

スミレちゃんの激励を受けても、学校に行くのは気が重かった。

お母さんお手製の朝食は、喉に詰まって落ちていかない。

7:30すぎたら遅刻だ、わかってる。

「はぁあ〜・・」

「いってきま〜す・・・。」

どんより、体を引きずって家を出た。

スワロー11/9 18:46:356111cfyil7c1Ws9M.||530
状況は数日前よりさらに悪化していた。

実希は教室中をチリ一つ許さずに磨き上げていた。

いずれは、ロッカーのサビ落しや、画鋲穴の修繕にまでいたるだろう。

分度器を持ち歩いていた男子は、水平器を持参していた。

偏った机の脚をヤスリで削っている。

おかげで、その横に立ったまま、実希はずっと床を掃いている。

そんなことをしたって限がないのに。

スワロー11/9 18:54:316111cfyil7c1Ws9M.||806
ここはカオスだ。私は混沌世界の漂流者である。

必死で日光を避けるもの。

流し台で一人、手を洗い続けるもの。

瞬きもせず鏡を見つめているもの。

無言で歩き続けるもの。

対照的に、延々話し、笑い続けるもの。

なぜこうなったのか。

未知の生命体の侵略―――ふと、澄玲の顔が過ぎる。

呆然と立ち尽くす私。

その背後から、バサーッとつむじ風が起きてスカートがめくれあがった。

スワロー11/10 7:2:376111cfyil7c1Ws9M.||80
「・・・・・・・。」

振り返ると、心底楽しそうな、原田 大輝の顔があった。

大きな白いマスクに、鼻毛を生やしたイラストが書いてある。

「・・・・・う・・ううっ」

「な、なんだよ!」

原田君はバカなままだ。

「うわぁああ〜ぁあん」

私は人目もはばからず泣いてしまった。

いつもなら女子で壁ができて、奴を取り囲むのに、

ほとんどの人間が無関心―――いや、自分のことで手一杯だ。

皆一様に神経質で生真面目に取り組んでいる為、私の事なんて眼中にない。

スワロー11/10 7:5:166111cfyil7c1Ws9M.||245
「おい、荒野。お前なんで泣いてんだよ!」

「ハラ、ダが、ほんとうに、馬鹿なんだモン・・」

私はちっとも役に立たない説明をして、原田をバシバシ叩いた。

スワロー11/10 7:8:416111cfyil7c1Ws9M.||73
大輝はオロオロしながらも、とりあえず私を席に座らせた。

「おれの貴重なちり紙を〜〜っ」
「ズズっ、有り難く受け取れぇ〜!」

まだ、鼻声の大輝からティッシュをもらって、私は鼻をかむ。

おかげで少し落ち着いた。

「・・・原田。」
「21日空いてる?スミレちゃんが、集会開くって。」

「おう。それよりお前、頭大丈夫かよ?」

いきなり泣き出したのがよほど堪えたのだろう。

大輝は、まだ困った顔をしている。

スワロー11/10 7:9:536111cfyil7c1Ws9M.||114

「ごめん、あんたは元気そうね。」

「どこがだよ!声でないし、クシャミも鼻水もまだ治まらないんだぞ。」

「いや、元気だよ。よかった、よかった。」
「ところで、今日暇?」

「・・・・へ?」

大輝はさらに困ったような、怒ったような表情を浮かべた。

スワロー11/10 7:21:196111cfyil7c1Ws9M.||446
  「小説家」になるには観察力とか、才能とか、チャンスとかいると思うけど、
  小説を完成させるには、テンションの持久力だけだと思う。
  悔しいけど、飽きてきた・・・単純に、書き上げるだけでも一苦労です。

スワロー11/12 6:51:106111cfyil7c1Ws9M.||657
「なー、なぁ〜?宇野の家に行くのかよ?」

「うん、決まってんじゃん。」

「なんっだよ!おれ帰るわ。まだ具合悪いし。」

「ええー!なんで、スミレちゃんのこと嫌いなの!?」

「そうゆーことじゃなく・・・だから!」

大輝は説明できないのか、口をパクパクして言葉に詰まる。

私は別にいそがないので、黙って次の言葉を待った。

鼻毛のマスクに、充血した赤い目、天パーの髪がソフトクリームみたい。

スワロー11/12 6:52:66111cfyil7c1Ws9M.||929
笑える要素満載だな〜、と、じろじろ見ていると、

面倒臭くなったのかプイっと、私を追い抜いて線路を渡った。


コイツもなんか変。

スワロー11/12 6:54:436111cfyil7c1Ws9M.||420
今日は無口なおじいさんが玄関を開けてくれた。

この人、顔はともかくムードがスミレちゃんに似ている。

嫌われているかと疑うくらい無愛想だが、本当は結構、親切だ。

「おじゃましま〜す。」

通いなれた宇野家の急な階段を駆け上って、二階の澄玲の部屋へ直行した。

スワロー11/12 6:56:586111cfyil7c1Ws9M.||216
彼女の部屋は、まるで学者か何かのように、本で埋め尽くされている。

ほとんどが宇宙や、科学、主にオカルト関係の書物だ。本棚に納まらずに、

無造作にあちらこちらに置かれている。三人は部屋の中心に車座になり、

それぞれグレイの顔を模したクッションに腰を下ろした。

ちなみに、このベタなクッションは、原田大輝の力作である。これで意外と器用なのだ。

スワロー11/12 7:1:76111cfyil7c1Ws9M.||135
「では、第14回UFO研究会を始めます。」

本日も、議長の澄玲の挨拶で、議会はスムーズに開かれた。

「議長!今日は私から議題を提案したいのですが、よろしいでしょうか。」

「はい、荒野さんの発言を認めます。」

「エイリアンの洗脳およびマインドコントロールについて、です。」

「おおっ?荒野めずらしいじゃん。」

目を輝かせて、大輝は自前のノートを取り出しメモる。

スワロー11/12 7:2:336111cfyil7c1Ws9M.||345
「実は、最近クラスメイトの様子がおかしいのです。
 これはエイリアンによる、侵略行為の始まりでしょうか?」

「宇宙人が、地球人に攻撃的だと決め付けるの、反対っっ!!」

大輝はもともと声がデカイ上に、大好きな宇宙人の事になると、なおの事うるさい。

「マインドコントロールって言えば、ジョージ・アダムスキーだねぇ。」

楽しそうに、澄玲は本棚をほじくりかえす。

スワロー11/12 7:10:96111cfyil7c1Ws9M.||421
アダムスキー。宇宙人に興味がなくても一度くらいは耳にする名前だ。

彼は、アダムスキー型UFO=円盤型宇宙船を発表した有名人である。

私個人としては、かかわりたくない変人ランキングのベスト10に入っている。

多数の本を執筆(?)宇宙哲学だとかそんなんが、この部屋にもあったはずだ。

宗教色たっぷりの、インチキ臭い男。そう認識しているから、私は否定派である。

読んだことないけどね・・・

「まずは、学校で何が起きているのか詳しく報告してください。」

スワロー11/12 7:15:226111cfyil7c1Ws9M.||475
議長の発言を受けて、私は実希と圭、そして他の生徒の奇行について説明する。

「どうも、学力が伸びている点から、集中力が異常に増しているものと考えられます。」

「・・・とても興味深い。」

スミレちゃんはうっとりしたように顎に手を当てた。

「原田くんは何か気づいたことはありませんか?」

「う〜ん、俺はあんまり気にならなかったけど――――――」
「――-‐ほとんどの奴がコントロールされてるなら、何で俺たちは平気なんだよ?」

「うん!!それは気になるっ!」   

スワロー11/12 7:20:116111cfyil7c1Ws9M.||66
  ◇*◇今日の反省◇*◇
  また色忘れた(笑) まあいっか。もう完了してるし。人に見られてないと、
  気楽でいいや。終わるかわからない連載なんてやる度胸ないし。

スワロー11/13 12:45:226111cfyil7c1Ws9M.||774
「やっぱさぁ〜、宇宙人の理解者にはやさしいんじゃねぇ?」

大輝の夢は、宇宙船に乗って他の惑星に行く事だ。

今のところ、頭の悪い彼がNASAの宇宙飛行士になる確率はゼロだから、

宇宙人にでもすがる位しか夢を実現させる方法がないのだ。あわれなり。

「ちょっと待って。これがエイリアンの仕業とは決まっていない。
 原因を着き止めるには、原田くんがさっき言った通り――――」

スワロー11/13 12:48:236111cfyil7c1Ws9M.||676
「―−-‐我々はなぜ無事か?」
「ここからスタートするのがいいと思う。様子がおかしくなったのは、正確にはいつから?」

「ええっと・・・?最近だよ。」

私は額にしわ寄せて、ここ数日を思い返した。

「風邪が流行って、学校が再開した、その後だと思う。」

「じゃあ、休んでいる間に何か起こったんだ!」

そう大声で、大輝が言ったのを、空かさず澄玲が補足する。

「あるいはその直前に起こったか、症状だけ最近出たか、だね。」

「でも何が・・・?」

スワロー11/13 12:51:556111cfyil7c1Ws9M.||619
私は、楽しそうな二人に比べ、不安が重くのしかかっていた。

本当に何か起きているのなら、私たちで何ができるって言うんだ。

大人に相談する方がいいのかもしれない。馬鹿にされるだろうけど――――−−-‐

私の気持ちを察したのか、スミレちゃんが得意の意地悪そうな微笑を浮かべ、

「私、学校いこっかな。」

そう言った。

「ええっ!?」
「ええー!?」

ついつい二人で声を揃えてしまった。

「だって、面白そうだから自分の目で見てみたいじゃん?」
「それに・・・」

スワロー11/13 12:54:496111cfyil7c1Ws9M.||432

「鈍いサチが気づいているのに先生が本当に知らないと思う?」

「どっ、どうゆう意味っ!」

「まさか先生が、手先だって言うんじゃないよな!?」

「さあね。それを確かめに行くんじゃない。」

どうしよう。ドキドキしてきた。でも、さっきのとは明らかに違う。

スワロー11/13 13:0:526111cfyil7c1Ws9M.||983
極め付けに澄玲は怪談話でもするように円陣の中心へ身を寄せ、

小さな息で、ささやいた。

「大人たちが隠してること、私たち三人が暴いてやろーよ?」

その魅惑的な一言は、私の心の奥底へスルリと滑り込んで溶けて沁みた。

これは―――なんか、すごく、面白くなってきたかも。


  ◇*◇今日の反省◇*◇
  他の人たちは、なぜ書くんだろう?自己表現でしょうか・・・
  私は、たぶん現実逃避だな〜。他にやらなきゃいけない事がいっぱい溜まってます。
あと、今日から色付けるの止めました(笑)

スワロー11/17 2:2:586111cfyil7c1Ws9M.||233
澄玲にそそのかされて、私たちは、この事件を解決すべく、

あちこち聞きまわり調査することにした。手始めは、出席者名簿だ。

とはいっても、言い出したスミレちゃんは今日も学校に来ていない。

探るといっても、隊長がいないんじゃ高が知れている。

「アイツ、来るとか行っといてウソかよ!」

内心では同じことを思っていたけど、

原田にスミレちゃんを馬鹿にされるとカチンと来た。

スワロー11/17 2:4:66111cfyil7c1Ws9M.||513

「わかんないじゃん!?午後からかもしれないし。」
「私たちで出来るとこまで調べとこうよっ!」

「何で怒ってんだよ〜!?本当のことじゃねーかよ。」

「うるさい、イイから言われたとーりにしろっ!!!」

私は、昨日みんなで作ったアンケート用紙をクリップに挟んで、

大輝に投げつけるついでに、尻も蹴っといた。ゲシゲシ。

うん、八つ当たりですけど、それが、何か?

スワロー11/17 2:6:236111cfyil7c1Ws9M.||841
   ちょっと、太文字を試してみました。
   なんだか暑苦しいですね・・・。
   でも色つけるよりは間違いにくいみたい?

スワロー11/17 2:8:86111cfyil7c1Ws9M.||114
実をいうと、都合のいいことに私は保険委員だったりする。

おかげで、健康調査と偽り、クラスメイトに質問して歩いても不審がられなかった。

休み時間の大半をこの作業に費やして、分かった事といえば、

アンケート35人分の結果より、
多数が不調を訴えだしたのが10月の末頃であること。

出席簿を調べたら、休む生徒が目立つようになったのは11月1日から。

その位のものだ。

スワロー11/17 2:8:476111cfyil7c1Ws9M.||820
ただ、直接役には立たないが、気づいたこともある。

たくさんの人と話をしてみて、

様子がおかしい生徒が、以外にも素直に話をしてくれること。

逆に、答えることを渋り、私たちの行動を怪しむ生徒もいる。

どうも、この反抗的な少数派だけは、

他の生徒と違いおかしな症状が出ていないようだった。

スワロー11/19 15:47:206111cfyil7c1Ws9M.||301
昼休み、私と原田は最速スピードで二階へ駆け下りていた。

同年代のクラスはともかく、他の学年は、なかなか潜入できないため、

朝のうちに大輝の妹に頼み込み、さっきのアンケート用紙を基にして、

2年生を調べてもらっていたのだ。

「ヒカルー、どうだった?」

呼びかけられた原田 光は、大急ぎで机から例の紙を取り出した。

スワロー11/19 15:48:506111cfyil7c1Ws9M.||142
「んん。」

兄、大輝に渡された白い紙が、心持ちシワシワになっているようだ。

開くと、大きな○が三つ程あるだけで、ほとんど何も書かれていない。

「ねー、みんな普通だよ。これなんなの?」

書き方が解らないのではなく、特別変な子はいないのだという。

まあ、小さい子がいうから何処まで当てになるのか・・・

「ねー、ユキちゃん?なんなの?」

光ちゃんって可愛い、妹っていいな〜。

「うん、ちょっとね。ありがと、光ちゃん。」

スワロー11/19 15:49:416111cfyil7c1Ws9M.||449
今日の授業は5時間目まで。大輝とは違う班の掃除当番だけど、

さっさと帰って宇野家へ行きたい気持ちは二人とも一緒だった。

潔癖になった実希のおかげで、教室の掃除は簡単に終わった。

いや、終わらせた。私は原田に、3時半に宇野家で集まる約束を取り付けて、

大急ぎで家に帰った。

スワロー11/19 15:50:226111cfyil7c1Ws9M.||784
「ただいま〜、お母さんおやつは?」

母はかじっていた、固焼き煎餅をはなさずに、

「おひゃ(お茶)。」

と一言返した。仕方ない、この母には逆らえない。

私が急須に湯を注いでいる間、お母さんはテレビに釘付けだ。

この人最近、韓国ドラマ、それも純愛物にはまっているのです。

スワロー11/19 15:55:26111cfyil7c1Ws9M.||595
  やっぱり、元に戻しました。この小説が、もし最後まで書きあがったら、
  清書し直して題名をつけたいな、と考えてます。更新は、今日でおしまい。
  最後に、CMリレーの企画は失敗しました(笑)利用してもらえるだけいいけど。


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