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7179小さな物語かおりこ11/20 0:21:182031cf//ISRszfXYI
今晩は!かおりこです。
何だかかなり久しぶりにスレを立てた気がしますが…(^^A;)
とにかく第三話、始まります。

それと、前回コメントをくださった
桃壱様、裕之様お返事が遅れて申し訳ありませんでした;
その代わりと言ってはアレですが、今回の話はいつもより張り切って
書かせていただいたので、どうかお楽しみくださいませ<(_ _;)>


第一話
【http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7035.html】
第二話
【http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7073.html】

かおりこ11/20 0:21:462031cf//ISRszfXYI||677
日は当に暮れ、辺りを照らすのは月と星の光だけ。

そんな暗い夜の川辺を 私達は歩いていました。

正確には、私は彼のペット(『ハーピー』というんだそうです)

の背中に乗せてもらっているので 

飛んでいる、という表記のほうが正しいのかもしれませんけれど。

かおりこ11/20 0:22:182031cf//ISRszfXYI||406
まぁ そんなことはさておいて、

なんでも 山の頂(いただき)にあるエルフの村というところに

彼の家があって、そこで私の手当てをしてくれるのだそうです。


なぜ彼が初対面の私に優しくしてくれるのかは

わかりませんでしたが、ここである疑問が生まれました。

かおりこ11/20 0:22:522031cf//ISRszfXYI||374
「あの・・・カルマさん、ちょっといいですか?」

「何?」

「山に登るなら、一度城下町に戻って準備をしてからのほうが

良かったんじゃないですか?」

先程の彼の荷物を見る限り、

登山に必要なものは何一つありませんでした。

何を今更、という感じかもしれませんが 私は ふと

この人が本当に村にたどり着けるかどうか 不安になったのです。

かおりこ11/20 0:23:392031cf//ISRszfXYI||233
「べつにその必要は無いかな。

山、って言ってもそんなに険しい道のりじゃないから

あと1時間もしないうちに着けると思うよ。

…それにあの町、今日は多分どの店もやってないだろうからさ。」

「あ…。」


そうだった。

確かに、あの町のお店・・・というか、普通の家からも

物音一つしませんでしたもの。

ちなみに、これは後から聞いたことですが

あの町には 「家の外に出てはいけない日」というものがあり、

その日に外出すると悪霊に取り付かれてしまうという

古くからの言い伝えまであるのだそうです。

かおりこ11/20 0:25:452031cf//ISRszfXYI||687


「ほら、ここがエルフの村。結構いいところでしょ?」


彼の言うとおり、30分程度で村に到着しました。

小さな村でしたが、先程の町とは違い

夜だというのにさまざまな人が道を歩いています。

重そうな鎧を着けた人、杖を持った魔法使い風の人など…

中には 頭に巨大な被り物を着けている人もいました。

かおりこ11/20 0:26:122031cf//ISRszfXYI||788
「俺の家まではもう少し時間がかかるから、

はぐれないようにしっかりついてきてね。」

そう言うと、彼はさっさと村の中を歩いていきます。

私も、彼の姿を見失わないようにと急いで彼の背中を追いかけました。


・・・まぁ、実際に追いかけていたのはハーピーなんですけどね。

かおりこ11/20 0:28:62031cf//ISRszfXYI||963

少し歩いて、カルマと私は 村の外れのほうへとやってきました。

私もハーピィから降りて、辺りを見回します。

どうやら この場所には彼だけでなく

多くの人が家を構えているようです。

「ずいぶん たくさんの家が建ってるんですね…。」

「まぁね。 えーと・・・

あ、ほら!ここが俺の家だよ。」

そういうと彼は一軒の家を指差しました。

見ると その家の表札には確かに『Karma』の名前が入っています。

彼はドアの前まで歩いていき、ガチャリと鍵を開けました。


かおりこ11/20 0:29:482031cf//ISRszfXYI||497
彼がそのままドアを開け、中に入ろうとしたとき

「カルマ!」

と、どこからか声が聞こえました。

私たちが辺りを見回していると、頭上からもう一度

「こっちだよ!!」

という声。

見上げると、カルマの家の屋根の上に人影がありました。

かおりこ11/20 0:30:292031cf//ISRszfXYI||216

「…何だ、お前かよ…。」

カルマは少し顔をしかめ、ぼそっと呟きました。

「お友達ですか?」

私も思わず訊き返します。

「ん〜〜〜、お友達、って程のモンじゃあないンですけどねぇ〜。」

「「・・・え?」」

いつの間に下りて来たのか、私の隣で

さっきまで屋根の上にいた少年が腕を組んでいました。

カルマより若干年下…もしかしたら、私と同い年くらいでしょうか?

さらさらの金髪に蒼(あお)の両目。

多分、この少年は カルマから聞いていたエルフ族なのでしょう。

何より目立つ、尖った両耳が印象的です。

かおりこ11/20 0:31:42031cf//ISRszfXYI||893
「何しに来たんだよ、ったく・・・。」

そう言いながら、カルマが私たちの前まで歩いてきました。

いかにもうっとうしい、というような言い方をしていましたが

その声には どことなく親しみがこめられていて、

カルマとその少年の付き合いの長さを表しているかのようでした。

かおりこ11/20 0:31:382031cf//ISRszfXYI||339

少年は 少しおどけた態度を取りつつ

「まーまー、別に何だっていいじゃん?」

などと上手くかわして、くるりと私のほうを向きました。

「ところで、こちらのお嬢さんは?」

「・・・へっ?」

「あ、申し遅れましたが、僕はエルフ在住のジョイといいます。

で、貴女のお名前は?」

いきなり話を振られて焦りましたが、そういえばまだ

自己紹介をしていなかったことに気が付きました。

「えーと、私の名前は―――」

かおりこ11/20 0:33:272031cf//ISRszfXYI||313


あ。


名前・・・。


名 前 が 、 無 い ・ ・ ・ 。


かおりこ11/20 0:34:132031cf//ISRszfXYI||53

「…私の、名前は・・・。」

ここまで言って、その続きが出てこない。

そんな気まずい沈黙が どのくらい続いたのでしょうか。

1分?30秒?いえ、もしかしたらほんの5秒程度だったのかもしれません。

私にはその時間が 永遠にすら感じられました。

かおりこ11/20 0:35:282031cf//ISRszfXYI||640


「…ナナっつーんだよ、このコの名前。」


今まで黙っていたカルマが 唐突に口を開きました。


・ ・ ・ ナ ・ ・ ナ ?


「ほら、もういいだろ。じゃあな。」

彼は ぐい、と私の手を引き 家の中へと入りました。


かおりこ11/20 0:36:122031cf//ISRszfXYI||802

途中、

「可愛いからって襲うなよ〜?」

というジョイのからかいに

「うるさい黙れ!!」

と 必死に言い返す彼の顔が


ほんのり赤みがかっていたように見えたのは


・・・私の気のせいだったのでしょうか?


かおりこ11/20 0:37:502031cf//ISRszfXYI||492
************************************************************
うはー、やっと第3話終わった〜!
しばらくup出来なかった分が積もりに積もって爆発した(ゑ)
という感じです(^^A;)
こんなにだらだらと長い文章に最後までお付き合いくださった皆様、
本当にどうもお疲れ様でした。(感想などいただけたら嬉しいです♪)

では、第4話でお会いしましょう!

かおりこ11/20 0:38:182031cf//ISRszfXYI||504
補足:ちなみに序盤で出てきた『外に出てはいけない日』は
実際にバリ島(の一部の村?)にあるのだそうで。
今回の話ではそれをモデルにさせていただきましたが
チビの世界(グランデュール)には一切関係ございませんのであしからず。

惟吏11/20 11:0:02102cflrruwnYhSuI||848
お久しぶりです、かおりこさん♪
今回も思わずドキドキですw
いつもより張り切っているせいか、トコトン面白かったです!
また、次回作も楽しみにしておりますw

惟吏11/20 11:4:592102cflrruwnYhSuI||523
今回は、カルマや「ナナ」の人間らしさと言う部分が、
いつもよりも沢山出ていた気がします♪
エルフの子も出てきて、先が読めず、次回が楽しみですw

裕之11/20 12:24:392111cfyjQqFg8WhLo||57
やっぱり面白い。どんどん書いてください。全部読みますんで^^これからもがんばってくださいネ(´∀`)

かおりこ11/20 16:7:242201cfI1kJAJUXCKY||62
惟吏様、裕之様、ご感想どうもありがとうございました!

少しネタバレになりますが この話は5話完結を目指して書いています。
第1、2話で大まかな説明を終わらせ、第3話からはキャラの魅力を
前面に出しつつクライマックスへ・・・といった感じで(^^A;)
残るところ あと2話となってしまいましたが、どうか最後まで
お付き合いくださると光栄です<(_ _*)>

裕之11/20 16:14:152111cfyjQqFg8WhLo||480
いい感じになりますね^^期待していますのでがんばって書いてくださいね☆ちゃんと5話まで諦めず書いてください。お願いしますお願いしますお願いしますです


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