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7198セイクリッド・ブルー(9)istint11/21 23:4:172182cfBeX0LrZXmGU
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http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7128.html 第七話
http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7160.html 第八話

istint11/21 23:5:02182cfBeX0LrZXmGU||520
闘技場の中に入ると、たくさんの冒険者が自分が冒険で入手した武器や道具を広げて店を開いていた。
見た事も無いような剣や道具を見てルヴィンは目を丸くしていたがレンティーニは特に興味を示さなかった。

istint11/21 23:5:142182cfBeX0LrZXmGU||479
「アンタ!噂の黒騎士かい!?いいものたくさんあるよ!」
レンティーニは有名らしく客引きにつかまってしまった。
「この剣なんかあんたにピッタリだよ。よかったら手にとって見てくれ。」
男が一振りの大剣をレンティーニに手渡した。

istint11/21 23:5:262182cfBeX0LrZXmGU||486
しぶしぶレンティーニは剣を受け取ると、二、三度振るってから、「ナマクラだな。」と言って突っ返した。
その他にもレンティーニは数回客引きに捕まったが全て断った。
闘技場の奥へ進むとまた、声を掛けてきた男がいた。

istint11/21 23:5:422182cfBeX0LrZXmGU||711
「黒騎士のだんな、いいブツが手に入りましたぜ。」
男はルヴィン程の背丈で筋肉のせいか少しゴツゴツした身体つきだ。
手には一振りの剣ほどの大きさの矢らしきモノを持っていた。
ルヴィンはそのうちの一本を持ってみたが重さが一本5キロ程もあり、とても飛ばせる代物ではない。
また断るんだろうな、とルヴィンが眺めていると意外な事にレンティーニは
「ご苦労だった。礼金だ。」
と、男に金貨を渡すと全て矢を引き取った。

istint11/21 23:5:562182cfBeX0LrZXmGU||286
「ありがとうごぜえます。教団を脱退してから商売が思うようにいかなくてね。」
そういうと男はそそくさと立ち去った。
「教団ってなんだい?」
ルヴィンが尋ねた。

istint11/21 23:6:252182cfBeX0LrZXmGU||525
「教団ってのはセイクリッド・ブルーを崇拝している聖蒼教団という宗教集団の事  さ。
 表向きはただの信仰集団だが裏では商売を取り仕切ったり、冒険者達を雇って傭兵 軍を作ったり色々キナ臭い事もしてる。
 その軍事力は一国を左右できる程のモノだ。
 最近ではグランデュールの政治にも介入している。
 実際、今の大臣は教団の最高指導者のエラドという男だ。
 この大会も大臣が主催したものだろう。」

istint11/21 23:6:422182cfBeX0LrZXmGU||330
そういうとレンティーニはフン、と鼻を鳴らした。
「行きましょ。」
ニナが二人を促した。

istint11/21 23:6:582182cfBeX0LrZXmGU||846
すると闘技場の方から歓声が上がった。
三人が急ぎ足で見に行くと、全身鋼鉄の鎧に身を包み、巨大な戦斧を持った男が歓声を一身に浴びていた。
バルガス!バルガス!

istint11/21 23:7:122182cfBeX0LrZXmGU||861
「強そうだなあ、それにすごい人気だ!
 有名なのか、あいつ?」
するとルヴィンの隣で見物している男が答えた。
「兄ちゃん、知らねえのかい!?
 バルガス様は聖蒼教団に新しく就任した将軍様だよ。
 あの斧でジスティの首をたたっ斬った伝説の持ち主さ!
 あ、見ろ!バルガス様の試合が始まるぞ!」

istint11/21 23:7:312182cfBeX0LrZXmGU||550
闘技場のリングの上には十人の戦士が入場した。
どうやら予選は一度に十人ずつ戦い、その内の一人がトーナメントに出場できるルールらしい。
開始の合図と共に次々とバルガスが圧倒的な強さで他を薙ぎ払い、あっという間に勝者が決定した。

istint11/21 23:7:412182cfBeX0LrZXmGU||350
「あいつ強いなあ!レンティーニとどっちが強いかな?」
ルヴィンは興奮しながら尋ねた。

istint11/21 23:7:502182cfBeX0LrZXmGU||398
「さあな。」
レンティーニは面倒くさそうに答えただけだった。
「なんて野蛮な催しものなんでしょう。」
ニナは不快そうに眉をしかめる。

istint11/21 23:8:122182cfBeX0LrZXmGU||847
どうやら次で最後の試合らしい。
進行役の兵士の声が響き渡る。
「ただいまより最終試合を開始する!
 と、言いたいところだが先ほどのバルガス殿の試合を見て逃げ出した戦士が多数おるため試合が出来ぬ。
 我こそはと思うものは名乗りを上げよ!」

istint11/21 23:8:272182cfBeX0LrZXmGU||713
レンティーニは暫らく考えてからニヤッと笑い、「ここにいるぞ!」
と叫ぶと、ルヴィンをリングに放り投げた。

istint11/21 23:8:432182cfBeX0LrZXmGU||208
「勇気ある戦士が名乗りを上げてくださいました!
 少年、名前は!?」
ルヴィンはブツブツレンティーニに文句を言いながら、「ルヴィンだ!」
と半ばヤケクソで答えた。

istint11/21 23:9:12182cfBeX0LrZXmGU||33
ゾロゾロと他の出場者が入場してきた。
「ぼうや、ここは幼稚園じゃねえぞ!
 逃げるなら今のうちだぞ?」
意地悪そうな奴がルヴィンに耳打ちした。
ルヴィンはムッとしたが聞き流した。

istint11/21 23:9:162182cfBeX0LrZXmGU||610
観客席ではニナが必死にレンティーニに向かって何か抗議してるようだった。
レンティーニは少しうるさそうにしていたがルヴィンの視線に気付くと笑いながら手を振った。

istint11/21 23:9:252182cfBeX0LrZXmGU||661
「最終試合、開始!」
合図と共に一斉に戦士が散った。

istint11/21 23:9:402182cfBeX0LrZXmGU||774
さっきの意地悪そうな奴が大きな棍棒を振りかざしてルヴィンに突進してきた。
それをきっかけに他の戦士たちもルヴィンを囲んできた。
「弱い奴から消えていくのがルールだ。へへへ、潰れな!」
そういうとルヴィンに棍棒を振り下ろした。

istint11/21 23:9:542182cfBeX0LrZXmGU||120
ルヴィンは剣を抜き放ち棍棒を真っ二つにし、男の方に飛び乗ると剣の柄で男の脳天を思い切り打ち据えた。
男は目を回して倒れた。

istint11/21 23:10:102182cfBeX0LrZXmGU||792
他の戦士はあっけに取られていたが次々にルヴィンに襲い掛かる。
ルヴィンはスルスルと攻撃を受け流し、男達の背後に回ると一度に三人薙ぎ払った。

istint11/21 23:10:312182cfBeX0LrZXmGU||979
残りの男達が振り向くとルヴィンは既に跳躍しており、飛び越えると同時に二人の男を斬り捨てた。
そしてまだ使いこなせてないが、着地後例の構えからあの技を繰り出した。
剣はまだ音速には達していなかったが一瞬にして男達の武器を破壊し、鎧も粉々に砕いた。

istint11/21 23:10:402182cfBeX0LrZXmGU||818
勝負あった。

istint11/21 23:10:562182cfBeX0LrZXmGU||336
シーンと静まり返った後、一斉に場内はルヴィンコールで沸きあがり、皆若き英雄を称えた。
ニナはレンティーニの身体をバンバン叩きながら喜んでいた。
レンティーニは相変わらずニヤニヤしている。

istint11/21 23:11:182182cfBeX0LrZXmGU||598
ルヴィンは歓声に応えながら退場した。
レンティーニも珍しく「よくやった。」と褒めてくれた。
ニナは大喜びで迎えてくれた。

istint11/21 23:11:592182cfBeX0LrZXmGU||126
三人が闘技場を後にしようとすると、兵士の一人が声を掛けてきた。
「ルヴィン殿、本戦出場おめでとうございます。今晩は大臣が自分の館に出場者の戦士の皆様を食事会に招待したいそうです。是非参加して頂きたい。お連れのお方もどうぞお越しください。」

istint11/21 23:12:142182cfBeX0LrZXmGU||883
ルヴィンが返事するより早くレンティーニが応えた。
「是非そうさせてもらおう。上等な酒が飲みたい。」

istint11/21 23:12:262182cfBeX0LrZXmGU||128
「かの有名な王国三騎士の黒騎士様を招待できて光栄に思います。本戦出場者は4人しかおらぬゆえ人数が足りなかったところなのです。そちらの
お美しい方も来て頂くと華が添えられて大臣もお喜びになるでしょう。では今夜は楽しい夜を。」

istint11/21 23:13:192182cfBeX0LrZXmGU||428
今回はここまで。
また次回お会いしましょう。

シェイラ11/22 15:51:432111cftc5IUPaAi.Y||214
お久しぶりです♪おお、ルヴィンがめきめきと成長していますね!なんだか、彼がきらきらとしているように感じます。それだけじゃなくて、回りの人々もとてもキャラがたっていると思います。とっても、面白いです!


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