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7230Eternal第四章房吏唖11/26 15:11:262222cf.dRNbOALyK.
よ〜やくテストもおわり、時間が出来ましたw
これからはさくさくと更新していきたいと思います。

房吏唖11/26 15:11:462222cf.dRNbOALyK.||804
降り注ぐ朝日・・・。その中に4人ほどのエルフ達がボロ布を羽織ながら歩いてきている。
衛兵「族長。一体此処に何が?」
若い青年の衛兵は何の前触れもなく突然彼女に連れてこられたのだ。
族長「・・じき・・・分かる」
女はさらに歩みを進めていく。
女性「あの・・そろそろお腹が・・」
衛兵の妻は膨らんだ腹を支えている。
中には赤ん坊がいるのだ。
付添い人「もう少しだと言われている。暫く我慢するのだ」
そう言うと付き添いの者も歩みを速める。
衛兵「・・ったく・・こいつはあんまり動けないってのに・・」
ぶつぶつ文句を言いながら妻を支えながら歩いていく。

房吏唖11/26 15:12:522222cf.dRNbOALyK.||802
数十分の時間が流れた。
目の前には広がる平原。そう、この月影の森を抜けたのだ。
衛兵「族長!一体どういうおつもりですか!早く集落に戻らねば・・」
彼は妻を抱え森に戻ろうと後ろを向く。
次の瞬間彼は倒れた。
鮮血を空に舞い上がらせながら・・・。

房吏唖11/26 15:12:572222cf.dRNbOALyK.||430
女性「ぁ・・い・・いやぁぁぁぁぁっ!」
すぐさま彼を抱きかかえるも、既に事切れていた
周りには人間達、そして中央に緑色のローブと革靴を履いた少年が立っている。
族長「兵士を培養する為の妊婦を連れてきた。都合の良いことに一人、赤ん坊が入っているがな」
少年「ご苦労、フェンリル族長。その女はこちらで隔離するよ。約束通り、帝国に連れて行ってあげる。皇帝には話を付けとくからさ」
付添い人「・・・私も・・か?」
少年「うん!もちろんルシファーもだよ。さっ、行こう。あそこでは楽しい事ばっかりだよ・・あ、僕にとってだけど・・」
少年はニヤリと笑みを浮かべていた・・・。

房吏唖11/26 15:13:162222cf.dRNbOALyK.||707


ケイ「最悪だな」
彼女は嫌な物でも見たように顔をしかめる。
クロア「・・・これが・・前族長、フェンリルのやったことです。そして戒めと皮肉を込めて私達はあの森をフェンリルの森と名前を変えたんです」
カナメ「う〜ん・・・残虐的性格なのでしょうか・・興味深い」
ファイ「もぅ・・何言ってるのさぁ・・」
リセルド「・・少年か・・・」
ケイ「なぁ、お前は知らないのか?そいつに関して」
リセルド「あいにく、帝都から逃げたのは5年前。その頃には少年は居なかった、となれば私が逃げてから入隊したのだろう」

房吏唖11/26 15:14:12222cf.dRNbOALyK.||464
クロア「・・・・・」
カナメ「しかし・・腑に落ちないですねぇ・・」
ファイ「なにがぁ?」
カナメ「おかしいじゃないですか、そんな仕打ちを受けておきながら帝国に加担する理由がわかりませんよ」
クロア「私も最初は従う気はありませんでした、ですが・・村を破滅させると・・そう言われたのです」
ケイ「奴等の要求はなんだったんだ?」
クロア「今までの要求は男を兵士として帝国に仕官させる事、男の子も含みます。そして女性に子孫を産ませて兵士とする道具にする事・・」

房吏唖11/26 15:16:22222cf.dRNbOALyK.||507
ファイ「ひどぃ・・・・」
クロア「ですが、今朝要求は変わりました。3人の犯罪者を捕らえる事です」
ケイ「あたし達か・・・」
クロア「そう、そしてその代わり税を無くし、安息の地を与えると・・・」
リセルド「・・・なるほど。確かに帝国ではエルフは異端視されていないからな・・だが恐らくああやって既にルシファーが潜伏していた所を見ると・・あまり信用はされて無かったみたいだな」
ケイ「で?これからどうするんだ?」

房吏唖11/26 15:16:252222cf.dRNbOALyK.||535
カナメ「そうですね・・・さっさと逃げた方が良いと私は思いますね、場所知られてるし」
ファイ「そうだねぇ・・じゃあ何処行くのぉ?」
カナメ「フォルカスが良いと思いますよ、あそこは反帝国レジスタンスがあることで有名ですし・・・」
クロア「お待ちください、あなた方は何処に?」
ケイ「ん〜・・とりあえず、あたしは魔族を根こそぎ倒しに行くんだけどね」
ファイ「私は・・帝国かな?」
カナメ「私も同じく、帝国ですかね。レジスタンスに現情報を教えれば身の安全は守れそうですしね」
クロア「あなたは?」
リセルド「・・・・次の賞金首を捜すまえに遊んでいく。フォルカスでな」

房吏唖11/26 15:17:152222cf.dRNbOALyK.||688
ケイ「遊ぶ?あそこ娯楽施設なんてあったか?」
彼は少し笑みを浮かべながら答えた。
リセルド「闘技場だ」
カナメ「あぁ・・コロシアムですか。腕試しにはもってこいですかね」
クロア「私も出発します、目標は帝国・・・同志の方もいるようですが・・」
ファイ「あ、私は平気だよ〜。ね?カナメ?」
カナメ「ええ。戦力は多いほうが有利ですし・・」
ケイ「よし、とりあえずはこのメンバーで行くか・・フォルカスに」
リセルド「うむ・・・・・っ」
急に彼が頬を抑えながら倒れこんだ。

房吏唖11/26 15:17:372222cf.dRNbOALyK.||625
ケイ「どうした!?」
カナメ「ん?まずいですね・・」
リセルド「・・・・くっ・・うぅ・・も・・問題無い・・・」
カナメ「問題無い訳無いでしょう!今まで隠してて・・・」
ファイ「なんなのぉ?」
クロア「・・!黒の・・翼!」
リセルドの頬にはカラスが羽根を広げて威圧している刺青が浮かび上がっていた。
カナメ「・・・呪い・・ですか」
リセルド「・・・・・・」
ケイ「呪いだって?」
カナメ「魂喰らいの呪いですね。存在している限り命を吸い取られますよ」

房吏唖11/26 15:19:242222cf.dRNbOALyK.||276
クロア「しかし・・この呪いの治療・・」
カナメはすぐさまリセルドの頬に手を当てる、すると刺青はだんだんと消え去っていった。
ファイ「すご〜い!」
カナメ「いやぁ・・でも、効果を遅らせただけですがね。解呪方法は術者を倒さないと・・・」
リセルド「・・十分だ」
クロア「・・・・・?」
ケイ「どうした?クロア?」
クロア「いえ・・知恵の民でも間違う事はあるんですね・・・」
彼女は不思議そうに顔をしかめていたがすぐ元に戻った。

房吏唖11/26 15:20:132222cf.dRNbOALyK.||827
午後8時 帝国要塞

一人の黒い布を着た女が金属製の重苦しいドアを開いて中に入っていった。

???「きたか、ルシファー」
ルシファー「お待たせいたしました、フェンリル様」
暗がりに浮かぶ女性。
イスに悠々と腰掛け窓の外を眺めていた。

房吏唖11/26 15:20:352222cf.dRNbOALyK.||383
フェンリル「・・例の犯罪者どもは?」
ルシファー「剣士が2名、医者と・・エルフが。そして魔術師です」
フェンリル「・・・エルフ・・・か・・命令には従わぬというわけか」
ルシファー「クロアです」
フェンリル「・・あの小娘・・・わかった、部屋に戻れ」
ルシファー「フェンリル様、その・・魔術師に関してなのですが?」
フェンリル「なんだ?」
ルシファー「私でも到底かなわなそうな魔力を持っています」

房吏唖11/26 15:21:252222cf.dRNbOALyK.||661
フェンリル「人間でか?」
ルシファー「いえ、恐らく黒妖精の・・」
フェンリル「・・!名は?」
ルシファー「ファイ?でしたか。そう呼ばれておりましたわ」
フェンリル「・・・・・・」
ルシファー「フェンリル様?」

房吏唖11/26 15:21:312222cf.dRNbOALyK.||648
フェンリル「いや、わかった。セリーン・・奴の部隊を動かすように言っておけ。次の奴等の場所で殺すのだ」
ルシファー「了解しました。・・では・・夜の奇襲ですね」
フェンリル「そうだ、幸いあの部隊は夜に強い。他国面は心配するな、それに・・・・やつらにもそろそろ・・飯が必要だ」
ルシファー「わかりました、失礼します」
彼女が出て行くのを見るとフェンリルは窓を開けて独り言を言った。
フェンリル「・・・奴の娘・・か」

房吏唖11/26 15:22:512222cf.dRNbOALyK.||42
此処で終わりです。
更新期間が長すぎですねうん。

今回文字数も多く減らしてみましたがどうでしょうかね?
では、また次の回で〜。

空華11/26 21:30:82031cfugNPyUOK282||909
こんばんは、テストお疲れ様です。
今後どうなるのか、とても気になります。
フェンリルとの関係なども、明かされることを楽しみにしています。
これからも頑張ってください。


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