730 | 舌、引っこ抜くぞ! | 春巻行者 | 6/6 1:26:23 | 2101cfPts7SluXurQ |
全く!尚はいっつも時間を守ったことがない。 「ねぇねぇ」 「へ?」 「明日空いてる?」 「…別に何も無いけど」 「そんならさ!よっちの家遊びに行っていい?」 「ん〜、まいいけど…」 「じゃ、昼の二時に行くから」 「わ〜った」 |
春巻行者 | 6/6 1:37:48 | 2101cfPts7SluXurQ||161 | ||
…こんなやり取りして、今日会う約束したよね? 昼の二時とか言っといて、今はもうおやつの時間も過ぎている。 いつもの事ながら呆れるね…。 少しは恋人を思いやる気持ちって無いの?! (あ、言い忘れたけど、私はよっちこと「義子」って名前で…このムカツク!一応彼氏は「尚」です。 格下げしてやろうかな…。) 「ハァ……」 どうせ休みの日だったから、尚が来たら昼間っから一緒に飲もうと思って、沢山のビールとちょっと高めのワインを二本買ってきたんだけど…。 尚、さっさと来いよ!! 時間はもう四時をまわっていた。 |
春巻行者 | 6/6 1:50:33 | 2101cfPts7SluXurQ||196 | ||
「フハァ〜〜−−…」 情けない溜息を何回ついただろう…。 いくら友達からの付き合いでもホント、嫌になる。 約束の時間は、もう三時間も過去のことになってしまった。 私は、尚が好きな赤ワインを飲んで、ちょっといい感じに酔ってきた所…。 テーブルに顔をつけると冷やっこくて、とても心地良い。 そんな風にポヤ〜ッと呆けてると、 「(チャ〜ラララ〜♪チャ〜ラララ〜♪)」 携帯が突然鳴り出した。 ちょっと遠い所へ旅立っていた私の頭が一気に戻って来る。 |
春巻行者 | 6/6 1:58:31 | 2101cfPts7SluXurQ||94 | ||
「あ〜〜?」 今頃「遅くなってゴメン〜」何て電話して来ても、遅すぎるっっつーんだよ!! 私は特に着信音を分けていないので、尚だろうと、勝手に確信して電話にでてやった。 「てめ〜、遅い!!」 力一杯、叫ぶ様にしてやった。 どーだ、もう私はお前を許す気なんか無いんだかんな!はっはっは!! こんな感じの壊れ気味の思考回路で、電話の向こうの相手へ適当に文句を吐いてやった。 |
春巻行者 | 6/6 2:8:14 | 2101cfPts7SluXurQ||530 | ||
「…もしもし」 「……は?」 「俺尚じゃねって」 「……誰?」 「ハァ…プチ親友の、音井〜」 「あぁ、信之助?」 「だから!その名前で呼ぶなっつの!」 「わり…。てか何の用だよ?」 「………………」 「何か言えって」 「………………」 「…イタ電かよ」 |
春巻行者 | 6/6 2:21:16 | 2101cfPts7SluXurQ||709 | ||
「………………」 「……本気で切るよ」 「い、いや。待ってくれ」 やっと口を開いた信之助は、焦ったような何処か弱々しい口調で会話の終了をさえぎった。 「…よっち、……ょっち」 「どしたの?」 「頼むから…落ち着いて聞いてくれ」 「は?いきなり何?」 「…冷静に聞いてくれよ」 信之助の声が妙に真剣で、とても真面目な口調になって、私の身体からは嫌な汗が吹き出てきた。 何か、変な感じ…。 |
春巻行者 | 6/6 2:29:23 | 2101cfPts7SluXurQ||938 | ||
「いいか……」 「…ぅん」 何故か、好奇心旺盛なこの性格でも、今は話聞きたいとは思えなかった…。 だから返事も自然と弱くなっていく。 「尚が……、死んだ」 …………−−−え?!!…何テ言ッタノ? 酒の力も加わって、何て言ったのか直ぐには理解が出来なかった。 …むしろ本能的に、分かりたく無かったのだろう。 |
春巻行者 | 6/6 2:31:35 | 2101cfPts7SluXurQ||797 | ||
眠くなったので落ちます。 たぶん、明日続き書きます。…要らん? …これでレスとか無かったら寂しいな……ハハ…(苦笑^^; |
一 | 6/6 11:17:11 | 2202cfPyMuqVRJKrw||73 | ||
つぎの 展開が気になる! がんばってクダサイ |
春巻行者 | 6/6 19:29:25 | 2101cfPts7SluXurQ||146 | ||
ありがとうございます! |
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