735 | 現を待ちて 3章 | 浅漬け | 6/6 10:16:32 | 2211cfwdGUp7imX5Q |
「ソナタ・・・有り難う。でも!やっぱし泣いてスッキリしたいから。 力使うの止めてくれないかな。」 「・・・そうか?後でしっかり眼を冷やすのじゃぞ。」 「うん・・分かってる・・・。」 そしてまた枕に顔を埋めた。 ・・あれ?涙・・・もう出ない。 ソナタと喋ってるウチに落ち着いちゃったんだね。きっと。 ありがと。ソナタ。 「ソナタ・・・涙でなくなっちゃった。ソナタのおかげ・・かもね。 とりあえずありがとっ!」 一瞬ソナタの顔が紅くなったように見えた。照れてんのかな? |
浅漬け | 6/6 10:17:4 | 2211cfwdGUp7imX5Q||711 | ||
なんか流されそうなのでもう1回新しく立てました;; 読んでやって下さい!でわスタートw |
浅漬け | 6/6 10:17:30 | 2211cfwdGUp7imX5Q||591 | ||
「べ・・別に・・お主のためにやったわけじゃない。 ただお主が泣いておるのが気に入らなかっただけじゃ!」 ・・ソナタ、んな事言ってるけど、顔むちゃくちゃ紅くなってる。照れてるし。 感情とは裏腹なソナタの言葉が、やけに面白くて可愛い。 そしてソナタの透き通ったな肌が赤みを増した。頬紅を薄く塗ったみたいで・・綺麗。 羨ましくなっちゃう。こんな風に綺麗になれば、透琉もすっ飛んで帰ってきてくれるんだろうか。 って、考えても無駄だけどさっ。 「蘭良!パパとママ、また出張に行ってくるよ!留守番しっかり頼むよ!」 「うん!分かった。行ってらっしゃい!」 |
浅漬け | 6/6 10:17:42 | 2211cfwdGUp7imX5Q||12 | ||
はぁ・・また行っちゃった。 まぁ、ソナタが居てくれてるから、前よりマシかもね。 そういえばソナタって食事とかどうすんだろ。お風呂とかも。 ・・・気になる。 「ねぇソナタってさ。食事や風呂ってどうすんの?」 「ンなもんいるわけなかろう。取りあえず精霊なのだから透けておるわい。」 ・・は?ソナタって・・・透けてんの? 「え・・ソナタって透けてんの?」 「当たり前じゃろう。さわってみるか?」 ソナタの眼が悪戯(いたずら)っぽくひかり、ニヤっと笑った。 そして私は手をさしのべた。ソナタの手が近づいてくる。 ・・・ |
浅漬け | 6/6 10:19:15 | 2211cfwdGUp7imX5Q||753 | ||
「・・へ?」 触れたはずのソナタの手が・・さわれない。 「へ?どういうこと?」 「じゃから言ったろう。わしには触れないのじゃ。吃驚しただろう?」 ソナタの触れたはずの手は私の手をいとも簡単に突き通した。 そして触れたはずの手がある場所は、水につかったような感じになる。 「なんか・・・水に浸かってるみたい。どうして?手は濡れてないのに・・・」 「言い忘れておったか!わしらには属性というモノがあってな。 どうやってわけるのかは定かではないが・・・風、水、火、土、樹、とあるのじゃ。 それによって能力に差が出る。わしは水属性なのだがな。だからワシが 初めてお主とであったとき、水を出しただろう?」 |
浅漬け | 6/6 10:19:34 | 2211cfwdGUp7imX5Q||915 | ||
まぁ結局はどれも使えるのだがな。一番体力を使わなくてすむ 水にしたというわけだ。水属性だから人間の体内にある水分を止まらせることが出来る。 水に少しでも関係しておれば出来ないことはないのだ。」 ・・・ちょっと待って。それって・・血を止めるって事も出来るのよね。 つまり人を殺すって事も・・出来るって事。 怖い。まぁソナタはそんな人じゃないだろうけどね。 でも・・・恐ろしい。使い方を誤れば命をつぶすことが出来るんだ。 ソナタ・・・。 「勿論そんなことはせぬ。命をつぶすなんてクズがやることだからな。」 ・・・また心読まれた。ったく・・この癖直して欲しいんだけど!! |
浅漬け | 6/6 10:26:23 | 2211cfwdGUp7imX5Q||658 | ||
「ソナタ・・・何度も言ってるけどその癖直して!!心読まれるこっちの身にもなってよ!ったく・・・」 「そうはいってもだな。お主の心声(しんせい)が耳に入ってくるのだから仕方なかろう。」 ・・つまり勝手に私の声が入ってくるの!?冗談じゃねェっての! 「だから!その無理矢理にでも入ってくる声を耳栓でもして止めて!」 はぁ・・・耳栓なんてしたって治るわけないのにね。 でもウザいもんはウザい。 「ったく・・・しょうの無い奴だな。でもまぁこれから気を付けることとしよう。」 「そうしてちょうだい!!」 朝から怒って体力消耗した・・・何やってんだろ。アタシ。 |
浅漬け | 6/6 10:36:40 | 2211cfwdGUp7imX5Q||522 | ||
「・・おなか空いたぁ・・」 「!? お主はさっき食べたばかりであろう。」 「だって怒ったらおなか空いたんだもん・・・。ソナタ何か作って! 」 「わしが!?・・・まぁいいだろう。前世では料理が得意だったからな。今はどうかわからんが・・」 ? ソナタって料理上手かったんだ・・ラッキv 「そうと決まったら早く作ってw材料は取りあえず揃ってると思うし。」 私なんかソナタに甘えてるなぁ・・まぁでもパパやママが実質いないのと変わらないし! これぐらいは許されるよねっ 「あ、ソナタ、ついでにオレンジティーつけて。冷蔵庫に入ってると思うから!」 |
浅漬け | 6/6 10:42:28 | 2211cfwdGUp7imX5Q||248 | ||
「ったく・・・人をこき使いおって・・(ブツブツ)」 うーん・・でもソナタ、さっき料理の腕分からないって言ってたよね・・ 不味(まず)かったらどうしよ。 「おい!蘭良!おれんじてぃーなぞ何処にも入っておらんぞ!」 「はぁ?入ってるでしょ!今見に行くからちょっと待ってて!」 そして私は下へ降りた。・・?ちょっとまてよ。オレンジティー注ぐ段階に入ってるって事は・・ もう料理できてるって事!?早っ!! 「早くしてくれ蘭良!料理が冷めてしまう。」 「はいはい!今来ましたよ・・・って・・・!」 私が下に降りてきてみたモノ。 |
浅漬け | 6/6 10:47:1 | 2211cfwdGUp7imX5Q||225 | ||
それは無茶苦茶美味しそうな料理達だった。 なんか知らないけどすっげぇ美味しそう!あ・・下品だった。すごく美味しそうですわv 「すっっごーい!ソナタ料理超上手いじゃん!!!凄くない!?」 「そ・・・そうか?照れるな・・・」 あ、ソナタまた照れてる。可愛いv 「そっ・・それはそうとして何処におれんじてぃーとはあるのじゃ!」 「あっはいはーい。って・・あんじゃん!!!ココにORANGE TEAって書いて 紙パックがあるでしょ!」 「・・・?コレをおれんじてぃーと読むのか?変な文字だな・・」 ・・・?ソナタ・・・もしかして・・ |
浅漬け | 6/6 10:53:3 | 2211cfwdGUp7imX5Q||665 | ||
「英語読めないの!?駄目じゃん!!」 アタシは可笑しくて(おかしくて)つい吹き出して思いっきり笑ってしまった。 こんなに笑ったの・・久しぶりだなぁ。コレもソナタのおかげかもね。 「う・・うるさいぞ!昔の人間なのだから仕方なかろう!さっさと食え!」 「はいはい・・はぁ・・ ったく可笑しい!ソナタってば英語読めないでやんの!」 「・・・それ以上言うと殺スぞテメェ・・・」 !!ソナタの口調が変わった・・・そして眼の色もどす黒く変わった・・ これ以上は言わない方がいいであります隊長! って何言ってんだよ自分・・・しっかりしろよ・・・ 「はい!分かりました!いただきます!」 |
浅漬け | 6/6 11:0:47 | 2211cfwdGUp7imX5Q||529 | ||
「ったく・・最初からそうしてればいいモノを・・・(ブツブツ)」 そう言っているソナタを横に私は一口食べた。・・・!!! 「美味しいーっっっvえ、何コレ!ソナタ天才じゃん!めちゃくちゃ美味い!」 「お主はさっきから人を誉めたり貶(けな)したり・・変わった奴だな。」 ・・そうは言ってもソナタの頬がまた紅潮している。やっぱ可愛いなぁ。 「はいはい。変わった奴で結構ですよ♪」 うーん・・楽しいなぁ。久しぶり!こんな感じ。いっつも一人で食事してた時とは 大違いだねっ。やっぱりソナタが居て良かったなぁ・・・ そう思いながら私は今日を過ごした。 |
浅漬け | 6/6 11:1:30 | 2211cfwdGUp7imX5Q||288 | ||
はい、如何だったでしょうか!随分と更新が遅れていました;;(殴 遅くてすいません;;次もまたゆっくりと出していきます! その時はヨロシクです;;でわでわw |
はお | 6/6 15:35:22 | 2222cfOOLTITiJXI6||692 | ||
面白い^^ |
パワポケZ | 6/6 15:49:22 | 2206cfPR6vciS.g5A||533 | ||
(・∀・)イイ!!!! カナリ面白い^∀^ 続きも期待!!!! 早く読みたいですぅ〜〜〜^^ |
ピゅナ | 6/6 17:1:32 | 2221cfhkXqJLMey.I||435 | ||
面白いですw 主人公と《ソナタ》のやり取りが読んでいて楽しいです♪ 次回も頑張ってください^^ |
ベリ子 | 6/12 20:35:59 | 2031cfmsEA.FDLOL6||65 | ||
ほれぼれww。 |
特殊文字 by.チビファンタジー |