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7383〜君との出会い〜僕たちの思い出キーア12/24 17:15:172191cf/cZWdmfTKcw
冬休み特別小説です
友情物語ですのでごゆっくりと見ていってください

キーア12/24 17:16:402191cf/cZWdmfTKcw||26
―僕は忘れないよ――

 ―あの日、あの時のこと―

―だって、それは―――

 ――僕と君が――

―出会った時だから――

キーア12/24 17:20:182191cf/cZWdmfTKcw||104
ミーン ミーン ミーン
暑い夏、セミが鳴き、僕は目を覚ました
「ん・・・ん〜」
僕は、翔。時田翔(トキタショウ)
『翔〜!!そろそろおきなさい』
母が僕を呼んでいる
「は〜い・・・」
僕は適当に返事をして階段を降りて行った
カタ カタ カタ
階段を降りたその先からテレビの音が聞こえた
「・・・着けっぱなしじゃん」
サーッ

キーア12/24 17:23:412191cf/cZWdmfTKcw||139
僕はドアをあけた
すると・・・
「・・・ゲーム?」
僕の家にゲームなんて無かった
「誰がこんな物」
僕はゲームを触り探ってみた
その時、ゲームから声が聞こえた
ねぇ、僕と友達になって・・・
僕はハッとした
周りを見渡しても誰もいないのに・・・
「空耳・・・か・・・」
だが、その時テレビが壊れたかのように雑音が入った
ザーッ ザーッ ザーッ

キーア12/24 17:26:252191cf/cZWdmfTKcw||523
「え!!?壊れた?・・・」
その時テレビから物凄い勢いで光った
「うわっ!!」
僕はしばらく目を開けなかった・・
目がチカチカしていた
僕がそ〜っと目を開けたそこには
ウィーン シュール スー ウィー
「何?ここ・・まるで機械の中に居るみたいだ」
僕はあたりを見回し続けた
さっきまで居た、あの部屋と違う風景に気をとられていた
【友達に・・・なって・・・】
ハッ

キーア12/24 17:29:272191cf/cZWdmfTKcw||577
まただ・・・
僕は振り返った
そこには僕と同じ年くらいの子がたっていた
「君は・・・誰?」
その子はしばらく黙ってからこういった
【僕は賢・・・君は・・・】
「ぼ、僕は翔。時田翔」
その子は僕の顔をじっと見た
「どうかしたの」
その子は僕に近付いてきた
タッタッタ
【僕は友達が居ない・・・だから友達になって】

キーア12/24 17:32:62191cf/cZWdmfTKcw||849
「いいけど・・」
訳の分からないまま僕は【賢】というこの友達になった
【フフフ。友達。友達】
その子はうれしそうだった。
よっぽど、友達が欲しかったのだろう
【翔はずっと僕の友達】
その子は笑顔で僕に言ってくれた
「友達・・・」
だが、ここは一体どこなんだろう
「あのさ・・ここどこなの」
僕は賢に聞いた
【ねぇ翔、あそぼ。あそぼ】

キーア12/24 17:35:132191cf/cZWdmfTKcw||199
その子はまるで、僕の話が聞こえなかったかのように話しかけてくる
【あそぼ。あそぼ】
「う、うん」
少しぐらいなら・・・いいだろう
それに、遊べばそのうち教えてくれるだろう
【何して遊ぶ?何して遊ぶ?】
「なんでもいいよ」
その子はうれしそうにこういった
【僕ね、野球してみたい】
「野球?」
僕ぐらいの年であれば、一度はした事があるはずなのに・・
【始めてやるんだ。だから教えて、翔】

キーア12/24 17:42:532191cf/cZWdmfTKcw||198
「いいよ」
僕は賢に教えた
【じゃぁ僕が打つね】
そのときの賢は、もうこれ以上楽しい事なんて無いって言うほど嬉しそうだった
「賢。一体ここはどこなんだ?」
【ねぇ次は何して遊ぶ】
まただ・・・又始まった・・・
「賢!!ここは一体どこなんだ?」
【・・・】
賢は黙り込んでしまった
ちょっときつく言いすぎたのかもしれない

キーア12/24 17:45:502191cf/cZWdmfTKcw||29
【ここは・・・1人の世界・・・】
「え?」
賢は口を開いた
【僕、本当は死んでるんだ】
「死んでる?」
【友達も出来ずに死んじゃって、一人ぼっちだったんだ】
ここは、悲しみの世界
賢は1人でここにきた。天国へ行く途中、友達を作りたいいつまでも一人だ
と言う気持ちがつよく、自分で作り出した世界に来てしまったらしい
「でも、何で僕が」
【ぼくね・・・お兄ちゃんが欲しかったんだ】

キーア12/24 17:49:392191cf/cZWdmfTKcw||190
賢には兄弟が居なかったらしい
それに、一度僕が賢が生きているときに車にひかれそうになった時
僕が助けたらしい
【あの時、僕お礼が言いたかったけどもういなかったんだ】
【だから、お礼を言おうと追いかける途中、車に跳ねられたんだ】
僕を、追いかけて・・・
僕のせいで死んじゃったのか
【でもね、お兄ちゃんに会えてよかった。友達できた】
「賢」
【でも、翔は元の世界に帰らなくちゃね】
賢は無理やり笑みを作った顔で僕を見た
【お兄ちゃん、友達になってくれて有難う】

キーア12/24 17:52:332191cf/cZWdmfTKcw||95
「賢!!」
だんだん薄れてきた
「僕、君に会えてよかったよ」
「僕の性で死んじゃったけど・・・こうして君に会えて本当によかった」
【僕もだよ。だって久しぶりにお喋りで来て、いっしょに遊べたもん】
そのときの賢は満足なようで悲しいようで・・寂しかった
「また、遊ぼうな」
【また・・・いつか・・・きっと】
賢はもう二度と会えないような顔をして言った
「大丈夫だよ。きっと会える。友達なんだから」
僕は賢の手を握って言った

キーア12/24 17:55:22191cf/cZWdmfTKcw||542
【うん。会えたらまたお喋りして、遊ぼうね】
「あぁ。約束する」
【約束だよ】
僕と賢は指きりをした
【お兄ちゃん・・・ばいばい】
そして僕はまた光に包まれ、目を閉じた・・・
パッ
「・・・ここは」
僕は辺りを見回した
僕の家だ・・・
『翔―!!早くご飯食べなさい』

キーア12/24 17:58:92191cf/cZWdmfTKcw||457
ついさっき今で賢と遊んでいた事が・・・一瞬だったように・・
もしかしたら、
此方の世界で一瞬でも、賢の居る世界は何時間なのかも知れない
それだけ賢は一人ぼっちと言う時間を過ごしているのかもしれない。
「賢・・・」
また、賢と会える日が来ればいいのに
俺の手には写真があった
それは、僕と・・・賢が映った写真だ。
僕の中にはいつまでも、いつまでも
賢の笑みと声が残っていた

*おわり*

霄惟12/24 18:4:182102cfPHC4Ikd0zXE||26
もぅレスをして良いのか、ドキドキ
リアルタイムで読んでしまいました^^;

涙腺の緩い私なので、読んでる途中で泪が出そうになりました(汗
でも、とても面白かったですw
実は、キーアさまの物語はよく読んでいます
次回の物語も楽しみにしておりますw

キーア12/24 18:5:52191cf/cZWdmfTKcw||130
*****あとがき*****
 皆様いかがでしょうか?
翔と賢の友情の物語。
 一人ぼっちだった賢が、翔を呼んだわけ。そして翔と遊んだあの時間
賢にとっては一瞬だったのかもしれない。
 嬉しい事は一瞬で、嫌なときは何時間なのかもしれない
そんな世界での賢の気持ち、お分かりいただけたでしょうか?
 今、私達がこの世界でいる一瞬の1秒ほどは、賢の居る世界では
何時間、何万時間と長いのです。
 遊び、喋ったあの日、あの時は翔も賢も、忘れる事は無いでしょう。
2005.12.24  作キーア

キーア12/24 18:7:292191cf/cZWdmfTKcw||503
霄惟様
こんにちは
読んでくださり有難う御座います
この作品は友情をテーマに考えていましたら、賢と翔のような
お話が頭の中に浮かんできました。
次の物語でも、どうぞ宜しくお願いします

霄惟12/24 18:10:372102cfPHC4Ikd0zXE||6
わわわッ!!
あとがきがあったと言うのに、先レスしてしまって申し訳ないです!!
キーアさまの想像力が、とても羨ましい限りです

ri-na12/24 18:29:332211cf/vptUqFTgQE||839
前回は感想書けなくてスミマセン^^;(また忙しい時期がやってきたもので
感動ですね・・・(;_;)
死んでしまった賢が助けてくれた翔を呼び出した・・・と。
私にはそんなことはないでしょうに。人を助けたことありませんから。
コウ「ひっでぇ。」←我が作品の出演者。
リーナ「うるしゃい。」
面白かったです^^
エメラルド×時のまどうしの方も頑張ってください(^ー^)bチョベリグ

ri-na12/24 18:31:32211cf/vptUqFTgQE||982
エメラルド×時のまどうしと、デビルキャットも頑張ってください^^;

キーア12/24 18:44:182191cf/cZWdmfTKcw||78
ri-na様
いえいえ、いいですよ^^
また次回作も宜しくお願いします
あとデビルキャットではなく
ファンシフルキャッツに変更しましたので

キーア12/24 20:41:222191cf/cZWdmfTKcw||669
また【http://www.hamq.jp/i.cfm?i=KIIAnanoda】
でキーアの小説集で小説が読めます

夢☆12/25 17:20:12182cf9amZm9ojlaw||710
こんばんは。はじめまして。
初めてキーアさんの作品を読ませていただきました。
胸にじーん・・・とくるお話でした。
また小説を書かれたときも、読みたいな^^と思います。

ピマ12/26 14:51:142219cfzQXzY1fm16Y||833
特別小説だぁ♪と思って読んでみると,かなりの感動ものだった(涙)

賢と翔,また会えることを願っております(ぁ

友情の物語の感動の物語だったなー★他の小説も頑張ってね♪

キーア12/26 15:56:272191cf/cZWdmfTKcw||681
夢☆様
この度は読んでくださり誠に有難う御座います。
胸にじーんと来るお話といってもらえてとても嬉しいです。
次回作も読んでくださればもっと嬉しいです^^

ピマ様
感動ものといっていただきとても感謝しております。
賢と翔が出会えること、そしていつまでも2人はつながっている事を
願うばかりです
次回作も友情もの、ホラーもの、恋愛もの
のどれかから選び、書いていきたいと思っております

キーア12/26 16:3:462191cf/cZWdmfTKcw||916
*読んでいただいた皆様*
 この度は、読んでいただき誠に有難う御座います。
皆様の感想、そして応援メッセージを頂き勇気をもらいます。
 こんなに沢山の感想を連続小説でいただいた事がなかったため
読みきり小説の方がいいのでしょうか?と、思ってしまいます
 ぜひ、連続小説の方も目を通し感想も出来れば添えてくださればまことに感謝いたします。
 アドバイスや質問に何でもお答えいたします^^
次回作も皆様の応援にお答えできるように頑張っていきたいです【http://www.hamq.jp/i.cfm?i=KIIAnanoda】キーアの小説集でもご覧頂けます
           キーア

キーア12/26 16:5:152191cf/cZWdmfTKcw||466
失敗してしまいました;
正しくは
キーアの小説集で【まじかる☆魔法(マジック)】がご覧頂けます
【http://www.hamq.jp/i.cfm?i=KIIAnanoda】
毎日書いておりますので見ていってくだされば幸いです

さやちゃん12/27 13:52:415985cfdH1xiuwSpIU||701
初めまして♪
いや〜すごくいいですよ、この物語。
途中で泣きそうになってしまいました…。
次の小説もがんばってください!!
応援してます♥

キーア12/28 8:53:282191cf/cZWdmfTKcw||277
さやちゃん様
はじめまして^^
泣きそうになってくれるなんてとても嬉しいです。
応援有難う御座います
次回作も宜しくお願いします

ララ!!12/28 17:13:202191cfa5pa.4TsU3I||523
キーアちゃんのお話こっそりとよませていただいています^^
キーアちゃんってとっても想像力があっていいなぁ・・・♥
これからも頑張ってくださいね〜☆
次の小説もとっても気になります♪

キーア12/28 18:33:182191cf/cZWdmfTKcw||956
ララ!!様
読んでいただいてるなんてとても感謝しております
想像力だなんて・・・そんなに褒められると照れます(*ノノキャッ
これからも宜しくお願いします


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