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7434セイクリッド・ブルー(12)istint12/28 22:55:382182cfJJMDl.UWokA
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http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-6946.html 第二話
http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-6967.html 第三話
http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-6997.html 第四話
http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7043.html 第五話
http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7095.html 第六話
http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7128.html 第七話
http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7160.html 第八話
http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7198.html 第九話
http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7288.html 第十話
http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7368.html 第十一話

istint12/28 22:56:242182cfJJMDl.UWokA||899
男は暗い部屋で鏡に向かって話していた。
正確には、鏡の向こう側の何かに。

istint12/28 22:56:362182cfJJMDl.UWokA||451
鏡からくぐもった声が聞こえる。
「どうやら失敗に終わったようだな。同士よ。」

istint12/28 22:57:182182cfJJMDl.UWokA||574
男は手に持ったグラスを口に当てると、クイっと中身を飲み干した。
「失敗か…我々の大いなる計画の前にはこの失敗など取るに足らぬ。
 人間どもの世界を滅ぼす計画は無慈悲に、そして滞りなく進行中だ。
 それより貴様のくだらん研究の生んだ玩具が私の計画の邪魔をせぬか危惧しておる。」

istint12/28 22:57:322182cfJJMDl.UWokA||900
再び鏡の中から声がした。
「クク…それならば良いが…。
 間もなく我々闇ソーサラーの一人、ベアンが転生を終える…。
 より闇に近づき、憎悪に満ちた美しい戦士の誕生だ。
 ククク…せいぜい寝首をかかれぬよう気をつけることだ。」

istint12/28 22:57:472182cfJJMDl.UWokA||215
男はグラスを置き、椅子に腰掛けた。
「あの新参者か!
 我々の同士を殺した者を新たに同士にするだけでなく、我々と同列に置くとはグラッド様のお考えも理解できぬわ。
 まあいい、王都殲滅の為の塔の建設のための準備は着々と進行中だ。」

istint12/28 22:58:02182cfJJMDl.UWokA||318
鏡が鈍く光を放った。
「魔界の生物を召喚するために一度闇ソーサラー全員が一堂に会する必要がある。
 お前はそれに参加した後、セイクリッド・ブルーの探索を続けよ。」

istint12/28 22:58:522182cfJJMDl.UWokA||6
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istint12/28 22:59:32182cfJJMDl.UWokA||79
城下町は騒動が過ぎ去り、いつもの静けさを取り戻しつつあった。
闘技場内部の騒乱だったため、町は比較的打撃を受けなくて済んだのだった。

istint12/28 22:59:152182cfJJMDl.UWokA||292
変わった事があるとすれば、事件以来、治安を取り戻すと言う名目で町中に教団の傭兵達が配備され、教団が益々王国内での権力を増大させたと言う事だった。
騒ぎを迅速に鎮圧させた事で教団指導者のエラドは自らの地位を確固たるものにしていった。

istint12/28 22:59:282182cfJJMDl.UWokA||936
また、新しいお触書が出、そこには4人のテロリストの名前と似顔絵が載せられ、賞金が掛けられていた。
レンティーニ、ルヴィン、マサムネ、ニナ。
そのお触書を怒りに燃えるめで見つめる隻眼(片目)の男がいた。

istint12/28 22:59:492182cfJJMDl.UWokA||547
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istint12/28 23:0:22182cfJJMDl.UWokA||74
ルヴィンたちは街を離れ、再び沼地からエルフ村とは反対の方角に向けて進んでいっていた。
やがて沼地を抜けると、マサムネが一度祖国へ戻ると言い出した。

istint12/28 23:0:162182cfJJMDl.UWokA||825
「拙者は一度主君の下に戻り、事の顛末を報告せねばならぬ。
 おぬし達とはここでお別れだ。」

istint12/28 23:0:332182cfJJMDl.UWokA||694
レンティーニもそれがいいだろうと、特に引き止めもしなかった。
ルヴィンとニナはは折角仲間が出来たのに、と少し寂しがったがマサムネの祖国の事情を考えると行かせてやることにした。

istint12/28 23:0:552182cfJJMDl.UWokA||600
「まったく、お前のお陰でこっちまでお尋ね者だ。
 まあいい。生き延びてまた酒でも酌み交わそう。」と、レンティーニ。

istint12/28 23:1:92182cfJJMDl.UWokA||260
マサムネは少し笑いながらレンティーニの肩に手を置いた。
そして、ルヴィンの目をじっと見つめた。

istint12/28 23:1:322182cfJJMDl.UWokA||342
「見事な戦いぶりでござった。ルヴィン殿。
 貴公はもう立派な侍でござる。」
ルヴィンはマサムネに褒められ、少し気恥ずかしかったが、同時に寂しさがこみ上げ、思わずマサムネの手をギュッと握り締めた。

istint12/28 23:1:442182cfJJMDl.UWokA||809
「元気でな、マサムネ!」
それが精一杯の言葉だった。

istint12/28 23:2:42182cfJJMDl.UWokA||509
ニナもマサムネと握手をして再会を誓うといよいよ別れの時が来た。

istint12/28 23:2:152182cfJJMDl.UWokA||459
「拙者も祖国での仕事が落ち着いたらその、お宝探しに付き合おう。
 ルヴィン殿、その時まで達者でな。
 レンティーニ殿、ニナ殿も。」

istint12/28 23:2:252182cfJJMDl.UWokA||335
そういうとマサムネは二本の刀を抜き放ち、舞い散る木の葉を一つ残らず中心から真っ二つにした。

istint12/28 23:2:332182cfJJMDl.UWokA||537
「拙者の居合い、しかと目に焼き付けておいてくだされ。
 では、御免!」
そういうとマサムネは駆け出し、あっという間に見えなくなった。

istint12/28 23:2:452182cfJJMDl.UWokA||236
「また、三人になってしまったな。」
ポツリ、とルヴィンが漏らした。

istint12/28 23:2:542182cfJJMDl.UWokA||688
「俺達は闇の勢力、聖蒼教団という二大勢力に追われる身になった。
 これからの旅は今まで以上に厳しいものになるだろう。」
レンティーニが重い口を開いた。

istint12/28 23:3:62182cfJJMDl.UWokA||346
暫らく沈黙が続いたが、ニナが切り出した。
「ねえ、このまま白の塔を目指すの?
 途中で半獣人の村があるはずだけど。
 彼らもエルフ同様古い種族だから何か情報を得られるかもしれないわね。」

istint12/28 23:3:152182cfJJMDl.UWokA||809
半獣人…!

istint12/28 23:3:222182cfJJMDl.UWokA||750
ルヴィンの瞳が輝き出した。

istint12/28 23:3:342182cfJJMDl.UWokA||69
「じゃあ、さっさと半獣の村を目指そうよ!
 何か冒険って感じしてきたよ!
 それにお尋ね者だなんて…カッコいい!」

istint12/28 23:3:462182cfJJMDl.UWokA||806
レンティーニはそんなルヴィンの様子を見て、フウっとため息をつき、大笑いした。

istint12/28 23:4:12182cfJJMDl.UWokA||734
(ルヴィン・スタイン。
 コイツは俺が思ってる以上の大物かも知れんな。)

istint12/28 23:4:142182cfJJMDl.UWokA||520
「よし!じゃあ道中みっちりしごいてやるから覚悟しろ!」
こうして三人は白の塔の賢者に会うべく、まだ見ぬ土地に足を踏み入れるのだった。

istint12/28 23:4:262182cfJJMDl.UWokA||85
<セイクリッド・ブルー 第一部 完>

istint12/28 23:4:512182cfJJMDl.UWokA||41
<登場人物・用語解説>

istint12/28 23:5:12182cfJJMDl.UWokA||348
ルヴィン
本名ルヴィン・スタイン。本編の主人公。
旅先でレンティーニに出会い、師事。
徐々にその才能を開花させていく。
また、スタインの血は特別な力があるらしく、それが原因で闇の勢力に付け狙われる。

istint12/28 23:5:162182cfJJMDl.UWokA||784
レンティーニ
ルヴィンが旅先で出会った黒騎士。
グランデュール三騎士の一人で、彼を知るものも多い。
また、戦闘種族のダークエルフの最後の王でもある。
剣の達人であると同時に「気流」という特異な能力の使い手。
ブラックウルフのティアと行動を共にする。

istint12/28 23:5:302182cfJJMDl.UWokA||978
ニナ
エルフの王女。
魔力の扱いに長け、ルヴィンに指導を行っている。
見た目とは裏腹にかなりの行動力の持ち主。

istint12/28 23:5:472182cfJJMDl.UWokA||796
バルガス
聖蒼教団の騎士団長。
ルヴィンとの戦いで片目を失う。

istint12/28 23:5:552182cfJJMDl.UWokA||513
マサムネ
ズパから来たサムライファイター。
聖蒼教団を壊滅させようとしたが、失敗。
居合いの腕は超一流。

istint12/28 23:6:52182cfJJMDl.UWokA||879
エラド
聖蒼教団の最高指導者。
一国を左右するほどの傭兵団を作り上げた。
また、グランデュールの大臣で王国内での発言権もかなりのもの。

istint12/28 23:6:162182cfJJMDl.UWokA||873
ザファ
闇ソーサラーの一人。
かつてレンティーニと剣を交えた事がある。
最も闇王に近い力を持つと言われている。
普段は闇の神殿で怪しげな研究を行っている。

istint12/28 23:6:272182cfJJMDl.UWokA||266
闇ソーサラー
超越者。
闇の使徒の中でも特別な存在。

istint12/28 23:6:362182cfJJMDl.UWokA||600
闇王
サ・レギュオン、又はザインと呼ばれている。
実在するのか、単に信仰の対象なのかは未だ不明。
闇王が地上に現れるとき、世界が滅ぶ。

istint12/28 23:6:452182cfJJMDl.UWokA||454
セイクリッド・ブルー
闇を振り払うとされるもの。
それがどんな形をしているのか、どこにあるのかは誰も知らない。

istint12/28 23:6:572182cfJJMDl.UWokA||766
聖蒼教団
セイクリッド・ブルーを信仰している教団。
主にセイクリッド・ブルーの探索などが活動の中心。
だが裏では一国を左右するほどの兵力を持ち、王以上の発言権を有する事もある。
バルガスのような団長は他に数人いる。
その上には傭兵団の将軍がいる。
傭兵団とはまた別に教団運営の責任者としてエラドがいる。

istint12/28 23:7:62182cfJJMDl.UWokA||666
グラッド
時折闇ソーサラー達が口にする人物の名。
何者かは判っていない。

istint12/28 23:7:182182cfJJMDl.UWokA||56
ジスティ
闇の使徒。
その姿形は様々で、闇に堕ちる前の姿が影響している。
普通の人間はジスティの声を聞くだけで体力を消耗する。
ジスティは転生のし損ないの為、このような姿になった。
しかし、転生前の能力自体は受け継がれている為、身体は鉄のように硬く、凡人には太刀打ちできない。
主にザファが捕らえてきた人間を使い、作成している。

istint12/28 23:7:332182cfJJMDl.UWokA||336
気流
レンティーニの使う特異な能力。
自らの気の流れをを風と融合させる。
気流使いは世界でダークエルフのレンティーニただ一人。
主に武器に使い、その破壊力を高める事が出来る。
攻撃・防御、両方に使える非常に優れた能力。

istint12/28 23:9:142182cfJJMDl.UWokA||613
お疲れ様でした☆
第一部はこれで終わりです。
第二部はおそらく年内には始められると思います。
これからもルヴィン達をよろしくです。


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