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744SF小説っぽい小説「たった一つ」第六回目ですいおり♪6/6 15:0:302184cfLLIShuLI3Y6
今回はちょっとつまらない話しだと思います。あんまり展開がないので

 あらすじ
人間とロボットの間に生まれる半人公民の一人のアキラは2450年から2004年にタイムスリップしてしまう。
アキラはりんと太郎に出会い、徐々に心を成長させていくが・・・?

いおり♪6/6 15:2:382184cfLLIShuLI3Y6||651
日はすでに西に落ち、東から月と共に闇が迫ってきた頃、アキラは一人病室の中にただずんでいた。
「今日は色々な事があったな・・・」
思い起こせば、アキラが最初にいたのは軍本部の検査室だった。それがどうして今この場所にいるのか、アキラには想像もつかない。
「そういえば・・・ここはどこなんだ?」
今更ながらかもしれないが、アキラはりんと太郎と一緒にいる時間が楽しくてここがどこか全く考えていなかった。
     −現在位置検索します・・・・・・・・・該当データありません−
アキラは自分の中の検索プログラムを起動していた。しかし、機械が答えた内容はアキラを不安にさせるだけだった。

いおり♪6/6 15:3:182184cfLLIShuLI3Y6||666
「明日は太郎やりんはくるかな?」
アキラはりんの笑顔を思い出す。なぜか分からないが、アキラは胸の奥が締められる感じがした。
「お父さんやお母さんも今頃心配してるかな?」
アキラは急に家に帰りたくなった。アキラはしばらくベットの中で考えた後、ベットから抜け出し、こっそり病室の扉を開ける。
アキラは左右を確認して、病室から抜け出してしまった。
        タッタッタッタッタッタッ
アキラはなるべく音を立てないように走った。廊下の角を曲がろうとすると、看護婦さんがコツコツと音を立てながら歩いているのがわかった。アキラはとっさに隠れる。

いおり♪6/6 15:4:162184cfLLIShuLI3Y6||780
            コツコツコツコツコツ・・・・
しばらくして、音が聞こえなくなるのを確認すると、アキラはそのまま病院の外へ向かった。しかし、玄関まで来たところで止まってしまう。玄関の鍵が閉まっていたからだ。
「どうしよう・・・外に出られないや」
アキラは辺りを探っていると、小さな通風孔を見つけた。体が小さいアキラがなんとか通れる大きさだった。アキラはそこから外へ出て、また走った。
         タッタッタッタッタッッタッタッ
アキラはどこに向かっているのか、それはアキラ自身にも分からない。ただ、ここがどこでどうしてここに来てしまったか、それを知りたかった。

いおり♪6/6 15:5:492184cfLLIShuLI3Y6||529
大分長い間走った。どこを向かっているかも分からず走った。走って走って疲れても走った。しばらくして、アキラは公園のブランコに座って休んでいた。
「はぁ、ここはどこなんだろう・・・」
アキラが悩んでいると、二つあるブランコのうちのアキラが座っていないほうがギィッっと音を立てた。
「なんだ、お前は迷子か?」
アキラがびっくりして横を向くと、高校生ぐらいの男の子がアキラと同じようにブランコに座っていた。
「え、ええ・・・」
アキラは暗闇のせいか隣のブランコに男子高校生が座っている事に全く気づかなかった。
「お前、名前なんていうんだ?」
「・・・アキラです」

いおり♪6/6 15:6:432184cfLLIShuLI3Y6||674
「アキラか、俺は工藤っていうんだ。よろしくな」
「はぁ・・・」
「よぉ、お前はなんで迷子なんかになったんだ?もうそんな年じゃないだろう」
工藤に聞かれてアキラは自分がこうなったいきさつや自分の事を話した。
「く・・・くくくくくっ」
工藤はアキラの話しを聞いていると、とたんに笑いだした。
「ど、どうしたんですか?」
「いやぁ、わりい。軍の機械に触って、気づいた時には病院にいたなんて、突拍子がなさすぎてな・・・そんな話しは幼稚園生にでもしたほうがいいぜ」
「ほんとの事なんです!」
アキラは叫んだ。自分の話しが信じられてないのは少し嫌だった。

いおり♪6/6 15:8:522184cfLLIShuLI3Y6||94
「そうか・・・しかしよ。この今時この日本に軍なんてないんだぜ?」
工藤は笑いをこらえながら喋った。
「え?」
「それに、お前の言ってた半人工民だったか?そんな言葉、見たことも聞いた事もねぇ」
「そんな・・・」
自分が持っている知識は全て違っているのだろうか?アキラは深く悩んだ。
「なんだ、本当の話しだったのか?」
工藤もそんなアキラを見て、アキラが嘘をついているようには見えなかった。
「わかりません。もしかしたら、自分のデータが違っているのかも・・・」
「・・・もっと自分に自信を持てよ。そんなんじゃ、今の世の中生きていけないぜ」
「はぁ、あのところで、工藤さんはどうしてこんな所にいるんです?」

いおり♪6/6 15:11:582184cfLLIShuLI3Y6||707
「俺はな・・・家出してきたのさ」
工藤は空を見上げながら言った。
「俺の親父とおふくろが喧嘩してさ、俺はそれが嫌になって逃げ出してきたんだ」
「そうなんですか・・・」
「俺もよ、さっきは偉そうな事言ったけど、自分に自信持ててないのは俺自身なんだよな」
「え?」
「本当は喧嘩を止めたかった。だけど、それを止められる自信がなくて、逃げ出してきたんだ」
「・・・工藤さんはアキラよりもずっと自信を持ってます」
「そうか・・・ありがとう、アキラ。俺も自信が出てきたよ。家に戻って喧嘩を止めさせてみるよ」
工藤に礼を言われてアキラは急に恥ずかしくなった。

いおり♪6/6 15:13:32184cfLLIShuLI3Y6||117
「後、自分の事をアキラって呼ぶのは変だぜ。俺とかお前の年齢なら僕とかでもいい」
「僕・・・ですか?」
アキラは自分の事をそんな風に呼んだことはなかった。ただ、アキラという名前があるのだから自分の事をアキラと呼んでいたからだ。
「そうそう、俺はもう家に帰る。お前は病院に戻ったほうがいい。まあ、家に帰る方法はゆっくり考えるといいさ」
工藤に言われて、アキラは少し焦っていた事に気がついた。母や父の事を思い出して、行くあてもなく病院を抜け出した事が今になって無意味である事に気がついたのだった。
「ありがとうございます」

いおり♪6/6 15:16:302184cfLLIShuLI3Y6||680
「礼を言われるほどじゃないさ、じゃあな」
工藤はそう言って闇の中に姿を消していった。アキラも病院に戻り、こっそり自分の病室に入ってベットに潜り込んだ。

「ふわあぁ〜〜」
朝が来てアキラは目を覚ました。
「目を覚ましたかね」
アキラが目を覚ますと白衣を着た男の人が病室に入ってきた。
「え?あ、あなたは?」
「私はここの院長を務めている近藤という物だ。ちなみにりんと太郎の父親でもあるがね」
近藤はゆっくりとアキラに話しかけてきた。
「実は君に少し質問があってきたんだ。時間を少しとらせてもらえるかな?」
「はあ・・」

いおり♪6/6 15:17:562184cfLLIShuLI3Y6||909
「君は我々にはとても想像もつかない存在でね。君がどこからきたのか教えてもらいたい」
想像がつかないと言われてアキラは少し戸惑ったが自分が知っていることを全て話した。
「そうか・・・君の話しは良く分かった。とても信じられない話しだが、君がここにいるんだ。信じないわけにもいくまい」
「それは一体・・」
「君の体を調べれば調べるほど、普通の人間の体とは違っている。君が言ってた・・・半人公民といったかな。つまり、それは有機質と機械の融合体のようなものだね?つまり、君は人間でもあり、機械でもあるわけだ」
「・・・そうです」
初めて自分の事が理解してもらえたのでアキラは少しほっとした。

いおり♪6/6 15:19:322184cfLLIShuLI3Y6||216
「さて、君がどこから来たかが問題だな・・・少なくとも現代の技術で君のような物を作るのは
 不可能だ。しかし現代で不可能でも、未来なら可能かもしれん」
「?」
「恐らく君はタイムスリップしたんだ。そう考えれば全てつじづまがあう」
「タイムスリップ・・・」
「そう、今は2004年6月6日だ。君の生年月日は?」
「2450年1月1日です」
「やはりそうか、つまり君は446年も未来から来たという事になる」
自分が未来から来た。アキラはそんな事に微塵も気づかなかった。
「・・・そうだったんですか。ありがとうございます」

いおり♪6/6 15:20:262184cfLLIShuLI3Y6||174
「お礼を言われるほどじゃない、君が未来に戻る方法まではわからないのだからな」
近藤は申し訳なさそうに言った。
「それは僕がなんとかしてみます。焦らずにゆっくり考えればきっと何か方法が見つかると思うんです」
「そうか・・実は、もし君の正体が分からなかったら、りんと太郎は君に近づかせないように
 するつもりだったんだ」
「え?」
アキラはそれを聞いて少し驚いた。
「だが、君は危険な人物じゃない。君と話してよくわかった。今日も太郎とりんが遊びにくる
 はずだ。よろしく頼むよ」
「はい!」
りんと太郎が遊びにくると聞いたので、アキラは嬉しかった。

いおり♪6/6 15:22:172184cfLLIShuLI3Y6||776
今回は全然展開がなくて、ストーリー性もありませんでした。次からはもっと、面白く書くつもりです。

かっぷ6/6 15:28:72202cfwS7BhqxGjyE||304
いおり♪おひさぁ!!!!!!ええっ!?おもしろかったのに。また作ってね!!!!
                 PS またチャットでも話そぅ!!!

いおり♪6/6 15:41:292184cfLLIShuLI3Y6||556
うん!話そう!ちなみにまだこの話しは続いてるからね〜
じゃあ、チャット2にこれる?

ピゅナ6/6 16:42:522221cfhkXqJLMey.I||740
凄く面白いですよww本当に本を読んでいる気分です^^
工藤くんカッコイイです(*´ω`*)
「・・・もっと自分に自信を持てよ。そんなんじゃ、今の世の中生きていけないぜ」
いいセリフですw
今の、いおり♪さんへの励ましのセリフのようにも感じますw
続きも待ってます(*>ω<*)♪

いおり♪6/6 16:49:52184cfLLIShuLI3Y6||187
ありがとうございます!実は工藤君は名探偵コナンの工藤進一君を思い出しながら書いてみたり(実はコナンファン)しました。
やっぱり進一君はかっこいいですねぇ

マジュニア6/6 18:59:192031cfPkRgr2C3mOI||383
面白かった。続きが気になる

リンリン6/6 19:1:182192cf7ErwugDvzTo||148
おぉwwコナンと来ましたか!!w
進一君かっこいいね^^
続きファイトォ〜!!

いおり♪6/6 19:7:562184cfLLIShuLI3Y6||710
ありがとうございます!>マジュニアさん

コナン大好きなんですよぉ
がんばります!      >リンリンさん


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