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746KIA ―正義のBadMan― 』ピゅナ6/6 16:10:282221cfhkXqJLMey.I
○●○あらすじ○●○
ある夜、キアは草原にテントを立ててペットと共に一夜を過ごしていた。
ペットのブルーチビどら達を寝かしつける為、キアは自分の過去の話をしはじめた。

キアの過去の《アキ》は王の血を受け継ぐ王族の一員で、日々バトルの練習に
明け暮れていた。
この日も城の庭で練習に励み、疲れたアキは途中で眠ってしまうのだった。
気がつくと庭の中にナゾの黒ずくめの男がいた。
警戒しながらもその男に接すると、男は意外に優しかった。
そしてその男はアキを花畑へと連れ出して行ったのだった。
アキとバットマンはすっかり仲良くなっていった。

ピゅナ6/6 16:10:552221cfhkXqJLMey.I||557
だいぶ日が落ちかかり、城下の町並みがオレンジ色に染まった頃――。
「…そろそろ戻ろうか、アキちゃん」
アキはずっと休憩もせずに自分の力を試していた。
「えぇ〜…。もう少しだけぇ…」
アキはバットマンに駄々をこねた。
バットマンは、むくれ顔のアキの頭を優しく撫でた。
「その気持ち、大切だよ…。…今のアキちゃんは素敵だ。けど、そろそろ戻らないとキミの親御さん
 達が心配しちゃうからね〜」
バットマンにそう、宥められたアキは何か嫌な予感を感じて不安じみた表情をした。

ピゅナ6/6 16:11:182221cfhkXqJLMey.I||258
「…いやっ」
アキはぎゅっとバットマンの足にしがみ付き、顔を押し付けた。
「このままお別れなんですか?!…そ、そんなの嫌です。…う、わ、わたしもこのまま連れてって下さいっ」
バットマンからは見えなかったが、アキが泣いている事には気付いていた。
「わ、わたし!お城、嫌なんですっ。ホントは、ぼ、冒険がっ、したいんです!!」
さっきよりもギュウッとバットマンの足にしがみ付くアキ。
バットマンはそれを無表情で――本当はマスクの下で困った顔をしていたかもしれないが――みつめていた。
「アキちゃん」

ピゅナ6/6 16:11:492221cfhkXqJLMey.I||374
バットマンは自分の足からアキを離した。
そして、アキと同じ目線になるようにしゃがんだ。
「…気持ちは嬉しいよ…。とても…とてもね。でもボクには《運命》があるんだ…。
 キミを連れては行けない。わかって欲しい」
そう言い終えると、ふっと口元に笑みをうかべた。
「…ボクはこれから受け入れるんだ。《運命》を、ね。…悪役としての《運命》を迎えるんだ」
アキには、バットマンの言っていることがさっぱりわからなかったが、バットマンが今の自分とは
まったく違う世界にいるような気がして、何も言うことが出来なかった。

ピゅナ6/6 16:12:282221cfhkXqJLMey.I||442
「…アキちゃん。キミにはこれから色々な事が起こる。どんなに辛くても、どんなに嫌でも
 受け入れなくちゃいけないよ。…正直、アキちゃんにこのボクの重荷を背負わすのは気が引ける…。
 けど、これが運命なんだ。どうか、受け入れて…」
バットマンは静かに、そう言い終えた。
それは、アキにとってバットマンから聞いた最後の言葉となってしまうのだった。
「え…?やだ、バットマン…」
アキが話しかけようとしたその時――
「動くな!!」
突然男の声がした。

ピゅナ6/6 16:12:522221cfhkXqJLMey.I||909
「その子を返せ!その杖を離してこっちに来い!」
そこにはグランデュールの番人が、銃を構えて4,5人立っていた。
バットマンは言われた通りに杖を置き、両手を挙げて、降伏のポーズをした。
そして、アキを置いてその男達の方へ歩いて行く。
「…!?やっ!」
アキは涙を拭って、番人達に向かって魔法の杖を構えた。
「アキ様!何を…?!」
アキは震える手で杖を握り締め、番人達を睨んだ。
「そ、その人を放しなさい!さもないとっ、ひどい目にあうわよ!!」
アキはもう、気が気じゃなかった。

ピゅナ6/6 16:13:372221cfhkXqJLMey.I||243
ただ、もう二度とバットマンに会えなくなるんじゃないかという気がして、
そうするしか術がないと思い込んでいた。
「な、なんということを!…アキ様…」
番人は困り果てたような顔でアキを見てから、バットマンの方を怒りの形相で振り返った。
「貴様!アキ様にどんな魔法をかけた?!アキ様をこんなにしやがって…!」
バットマンはそれを無視し、黙ってアキに向かって首を横に振った。
  運命を受け入れなくちゃ行けないよ――…。
ふっ、とアキはバットマンの言葉を頭で感じ取った。
アキは杖を落とした。
カコンと乾いた音がなる。

ピゅナ6/6 16:13:552221cfhkXqJLMey.I||625
「……や。バットマン…!いっちゃいやだ…」
今度こそ本当にアキは泣き出してしまった。
いやぁ…いっちゃやだ……。
アキはボロボロと涙を溢した。
「行け」
それに構わず、番人達はバットマンを城へと連れて行った。
「さぁ、アキ様も…」
残った番人がアキの杖を拾い、嫌がるアキの手を強引に引っ張った。

ピゅナ6/6 16:15:552221cfhkXqJLMey.I||14



「…ルーも寝ちゃったし、続きは明日ね…」
キアは一端《寝物語》に一区切り置いた。
それを聞いたどらは、ぱっと顔を上げた。
「えっ?!…いいじゃんか!おいらはまだ寝てないんだからよ」
どらは続きを催促した。
「あれ、興味無かったんじゃ…」
「うるさぁい。そこまで話しといて焦らすな!」
それを聞いたキアはとうとう笑い出してしまった。
「あははは。…わかった、続けるよ…」
「あっと、ちょっと待って!」

ピゅナ6/6 16:16:292221cfhkXqJLMey.I||507
どらは自分で催促しておきながら、自分でストップをかけた。
「なぁ、《黒の血》ってなんだ?ってか何でさ、花畑のあおむしがそんな強いんだよ!アキも」
どらは気にかかったことすべてを尋ねた。
キアは意味深げな笑みをみせた。
「…もう、出会ったあの瞬間からボクは《キア》になっていたのかもしれない」
「はぁ?なんだよ、ソレ」
ムキになるどらを見ながら、遠まわしにしすぎたかな?と呟くと、キアは説明をし始めた。
「二回目のあおむしとのバトルの時にね、バットマンはボクに自分の魔力を捧げていたんだよ」

ピゅナ6/6 16:17:292221cfhkXqJLMey.I||328
「魔力を捧げるって…。そんなコトできんのか?」
どらは首を傾げた。
「そうやって、今のボクの力《黒の血》は永遠に受け継げられてきたのさ。
 《黒の血》は特定の者だけが、特定の者だけに受け継がすことができるんだ」
そう言われてから、どらは少し考えてから頷いた。
「…だからキアは《魔女》なのか…。他のネクロマンサーと違うのはその《血》だったのか…」
キアは頷いた。

ピゅナ6/6 16:17:542221cfhkXqJLMey.I||798
「ボクやバットマンはたまたま、その《特定の者》だったってわけさ。
 …バットマンは知っていたんだよ、ボクの存在や、ボクが特定者であることを。
 そして、バットマンはボクを試すために敵のあおむしを強くさせた。
 ……バットマンはその日起こることをすべて知っていたんだ」
そう言い終えると、何故かキアは切なそうな顔をした。
それから黙って俯く。
「?…どうした?」
どらは心配そうにキアの顔色を伺った。
「いや、じゃあ続けるよ…」
キアはスッと顔を上げた。

ピゅナ6/6 16:26:132221cfhkXqJLMey.I||544
☆ ★ ☆ ☆ ★ ☆ ☆ ★ ☆ ☆ ★ ☆ ☆ ★ ☆ ☆ ★ ☆
一つ、重大なミスをしちゃいました><;;
キアとどらの会話の方が先だったんです。。
それからアキの過去の続き、だったのですが順番を間違えました;;
一応、繋がるようにしたのですが、ヘンなところがあったらゴメンナサイm(__)m

ピゅナ6/6 16:26:212221cfhkXqJLMey.I||299
前回レス下さった
森っつさん*アートさん*花枕さん*シェーラさん*メイちゃん*ぷっちさん
アーヤさん*いおり♪さん
ありがとうございました^^感謝☆感謝ですw
☆ ★ ☆ ☆ ★ ☆ ☆ ★ ☆ ☆ ★ ☆ ☆ ★ ☆ ☆ ★ ☆

いおり♪6/6 16:28:512184cfLLIShuLI3Y6||966
大丈夫です!全く変なところはありませんでした。とっても面白いです!

アート引っ越しセ6/6 16:44:442191cf1GD1ZPJ.Mqo||311
一気にすごい進みますね!
尊敬します!

mei☆6/6 16:51:42191cfBZs1ZQElas.||96
ちゃんとお話になってます〜^^
今回も面白かったww♪
次も頑張ってね☆

ぷっち6/6 16:52:282225cfAgFFjMiEqME||217
やー!!!
面白いなァ・・・
ついでに
ぷっちさん=ぷっち(ぷちゃ・ぷっちょん)
でおkですww

リンリン6/6 18:59:422192cf7ErwugDvzTo||591
ピゅナさんはやっぱ素敵だぁ!!www
私が予想してることと全くストーリーが違うもん(´・ω・)
次回も予想するぞぉ〜おぉ〜w

アーヤ6/6 21:27:32227cffDsON63L76g||138
全然大丈夫だと思います。
やっぱり予測不能の展開ですね〜。
一気に読んじゃいました^^

花枕6/7 17:36:122202cf7BHY/H9BB5M||483
おもしろすぎですっっ!!
はぁ〜・・・(*´∀`*
私も小説書くの上手くなりたいです・・・><
展開がものすごく気になります!!
続きがんばってください!!

有芽6/8 21:15:522182cfD2WKtSEYqq6||785
まってましたぁw

やっぱおもしろいッスねー。
このシリーズw
早く続き読みたいww

ピゅナ6/8 22:56:42221cfHPNxlb72IhQ||787
レスありがとうございます*´ω`)
さっそくまたレス返ししちゃいます♪♪

いおり♪さん>>よかったです^^違和感ないか心配だったので・・^^;
        そういってもらえて、凄く安心しましたw

アートさん>>一応、この章は最初から最後まで考えてあるので^^
       一気に進むもう一つの理由はワードで書いているからなのです♪

ピゅナ6/8 23:2:582221cfHPNxlb72IhQ||24
メイちゃん>>わぁ〜、良かったですww(´ω`)とっても嬉しいです〜(*>ω<*
       お話したいので今度またメイちゃんのホムチャお邪魔します〜♪

ぷっちさん>>いいのですかぁ〜!名前!!
       じゃあ、ぷっちょん(カワイイw)って呼ばせてもらいますww
       私も呼び捨てOkです^^

リンリンさん>>おぉ〜!一体リンリンさんはどんな予想を立ててくれているのか
        凄く気になりますwwリンリンさんの応援、心強いです〜(*´ω`)

ピゅナ6/8 23:9:542221cfHPNxlb72IhQ||314
アーヤさん>>ひゃ〜wありがとうございます♪♪
       将来小説かもいいカナ?なんて思っているんで、そう言ってもらえると
       すっごく嬉しいです〜!!

花枕さん>>わわ〜〜〜www嬉しいです♪ありがとうございます(*´`*
      続きもじゃんじゃか書きたいのですが・・。
      お祭りに夢中になっております。。(`д´)ダメジャン!!
      出来るだけ、はやく更新できるよう努めます!

ピゅナ6/8 23:13:332221cfHPNxlb72IhQ||743
有芽さん>>待たせちゃってました〜w^^;;
      続きも書きたいのですが、ちょっと更新遅れちゃいます><
      あとあと!ホムチャを近いうちに許可しちゃいますので
      是非是非いらして下さい〜^^ナンバーは61339です


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