755 | 舌、引っこ抜くぞ!続いてしまった;; | 春巻行者 | 6/6 19:41:15 | 2101cfPts7SluXurQ |
「よっち!大丈夫か?!」 「……ぁ…」 また私はちょっと、どっかの世界へ行っていた様で、信之助の声で覚醒した。 そして、私は言葉にならない声で答えた。 「多分、お前のとこに来る途中で、…事故った」 「………………」 (ガッ!) 何の音? ああ、携帯が床に落ちたんだ…。 私の頭の中、加えて身体中の神経がマヒした様だ。 (何も考えたくない……) |
春巻行者 | 6/6 20:3:9 | 2101cfPts7SluXurQ||501 | ||
昨日約束したじゃん…。 昨日の今日で会えなくなるドタキャンなんて、絶対!許さない!! でも、その時の自分には、そんな事を思う余裕すら無くしていた…。 信之助が、私の落とした携帯から何か喋ろうとしているのだって、知らない。 ほっとけ、そんなもん。 涙が、ぽろぽろという擬音がぴったりな感じに…溢れ……出てき…た………。 私の頭の中は、「尚との思い出」「尚の死」がごたまぜになって、ホント分けわからん。 日本語だってかなりオカシイぃ。 (もう、言葉使いだって女らしくするし!いちいち、は?とか言ったりしない! …だから、……だから!) 「…も、ゥ…ソ、だって…言って………」 |
春巻行者 | 6/6 20:9:45 | 2101cfPts7SluXurQ||976 | ||
「う・そv」 ひぇ? いきなり後ろから、顔を中心に抱きつくように、包まれた。 「泣かせちゃったね…」 「………………」 「…悲しかった?」 「………尚…?」 今度こそ本当に分けが分からなかった。 「フフv」 嫌な感じに笑いながら抱き着いて来るヤツの方を、振り向いて見た。 |
春巻行者 | 6/6 20:16:29 | 2101cfPts7SluXurQ||389 | ||
それは、信之助が「…尚が死んだ」と連絡してきた時、その死んでいるはずの男だった。 そいつは、ガキの様にとても楽しそうに、シニカルな笑みを浮かべている。 「……びっくり?」 「……………?!」 「目元、腫れてるよ?」 「……………」 「…フフv次はそっちがイタ電? あ、でも電話じゃないっか〜v」 いかにも楽しそうにそいつは喋くってる。 …何なんだよ、一体。 |
春巻行者 | 6/6 20:25:4 | 2101cfPts7SluXurQ||580 | ||
「…死んでないの?」 私は自分の手を、確かめる風に、尚の手やお腹らへんを、何度も行きつ戻りつさせた。 「死んでたらココに居ねって」 「ふ〜ん…」 「納得かい?」 「びみょー」 何か、何処かに引っかかるものが…。 あ!信之助!!…もしかして……もしかして。 「ははvゴメンね」 案の定、玄関から出てきたし……。 |
春巻行者 | 6/6 20:31:25 | 2101cfPts7SluXurQ||359 | ||
「どういう事?!」 「だからぁ、う・そ」 その言い方が余計、腹立つ。 今の私は大変、御立腹なのですよ…。 「経緯を言ってほしいんですけど……」 「…あ〜、一昨日の夜にさ、俺と尚で飲んでて、そんでちょっと騙してみようよ的なのりに……ね?(顔、怖いって;BY信之助)」 「計画犯?」 「……まあ」 「………んな」 |
春巻行者 | 6/6 20:39:19 | 2101cfPts7SluXurQ||107 | ||
「「え?」」 「ふざけんな……」 「いや、…あの」 先ほどのおちゃらけた雰囲気と違い、二人は気まずい感じに陥ったようだ。 何故って? それは私が乾いたはずの涙を、また流し始めたから。 「………ゴメン」 「…ごめんね」 「…………」 私は俯いたまま、何も言わずに涙を流し続けた。 だって、…だって普通はさ、自分が一番に愛する人を亡くしたなんて騙されて「あら、そうですか」なんて絶対言えないよ…。 |
春巻行者 | 6/6 20:51:17 | 2101cfPts7SluXurQ||144 | ||
「………ヒック……ヒック」 思いっきり、私がしゃくりをしながら泣いていると、尚が私の頭を、尚の胸元へと押し付けた。 プラス、背中をトントンと叩いて、落ち着かせてくれようとしてもくれた。 「…こんな反応が返ってくるとは、思わなかったんだ。……ごめん」 私は次第に、しゃっくりが止まって、元通りの呼吸を取り戻した。 「ホントに、ホントに悲しくて、胸が…張り裂けそうで、私も尚と一緒に死んでしまいたかったよ……」 どうしてだろ?こんな時には真っ直ぐな気持ちを、ちゃんと言葉で伝えられる…。 |
春巻行者 | 6/6 21:3:42 | 2101cfPts7SluXurQ||56 | ||
私と尚は、傍で見ている音井信之助をほったらかしにして、ちょっとしたラブシーンと繰り広げていた…。(ハズッ! 「…もう、帰ってOK?」 「………ダメ!!」 私は、既に玄関へと足を運ばせようとしている信之助を制止した。 ちょっとイチャこいてて忘れてたけど(ぇ)、よく考えたら尚も実行犯じゃないか! 尚の所為で涙流したんだぞ…。 御立腹だったハズの自分を呼び戻して……、 (ギロッ) 二人を睨みつけてやると、軽く肩をすくませている。 フッフッフッ、私がキレたらどうなるか…分かってる? |
春巻行者 | 6/6 21:7:41 | 2101cfPts7SluXurQ||771 | ||
『嘘吐きは、舌を引っこ抜いてやる!!』 その夜は、家を飛び出した尚と信之助の二人を追っ掛けて、町中を鬼ごっこしました。 (…おかげで、朝っぱらから、身体が筋肉痛で……痛ッ!) −−−−おはしv−−−− |
春巻行者 | 6/6 21:12:19 | 2101cfPts7SluXurQ||252 | ||
終わったけど…びみょ。^^; 無駄に長いし……。 またレス全然無かったらどうしましょ?……(涙; ダメ出しでいいから!レスプリーズ!!☆ (730に一番目アルョ)見てやって下さい;↓(ヘコリ |
ルックス | 6/7 3:54:27 | 2022cfnZr2UPTaOUI||723 | ||
なかなかいいストーリーですねw これからも頑張ってください! |
一 | 6/7 18:1:26 | 2202cfPyMuqVRJKrw||522 | ||
おぉ! みました! 面白かったです! また ぜひ書いてください! |
春巻行者 | 6/7 22:58:28 | 2101cfPts7SluXurQ||800 | ||
レス、ありがとうですv 事故満足なものに(ヘタの横好き)お付き合い下って、 かなり嬉しいです☆(VIVAハッピ〜♪ |
かりんとう | 6/8 16:22:43 | 2182cfpQmnJ0H85Vo||233 | ||
題名を見て思わず笑ってしまった。ゴメンナサイ。 面白いですね^^ 頑張ってくだサイ! |
特殊文字 by.チビファンタジー |