7671 | Freewind | 夢観士 | 2/12 22:54:5 | 2222cf.dRNbOALyK. |
ようやく所属校の入試も終わりました。 これから書き始めますよ。 ではでは・・。 |
夢観士 | 2/12 22:54:28 | 2222cf.dRNbOALyK.||639 | ||
煌く星空。 陽子は窓の外に広がる異世界を眺めていた。 どうしてこんなことになったのだろうか。 その答えはまだ出ていない。 そして・・帰ることが出来るのか、それもまた謎である。 |
夢観士 | 2/12 23:7:20 | 2222cf.dRNbOALyK.||653 | ||
「何ボーっとしてんだ?」 ノノが不意に声をかけてきた。 「明日は早いんだ、学者のガキが絶えられないくらいにな」 「・・・私の話、何処まで信じてくれてますか?」 「一つも信じてねーよ、・・そんな事間に受けてたら牢屋にいる奴等の言い訳信じて釈放しなきゃいけなくなる」 「そう・・」 「でもな、オレはお前の事好きだよ」 |
夢観士 | 2/12 23:7:39 | 2222cf.dRNbOALyK.||634 | ||
「・・ぇ?」 「へへ・・学士にしては、な」 「・・ノノは・・どうして学士?とかを嫌うの?」 「・・・・、奴だ」 「へ・・?」 「ブライアン。あいつに親を殺された」 「・・・!」 |
夢観士 | 2/12 23:7:59 | 2222cf.dRNbOALyK.||359 | ||
「裁判でな・・嘘の証言をしたんだ。オレは元々農兵の家系だから・・この国では頭の良い奴ほど上にのし上がるシステム。なら当然どちらの言う事を信じる?」 「学者・・」 「そ。農民と兵士の混血より頭でっかちの学者の方を信じるんだよ・・」 「ごめんなさい・・」 「過ぎた過去だ。オレにとってそんなもんどうでもいい、・・興味があるのはどうすれば奴に復讐できるか。それだけだ」 「・・・・・ノノさ・・」 |
夢観士 | 2/12 23:8:15 | 2222cf.dRNbOALyK.||761 | ||
「さん付けはよせって言ったろ?・・オレはあの日から女を捨てたんだ。・・さ、早く寝ろ・・」 「はい・・お休みなさい」 「・・・・ん」 そう言うと陽子はノノの横で深い眠りについた。 ・・恋しい我家の夢を見ながら。 |
夢観士 | 2/12 23:8:28 | 2222cf.dRNbOALyK.||365 | ||
寒気と断続的に聞こえる金属音、それで陽子は目を覚ました。 ひんやりした空気が漂っており長袖の制服でも少し寒い。 自分達の世界でいうのなら5時かそこら辺だろう。 だが、ノノは既に鎧を着込み剣の手入れをしていた。 「ん・・。意外だな、・・起きたか」 「・・はぃ・・」 「そこに水桶がある。顔を洗え」 |
夢観士 | 2/12 23:8:42 | 2222cf.dRNbOALyK.||140 | ||
ノノは手入れをしつつ隅に置いてある桶を指差した。 陽子はそれに従い眠そうに足を運ぶと冷たい水で顔を洗い始めた。 全て抜け落ちていた。 昨日までのモヤモヤは寝ている間に無くなってしまった。 帰れるという希望があるからだろうか。 だが不思議だ、殆んど覚えていない。 故郷、友との思い出、母の顔さえも。 ・・だが陽子はそれには気付いていなかった。 自分が元の世界の記憶を失いつつある事に・・。 |
夢観士 | 2/12 23:8:58 | 2222cf.dRNbOALyK.||525 | ||
「準備はいいな?」 「オレはOKだ」 「はい!」 「・・・・・」 「よし、では行こう。死狂の森に・・」 4人は出来るだけの装備と馬に乗り、狂える死者の蔓延る森に向かっていった。 |
夢観士 | 2/12 23:9:28 | 2222cf.dRNbOALyK.||743 | ||
「・・・注意事項を話しておく」 ラインが少し後ろを振り向き話を続けた。 「これからヨウコが倒れていた場所に向かうが・・そこは獣人の領域に近い、ついたは良いが周りが敵、という事にだけは注意してくれ」 「あぁ、奴等か・・」 「獣人?って・・なに、ノノ?」 「・・・そのまんま。獣と人を足した姿をしてる奴等だ。とても好戦的で大概の者は戦士に。力が無く同族から認められぬ者は・・奴隷、或いは・・慰み者となる」 |
夢観士 | 2/12 23:10:1 | 2222cf.dRNbOALyK.||873 | ||
「慰み者・・?」 ノノは珍しく顔を赤くし、ラインは無表情で固まりサレイントは布に顔を埋め始めている。 「お子様は知らなくていい。とにかく、潜伏は奴等の十八番。周りには十分気をつけろよ、やつらは武器も扱えるしな」 「・・お子様じゃないんだけどな・・」 「・・・・・・見えた・・!」 「いつ見ても・・・寒気がするな」 「・・当然死狂もいる。各自注意しろ、死んでいるとはいえ知能も持ち合わせている。協力して襲い掛かってくる」 |
夢観士 | 2/12 23:10:38 | 2222cf.dRNbOALyK.||921 | ||
「ま、奴等はオレに任せろよ、本職だからな」 「ああ、期待してるぞ、ノノ。サレイント、お前は・・」 「獣人なら任せろ。・・獣が混じっているとて、人間が残っているなら・・殺れるさ」 「・・・・ね、ノノ?」 「ぁん?」 「サレイントさんて・・」 「・・奴はラインの親父の影。正当な報酬さえあれば何でもする・・いわば何でも屋だ。・・職は・・アサシン・・」 「アサ・・?」 |
夢観士 | 2/12 23:11:13 | 2222cf.dRNbOALyK.||724 | ||
「簡単に言うなら暗殺者だ、それも凄腕のな。・・ま、人に恨みは作らないほうが良いぜ」 (・・ノノさんが一番作ってそう・・) (お前が一番注意すべきだろ・・) (・・・・カーディス辺りから依頼が来そうだな) 「・・さてと、馬は此処に置いていこう。奴等は森からは出ない・・これだけ離れていれば帰ったときには馬が無い、なんて状況にはなるまい」 |
夢観士 | 2/12 23:11:50 | 2222cf.dRNbOALyK.||793 | ||
森の入り口まで来たとき、ノノが陽子に小声で話し掛けた。 「ふぅ、ヨウコ!」 「はぃ?」 「こいつをやる、いざと言う時使え」 ノノは陽子の手の中に小さなナイフを握らせ背中をポンと叩いた。 「ま、オレがいれば平気だ」 |
夢観士 | 2/12 23:12:9 | 2222cf.dRNbOALyK.||625 | ||
周りは赤ばっかりだ。 葉の色も、草も、・・そして土までが赤く見えてくる。 「・・おかしいな?」 「そうだな・・、確かにおかしい」 「何が・・ですか?」 「森に入って数時間。死狂に出くわさない・・奴等の策か?」 「腐れ野郎め・・そうだとしたらどんどん知恵をつけてやがる」 「ノノ、昨日はどこら辺だった?」 「・・もうチョイ先だ。死狂薔薇の咲いてる真っ只中・・」 「・・・・!」 |
夢観士 | 2/12 23:13:7 | 2222cf.dRNbOALyK.||785 | ||
ノノの口を封じ、サレイントが全員を地に伏せた。 「なんのつもり・・」 「・・・・静かにしろ。来てる」 「・・・獣人か・・ちっ・・」 「此処で待っていれば見つかるのは時間の問題だ。今日は退いた方がいいと思う」 「そうだな、いくぞ。奴等に見つかる・・」 |
夢観士 | 2/12 23:13:41 | 2222cf.dRNbOALyK.||947 | ||
全員の動作が止まった。 紅い服を着込んだ男女数名に取り囲まれていたのだ。 鼻が無く、変わりに犬や猫のような形の黒い鼻がつき髪の毛からは耳が生えている。 ・・獣人達だ。 「さ・・サレイント!これは一体・・」 「くそ・・臭いを誤魔化したうえに服まで変えてるとは・・獣如きに油断した・・」 「・・縛り上げろ。我等を獣呼ばわりする輩は許さん!」 金髪の獣人が他の者に命令を出している。 どうやら彼女が指揮をとっているようだ。 |
夢観士 | 2/12 23:14:6 | 2222cf.dRNbOALyK.||713 | ||
「どうなるのかな・・?」 「おぞましい獣が考える事だ・・どうせ喰うんじゃねぇか?」 彼らが腕に木のツルを巻き始めた、拘束具として使っているらしい。 「・・・イタタタッ・・」 「く・・」 全員を縛り上げると獣人たちは陽子達を軽々と背負い森の奥へと進んでいった。 しばらく進んだ頃であろうか、急に列が歩みを止めた。 |
夢観士 | 2/12 23:14:40 | 2222cf.dRNbOALyK.||235 | ||
「・・奴等だ」 「隊長!応戦しますか?」 「死者如きに構う時間は無い、粉を使え。・・・勿体無いが捕虜にもな」 「・・はっ!」 兵士達が慌てたように各々の懐から白い袋を取り出し始めた。 中には薄ピンクの粉が入っており陽子達も入念に粉を塗された。 「さあ進むぞ・・。音はなるべく立てないように!」 隊長と呼ばれた先ほどの金髪の獣人が号令をかけると兵士達はまた陽子達を担いで更に奥に向かっていく。 |
夢観士 | 2/12 23:15:2 | 2222cf.dRNbOALyK.||628 | ||
「・・どうやら、これが臭い消しの様だな・・」 サレイントがボソッと呟いた。 ノノが自分の顔についた粉を少し舐めてみた。 「・・へぇ・・なるほど、死狂の血の味がする」 「仲間の臭いなら襲わない、か。知能の低さを上手く取ったようだな」 「んな・・呑気な」 「貴様等五月蝿いぞ!少し黙れんのか!」 兵士に喝を入れられてようやく黙り込んだ。 行軍は森の奥まで進んでいく・・。 どうやらこの調子ではまだまだつかないようだ。 |
夢観士 | 2/12 23:16:36 | 2222cf.dRNbOALyK.||537 | ||
今回は此処で終了です・・・。 色分けは多分成功したと思います。 ですが・・最後の終わり方。 ホントはまだ書くつもりでしたがネタが出てこなかったんですよ^^; というわけで今回もお見逃しくださいw では、意見等ありましたらお願いします・・。 |
アリアンナ | 2/13 16:39:26 | 2111cf36Z.PFxmkNA||134 | ||
陽子たちこわくないんだろか? でも、ノノとラインとサイレントの根っから戦士みたいな冷静さもスキです☆ 入試お疲れです 入試前に書いておられたとは!! 今更ですが・・・ 名前の読み方教えてください ユメミシ?ムカンシ?ですか? 贔屓にしてます 続き楽しみです! |
夢観士 | 2/15 9:43:10 | 2222cf.dRNbOALyK.||51 | ||
>アリアンナ様 恐らく陽子は無茶苦茶怖いです。 それ以外の3人は恐怖心ありません、きっと^^; 入試前に書いたのに幾らか継ぎ足して今回出させてもらいました。何やってるんでしょう(ぁ 読み方・・。 適当にむかんしのほうでw(ぉぃ (・・・・適当に漢字くっつけたとはいえませんw(ぁ) 御感想有難うございました。 |
アリアンナ | 2/15 22:11:19 | 2111cfdbyjYDFfkg.||242 | ||
だって死狂の血が顔についてるんですよ! そこが怖そう・・・ 適当・・・ですか じゃあ、夢(ユメ)様で(ダメ? でも夢を観る士ってかっこいいですね 後、あたしに関してですが こちらが読ませて頂いてるのに「様」がついてるのは心苦しいので・・・ タメでOKです |
夢観士 | 2/16 23:15:30 | 2222cf.dRNbOALyK.||757 | ||
>アリアンナs これでいいですかね^^; そうですね・・。それを平気で使っちゃってる獣人たちもどうなんだろうとか思ったりしてました、書いててw はい、OKですw ではでは、返信有難うございました。 |
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