7824 | Freewind | 夢観士 | 3/4 22:37:25 | 2222cf.dRNbOALyK. |
漸くアイデアが浮かんでの投稿です。 ・・前回の宣言が無駄に;;(ぁ では、書き始めます・・。 |
夢観士 | 3/4 22:38:0 | 2222cf.dRNbOALyK.||222 | ||
「・・・・・」 その人物は崖の上にいた。 黒い鎧で全身を固め燃え盛る獣人の村を無言で見守っている。 「・・あの娘?」 黒鎧は不意に声をかけられ後ろを振り向いた。 水色の服を着た軽い身なりの女が立っていた。 黒鎧はいかにも、とでも言うように無言で頷いた。 「どう思う?」 「・・・・・」 黒鎧は大暴れしているカマキリを指差し答えた。 「奴を止められたら力は本物だ。警戒しろ」 |
夢観士 | 3/4 22:38:27 | 2222cf.dRNbOALyK.||582 | ||
「おかしいだろっ!」 ノノは剣を構えなおして突っ込んでいく。 途端2本の鎌が振り下ろされる。 うまいことよけると胸に当たる部分に思いっきり刃をつき立てた・・・つもりだったが剣の刃は軽く弾かれてしまった。 「・・・なんて硬度だ・・この種で此処まで硬いとは・・」 「ったく・・俺の剣も刃がかけてきてるじゃねぇか・・・」 「肝心の腹もあの硬さでは・・・私の弓も無駄か」 「・・諦めるなよ・・」 ノノはォィォィというようにフェルジュに突っ込みをいれた。 |
夢観士 | 3/4 22:38:52 | 2222cf.dRNbOALyK.||64 | ||
「とはいえ、大分動きは鈍くなったんじゃないか?」 「そうですよね・・はじめの頃に比べて・・幾分か・・」 勿論疲労から来る鈍さである。 「今のうちに奴に一撃は与えたい」 「とはいえ・・奴は物理攻撃に関して耐性がありすぎる・・」 「魔術は・・どうだ?お前達人間の得意技だろう?」 「生憎、魔道を極めるには学士になってからなんでな。俺は使えない」 「私も・・使えないです・・」 |
夢観士 | 3/4 22:39:18 | 2222cf.dRNbOALyK.||859 | ||
「・・俺が使える」 「・・?お前、魔術なんて?」 「影として働く上で必要だ、出来れば使うなといわれているが・・仕方あるまい。援護してくれ」 「賭けるぜ、サレイント」 ノノは剣を構え、先行するべく走り出した。 「・・わかった、では私も向かう、フェルジュ。頼んだぞ」 「・・ああ」 フェルジュの返答を聞くとラインもノノのあとに続いた。 |
夢観士 | 3/4 22:39:25 | 2222cf.dRNbOALyK.||798 | ||
陽子はサレイントのほうを見てみた。 いまや彼の身体は白い光で包まれて大変見えにくい。 足元には魔方陣とでも言うのだろうか、難しいっぽい図形のような物が浮かび上がっていた。 「すご・・」 「出任せではない様だな・・・」 フェルジュは矢を放ちつつこの光景を横目で見ていた。 |
夢観士 | 3/4 22:39:40 | 2222cf.dRNbOALyK.||123 | ||
「・・・・・・!」 「なんなの?あの光は?」 「・・身体が痺れる・・」 「・・っ・・消滅の陣・・。まだ生き残りがいたとはね・・殺るの?」 「相当な使い手だ、貴公は報告を。・・・久しぶりに会いたい者もいる。私が試してくるとしよう」 「・・そう、じゃあ・・任せたから」 水色の服の女は身を翻すと紅い森へ入っていった。 黒鎧はそれを確認したあと、間をおいて崖の上から剣を携え飛び降りた。 |
夢観士 | 3/4 22:40:12 | 2222cf.dRNbOALyK.||582 | ||
「・・・・」 依然としてサレイントは沈黙を続けていた。 しかし、光は確実に強まっているのが目に見えて分かる。 「まだか!?」 「あと少しだ!そいつの気を引き続けろ!」 「・・泣ける」 「愚痴っても仕方あるまい。もうひと踏ん張りのつもりでいくぞ」 「りょーかい・・」 |
夢観士 | 3/4 22:40:33 | 2222cf.dRNbOALyK.||347 | ||
カマキリはいつまで経っても自分の物にならない獲物に苛立っていた。 口をカシャカシャ言わせて鎌を打ち鳴らしている。 目の前の剣士2人は強い、攻撃が弾かれてしまう。 ・・・あれだ。 カマキリは急に方向を変えると真っ直ぐ陽子達の方へ向かい始めた、異常な速さだ。 「ちっ・・気付かれた!」 「急げ!」 二人は方向転換してすぐさま追うも人間の足では追いつけない。 |
夢観士 | 3/4 22:40:47 | 2222cf.dRNbOALyK.||406 | ||
「・・・・エリーナ!」 「・・なんですか?」 「逃げろ、私たちで止める」 「・・でも・・」 「これでも獣人の戦士だ。・・戦士は戦場で死ぬのが本望だ。それに負けると決まったわけではないだろう?」 「・・・感動の場面を邪魔して悪いが・・」 サレイントが少し口を緩め笑みを浮かべると右手を突っ込んでくるカマキリに向けた。 「これで終わりだ」 |
夢観士 | 3/4 22:41:2 | 2222cf.dRNbOALyK.||323 | ||
一瞬周りが歪んだように感じた。 強烈な光で周りが異常に暗くなっている。 途端カマキリの周りを細長い蛇のような物が取り囲み始める。 サレイントの右手から次々出ている物体だ。 カマキリはそれらを切り裂こうと突進を止めてぶんぶん鎌を振り回すも空を切るのみだった。 光がカマキリの身体に次々入り込んでいく。 苦しそうな嗚咽を上げ、カマキリはもがいている・・・次の瞬間、でかい叫び声と共に人間でいう上半身とでもいうのだろうか。 胸から上のパーツが黄緑の体液と共にあたり一面に飛び散った。 |
夢観士 | 3/4 22:41:19 | 2222cf.dRNbOALyK.||624 | ||
皆無言だった。 あまりにもグロテスクなシーンに驚いたのと今垣間見た不思議な力の両方に驚いていたのだ。 「・・・・お見事」 その静寂を掻き消したのは男の声だった。 森の奥から黒い鎧を身につけ片手には剣を携えた剣士だった。 「・・・・!」 |
夢観士 | 3/4 22:41:43 | 2222cf.dRNbOALyK.||177 | ||
「久しぶりに身体が痺れた、感謝するよ。最近貴公のような強者に会っていないのでな」 「・・あんた、誰だ?」 「お前の口から・・その言葉が出ようとは、嘆かわしいものだ」 「どうでも良いが・・貴様は・・魔の手の者だろう?」 「・・・・いかにも」 「ふむ、・・で、どうするつもりなのだろうか?余程の手慣れと見るが、幾らなんでも多勢に無勢ではないだろうか?」 |
夢観士 | 3/4 22:42:17 | 2222cf.dRNbOALyK.||638 | ||
「貴公たち全員を相手にするのは容易い、・・私の勝ちであろう」 「んだと?・・・おもしれえ真っ黒野郎、やってみるか?」 ノノは黒鎧の前に立つと剣を構えた。 「・・愚かだな、ノノ。・・お前、斧はどうした?」 「・・・?・・斧は・・大切な人を斬った、だからそれ以来使ってない」 「大切な人・・か。・・火急の用ができた。いずれまたあいまみえるとしよう」 |
夢観士 | 3/4 22:42:33 | 2222cf.dRNbOALyK.||661 | ||
黒鎧はそう言うと剣を地面に突き刺した。 すると黒鎧の身体がどんどん地面に沈みまり始めた。 「逃げるのか?」 「・・お前は弱い、対等の強さになったときでないと面白くない。それまでお前の身体に命を預けるだけのこと・・」 身体が地面に埋まり完全に消えたころ、もう一度黒鎧の声がした。 「そのときは・・貴公達とお前。全てを根絶やしにしよう・・」 |
夢観士 | 3/4 22:44:36 | 2222cf.dRNbOALyK.||774 | ||
今回終了です・・。 最後にミスった;; もう一度書くのもめんどくさい・・(ぉぃ というわけで自己修正お願いします(黙 では、次回・・。 今度こそ20スレ目丁度にw |
夢観士 | 3/4 22:48:55 | 2222cf.dRNbOALyK.||76 | ||
人物補足 ミク・フェルジュ 獣人の若き女戦士で獣人戦士団を率いる隊長。 族長であるオルガの孫。 ミク、と呼ばれるのが嫌いで下の名で呼ばせる。 イメージとかけ離れた名前だからだそうだ。 実は普段の性格を作っており一人のときやお爺さんの目の前だと口調が緩む。 慌てたときや予想もしなかったときにも思わず口調が緩んでしまうのが悩みの種。 得意武器は弓矢。百発百中の腕を目指して特訓中らしい。 |
夢観士 | 3/4 22:51:20 | 2222cf.dRNbOALyK.||470 | ||
黒鎧 全身を真っ黒な鎧で固めた素顔の見えない謎の男性。 何事にも動じない性格で物事を率直に言う。 ノノと何か関係があるようだがノノ自身はそれに気付いていない。 |
夢観士 | 3/4 22:52:52 | 2222cf.dRNbOALyK.||368 | ||
水色の女 黒鎧の仲間。 細身剣を扱うフェンサーであることだけは確か。 |
アリアンナ | 3/5 10:3:27 | 2111cfCtYt7fLVaNM||420 | ||
人物紹介をみて、 フェルジュって意外と可愛いと思ってしまいました サイレントって強いんですね 魔法複雑そうです ノノの過去が気になります 続き待ってます |
メアリ〜 | 3/5 11:35:8 | 1251cfB7EvzxfFn7E||559 | ||
面白かったです! こういう冒険物語が、結構スキなんです。 そして、主人公に秘密が…っていう設定があるともう…(どうした これからこのお話がお気に入りになりそうです。 早く続きが見たいです♪ |
夢観士 | 3/6 19:23:27 | 2222cf.dRNbOALyK.||905 | ||
>アリアンナs フェルジュは個人的に思い入れの強いキャラの1人です。 この前に予定していた小説の主人公でもありました(口調はぜんぜん違います サレイントさん、何処となく魅せる場面が少ないかな?という理由で物語の進行に強く絡ませようとキャラ案をボツにして重要な役においてみました。 ノノの過去についてはこの話書く前から決まっていました。 ですが解き明かすのは大分あとかな・・と考えております。 御感想有難うございました。 |
夢観士 | 3/6 19:27:57 | 2222cf.dRNbOALyK.||568 | ||
>メアリ〜s 御感想有難うございます。 主人公・・に秘密があるといえばあるのでしょうか? 一話め消えているのでURL乗せられないのが残念です;; 今現在猛烈な勢いでネタ出ししております、もう日が昇っている間も考えちゃってます。 このままだと変な人になっちゃ(ry 御感想有難うございました。 |
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