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7884第十話−本体−3/11 23:39:272202cfflaWz7oZhNA
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第九話−脱獄−  http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7863.html

第十話−本体−

3/11 23:39:492202cfflaWz7oZhNA||587
『すげぇ建物だな。』
まず、最初にオレが口を開いた。
”管理者”の建物はヴァンパイアが出てきそうな建物だった。
『何処の”管理者”もイカれた連中ばかりだ。』
ルアドがクックッと笑っている。
『さて、入るか。』
と、ローウェンが門を開き、更にドアを開け、城のような建物に入っていった。
『流石魔物殿』
ルアドが皮肉を込めて独り言を言った後、ローウェンに続いた。
しかし、ゾッとする城だ。
何か嫌な予感も・・・
いや−思考になってては駄目だ。
オレは覚悟を決め、城に入った。
”バタン!”
大きな音を立て、扉が閉まる。
皆が即座に後ろを向く。
すると、扉がない!

3/11 23:40:312202cfflaWz7oZhNA||761
『おい。ここ誰が”管理者”だ?』
ルアドがローウェルに聞いた。
『・・・。私には元々運が無い・・
どうやら、バロウンが管理者のようだ・・・』
ルアドの顔色が変わるのがわかった。
『くそっ!!出るぞ!逃げるぞ!』
ルアドが狂ったように、扉があった、壁をたたく。
オレにはまったく状況がわからない。
『おい、バロウンって誰だ?
扉が消えたのは驚いたが、目の前には、
”目隠しシルクハットさん”が居るから
不思議ではない。』
オレが冗談を込めて、ローウェンに言ったが、笑わない。

3/11 23:40:472202cfflaWz7oZhNA||949
暫く黙っていると、静かに話し始めた。
『奴は・・・バロウンは、この魔界の中でも、
五つの中に入るほど、残虐で、恐ろしく、
そして強い・・・』
ローウェンが話し終わると、ルアドも大人しくなった。
『どうする・・・』
ルアドが世界滅亡の数時間前の様な顔で、オレ等に話しかけた。
『バロウンに会う他無いだろう。』
ローウェンが静かに答えた。
『オレも同感だ。
ローウェンの言うとおり、会うほか無い。
ここで、餓死するのはごめんだしな。』

3/11 23:41:422202cfflaWz7oZhNA||606
オレ等は正面の扉を開いた。
部屋には、一匹の魔物がいた。
『バロウンはナルシストとしても有名だ。
自分が偉いと思い込んでる。』
ルアドがボソリと耳元で呟いた。
目の前の魔物が口を開いた。
『バロウン様は、貴様等を歓迎してくださっている。
だからこそ、我等を向かわせたのだ。
我名は、シャル。バロウン様を守りし兵だ。』
魔物の姿は、体は真っ黒・・
影のようだ。目だけが、黄色く、顔らしき場所に二つある。
『様・・・流石、バロウン・・とでも言ったところか。』
ローウェンは、そう呟くと猛スピードで、シャルに向かった。
そして、長い爪で、一気に斬りかかった。
しかし・・斬れていない!

3/11 23:42:102202cfflaWz7oZhNA||489
『影・・・こういうのは、本体を−』
とルアドが話しかけたが、途中で止めた

シャルが、後ろから攻撃してきたのだ。
ルアドが悪態をつき、槍で防いだ。
が、槍が折れてしまった。
『ルアドォ!!』
ローウェンが何かを投げながら、叫んだ。
ルアドが走ってそれをキャッチし、
それで防ぐ。
鉄の槍だ。
『ローウェン。オレにもくれないか?』
オレがそういうと、猛スピードで走ってきて、
オレにナイフを渡すと、
『私達が、奴と交戦する。
その隙に、奴の本体を探せ!』
それだけ言い残すと、ルアドにかけより、戦い始めた。

3/11 23:42:482202cfflaWz7oZhNA||493
しかし、こんな広い部屋の何処に、”本体”があるのだろうか?
暫く目をこらす。
何も起きない。早くしないと、ローウェン達が、ヤバそうだ。
床に隠れているのか?隅から刺すか?
壁か?天井かも・・・?
頭が混乱してきた。隠れている本体を探せだなんて・・・
ローウェン達は、相変わらず戦っている。
・・ん?
影に影がある・・・
ルアドがドサッと倒れた。
『ちぃ!』
再び立ち上がり、シャルと戦い始めたが、苦しそうだ。
駄目だ。時間が無い・・・
影に影・・・やはり、本体は影・・・
と考えていたら、すぐそばで、向こうの景色が歪んだ。
ここに何かがいるって事か!?
まずい・・・わからない・・・

3/11 23:43:12202cfflaWz7oZhNA||952
このままでは、ローウェンたちがピンチだ。
オレはそっちの方へ、やむおえず走った。
ルアドは息を切らしながら戦ってる。
シャルの武器は刀だ。
ローウェンが、ルアドに刺さりそうな剣を爪で叩いた。
シャルがローウェンを蹴り飛ばす。
ローウェンが壁に激突し、悲鳴を上げる。
そして剣で刺そうとしている。
ルアドが、必死で阻止しようとしたが、ルアドも蹴飛ばされた。
このままではローウェンが・・・
オレは、無駄だとわかっていたが、シャルにタックルを仕掛けた。

3/11 23:43:212202cfflaWz7oZhNA||900
すると、影の筈のシャルが吹っ飛んだ。
シャルが目を押さえた。
”本体”は目か!
オレはナイフで目を斬ろうとしたが、かわされた。
この魔物強い・・・
オレはそのまま続けて、蹴った。それもかわされる。
謎は解いたのに・・・!
『!』ローウェンがシャルの後ろを見つめている。
それにシャルは気づいてない。
オレは、わざと後ろに下がるような、攻撃をしかけた。
シャルは余裕で避けている。

3/11 23:43:582202cfflaWz7oZhNA||894
オレも息切れしてきた。
それを見て、シャルがニヤリと笑う。
オレは最後の一撃をシャルに当てようとしたが、かわされた。
シャルは刀を宙に上げ、ローウェンの位置を確認する。
ローウェンは下を向いている。そして、ルアドの位置を確認しようとした−
次の瞬間!シャルの目に槍が刺さる。
シャルが悲鳴を上げて、倒れこむ。
その後ろから、ルアドが息を切らしながら現れた。

第十一話へ・・

3/11 23:47:352202cfflaWz7oZhNA||112
こんばんわ。
なんとか、一人目の敵、”シャル”を倒したジェイン達。
しかし、次の部屋には、更に恐ろしい敵が待ち構えている。
ジェイン達は無事に切り抜けられるのでしょうか!

次回は、四天王の、残り三人がドンと、登場します。
なんと豪華な!(実際は、順番にだのがm(ry)

是非次回も見てくださいね。
また、読んでくれた方は、感想を残して頂けると嬉しいです。

3/11 23:49:532202cfflaWz7oZhNA||689
追記.
原稿進行状況・・・最終話、書き終えました。
全、二十五話です。(エピローグ入れると二十六)
いや〜・・・こうなると、暇になっちゃいますね。
次回作でも考えるか。

3/11 23:51:32202cfflaWz7oZhNA||688
煤@ミスハケーン

順番にだのが=順番に出すのが

orz

マサキング3/12 11:23:486119cfZc8QDjedLbo||958
いや・・・、うん。
毎回思う。
なぜ一は・・・小説?がうまいのだ・・・?
いや、ほんと、いつも思う。
こうなると次回が楽しみになりますな。

キーア3/12 11:32:152191cf/cZWdmfTKcw||939
ヴァンパイアが出てきそうな建物ですか・・・フムフム・・
Σおはよう御座いますノシ
といっても、もうお昼ですが・・・

最近またもやINしていなくてですね。
見ていないうちに新しいキャラ増えてるしw
ロー(ローウェン)私結構気に入りましたよ^^

次回も頑張ってくださいね

アリアンナ3/12 22:57:522111cf/.t38Uscv5k||510
あたしの”目隠しシルクハットさん”のイメージは何故か「ハウルの動く城」に出てくる案山子の足つきです。

最初の敵から苦戦してたら、この後大変そうですね
敵もさらに進化するだろうし

シルクハットくんの得意技は武器出し?
それはともかく、かなり不思議な技ですよね

続き楽しみにしてます

3/13 0:0:512202cfflaWz7oZhNA||965
キーア様
おはようございます。
夜ですが(ナヌ

新キャラはドンドン増えて、
ドンドンと別れていきます・・・
嘘ですorz
まぁ少しずつは増えていきますが。

ロー!早速あだ名が・・・
しかし、ローは思いつかなかった(ぇ

では、次回も是非見てくださいね。

3/13 0:4:312202cfflaWz7oZhNA||679
アリアンナ様

案山子さんですか。
僕は、何かのゲームキャラクターをイメージしました。
何だったかは忘れましたが(死

四天王は皆強敵で、次回もボロボロに・・・
それでも、ジェイン達は、世界を救うために突き進みます!

案山子さんこと、ローウェン。
武器はどこから出てくるんでしょうね。
本当に技になってしまいます(ぁ

では、次回も是非見てくださいね。

3/13 0:6:12202cfflaWz7oZhNA||673
マサキング様

どうもありがとう御座います。
絵を描くのが面倒くさくなってきたので、
少し小説を書いてたら、ハマりまして・・・

本当に、これは奇跡ですね(ナヌ

では次回も、是非見てくださいね。

3/13 0:6:412202cfflaWz7oZhNA||74
と、ここで報告。

半引退するので、暫く小説も書けません。
申し訳ありません。


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