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7905第十一話−上級魔術師−3/14 19:12:482202cfflaWz7oZhNA
第一話〜第八話  http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7863.html
第九話−脱獄−  http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7863.html
第十話−本体−  http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-7884.html

第十一話−上級魔術師−

3/14 19:13:292202cfflaWz7oZhNA||241
『見事なチームプレイだな。』
ローウェンがニヤリと此方を見た。
『まさか、本体が近くにあったとは・・・』
ルアドは座り込み、息を切らしながら言った。
そのすぐ近くで、シャルが倒れている。
さっきまでは、”影”だったが本体が出てきたみたいだ。
全身真っ黒で、目が黄色−・・・影からそうは変わっていない。
『フフ・・・凄い腕だ・・・
本体を見つけたのはお前で、五人目。
倒したのは一人目だ。』
シャルが天井を見ながら、ボソリと呟いた。

3/14 19:14:12202cfflaWz7oZhNA||84
『あと、貴様みたいな奴は何人いる?』
ローウェンが、シャルに聞いた。  
『二.三人だろう・・・
それより・・・・三人ともそこに立て。』
と、シャルが”そこに立て”
といった場所を指している。
オレはルアドに肩を貸し、起き上がらせ、
場所に向かった。

3/14 19:14:232202cfflaWz7oZhNA||413
三人集まると、急に体が光った。
他の二人も驚いている。
罠か!?
おい!と叫ぼうとした直前、ルアドが叫んだ。
『おお!?』
ローウェンとオレはルアドの方を見た。
すると、ルアドの傷が治っている!
そういえばオレも・・・・
『バロウン様の命令だ。
負けたら、敵の傷を治せ・・・と・・・』
バロウン・・・確実にゲーム感覚だ。
ゲームのやり過ぎならやめさせないと。
『もう、扉は開くぞ・・・さっさと・・・行け・・』
ジェルが苦しそうに言った。

3/14 19:14:432202cfflaWz7oZhNA||467
しかし、敵の心配はしていられない。
ローウェンは何も言わず、扉へ向かった。
”ギイィィィ”
長い廊下が見える。
『これも作戦か?』
と、ルアドがローウェンとオレに聞いてきた。
『これが作戦だとしたら、バロウンは相当バカだ。』
オレがルアドに言った。
ルアドは、”ケッ”と言うと、再び歩き始めた。

3/14 19:15:12202cfflaWz7oZhNA||799
やっと部屋が見える。
ローウェンが静かに言った。
この人は疲れないのか・・・?
あ、魔物か。
ルアドが扉を押す。
中には、三人の魔物が居た。
姿形、人間にそっくりだ・・・
一番左は、鎧、足鎧を身につけ、剣を握っている。
兜はない。髪は長髪だ。

3/14 19:15:242202cfflaWz7oZhNA||172
真ん中は・・・恐らく女だろう。
着物を着ている。
が、とてもデカい、斧を持っている。
髪は、こいつも長髪だ。

3/14 19:15:322202cfflaWz7oZhNA||392
そして一番右・・・
こいつが一番怪しい。
茶色のローブを着ていて、性別は判断できない。
手を合わせ、ずっと呟いている。
ローウェンも、ルアドもオレと同じように見ている。
と、その時、ルアドが目をカッと開き、ローブの男を見ている。
『どうした?』
ローウェンが、ルアドに聞いた。
ルアドはすぐには答えなかったが、少し後に、答えだした。
『魔術師は数が少ない・・・
その少ない魔術師の中にオレも入っている。
けど、オレは中級魔術師・・・これ位が一番多いだろう。
で・・・・、前に居る奴は・・・上級魔術師だ!』

3/14 19:15:592202cfflaWz7oZhNA||136
十二話へ・・

3/14 19:16:562202cfflaWz7oZhNA||450
また、少しの間ですが、書けません。
ので、今日はスペシャルです!
十二話も載せちゃいます。

3/14 19:17:182202cfflaWz7oZhNA||124
第十二話−勝つ為に−

3/14 19:17:342202cfflaWz7oZhNA||426
『な・・・に・・・?』
オレは薄れた声で、言った。
ローウェンも驚いている。
当然だ。
上級魔術師等、滅多にお目にかかれないのだ。
それが・・・、敵という形で会ってしまっている。
完全に不利だ・・・
『マズいな・・・』
ローウェンは呟いた。
本当にマズい・・・
考えていたら、戦士の魔物が、
『やるのか?』
と、聞いてきた。
『フロウダ・・何聞いているの?
攻めるなら、こっちから攻めた方が得。』
着物の女が、戦士の魔物−フロウダにキツい口調で言った。

3/14 19:17:492202cfflaWz7oZhNA||761
『アルン、早まるな。正々堂々戦ってこそ、勝負というものだ。』
フロウダが着物の女−アルンに言い返した。
アルンはそっぽを向いてしまった。
魔術師は相変わらず無口だ。
『やるしかないか・・・』
ローウェンがボソリと呟き、猛スピードでフロウダを狙いに行った。
『やるなら、先に魔術師を−』
とオレが言ったが聞こえていない。
魔術師が再び、呪文を唱え始めた。
すると、フロウダがローウェンをおもいっきり吹っ飛ばした。
『何!?』
ローウェンは予想外の事態に、床に倒れこんでしまった。

3/14 19:18:332202cfflaWz7oZhNA||536
『やべぇ!』
ルアドが叫んだ。
これが作戦か!
下から、槍が出てくる。
『流石、マルダリー。』
アルンが喜んでいる。
ルアドが、魔術師−マルダリーに向かって走った。
攻撃を阻止させるつもりだ。
『闇雲に動くな!!』
オレはおもいっきり叫んだ。
が、聞こえていない・・・フリをしているだけか?
オレもルアドの後に続いた。
ルアドの下に魔方陣が浮き上がる。
後ろのオレの方が早く気づいた
『ルアド!!避けろ!!』
ルアドがオレの言葉に気づき、横に跳ぶ。

3/14 19:19:192202cfflaWz7oZhNA||199
すると、魔方陣からドラゴンと思わせる姿の何かが、出てきた。
ドラゴンは真っ直ぐに飛ぶと、天井にぶつかった。
”ドォォォ”
天井が崩れる。
まずい・・・
ルアドの上に、天井の瓦礫が落ちる・・・
『ルアド!!』
オレは思わず叫んだ。
ルアドは思いっきり、此方に跳んだ。
間一髪で避けられた。
”ドォン・・・”
跳んだ直後、さっきまでルアドが居た位置に、瓦礫が落ちる。

3/14 19:19:302202cfflaWz7oZhNA||798
『ローウェンは!?』
ルアドが声を大きくして、聞いてくる。
砂埃から影が現れた。
ルアドは槍を、オレはナイフを構えた。
『仲間にそんな物騒なものを向けるな。』
ぬっ、と砂埃からローウェンが現れた。
『なんだ・・・』
とルアドが安心した口調で言った。

3/14 19:19:462202cfflaWz7oZhNA||119
が、
オレはローウェンに斬りかかった!
なにしてんだ!という顔で、ルアドが見ている。
『おぉおぉ、傷一つ付けずに、よく此処までこれましたね、
ローウェンさん?』
オレが皮肉を込めて、ローウェンに言った。
ルアドも、あれ?という顔で、ローウェンの服を見ている。
服には、多少の砂しかついていない。
偽者のローウェンは、突然黙りこくった。
その直後、背後から殺気を感じ
同時に、オレのすぐ後ろが破壊された。
オレはルアドにアタックして、二撃目をかわした。
『うまく、避けられましたね〜』
アルンがわざとらしく褒めてきた。

3/14 19:20:72202cfflaWz7oZhNA||753
オレ達は今、さっきの瓦礫に隠れている。
『どうする・・?』
ルアドが小さな声で話しかけてきた。
『今、ローウェンを探すのは懸命な判断ではない。
いくら、仲間の為だ、と言っていても、
死んだら意味無いからな。それに・・・
奴なら生きてる。』

3/14 19:20:462202cfflaWz7oZhNA||419
オレはルアドに笑いかけた。
ルアドも、そうだな、という顔をしている。
『で、今からだが・・・
敵も二人、此方も二人だ。
・・・・・勝てるさ。戦おう』
そう信じている。
いや、絶対に勝つ。
でないと・・・ウェイルの仇を討てない。
ルアドも真顔に戻り、頷く。
『あと、奴等に勝つためにはチームワークも必要だ。
だから・・・・・・・・・。』

3/14 19:21:42202cfflaWz7oZhNA||164
再び、ルアドが頷く。
”タッ・・・タッ・・・”
足音が近づいてきた・・・
『恐らく、ここら辺だろう。』
フロウダが、アルンに言う。
『そう・・・なら、この瓦礫ごと−・・・』
と言うと、アルンは手に持つ斧を、瓦礫の一つに叩きつけた。

3/14 19:21:162202cfflaWz7oZhNA||681
すると、
”ドォォォォ”
周りの瓦礫が一気に吹っ飛んだ。
あの斧の破壊力・・・恐ろしいほど強い・・・
『久しぶりだな。』
オレが、二人に向かって話しかけた。
『余裕だな。どこから、そんな自信が?』
フロウダが聞いてきた。
オレはニヤリと笑うと、ナイフを片手に、突っ込んだ。
ルアドはオレから少し離れた。

3/14 19:21:342202cfflaWz7oZhNA||247
『ん?仲間がにげてるよ〜?』
アルンが笑いながら、斧を振り回している。
これでいいのだ。
奴等もバカじゃない。一匹ずつ消すつもりだ。
しかも、今はオレ一人・・・・
『オラ!』
オレは、攻撃を旨くかわしながら、攻撃のチャンスを待った。

十三話へ・・・

3/14 19:26:532202cfflaWz7oZhNA||105
前回、”暫く書けません”とか、ほざいてた癖に早速書いてます。
さてさて、今回は”私の小説スペシャル”と題しまして、
二本載せさせて頂きました。毎回、一本ずつだと、
先が気になって眠れないといけないので(ぇ
(実際は、少しずつ載せてくのが、m(ry)
さて、次回は・・・上級魔術師のマルダリーが、本性を露にします。
是非、次回もご覧ください。

また、読んで頂いた方は、感想を残して頂けるとありがたいです。

グラスホッパー3/14 20:10:532022cfHAMdaT2.eno||486
面白いですw
1話から読ませていただきました^^
もうはまっちゃいそうですw(てゆうかはまった)

3/15 9:56:252202cfflaWz7oZhNA||692
おはようございます。
一話から!どうもありがとうございます。
この先もドンドンはまっちゃってください(ぇ

左近3/15 19:9:482193cfRC.DzpByeTM||731
楽しいです。まだまだこれからですね。頑張ってください

ダンカン3/15 22:28:86121cfF/w4G/JAhNU||932
昨日一話から読みました。先が気になって仕方ないです。これからもよろしくお願いします。

3/16 15:14:382202cfflaWz7oZhNA||738
感想ありがとうございます。
この先も頑張りますので、是非読み続けてください。

イルィ3/16 15:33:152181cf2cmSiguEVMQ||528
面白すぎです。
ハィ。

キーア3/16 21:22:372191cf/cZWdmfTKcw||841
今晩和w
着物を着た女の人・・そして大きな斧・・・
斧には血が・・・っと妄想してしまった
鎧を身に着けている人も・・・
性別を判断できない・・・そしたらオカマってことで(ぁ

っていうよりもロー!!
ローどこいっちゃったのよ;
私が探してあげるから君たちは戦ってn(強制終了

次回も楽しみにしてます

3/16 22:34:82202cfflaWz7oZhNA||614
衣類さん
ありがとうございます。
ハィ。

3/16 22:44:502202cfflaWz7oZhNA||161
キーア様

こんばんわ。
着物の女性の斧に、血がつく日も遠くないでしょうね(ナヌ
でも、体中の血がつかないように、ジェイン頑張れ!
鎧の男−・・コイツも目立たない、地味なキャラクター
ですが、記憶に残るよう頑張って頂きたいです。

ローウェン。
コイツは、脇役でも、主人公のグループに入っています。
こんな所で、ボロボロになられても、困るんですけどね(ナニ
けれど、ローウェンは僕も結構気に入っているキャラなので、
もう一踏ん張り頑張ってほしいところですね・・
読者様に乱入されない前に、出て来てください!

では、次回も見てくださいね。


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